1959年 日本
あらすじ
杏子は野々宮家の三女。三原商事の社長・一郎と結婚している長女、専務・次郎と結婚している次女らは、妹の杏子と三原家の三男・三郎を結婚させようと画策する。
2026.3.10 BS12録画。大映映画特集。2年前にBS松竹東急で録画したもののHDDの中身を消してしまって見られなくなったので、見たいと思ってました! でもBS松竹東急と違って字幕なしなんだよね…キャストをチェックしてたら川口浩さんが出演してると知り、他にたまった映画もあるけど先に見る!
2023年度 4Kデジタル修復版
製作:株式会社KADOKAWA
監修:宮島正弘
制作:株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス
大映株式会社製作
製作:武田一義
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企画:藤井浩明
原作:源氏鶏太
『週刊明星』連載 講談社版
脚本:白坂依志夫
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音楽:塚原晢夫
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野々宮杏子:若尾文子
三原三郎:川口浩
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三原一郎:船越英二
三原梨子:近藤美恵子
大島富士子:金田一敦子
野内稔:野口啓二
宇野哲夫:小林勝彦
三原二郎:北原義郎
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三原桃子:丹阿彌谷津子
芸者ポン吉:八潮悠子
野々宮林太郎:宮口精二
演説するひげの紳士:潮万太郎
大島武久:柳沢眞一(日活)
野々宮杉子:滝花久子
大島千代子:東山千栄子
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舟橋邦子:市田ひろみ
女給あけみ:水木麗子
岩崎豊子:三宅川和子
夏木久子:小山慶子
ロカビリーの少女:小笠原まりこ
大島商事の若い社員:三角八郎
テレビ主演俳優:渡辺鉄彌
大平化学社長:髙村栄一
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結婚式場の進行係:山口健
書道の先生:杉森麟
テレビプロデューサー:夏木章
井上:飛田喜佐夫
テレビ俳優B:湊秀一
ぎょろ目の社員:小山内淳
眼鏡の社員:米澤富士雄
テレビ俳優A:伊達正
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ロカビリーの司会者:髙田宗彦
テレビ・フロア・マネージャー:藤巻公義
テレビライター:島田裕司
経理部員A:渡辺久雄
経理部員B:井上信彦
経理部員C:村上文二
大島商事給仕:金澤義彦
野々宮楢雄:亀山靖彦(劇団ひまわり)
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森矢雄二
大川修
宿の女中:三島愛子
原眞理子
田中三津子
半谷光子
水原志摩子
あんみつ屋のおばさん:松村若代
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久保田紀子
奈良ひろみ
宮戸美知子
髙野英子
有吉恵子
花村泰子
響令子
テレビ俳優C:本山雅子
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監督:増村保造
現代は月にロケットをぶち込む時代と結婚式のスピーチをする男性。やっぱり字幕ないとどの人だか分からないんだよな~。
結婚するのは三原二郎と野々宮梨子、それぞれの兄姉、三原一郎と野々宮桃子も夫婦。
三原一郎は船越英二さん。
三原二郎が「キイハンター」のおなじみメンバー、北原義郎さん! 弟の三郎が川口浩さん! 若いな~。「キイハンター」だと敵同士が多いので兄弟なんて不思議な感じ。
梨子のお色直し中、姉の桃子があいさつ回りをする。あ、東山千栄子さん!
桃子は妹の杏子が用があると三郎に話しかけ、杏子にも三郎が用があると話し、今夜、2人きりになる画策をした。桃子は杏子と三郎を結婚させようと思っている。
杏子をバーに連れていった三郎。お酒が飲めない杏子のためにレモンスカッシュを注文する。こういう店には慣れてる、俺はモテるからと話す。やっぱり顔はカッコいいけど、声が軽いんだな~。
桃子の陰謀に気付いた三郎。世界征服をたくらんでいるんだと話し、杏子とお互い、結婚しないことを誓い合う。
一郎夫婦、二郎夫婦が集まる。桃子は一郎、二郎に三郎と杏子の結婚についての意見を聞き、2人は賛成する。三郎は兄弟で一番気が強く、2人が夫婦になって、抑えつければ自分たち夫婦にもいい影響があると語り合う。
梨子に早く子供を産むよう勧める桃子。いばれるようになったのはカツオを産んだから…って、ばあやに面倒見させてるのか。
杏子は弟の楢雄とキャッチボールしていた。ならお、か。ななおかと思った。
桃子が実家に来て、杏子にお勤めに出ないかと誘う。三原商事で月給8000円。家にいてほしい両親だが、桃子は、かつて自身や梨子がやってきた社長秘書を勧める。
大島商事で働く三郎を呼び出す杏子。三郎のフィアンセは全部食べられないほど少食で、杏子は食欲旺盛。三郎は杏子の食欲を褒める。杏子が三原商事で働く相談をすると、三郎は働くことを勧め、昼食代もおごった。三郎の月給は2万円。
三郎が会社に戻ると桃子が来ていた。桃子は三郎にフィアンセがいると聞き、牽制に来たが、三郎からも杏子には死ぬほど好きな恋人がいるとバラされた。
初出勤日、杏子は三郎と結婚したくないために恋人が必要だと楢雄に話していた。父と一緒にバス通勤。父の定年は今年の5月だが、楢雄が大学を卒業するまでは働きたい。満員電車に乗り換えながら、杏子の結婚相手は三原家以外の庶民的な人がいいなと父は先に降りていった。
三原商事は三原一郎が社長。杏子が挨拶し、二郎にも挨拶に行った。美人だねえ、と一郎にも二郎にも褒められる。二郎に電話していた梨子と代わると、仕事が大変なら周りにいる男の人にウィンクすればいいとアドバイスする。
仕方ないけど、全体に女の仕事をなめた発言が多いね。女に言わせたセリフだけど、原作、脚本、男だから。
仕事中、プライベートな電話ばっかりしている杏子。
杏子の就職祝いを一郎夫婦、二郎夫婦がしてくれたが、三郎は来なかった。帰り際、恋人の名前を教えてほしいと杏子に聞く桃子。
スキャンダルというバーに行った杏子は三郎から三郎のフィアンセ・富士子を紹介された。富士子は女の仕事は腰かけだとバカにし、お茶くみばかりされるのが嫌だから、私は働かないのだという。今、やっているのは前衛生け花。富士子は三郎の働く大島商事の社長の娘。
富士子の兄・武久はテレビ局で働いており、三郎、杏子、富士子で会いに行った。杏子を口説こうとする武久に死ぬほど好きな恋人があると釘をさす三郎。
先輩社員の宇野が杏子を食事に誘った。割り勘ならと応じる杏子。勤めに出た一番の目的は恋人を捜すことと話す。三原商事には45人のチョンガーがいるという宇野。
桃子は一郎に三郎を早く三原商事に戻すように言い、一郎が大島商事の社長に話すと、逆に武久と杏子の交際を認めるように頼まれてしまった。
杏子が恋人を捜しに入社したことはすぐに広まり、男性社員から次々誘われる。
な~んか、この映画の女性の描き方、あんまりにも男、男で…
東山千栄子さんは武久、富士子の母か。桃子が訪ねると、洋犬を抱きながら、ペラペラペラペラしゃべり続ける。それにしてもおとなしい犬だな。
武久の母も杏子が気に入っており、嫁にしようと思っていて、桃子は焦る。
一郎は社長室で浮気相手を膝に乗せてイチャイチャ。船越英二さんて「時間ですよ」でもそうだけど女好きキャラなのね。杏子にバレたと知ると、月給とは別だと5000円を渡した。
昼休み、会社の屋上でバレーボールする社員たち。すぐ三郎にチクる杏子。バレーボールだけでなくバドミントンしてる人たちもいる。
杏子が武久と結婚すれば、大島商事の社長夫人、さらには東洋テレビの社長夫人になるかも…と三郎が言う。あ~、武久も結局コネか。
杏子の父の定年まで3カ月。定年までの給料は払うからもう会社に来なくてもいいと社長に言われた。杏子の父は勤続31年。杏子が電話し、臨時収入があるから銀座でご飯を食べないかと誘った。
トンカツ屋で食事する杏子と父。先輩社員の宇野、野内も挨拶し、一緒にトンカツを食べることになった。2人は杏子の花婿候補に立候補していると話す。
武久、富士子と会っていた三郎。杏子から親孝行の場が盛り上がっているから行けないと連絡があると、心なしかうれしそう。
浮気相手と温泉旅行に出かけた一郎。イチャイチャしている部屋に乗り込んできた三郎。一郎は、三郎が桃子と来たというと焦りまくる。10万円やるから桃子に会うのだけは勘弁だというが、無理やり部屋に連れていくと、一郎は部屋に入ったとたん、土下座して謝った。部屋には誰もいない。
浮気をバラしたのが杏子と見当がついた一郎は見逃してくれたお礼に富士子との縁談を勧めてやろうと三郎に約束した。
その間、一郎の浮気相手はさっそく別の相手と温泉旅行の約束を取り付けていた。
宇野のことを好きな女性社員が杏子に仲を取り持ってほしいとお願いした。軽く請け負う杏子。
前衛書道を見ている富士子と三郎。こんなことより料理でもやれという三郎に料理は人間形成には何の役にも立たないという富士子。まだ習い事があるというので、その場で別れた三郎は杏子の父に偶然会い、一緒に食事することになった。
宇野と女性社員の仲を取り持った杏子。結局、女性に押し切られた宇野。
定年後の仕事を探している杏子の父。三郎は割り切って三原商事で働いたらどうかというと、杏子の父は一番言われたくないことなので怒った。杏子の恋人でもなく気楽な関係の三郎に勤め口をお願いした。
杏子たちはその足で一郎に仲人を頼みに行った。野内を見た桃子は杏子にやけになれなれしいから転勤させてと一郎に頼んだ。
一郎「気でも狂ったのか?」
桃子「キチガイだけが成功すんのよ、この世の中は」
三郎は武久に杏子の父の勤め口を頼みに行った。ついでに富士子と別れたいと話した。サラリーマンの妻はもっと庶民的な人がいい。武久は今晩、杏子さんに会わせろよと三郎に頼んだ。
帰り、野内から交際を申し込まれた杏子はあさってまで待ってと言って別れた。
武久と三郎が野々宮家に行った。日本テレビ制作所で働かないかという。三郎も富士子と別れたら、出世の道が断たれるので、杏子の父と同じ職場になるかも!?
昼休み
畳とみそ汁が好きな三郎は富士子に婚約解消を申し出た。富士子は杏子が好きなのだろうと指摘し、来年、アメリカに行くという。
二郎は梨子から子供を産ませてとせがまれていると一郎に話した。
桃子は三郎と富士子が婚約解消したと聞き大喜び。
野内が札幌に転勤が決まり、杏子に結婚の返事を急かした。
武久との返事を聞きに来た三郎に野内と結婚して札幌に行くという杏子。社長夫人が人事に口を出したことに怒る三郎。
テレビの本番が迫り、杏子を諦めた武久。
なぜ野内と結婚するのか聞く三郎。なんとなく好きだという杏子に、君が好きだと告白する三郎。やっぱりぃぃ!?
フラれた野内は舞台に上がって歌い出す。これ、野内の声なのか吹き替えなのか!? 野内に声援を送る三郎と杏子。
三郎は三原商事に戻るにあたり、桃子が人事に口出ししないことなど様々な条件を出した。一郎も一緒になって反論したが、桃子は生き方を変えないという。また貧乏に戻りたくない、不安だから、怖いから。
三郎と杏子の披露宴。富士子は人間形成に忙しく欠席。父も三重奏と言われるのが嫌で欠席。…と思ったら会場の隅でスピーチを聞いていた。
誰が最高殊勲の座につくか。誰が最高殊勲夫人か。今は桃子だが、杏子も最高殊勲夫人の座を狙う。(終)
この印象的なパッケージの男性が川口浩さんだったんだなあ!? 全然分かんなかった。
源氏鶏太さん原作の映画は、これまでに数本見たけど、みんな男目線のおっさんドリーム全開でちょっと苦手…それが昭和といわれれば、そうかもしれないけど、それでも。
川口浩さんの作品をちゃんと見たのは「親不孝通り」が最初かな。船越英二さんが姉の恋人で野添ひとみさんは船越英二さんの妹役。
オシャレでスタイリッシュな映画と思ったけど、ちょっと思ったのと違ったかな。でも、若いころの吹雪さんもカッコ良かったよ。
この動画の中に所々「最高殊勲夫人」の映像が紛れてる。

