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【ネタバレ】日曜劇場#58 夢の蘭子(脚本/早坂久子)

1980年6月1日 TBS

 

あらすじ

毎日を退屈に暮らしている平凡な主婦(日色ともゑ)が、ただ素敵なペンネームを使えるという理由で、架空の体験記をでっち上げ応募したところ、なんと一等に当選してしまう。雑誌のインタビューやテレビへの出演をこなす中で、夫婦は思わぬ騒動に巻き込まれてゆく…

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↑こちらと脚本家も夫婦役の俳優も同じ。今回はコミカルな話かと思ったら、夫婦喧嘩の末、夫が妻をビンタ! 口下手と暴力は関係ないぞ!! しかし、藤岡弘さんなのでだいぶ手加減した感じに見えた。

 

妻は夫の住民票を取りに役所に行ったついでに改名について聞く。妻は自身の袈裟乃(けさの)という名前が嫌いなのだと話した。帰りに掲示板に貼り出された「女性体験記募集」を見て書いてみることにした。

 

夫のゴロウは休んだ課長の給料を渡しに行った。ゴロウは課長代理。同僚には課長代理がわざわざ行くことないのにと笑われた。

 

ゴロウの趣味は日本中のお菓子を食べること。袈裟乃にも勧めるが、文章を考えていてぼんやりしていた。袈裟乃は寺の娘でお茶をいれるのがうまい。東京から転勤で2ヶ月になるのに家に引きこもり気味。夫の趣味のお菓子を買いに全国各地の物産展に出かけている。

 

小林袈裟乃は尾形蘭子という筆名で嘘の体験記を書いた。それがなんと賞金100万円の1等賞になった。

 

課長は犬塚弘さん。交通事故で怪我してて、妻を亡くしたため、母を老人ホームに入れることになり、ゴロウに豊岡まで母を送って欲しいと頼んだ。

 

家に帰り、リビングにあった雑誌をなんとなく読んだゴロウは、袈裟乃が書いた文章を読んだ。袈裟乃は派手な格好に変身して、賞金の半分50万をゴロウに渡し、楽しそうにはしゃいだ。袈裟乃の体験記の中でゴロウは一匹狼のキヨシで前科持ちという設定。

 

テレビ局のプロデューサー(藤田弓子さん)に会いに行くが、一緒にワイドショーに出て欲しいと言われ、本当のことを言えず、そのまま帰ってきた。

 

二人して詐欺罪で訴えられたらどうしようと怯える。しかし1等は渡したくないと喧嘩になり、今度は殴るのは我慢して、戸棚の羊羹をかじりながら泣き出すゴロウ。口下手でちょっと気が弱い役がかわいいなあ。

 

木曜日。有給を取って夫婦で課長のお母さんを老人ホームに送る。菅井きんさんは全く喋らず、反応もしない。しかし、帰り際、袈裟乃に嫁だったらよかったのにと腕を掴まれた。

 

「レディのワイドショー」に出演した袈裟乃。おかっぱのカツラに大きなサングラス。病院のロビーで課長と見ているゴロウ。もちろん課長は知らない。

 

ナレーターが読む体験記を涙ながらに聞いている袈裟乃。最初はテレビの音がうるさいと言っていた課長までワイドショーに見入って泣いていた。

 

昔、「ルックルックこんにちは」とかでこういうのなかったっけ? 「女ののど自慢」っていうコーナーに似てるんだ。波乱万丈の人生の紹介の後、歌う。「レディのワイドショー」は歌わないけど。

 

ゴロウは賞金の100万は寄付しようと言い出した。そうしないと俺たちダメになってしまう。しかし、袈裟乃あてに新たな原稿依頼が来た。筆が進まない袈裟乃。ゴロウは夕飯が用意されていなかったため、食パンと牛乳を食べていた。何やってたんだよ!と怒るでもなく、大人しく食べてるところがいい。

 

袈裟乃は課長の母のことを書こうとしたがうまく書けない。袈裟乃は実の息子がいるのに老人ホームなんて!という気持ちがあったみたいだけど、時代だね。課長は怪我してるし仕方なくない?? 誰が世話しろと?

 

ゴロウにプロデューサーへ断りの電話を入れて欲しいと言う袈裟乃。救急車で運ばれたという嘘までついて断った。うーん、締め切りの日にそれ言う? 尾形蘭子は封印して主婦業に戻る袈裟乃だった。(終)

 

女性に厳しい女性なのか主婦作家として自立したところを描きたかったのに許されなかったのか気になる。依頼された仕事を夫経由で断るとか、これだから専業主婦は!と言われる案件じゃない? 

 

藤岡弘さんも日色ともゑさんも魅力的に描かれてきるだけに少し残念。課長の母を気にしてたけど、結局自分はそうなりたくないってだけみたいだし。

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日色さんはこちらの作品だとおばあちゃんだけど、藤岡弘、さんは未成年の子供がいて、年月を感じます。