TBS 1985年2月16日
あらすじ
加代(岩崎良美)が和歌山に出発する日、大木(松村雄基)と直(鶴見辰吾)の対立が頂点に達した。激しく殴り合う二人を止めようとした加代は車にはねられ重体に…。
2024.10.23 BS-TBS録画
ごくろうさま
山崎加代君を送る会
新楽
部員たちやマネージャーたち、圭子が集まり、「惜別の歌」を歌う。花園ラグビー場のある大阪と和歌山は近いから二度と会えないことはないと賢治が言葉を贈る。
昭和19年、島崎藤村の「高楼」に曲をつけたもの。渋い選曲。赤いシリーズでも当時の若者が歌うにしては古い楽曲が結構あった気がする。
1962年の日活映画「惜別の歌」で小林旭さんが歌うバージョンもあり。
加代が出発するまであと2日。何かしてみたいことは?と賢治が聞いても、言葉を濁した加代だったが、圭子が加代がよくラグビーをプレイしてみたかったと言っていたことを思い出し、加代だけでなく圭子、清美、明子、大三郎もユニフォームに着替え、練習に加わった。運動神経のいい人ならそりゃ一緒にやってみたいと思うだろう。
部室で練習日報を書く加代。4月9日…もう4月になってる。賢治は感謝の言葉を述べながら、ウルウル。ここでオープニング。
滝沢賢治:山下真司
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滝沢節子:岡田奈々
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山崎加代:岩崎良美
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名村直(ただし):鶴見辰吾
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甘利信之:三浦浩一
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江藤桂一:谷村昌彦
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大木大助:松村雄基
富田圭子:伊藤かずえ
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野田文義:大石吾朗
森田光男:宮田恭男
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杉本清美:諏佐理恵子
西村明子:坂上亜樹
柳俊子:松井きみ江
滝沢ゆかり:間下このみ
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丸茂良三:松本誠一
宮寺康夫
大木芳子:沢柳廸子
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岩佐邦靖:名古屋章
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高杉克之:柿島伸次
星高彦:武藤大助
末永守人:池谷健
栗原昭:榊原晃
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内田治男:岩本宗規
清川誠一:森勇治
広川:高山成夫
竹下:和田浩敬
赤津真治:増村翼
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矢木純平:近藤哲也
有馬達也
看護婦:根本明枝
医師:大矢兼臣
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山崎静代:谷口香
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下田夕子:和田アキ子
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下田大三郎:梅宮辰夫
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脚本:大原清秀
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「落ちこぼれ軍団の奇跡」
馬場信浩 著
光文社「カッパノベルズ」より
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音楽:菊池俊輔
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ナレーター:芥川隆行
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主題歌「ヒーロー」
歌:麻倉未稀(キング・レコード)
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監督:岡本弘
グラウンド
結婚してくれるならロックバンドを解散しても加代を追いかけ関西に行くと口説く名村に結婚するつもりはありませんとはっきり断る加代。半人前の男女がくっついてもいいと言う名村だが、一人前の人間にならなければ助け合いはできない。助け合いとぶら下がりは違うと加代が言い、名村も諦めた。
歌を贈るという名村に加代は「惜別の歌」をリクエストしたが、名村は、その歌を知らない。名村がギターを弾き、加代が歌う。ちょうど今日に限って地震速報が入り、和歌山だった。ん? 知らない歌なのに演奏できるのかい! グラウンドを見ながら涙を浮かべて歌う加代。
いろんな人がカバーしてるなあ。
グラウンドからちょっと離れた所にいたのにお前の顔見てるとムカつくんだよ!と大木がわざわざ名村に文句をつけに来た。この間のお返しと大木を殴った名村に大木は名村のギターを振り回し、壊した。森田もまだ練習に参加してんだ!?
加代、森田、圭子が止めても大木は暴れまくり、岩佐校長に見つかった。ヤカンのフタをガンガン鳴らしてケンカを止めた岩佐校長は事件の原因を究明して対策を講じるよう命じた。
部室
大木、名村、賢治、森田、圭子、加代が集まる。8年前、小さな雑貨屋を開いていた大木の父。店の前には原っぱがあったが、名村財閥が「丘の上プラザ」という大きいスーパーを原っぱに建て、大木雑貨店は潰れた。土地は名村財閥に買い叩かれ、やがて父は自殺した。
丘の上プラザは多摩にある。
俺にはどうにもできないと言う名村と一触即発になるが、加代が私も一緒だと大木に言う。賢治は加代の願いを聞くと言う約束だと言うと、名村とサシで話し合いがしたいと一旦はおさまった。
2人きりになると明日の朝8時、フジミガウラでタイマンという話をし、部室の外から清美と明子が覗き見して聞いていた。再び部室に入ってきた賢治たちの前で握手してみせる大木と名村だったが、賢治は異様な雰囲気を感じ取っていた。
夜、賢治と加代が帰った。大木たちの心配をする加代。夜桜を見上げる賢治の背中を見ていた加代は、ここでお別れしますとしばらく見つめあった。なに、この感じ。花園で会おうと約束した。
212
川浜市新町一のニ…
川浜高等学校気付
滝沢賢治先生
40円のハガキ、3桁の郵便番号…全て懐かしい。
桜の花びらを握りしめる加代。
2年1組で授業をしていた賢治に江藤先生が大木がいなくなったと知らせた。すぐ席を立つ明子を止める清美。
賢治はケンカを阻止するため、自転車を飛ばす。
駅のホーム
森田、圭子、節子、ゆかりが見送りに来たが、昨日の練習日報を書き忘れた加代は1時間だけ待っててと学校に戻った。
河川敷
死ぬまでやろうぜと殴り合う大木と名村。そこまで熱くなる理由が分からない。
部室前
清美と明子が何で止めたんだよ!と言い争いしているところを加代が聞いて、3人で街に出た。交通量の多い道路を無理に渡った加代は車にひかれた。
河川敷
ケンカを止めたのは賢治。ラガーマンは試合で戦え! 手をケガしたらギター弾けなくなるぞ!と双方を注意していると大三郎が加代が車にはねられたことを知らせた。
川浜市立総合病院
AB型の加代に輸血が必要になり、AB型の名村やO型の賢治、丸茂が献血した。俺もABって言ってたのは高杉、星!? この辺の人、ホント分かんない。こういうの赤いシリーズを思い出すね。AB型率高い。
血液型のあう甘利先生、柳先生、野田先生も駆けつけた。大木のワル仲間も集まり、加代は夜になって目を覚ましたと聞き、大木と名村も思わずガッチリ握手。
加代はご迷惑かけてすみませんと賢治に言うと、再び意識を失った。部員たちも病室に駆けつけ言葉をかけたが、加代はそのまま…
加代の父は「赤い疑惑」では医者だったのによぉ!
それにしても岩崎良美さん、忙しかったんだろうか?
加代のお葬式
大木と名村は険悪なまま。
賢治は加代が書いた練習日報を涙ながらに読み上げた。賢治、すごい泣いちゃってるよ。最後に花園出場という4文字が書けなかったことが残念だった、大木と名村の本当の敵はもっと大きなものだと書かれていた。
大木は祭壇の前で加代に泣きながら俺のせいだと謝り、名村はそれは違うと言い、二人は、ようやく和解した。くだらないケンカで人を殺すな。
名村は加代のお墓の前で「惜別の歌」を歌い始めた。これは鶴見辰吾さんの声だと思う。黒騎士のボーカルは違った。名村だけじゃなくみんなもいたのか。
岩佐校長も花を持って駆けつけ、加代から賢治あてのハガキを渡した。
先生、いつかは一分間
ありがとうございました。
お蔭で私はどんな辛い事があっても
生きていけそうな気がします。
先生どうぞお幸せに。
あの抱きついたときのことか。節子に読まれたらやべーから学校に送った?
グラウンド
賢治は加代の練習日報の白紙のページを見せ、花園出場の4文字を書き加えようと鼓舞した。練習に励む部員たち。(つづく)
一通り見たから知ってたけど、正直、こんな理由?とガッカリした。くっだらない男同士のケンカに巻き込まれたというか何というか。大木も最近、落ち着いてたのにおかしくない?
なぜか道路に転がったパンプスのシーンだけは、よく覚えていた。当時の記憶なのか、もしかしたらアメトーークのスクール・ウォーズ芸人回(2017年2月2日放送)が印象に残ってたのかもしれない。ホント、昭和は交通事故で亡くなる人が多い。
次の再放送作は11/4~「スクール☆ウォーズ2」に決まったみたいですね。私は当時好きで見てたけど、今回はスルーします。1ってある程度実話に基づいてるのもあって、その人物を勝手に動かすなんて今では考えられないというか受け入れられない。
1と2の間って大分経ってる感覚でいたけど、6年しか経ってないことにびっくり。
2の主題歌はジム・ステイマンの「Out of the Frying Pan (And Into the Fire)」を丸山みゆきさんが「FIRE」としてカバー。これ結構好きだった。
多分、BS松竹東急は「太陽の涙」の次に「幸福相談」をやると思うので、どちらにも倉石功さん出てます。倉石功さん、名古屋章さん、梅宮辰夫さん、和田アキ子さんは2では別の役だったのも忘れてた。賢治、節子、大木だけそのままの役だったんだね。
できれば、80年代の大映ドラマが見たかったな。
・乳姉妹 などなど
大映ドラマじゃなくてもいいけど、なるべく古いホームドラマ希望。BS-TBSは月‐金の朝7:00と昼12:29から連続ドラマの再放送枠があるので、随時チェックしていきたい。