徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】すぐ死ぬんだから

 (1) 78歳のハナ(三田佳子)は夫、岩造(小野武彦)と営んでいた酒店を息子に譲り、近所のマンションで隠居生活をしている。人間60以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ、という信条を持つハナは美しさと若さを保ち、10年ぶりの同期会でもひとり鼻高々だ。折り紙だけが趣味の岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖。優しい夫や子供や孫にも囲まれ、まあまあ幸せな老後だと思っていた矢先、岩造が突然…

(2) 78歳の忍(おし)ハナ(三田佳子)は夫、岩造(小野武彦)を突然亡くし、葬儀を終えた後は呆然自失で自慢の外見を気にする気力もない。だが、折り紙だけが趣味だった夫のために個展を開こうと奮起。遺品となった折り紙を整理すると、自宅から遠く離れた外科の診察券と一枚の写真を見つける。日付の書かれた写真は若い男のもので、そのイケメンはお通夜に来ていたと、孫のいずみが覚えていた。ハナにはなんの手掛かりもなく…

(3) ハナ(三田佳子)に残された夫、岩造(小野武彦)の遺言に書かれていたのは見知らぬ女性と岩造の間に出来た子供の存在。そしてこの二人への相続品はただ一つ。岩造が毎日眺めて励みにしていた掛け軸だった。見知らぬ息子は35歳、通夜に来ていたイケメンらしい。35年にも渡る夫のもうひとつの生活に胸を掻きむしられるハナ。掛け軸を先方へ送り付け、そして夫に関する何もかも捨ててしまおうとするハナだが、そこに…

(4) ハナ(三田佳子)の前に現れた夫の隠し子、岩太郎(溝端淳平)。一級建築士で好青年の岩太郎に、忍家の一同は複雑。そして17年前、ハナが配達中に自転車から転んで入院した時、夫の岩造(小野武彦)は岩太郎の大学の入学式に行っていたことを知る。認知も望まず生きてきた愛人親子の姿を知って、ハナは自分でも思いもよらない衝動にかられ、夫の愛人で医師の森薫余貴美子)に会う決心をする。勝負服のハナの前で薫は…

(5) 忍ハナ(三田佳子)は亡き夫、岩造(小野武彦)の気持ちを知り始める。見た目にこだわり、老いを遠ざけて生きてきた自分の年齢も思い知る。そんな矢先、街で森薫余貴美子)と岩太郎(溝端淳平)の親子にばったり会ってしまう。死後離婚を宣言するハナに、岩太郎にも意外な感情が芽生え始めたようで、ある日、岩太郎から思わぬ申し出が…そして79歳を目前にしたハナのこれからが、大きく動き始める。

 

面白かったなぁ、このドラマ。何かで予告を見かけたのに、うっかり録画を忘れて慌てて1,2話をまとめて見ました。

 

「ディア・ペイシェント」では強烈なモンスターペイシェントだった座間さんがこちらでは爽やかな旦那さんになってました。

 

そういえば「阿修羅のごとく」の佐分利信さん演じる父も当時70歳で隠し子がいるという話だったけど、今の70代より10歳くらい上に見えるのかも。三田佳子さんも小野武彦さんも若い。

 

でも、森岩太郎は実は岩造が思い込んでるだけで本当は別の人の子かと思ったけど、がっつり岩造の子かよ!っていうのに驚いた。「阿修羅のごとく」の場合はただ子供のいる女性と仲良くなって面倒見てて、子供が懐いてたって話だったから、それに似たようなことかと思った。

 

こういう面白いドラマがなかなか地上波では見られないというのが惜しい。私より母がハマって見ていました。