#田中邦衛 さんの
— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) April 7, 2022
出演作品を特集中…🎬
明日は
「若者はゆく―続若者たち―」
◆4/8(金)よる7時10分~ほか
1960年代の青春群像を描いた
「#若者たち」の劇場版第2作🏠
両親を亡くした五人兄弟の長男を
田中邦衛さんが好演😌🙏#山本圭 #橋本功 #佐藤オリエ #松山政路https://t.co/3fHKKwh9jP pic.twitter.com/UtXoYwUgkX
1969年 日本
あらすじ
「若者たち」続編。長女・オリエ(佐藤オリエ)の勤める工場で共に働く少女・ミツ(木村夏江)が工場を不当に解雇され、佐藤家で暮らすことになる。三郎(山本圭)やオリエたちはミツのためにカンパを募り、彼女を復職させるため労働組合を巻き込んで裁判に持ち込もうとする。一方、学生運動に明け暮れた三郎は就職活動中に自己嫌悪に陥り、西表島で教師になると言って家を出て行こうとするが・・・。
2022.4.8 日本映画専門チャンネル録画。
3部作の2作目。三男の三郎役の山本圭さんは、そういえば「新幹線大爆破」でも元学生運動家の役だったね。反体制のインテリ役が多いのかな。
雪の積もっている漁村。ミツという少女は包丁を持って男を追いかけた。ふた冬も出稼ぎに行って帰らない父と男ができた母。ミツが追いかけていたのは母親の恋人か。
ミツは出稼ぎに出ている父を追って都会へ出ることにした。いきなり閉塞感のある始まり。あの漁村は東北かな?
ナレーターは仲代達矢さん。
トラック運転手の次郎は仕事終わりに大浴場へ。マチ子から電話がかかってきて、就職口を世話する人がいるため、今日明日会えないと言われてガッカリ。次郎はマチ子とアパートを探しに行きたい。うまくいっていたんだ〜。
ミツはオリエと同じ靴工場で働き始めた。ミツは気分の悪くなったはるえを病院に連れて行ったが、はるえがいなくなったと事務員に責められた。男性事務員が女性言葉なのは何でだろう?
はるえは、アイロンをかけたことを叱責されてから精神を病んでしまい、うさぎを連れ帰ってきたが、寮の人間に見つかり、死んでしまった。動物をこんな風に使うな! はるえをかばってミツも大暴れ。
はるえは依願退職扱い、ミツは免職され、寮を飛び出して、オリエの家で暮らすことになった。太郎は食費4,000円、家賃2,000円で気兼ねなく暮らせと言う。ミツに免職を申し渡したのは名古屋章さんだった。
マチ子は金を持ち逃げした男とまだつながっていて、次郎はショック。泣きながら帰ってきて、ミツに八つ当たり。次郎は声がでっかいんだもん、ミツが怖がるのも分かる。
三郎は学生運動で怪我を負う。三郎は金をもうけている理事たちが許せないが、太郎はせっかくのもうけを手放すはずはないと早く学生運動をやめ、就職を決めるように言う。
ミツにバイト先を見つけてきた三郎だが、太郎はそれよりしっかりした男を見つけた方がいいと言う。
青森からミツの母の恋人・辰夫が訪ねてきた。辰夫はミツの母を気の毒に思い、ミツの母と一緒になるつもりでいた。意外と真面目な人だった。辰夫は福田豊土さん。昔は太ってたよなあ〜。ミツと話し合い、ミツは辰夫にお土産を持たせて、家を頼むと辰夫に言った。辰夫のセリフでミツが聞かない娘だと字幕に出てたけど、きかないというのは気性が荒いの意味だと思う。
ミツは自分の現状をガリ版で刷って、工場の前で配り始めた。受け取らないか、受け取ってもクズかごに入れられるかだった。しかし、懲りずにチラシを配り続ける。三郎も手伝い始め、チラシを読んで応援してくれる人も現れた。
三郎とミツが遅くに帰ると、太郎は遊んでるならアルバイトでもしろ!と叱った。しかし、オリエによると太郎はミツのことが気に入ってるらしい。え!? 太郎が休みの日、ミツを分譲地に連れて行き、家を建てることや家庭を持つ夢を語る。
現場で太郎は高圧的な物言いをして、仲間たちにソッポを向かれた。無理矢理な工期に前は会社に立ち向かっていた太郎が今は会社の言いなり。太郎の同僚の武から話を聞いた次郎たちは太郎に怒る。
太郎は主任になれるかの瀬戸際。太郎は三郎と言い合いになる。武を送って行ったオリエは、武に告白された。一旦、武の思いを受け入れたものの、原水爆反対運動をしていた戸坂を見かけて、戸坂の元へ走る。オリエは戸坂が逃げ回って闘わないことが嫌いだったけど、闘っている姿を見てキュンときた!? 武、かわいそう。太郎の知り合いだし気まずい。
全学連運動で出て行こうとする小川を止めようとする三郎。しかし、小川に殴られて、小川はヘルメット被ってプラカード持って出て行った。いまいち、何のために闘ってるんだか分からないんだよなあ。
ミツがアルバイトしている食堂に行った三郎は、ミツから「今日はつらそうだから」と飴玉をもらった。
三郎の就職試験。面接官が数人いて、学生は6人くらい向かい合って座って議論している。宝木は今の日本に満足しているといい、日本に満足しているかという質問に答えられなかった三郎は落とされた。この就職試験見たことある人がいっぱいいた。
宝木役は、「3人家族」で健の友達の鶴田忍さん。試験に受かった島は、雄一の同僚の遠藤剛さん。他の学生の中にも黒縁メガネで学生服の原田芳雄さんがいた。試験官の一人も何かの映画で見た人だったな〜。調べると常務の永井智雄さんは「新幹線大爆破」や「海峡」に出ていた。
太郎にどうするか聞かれた三郎は腰掛けのような就職するくらいなら留年すると言うが、当然太郎は中学を出て働いている人間もたくさんいると反対する。三郎の言うことは理想論なんだよな〜。
マチ子の男が15万持ってまた逃走。死にたい死にたい言ってたんじゃねえのかよ! マッちゃん一人じゃ払えないと次郎は太郎に預けた結婚資金を返してほしいと言う。
太郎にずっと家にいてほしいと言われたミツは早いとこ出て行くと三郎に言う。
マチ子から毎月1万円でも返すと言うが、ありがとうさえ言ってくれればいいと慰める。でも、マチ子は味方一人くらいいないとねとか、男と別れる気ないのかな。もー!
福徳不動産に納めた土地代80万円が返ってこないことが分かった太郎は、胃痙攣で倒れた。
太郎と言い争いになった三郎は出て行き、次郎、オリエ、ミツは、ミツの復職裁判のことで話していると、末吉が太郎が寝ているんだから騒ぐなと次郎と言い争いになる。末吉は太郎派。
戻ってきた三郎は西表島で先生になると言って出て行こうとするが、次郎やオリエに反対される。三郎は自分の弱さをぶちまける。いよいよ出て行こうとした時、太郎が「ダメじゃねえ」と止める。そして、懐に隠し持っていたお札をばらまき、好きなだけ勉強して、俺に教えろと説得した。
労働争議、原水爆反対運動、学生運動などをしている映像が映るなか、
太郎・次郎・三郎・オリエ・末吉「皆さん、お元気で!」という声がかぶる。
最後にオリエがカメラに向かって、手を振り、走り去る。(終)
「ひとつ屋根の下」が「若者たち」に多少影響を受けてると知ると、あんちゃんは太郎、ちぃ兄ちゃんが三郎、和也が次郎、文也が末吉、小梅がオリエにキャラが似てるような気もしてくる。ミツは実は三郎が好きなんじゃないのとちょっと思ってしまう。女性に対して一番当たり口柔らかく優しい。
太郎もうすぐ30歳、三郎は大学4年だから22歳。末吉は二浪しかけたから20歳。となると次郎は25歳くらいでオリエは21歳くらいか。オリエが結構強い性格なんだよね〜。