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【連続テレビ小説】澪つくし(39)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

かをる(沢口靖子)は見合い写真を撮り、見合いの準備も着々と進んでいた。律子(桜田淳子)はかをるにモダンなヘアメイクをしてやるが、久兵衛津川雅彦)とハマ(根岸季衣)には不評。久兵衛は律子に、かをるに自分の趣味を押し付けるな、とたしなめる。その場に英一郎(鷲生功)がいないことを不審に思い探すと、広敷で小浜(村田雄浩)に代数を教えていた。その話を聞いた久兵衛は、意欲のある職人は夜学に通わせる、と言う。

 

昭和2(1927)年7月。「はね駒」が高等小学校卒業(14歳)まで30回を費やしたのも結構ゆっくりだったけど、「澪つくし」も初回からまだ1年経ってないし、同じくらいのペースよね。本来、朝ドラってのはこれくらい少しずつ小説を読み進めるくらいのペースなのかも。「おしん」はつくづく異例。

 

かをるはハマと共にお見合い写真を撮りに写真館へ。こういう時のハマは全てに神経が行き届いて頼りになる存在。誰かを一方的に悪役に描かないのはいいよね。

 

モノクロでも美しいかをる。あんな見合い写真もらって断る人なんていないよ。家に帰って久兵衛に見せると、目元が似てると喜び、佐原に嫁に行けるかもしれないと話す。複雑な表情のかをる。惣吉の事なんて言えないね。今7月で秋には結婚。早い。

 

千代は人工気胸の処置を受けた。なんかよく分からないけど痛そう。

 

渋沢栄一先生が「資本家と労働者は協調しなくてはならない」と協調会を作り、その協調会の指導のもと、入兆も労務講習をすることになり、広敷の連中も集められた。3日間、工場を休んで豊浦の浄国寺に泊まり、朝早く起きて、国民体操、正座、講習、清掃作業、歌唱指導、座談…

ja.wikipedia.org

架空の物語だし、ひたすらヒロインが恋愛脳だけど、こういう当時の労働者の環境も丁寧に描き出してるところが面白い。

 

豊浦の浄国寺…というのは大阪? 

銚子にも浄国寺という寺はあったけど…。

 

しかし、小浜は「強制的に行かせるんですか?」と言い出し、小畑や神山が不審に思う。 小畑と神山は「目つきが気に食わねえ」「思想にかぶれそうな顔だ」と勝手にロッカーをあさる。ひぇ~。小浜のロッカーには「何が彼女をそうさせたか」という本と、「陸軍士官学校志願票」。

 

一方、かをるは律子にこてをあてられ洋髪に。そんな素人でも扱えるようになってたの? 財力があれば道具は揃うけど。ハマや久兵衛には不評。

 

なかなか食卓につかない英一郎は小浜に数学を教えていた。小浜が陸軍将校になるために必死に勉強していると知った久兵衛は青年会館の夜学に通わせると言い出した。

 

各社に労働組合が作られ、経営者側の対応

タカ派…組合の破壊工作

ハト派…懐柔策

「入兆」は労働組合を作らせたくはなく、ハト派で労働者を手厚くする方なんだね。労働組合を作らせないのに、労働者に手厚いって矛盾してる?! 優しくしてやってんだから言うこと聞けよな、反抗するなよ、家族だろ~ってのまた怖いか。

 

広敷のみんなでスイカを食べてる時、また早苗がおしりを触られてた! 隙あらばそういう描写やめて欲しい!!(今日は今西) 早苗も「こら~!」と軽く流せるようになってるのがなんか悲しい。

 

久兵衛が神山を介し、小浜を夜学に通わせることを告げ、「他の連中の模範になるように」と話しかけた。

 

ハマと女中たちとかをるで藁で牛とか馬を作っていた。七夕飾り? 七夕馬というものを初めて知りました。久兵衛に呼び出され、佐原の「大茂」が舟遊びに誘ってくれた=お見合いが決まったと言われた。

 

七夕の夜空を見上げ、惣吉を思うかをるだった。

 

そしてまた「恋のあらすじ」。正直、ドラマでぎちぎちに詰めて欲しい派なので、歌のところでテレビを消してしまったけど、今回は「澪つくし」の意味も出たんですね。

 

澪つくし」とは…「澪標」「水脈つ串」とも書き、通行する船に通りやすい深い水脈を知らせるため、水路に立てた杭を意味しています。

 

連続テレビ小説澪つくし」の舞台は千葉県銚子、海と醤油の町です。醤油は昔、利根川の水路をさかのぼり、東京方面へと船で運ばれていました。

 

題名の「澪つくし」は醤油醸造の旧家「入兆」に生きた人々の、それぞれ異なる人生の「澪つくし」ーーー人生水路を表しています。

 

ぎちぎちのドラマだとこういう注釈は入れづらいよなぁ…でもドラマが観たいです。