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ドラマの感想など

【ネタバレ】82年生まれ、キム・ジヨン

2019年 韓国

 

あらすじ

結婚・出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン。やがて彼女は他人が乗り移ったような言動をとるようになる。その時の記憶がすっぽり抜け落ちている妻に、真実を告げられない夫デヒョン。なぜ彼女の心は壊れてしまったのか。彼女の人生を通して、見えてくるものとは・・・?

2022.5.3 ムービープラス録画。録画していた映画もだいぶ少なくなってまいりました。

 

正直言うと、あんまり韓国映画は見ない。

peachredrum.hateblo.jp

ハッピーエンドじゃないからかも。でも、この映画もそうなんだけど、なんだか興味がわいてしまって。

 

妻・ジヨンの様子が最近おかしいことに気付いたデヒョンはチェ・ソヨン医師の元へ相談に行く。

 

正月にデヒョンは実家にジヨン、娘・アヨンと帰省した。嫁として一人食事の支度などをするジヨン。デヒョンの姉夫婦も帰省してきて、ジヨンは突然、ジヨンの母としてジヨンを気遣うように話し始める。

 

様子のおかしいジヨンをすぐ実家から連れ出し、ジヨンの実家へ。ジヨンは実家でしばらく眠っていて、別人格になっている時の記憶がなかった。

 

結婚前、広告会社で働いていたジヨンは企画チームから外された。チームに入れられたのは男性ばかり。チーム長は中学生の子供がいる女性だが、企画チームで5年以上動くため、女性を外したのだと言われた。

 

嫁姑話かと思いきや、会社で理不尽な目に遭う女性、学生時代に痴漢された嫌な記憶、兄たちの学費を稼ぐため働き続けたジヨンの母、先生をしている独身のジヨンの姉など、さまざまな女性が出てくる。

 

会社を辞め、起業するというチーム長に連絡したジヨンは、チーム長の会社で就職が決まったとデヒョンに報告。全日保育は辛いから午後5時から7時までシッターを雇うという。

 

しかし、シッターは、なかなか決まらない。そこでデヒョンが育児休業を取るという。

 

デヒョンの母から送られてきた薬のお礼にジヨンが連絡し、ジヨンが会社勤めをすること、デヒョンが育児休業を取ることを報告。その知らせに息子の仕事を邪魔するの!?とデヒョンの母は激怒して電話を切ってしまった。

 

デヒョンの母は怒りがおさまらず、ジヨンの母に電話。憑依のことも話す。ジヨンの母が心配して家に行き、仕事を辞めて手伝うから会社勤めをしなさいと励ます。ジヨンは突然、ジヨンの祖母のようにジヨンの母の苦労を労う。ジヨンの母は、様子の変わったジヨンに驚く。

 

ジヨンは元同僚に会い、デヒョンの母に再就職を猛反対されたこと、ジヨンの稼ぎは保育代、シッター代にもならないかもしれないから諦めると話した。

 

デヒョンも優しい夫のように見えて、ただ受け身なだけなのかなあ。「本日も晴天なり」の正道さんをちったあ見習えよと思ってしまう。ジヨンは“憑依“している時にいたわりの言葉をよくかける。デヒョンは優しいんだけど、それがない。

 

デヒョンの勧めるチョ・ソヨン医師の元へ通い始めるジヨン。チーム長の会社にも正式に断りを入れた。

 

アヨンと行ったコーヒーショップ。アヨンがコーヒーをこぼしてしまい、若い男女が文句を言い、思わず言い返すジヨン。他にも親子連れの客がいるのにみんなジヨンを遠巻きに見るだけ。

 

ジヨンは在宅で仕事を始め?デヒョンはアヨンを連れて公園に散歩に行った。(終)

 

んん〜。私は普段、フェミニストが!と酷い言い様をしている人に怒りを感じるタイプなんだけど、ここぞとばかり男尊女卑の描写ばかりが出てきて、さすがにこれ、男性が見たらさぞうぜえだろうなあと思ってしまった。男性にも少し痛みをわかってもらえるくらいにして欲しかったな。

 

なぜ広告会社を辞めることになったのかの描写はなく、会社からの求めなのか、デヒョンの希望なのか、ジヨンの希望なのか。冒頭で実家に行く時もジヨンが嫌ならいいとデヒョンが言ってくれてるなら、行かなくていいのに。結局、独身には分からない心境なのかもな〜…と思わせちゃいけない映画なんだろうけどね。どうも共感はできなかった。

 


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