TBS 1970年12月5日
あらすじ
ガンさばきが得意のチンピラ・ヤクザ。スパイ情報専門のチンピラ・ヤクザと2人のコンビが狙う夢は暗黒街の帝王。2大暴力団を対立させ、戦わせ、その自滅を狙って攪乱戦法。その渦巻きに変なことから巻き込まれたキイハンターが女ヤクザに身をやつして仁義も鮮やかに乗り込んだが、拳銃使いのチンピラと心が通い、息もぴったりのロマンスムード。いよいよ、2つのギャング団を相手に最後の決戦は、どこやらの西部劇にも劣らない牧場の大決闘。
2026.4.13 J:COM BS録画
黒木 啓子 吹雪
島 ユミ 風間
小田切 村岡 壇
KEY
HUN
TER
黒木鉄也:丹波哲郎
津川啓子:野際陽子
吹雪一郎:川口浩
島竜彦:谷隼人
谷口ユミ:大川栄子
風間洋介:千葉真一
ナレーター<きょうもまた地球のあらゆるところで、陰謀、裏切り、暴動が渦巻く。その渦中に飛び込む彼ら。恋も夢も望みも捨てて非情の掟に命を懸ける。彼らの求めるものは自由、願うものは平和。彼らは、こう呼ばれた…>
国際警察特別室
仲谷昇
中丸忠雄 宮内洋
KEY
HUN
TER
制作:東映・TBS
1970年12月、木下恵介アワーは「二人の世界」がスタート。
暗黒街の帝王、鯨岡秀作(くじらおかしゅうさく)儀、…
四日午後十一時永眠仕候(つかまつりそうろう)。…
御通知申上候。追而告別式は六日午…
迄青山真願寺に於て相営み申すべ…
…尚、乍勝手故人の遺志…
…大いに歓迎致…
鯨岡は勝手に作られた死亡はがきに激怒していた。
鯨岡が武藤章生さんか?
死亡はがきを作った瓢六(ひょうろく)は暗黒街に知れた先生なら香典がざっと見積もったところで1億円は堅いと言うと、鯨岡が態度が豹変し、グッドアイデアと褒めた。
ケン・サンダースさんの今回の役名、瓢六って!
まだ何もしゃべってないキッド役の田村亮さんは初ゲスト! 私には「あぐり」の父が印象深い。
死に装束に着替えて瓢六と打ち合わせする鯨岡。さっそく、花園一家が訪れた。
室田日出男さん、10話ぶりでも久しぶりに思えてしまうくらいの常連。
若頭っぽい杉江廣太郎さん。
もう1人が松山照夫さん。
とんだことで…と瓢六に挨拶する花園だが、チラ見し、鯨岡と目が合っている!? 香典袋を出すと、カポネが呼び止めた。
カポネは人見きよしさん。約1年ぶりのゲストでカラー後初。
手下の1人は中村孝雄さんで、もう1人の人は名前は分からないけど、顔はなんとなく見たことある気がするんだけどな…。
もう1人は24話以来のゲストの曽根晴美さんでした。女性名だと勘違いしてた。
花園とカポネが競うように香典を出し合う。焼香を出す順番でももめる花園とカポネを止める鯨岡??? 棺に隠れてるとかじゃなく堂々と出てくるの!?
キッドが陰から銃で狙っているのを止める瓢六。キッドは鯨岡をバラして暗黒街の帝王にのし上がるといって、鯨岡を撃った。花園たちの目の前で倒れる鯨岡。花園たちは弾は当たっておらず、心臓だと言っているが、キッドは自分が殺したと思い、瓢六と協力し合って暗黒街の帝王になると誓う。
第 1 章
男と女の
お話
へ? 急にテーマが!?
黒木の部屋
ユミに届いた英語の手紙を読み上げる啓子。「あら、これ、デートの約束じゃない。スノーモンジュニアって誰?」
ユミ「ペンフレンドよ。彼はね、イギリスのスノーモン卿の孫なの。イギリスじゃとっても由緒ある家柄なのよ。その彼が日本に来るんですって。どんな人かしら?」
静止画の金髪の青年…というより少年だな。
132話に登場した危ない思想を持ったスノークだよ。でも今回もノンクレジット。
ユミ「きっとステキな人に決まってるわ。あっ、そうだ。白バラはないかしら?」
吹雪「白バラならここにあるよ」花瓶に生けてあるバラを1本渡す。
ユミ「あっ」
吹雪「これを何にするの?」
ユミ「お互いに顔を知らないからね。胸の白バラがサインなの」
啓子「でも、デートの場所がマネキン人形の前っていうのは、ずいぶん変わってるわね」
ユミ「あら、いいじゃない。とってもロマンチック」
あ、この場面、風間さんのセリフがなかった。
ビル街を歩く瓢六とキッド。「俺は大声で叫びてえ。暗黒街の帝王をやった…」
キッドは花園一家とカポネ組に乗り込んで、この腕を売り込んでやると意気込むが、瓢六は何か作戦がある様子。胸に白バラを挿してマネキンの前で待つように言う。一流の殺し屋は胸に白バラを挿すと相場が決まってる。
棺に入った鯨岡をカポネ組はアーメンで祈り、花園一家は南無阿弥陀仏を唱える。自分の命を懸けてまで俺たちのことを考えてくれたと思った花園とカポネは先生の御霊前で手を結ぼうぜと話し合った。握手をしつつ、お互い、裏切るだろうとは思っている。
瓢六は花園一家に近づき、鯨岡をやった犯人が分かったと金を要求し、カポネ組の殺し屋だとささやく。こっちから殴り込みをかけたほうがいいとキッドを紹介しようとしたが、カポネ組に聞かれた。
おもしろい話を聞かせてもらったと立ち去る花園一家。残った瓢六はカポネ組の手下に殴られ、キッドが胸に白いバラを着けてマネキンの前で待っていると話した。
マネキンの前でスノーモンを待つユミ。瓢六を待つキッドもちょうど現れ、お互い白いバラを確認した。キッドは花園一家から腕試しにやってきた女と勘違い。ユミもまた、とても外人とは思えないと首をひねる。
ユミ「青いドーバー海峡を白いカモメが飛んでいく。そのカモメになって東京に飛んでいきたい。お手紙にそう書いてありましたわね」
キッド「君、LSDでも飲んでるんじゃないのかい?」
ユミ「ええ。きれいな色がグルグル回ってるわ」
キッドの前にカポネ組の麻鳥が近づいてきた。
ユミ「青い海を白いヨットが走っていく」
キッドと麻鳥はどこかへ移動した。
ユミ「緑の野を馬が駆ける。イギリス貴族のキツネ狩りね。ヤッホ~!」
いなくなったスノーモンを捜すユミ。
♬『男と女のお話』
1970年5月5日発売
キッドを捜し歩いていたユミは瓢六とぶつかり、白いバラの意味を問われる。
ユミ「あんたに関係ないでしょ」
腕試しと思っていたキッドだが、麻鳥は鯨岡を殺した犯人だと決めつけ、銃を向ける。「死んでもらうぜ」
ユミがキッドの間に立ち、麻鳥を棒で殴り倒した。
キッド「なかなかやるじゃないか」
ユミ「あんた、よくもだましたわね」
キッド「だました? フッ、冗談じゃない。君が1人で勘違いしてるんだ」
強面のおじさまゲストが多い中、こういうカッコイイ若い男性ゲストは珍しい。
瓢六が盗んだ車で駆けつけ、麻鳥を手土産に売り込むとトランクに詰めた。
ユミ「あんたたち、暗黒街にのし上がろうとしているチンピラね」
キッド「人呼んでコルト・キッド。未来の暗黒街の帝王だ」車で立ち去った。
ユミ「このままほってはおけないわ。よ~し、あたしも乗り込んでやるか」
第 2 章
命 預けます
いつもCM明けの”キイハンター”のロゴが出るところが、 ↑ なのか。
花園一家
将棋の駒の柄が入った着流し姿のユミ。「お控えなすって。手前、生国と発しまするは東京です。あっ、違った…関東です。新宿はネオンの海で産湯を使いました、根っからの江戸っ子。姓名の儀、谷口ユミ。人呼んで底抜け探偵のおユミと発しまする。故ありまして生まれ故郷を離れ、旅から旅に明け暮れ、底抜け暮らしをしておりましたが…え~っと次なんだっけ?」
笹川「このたび、当地にわらじを脱ぎ、しばしの夢を相結ぶことになりました。手前、故ありまして一家、親分を持ちません」
ユミ「そう。故ありまして一匹狼なの」
「おとといきやがれ!」と笹川に追い出されそうになるユミ。もめている笹川を棒で殴り倒したのは瓢六。
ユミはキッドが中にいると思い、賭場へ。3(さん)1(ぴん)の丁で当たり、次々当てていく。また5(ぐ)2(に)の半、出た! 1000円札1枚から賭け、どんどん持ち金が増えていき、博打の才能があるみたいとほくそ笑む。
後ろで見ていた花園。「おい、甘いアメをしゃぶらせたようだ。このへんで身ぐるみ剥いでやれ」と宍倉にささやき、ユミには満面の笑顔でサシの勝負を持ちかけた。
室田日出男さんは今回の役作りなのか? 白髪頭だね。
サシの勝負であっさり負けたユミはお金が無くなり、貸衣装の着物を賭けた。勝負に負け、着物を1枚脱いだユミ。中は真っ赤な長襦袢。次の勝負も負け、さらし姿に…また負ける。
花園「生まれたままの裸になるんだ!」
ユミ「いやよ。そんなの死んだっていや!」
花園と宍倉に抑えつけられるユミだったが、キッドが現れ、ユミの負けたお金を渡した。
キッド「俺のコレだよ」小指を出す。麻鳥を生け捕りにしたお礼だという。「俺は、これを足がかりに暗黒街の帝王にのし上がるんだ」
あんたを見てるとほっとけない。つまり母性本能だというユミ。
花園一家に棺桶が送られてきて、中身は笹川だった。後ろからいきなり殴られたという笹川に宍倉はカポネ組の仕業だと決めつける。キッドは手を貸してくれと言われ、刀を手にするが、ユミもついて行くという。
♬『命預けます』
1970年7月25日発売
ユミの背中には”命預けます”の文字入り入れ墨!
着流しをたくし上げた出入りの格好の田村亮さんが阪妻を思わせるねぇ!
棺桶を送ったのは瓢六。次はカポネ組に潜り込んでたきつけるとキッドに話していたのを立ち聞きするユミ。
花園が身内の士気を上げるため、キッドに麻鳥を斬りつけるよう命じた。しかし、殺しちゃダメとユミが止める。キッドも刀を投げ出し、や~めた。ユミとキッドが花園一家を斬っていく!? これも峰打ちだって言うの!?
突然、辺りに人がいなくなり1人になったユミ。
第 3 章
私 生 活
ナイトクラブで誕生日を祝われるカポネ。「冷酷非情なギャングの世界で40まで生きるとは思わなかったぜ」
人見きよしさん…1930年生まれで当時ほんとに40だったんだ!?
バースデーケーキを待つカポネ。なぜかナイトクラブにやってきたユミ。
加賀「ボスはグラマーがお好みだ。このボインでボスを蜜のように溶かしてやってくれ」
踊り子「オッケー」
その踊り子の後頭部をフランスパンで殴るユミ。
瓢六が乗り込み、カポネの果たし状を渡した。
果し状
花園一家はこれまで
ならぬ堪忍を耐え
カポネ組の悪逆非道な
仕打ちに耐えてはきたが…
今般我らが暗…
鯨岡秀作…
(中略)
とにかく任侠道に外れた
カポネ組を許すわけにはいかねえ
葉巻を加え、コルト・キッド登場。自身を売り込む。キッドの腕に即決で雇うことに決めたカポネだが、まだバースデーケーキを食ってねえという。ホールに大きなバースデーケーキが運ばれてきた。
突然ユミが出てきて踊り出す。ユミちゃん、スタイルいいね。
カポネは俺へのプレゼントか?と気に入り、一緒に踊り出す。加賀も踊りに加わり、「グラマーがお好みだと思って」と聞く。
カポネ「こういうトランジスタグラマーもいい。文句あるか?」…どういう意味?
カポネの頬にキスするユミを呼び出すキッド。「デレデレしてて見ちゃいられねえや」
ユミ「あんたに関係ないでしょ」
キッド「そうはいかない」
ユミ「なぜ?」
キッド「君が好きなんだ」
♬『私生活』
1970年8月25日発売
燃え盛る火の中のキスシーンと思わせて、瓢六に呼ばれてストップ。
ユミ「嫌い、大っ嫌い!」
カポネと加賀が踊り子を連れてきた。カポネたちはユミを花園一家のスパイだと決めつけた。
カポネ組は花園一家に乗り込んだ。「これから史上最大の聖バレンタインデーの虐殺を再現する」
壁に並んだ花園一家の手下たちを撃っていくカポネたち。
ユミちゃんのギャグ回と思わせて、毎回結構な死人が出るよね。
花園と宍倉も出てきて決着をつけるという。ユミを突き出し、女スパイだと責めるカポネだが知らないという花園。どちらからも疑われたユミを助けて逃げたキッド。瓢六が捕まった。
第 4 章
愛は
傷つきやすく
真っ赤な壁の部屋で拷問を受ける瓢六。海老責めをしようとする花園をカポネがギャングの近代的拷問を見せると言って、加賀にやらせた。
海老責めは「俄」でやってた。
加賀はバーナーで瓢六の顔をあぶる。「バーベキューにされたくなかったら吐くんだ」
瓢六「キッドと俺は、いがみ合ってる2大組織を自滅させて暗黒街の帝王にのし上がる計画だったんだ」
カウボーイスタイルになっているキッドとユミ。どうやって瓢六を助けようか考えている。キッドと友情で結ばれているという瓢六に札束をちらつかせるカポネ。金に弱い瓢六は牧場にいると白状した。
馬でやってきた瓢六、花園、宍倉、カポネ、加賀。カポネはキッドのコルトを奪えと瓢六に金を渡した。金を受け取った瓢六は外からキッドを呼び、家に入ると、再会を喜び、隙を突いてコルトを奪った。「命も欲しい、金も欲しい、そいつが悪いか!」
キッド「裏切ったな、瓢六」
相棒じゃねえ、どうせ人間のクズだと発砲。花園たちが銃声を合図に馬で攻めてくると、瓢六は逃げるように言う。
カポネの銃撃に羊たちが逃げ惑う。やめてー!
この牧場、真田広之さんがゲスト回のときの場所と同じかな?
この回にも室田日出男さんは出てたし、千葉真一さんがキッドだった。
包囲されたキッド。ユミは「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」と励ます。キッドは花園たちの前に現れ、首つりロープの前に行く。キッドがロープに首をかけると、瓢六がロープを銃で切った。裏切り者だとカポネたちに撃たれた瓢六。「いい相棒が見つかってよかったな。キッドを頼む」と死ん…だ?
馬に乗って逃げたキッドとユミ。カポネと花園に囲まれたが、なぜか2人が相撃ち状態になって倒れた。なんだそりゃ。
♬『愛は傷つきやすく』
1970年5月25日発売
手を取り合ってグルグル回るユミとキッド。
馬に乗った人たちが近づいてきた。空に向けて銃を撃っている。警戒していたユミたちだが、近づいてきたのは啓子、風間、吹雪だった。
啓子「あら、助太刀に来たのよ」
吹雪「敵はどこだい?」
ユミ「残念でした。2人で先に片づけちゃったわ」
風間「1人ぐらい残しておいてくれよ」
ユミたちがキイハンターだと分かると両手を差し出すキッド。
ユミ「あなたまだ誰も殺してないじゃない」
「そうだっけ?」と頭をかいて笑うキッド。
啓子はユミにペンフレンドからの電報を届けた。「おたふくかぜのため約束の時間に遅れる。マネキンの前で待つ。スノーマン」
ユミ「おたふくかぜ? イカさないったらありゃしないわ」
顔に包帯を巻いたまま、待っているナチ少年(違)。
キッドと手をつないで走り去ったユミが空に向けて銃を撃つと、鳥が落ちてきた。
プロデューサー:近藤照男
小野耕人
*
脚本:高久進
佐藤肇
*
擬斗:日尾孝司
*
音楽 :菊池俊輔
主題歌:キイハンター
非情のライセンス
作詩 :佐藤純弥
作曲 :菊池俊輔
唄 :野際陽子
テイチクレコード
*
津川啓子:野際陽子…字幕緑
*
吹雪一郎:川口浩
*
谷口ユミ:大川栄子
*
風間洋介:千葉真一…字幕水色
*
コルト・キッド:田村亮
瓢六(ひょうろく):ケン・サンダース
*
加賀:曽根晴美
花園源三郎:室田日出男
宍倉:杉江廣太郎
*
カポネ:人見きよし
笹川:松山照夫
鯨岡(くじらおか)秀作:武藤章生
麻鳥:中村孝雄
*
踊り子:山本マミ
林田啓志
霧隼人
佐藤好将
比良元高
ナレーター:芥川隆行
*
監督:佐藤肇
<プロフェッショナル・キイハンター。次のカラーシグナルは…時価4億円というすばらしい黒真珠の首飾り。3人のプロとサーカスの女1人、4人組が盗み出した。彼らを雇った暗黒のボスは手首に不気味なコブラの入れ墨。キイハンターはサーカスの女をアタック。彼女に化けて取り引きの場所に乗り込んだが、やがて現れたボスは死体になっていた。たちまち巻き起こる大混乱。死んだボスの妻と称する女が宝石への恐ろしい執念。やがて最後の破滅は思いがけない形で迫ってきた。次は…>
キイハンター
殺し屋大統領
お手やわらかに!
に御期待下さい
時々あるユミ回ね。田村亮さんはカッコよくて素敵。島ちゃんに見慣れてるせいか、今までのユミちゃんの恋のお相手として出てくる人が失礼だけど、な~んかイマイチだったのよ。
でも、キッド、誰も殺してないって本当~!? 花園一家を撃ってなかった?
今回出てきた4曲は調べたらすべて1970年に発売された曲でした。12月ということもあり、今年を振り返ったような回でもあったのかな。

