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ドラマの感想など

【ネタバレ】二人の世界(全26話) #13-14

1970/12/01~1971/05/25 TBS

 

あらすじ

運命的な出逢いを果たし結婚した夫婦の歩みを、丹念に描く人間ドラマ。木下惠介に師事した山田太一の処女作『3人家族』(68)でも共演した竹脇無我栗原小巻が、支え合うカップルを好演し、姉想いの弟役のあおい輝彦が唄う主題歌もヒットした。著名な歌手のコンサート会場に入れなかった二郎(竹脇)と麗子(栗原)は、意気投合し深夜まで過ごすも別れ難く、急速に結婚を意識し始めた二人は、周囲の反対を押し切りゴールインするが、茨の道が待ち受ける。

二人の世界

二人の世界

  • あおい 輝彦
  • 謡曲
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

13話

二郎と麗子は生きがいを求めて第一歩を踏み出した。

 

二郎は一人信州の実家へ。兄嫁の英子(ひでこ)が外にいて、声をかけて来た。父・武治は風邪で床に伏せっていた。

 

麗子を連れてこなかったのは挨拶回りで1日が終わってしまうからと二郎が言っていた。なるほど。家族に左遷のことを報告すると父は上役に怒り、二郎もだらしないと怒り出した。それで会社を辞めようと思っていると言うと、兄の一郎は、あんな大きな会社を…と言い、スナックを始めたいと言うと、母・イクは嫁っこに言われたんだろと指摘。

 

しかし、二郎が商売を始めるための資本を借りたいと言うと、一郎の怒りが爆発。大学に行く金も出し、東京で一流企業に入り、姑のいない結婚生活、あげく商売をやりたい…両親が二郎に甘いのも腹が立つ理由だった。生活を支えているのが長男だから両親も強く言えない。

 

麗子は実家。孝子は結婚式を挙げてから初めての帰省なのに麗子を連れて行かないのはおかしいと言うが、麗子も二郎と同じ理由を言った。やっぱりそんなものなのか〜。

 

翌日の昼に帰る予定の二郎に武治は、武治とイクの定期預金200万がもうじき満期になるから、利子3分で貸すと言ってきた。イクにもお礼を言うと、ちゃんとしないと取り立てに行くぞと笑う。

 

一郎は二郎に夕べのことを謝った。一郎もなまじ本が好きなせいか取り残されているような気になっていた。勉強が好きな人なら辛いね。一郎は両親の200万のことも知っていたが、無利子で50万貸すといった。250万の借金と50万の自己資金、300万ではまだ足りない。しかし、家に帰った二郎は麗子と「いらっしゃいませ」を言う練習をした。

 

14話

二郎と麗子は新しい世界へ踏み出そうとしていた。

 

あ! 「男はつらいよ」のタコ社長!! 河本通信機の社長は太宰久雄さん。美人だから来客した時、お茶出してくれりゃあいいよとか、そんなことより赤ちゃん作ったら?とか昭和の社長だな〜。麗子は23歳。初任給3万。

 

遼一は孝子に麗子が河本通信機で働くことを初出勤の前日に話した。孝子は河本がガラガラした人なんであまり好きじゃないみたい。あの時代でも嫌なものは嫌か。遼一や恒雄も知っていたのに、一人知らされなかった孝子は怒り、泣き出す。恒雄は機嫌を取るため、食器を片付けた。

 

二郎は仕事帰りにスナック学校で仕事を教わることになった。麗子は初出勤。河本通信機は結構大きな会社だ。

 

恒雄は麗子の家に来て、孝子が荒れてることを報告。また片桐の話題になる。年上ってそんなに問題あるの?

 

片桐の店には村井國夫さん! 

 

麗子の実家に二郎と麗子が来た。遼一はスナックは本来二郎が本当にやりたいことなのか尋ねた。二郎は本当にやりたいことはないが、今はスナックをやりたいと言った。二郎は26歳。恒雄は遼一に余裕があれば金を貸してやればいいじゃないかと言うが、遼一はプランがよければ貸すと言った。

 

帰り道、絶対スナックを成功させると思う二郎と麗子だった。

 

スナックの学校があったくらいだから、当時夫婦で食べ物屋みたいなの流行ってたのかな?