“イギリス史上最も意外なスパイ”は、ごく平凡な主婦であり、母として生きてきた80代の老女だった。『ジョーンの秘密』【今月のプロ押し映画!】 https://t.co/kalKOBCOuj pic.twitter.com/sBk896iseB
— VOGUE JAPAN (@voguejp) August 19, 2020
2018年 イギリス
あらすじ
2000年。夫に先立たれ、英国郊外で穏やかな一人暮らしを送る老女ジョーン・スタンリー。そんな彼女が突如、MI5に逮捕される。半世紀以上も前、核開発の機密情報をロシアのKGBに漏洩したスパイ容疑だった。無罪を主張する彼女を、息子で弁護士のニックが弁護することになるが・・・。
2022.1.13 ムービープラス録画。こちらもCS初放送にひかれて録画。録画時間2時間以下を次々消化するぞ〜。
ジョーン・スタンリーという年老いた女性が突然逮捕された。
ロンドン 2000年5月
時は遡り、1938年 ケンブリッジ大学
物理学を専攻する若きジョーン。ユダヤ系ロシア人のソニアと知り合い、共産主義者の会合や映画会に参加する。会合でソニアのいことのレオを紹介された。レオは街頭で演説をし、ジョーンもソニアと見ていた。
レオと親しくなるジョーン。ソニアからレオが来週、ソ連に行くと聞かされ、夜、レオの部屋の窓ガラスに小石を投げ、レオの部屋へ。3ヶ月、ソ連に行くと言う。
現代
ジョーンの息子・ニックはジョーンがMI5に疑われていることが信じられない。行動も管理されていると知り、怒る。
1940年 ソニアはスイスへ、レオはマン島に拘束された。
1941年 ジョーンはチューブ・アロイズに参加。
チューブ・アロイズ…第二次世界大戦中のイギリスの核兵器開発計画のコードネーム。
化学の知識もあり、タイピストとして採用されたジョーンは原子爆弾の仕組みを視察に来る一般人にもわかりやすい図解を作るよう指示された。
仕事内容をウィリアムから聞かれるものの答えない。この人、会合にいた人?
コミンテルンを抜けたというレオと再会。レオにも仕事内容をしつこく聞かれる。
現代
ニックと取り調べを受けているジョーンは仕事内容は話さなかったと主張。ニックは高学歴の司書と思っていたジョーンがそんな仕事をしていた母に驚きを隠せない。父と船上で出会ったというのも嘘だった。
過去
3年ぶりにソニアに再会したジョーン。レオはモントリオール大学にいると聞かされた。ソニアはイギリス人と結婚した。
研究所のメンバーは駆逐艦でカナダへ。既婚者ばかりの上司たちの一人と関係を持ったジョーン。この人がニックの父親ということかな? ジョーンは科学者の一人なのに紅茶係かな?とかちょいちょいディスられる。カナダの研究所に行っても相手にされないのをその上司がかばってくれた。
カナダの研究所の人がモントリオール大学に招待した。時間がないというジョーンに大学との関係を壊したくないと大学に行くことになった。
ジョーンがトイレから出るとレオが待っていた。原爆の情報をソ連と共有してくれと言われ、ビンタ。
ニューメキシコの実験にアメリカが成功したと湧き立つ研究所の人々。次は日本だとか言ってるの、なんだかな〜。同盟国とはいえソ連との共有は嫌がる上司たち。
ラジオのニュースで広島や長崎の原爆投下を知ったジョーンは頭を抱えた。
ある夜、ジョーンはソニアに電話で渡したいものがあると連絡した。
再会したソニアは妊娠していた。ソニアに書類を渡した。ソニアから誕生日プレゼントとしてもらったのは小型カメラ。女は疑われない、尾行されたらランジェリーショップに入ればいいとソニアにアドバイスされ、実行するジョーン。
カナダの研究所にいたキエルがソ連のスパイと判明。ジョーンの研究所も捜索された。生理用品の箱に小型カメラを隠したので、鞄を捜索した若い警官に疑われずにすんだ。
ジョーンに会いにきたレオ。毒針のついたペンダントをプレゼントされた。
現代
ジョーンはニックに弁護を頼んだ。怒りをあらわにするニック。
過去
レオと付き合いを再開させたジョーン。この関係に愛はなく、煙幕だという。けんか別れしたレオの部屋を訪ねたジョーン。レオは暗い部屋で首を吊っていた。自殺とされたが、KGBと関連があるらしい。
現代
入院したジョーン。ニックは妻には話したという。ニックから父はどこまで知っていたのか問われて、大筋とジョーンは答えた。
過去
外務省勤務で共産主義者のウィリアムと会うジョーン。
イギリス人と結婚したというソニアの家を訪ねたジョーン。家には誰もいなかったが、レオからもらったペンダントと同じものがあった。
上司から飲みに誘われたジョーン。上司は妻に全部渡すという条件で離婚をするという。マックス・ディヴィス教授は公安部に逮捕された。えー? ジョーンの流した情報のせいだよね??
現代
母さんはソ連に原爆を与えたというニック。ジョーンは世界を救ったと自負していたが、ニックに弁護を断られた。
毒針を自らの腕に刺そうとするジョーン。
過去
マックスの収監されているところに行ったジョーン。マックスは逮捕で離婚が決まったと話すが、ジョーンは結婚できないと言い、自分がやったことだと涙ながらに言った。
オーストラリア行きの船上で全て白状するから数日待ってほしいというジョーン。
ウィリアムに会ったジョーン。3日後のオーストラリア行きの船に新しいパスポートと切符を2人分用意させた。
現代
自宅前、ジョーン・スタンリーは報道陣の前で私はスパイではないと言った。アカだと責める報道陣の前に息子が弁護をすると立ちはだかった。
原作のモデルとなったメリタ・ノーウッドは80代の時、KGBの元スパイだと判明。原爆の資料をソ連に渡したことを郊外の自宅前で行った記者会見で認めた。高齢のため、不起訴処分だった。“ばあばスパイ”と呼ばれ、93歳で死亡した。(終)
結局、ニックの父親はマックス・ディヴィス教授ということ? ウィリアムは妻がいたし、別の人と不倫してたしね。ジョーンはソ連に利用され、ジョーンはマックスを利用し…という感じ?
オーストラリアに亡命したのにイギリスで暮らしてた??
別の人の感想を読むと、マックスが父親と明言されてるシーンはなかったとあるし、オーストラリアに亡命したものの全く別の人と結婚した可能性もあるってことか。だったらもっと酷い。ソニアの自宅とされたところではレオにそっくりのソニアの息子の写真もあり、なんだかな〜。
でも映画はCM抜きで1時間40分ほど。何百本も映画を見て、上映時間の長いものより2時間以内にまとめてある方がいい映画と判断するようになりました。コンパクトにまとめてあるだけ好印象。