1990年 アメリカ
あらすじ
アメリカ人として暮らしながら太平洋戦争によって収容所に送られた日系人たち。時代に翻弄された家族の愛と苦難の日々をアラン・パーカー監督が描く重厚なドラマ。1930年代、ロサンゼルス。労働運動に身を投じてきたジャックは日系人の映画館主の娘リリーと恋に落ちる。周囲の反対を押し切って2人は結婚、娘も生まれ幸せな日々を送っていたが、太平洋戦争が勃発。ジャックは戦地へ、リリーたちは収容所に送られてしまう…。
2026.3.3 NHK BS録画
父親に会いに歩いている母娘。それまで英語を話していた親子が「ママ、聞いてるの? 足が痛いよ」と急に日本語のセリフが出てきてびっくり。
ニューヨーク ブルックリン 1936年
映画館にやってきた男性客2人。1人が荷物の下に置いた包みに火をつける。その後、別の男も箱に火をつけ、幕が燃え上がる。
最初に火をつけたジャックは両手にヤケドを負い、組合を辞めさせられた。
ロサンゼルス リトウトウキョウ 1936年
日本語のセリフをしゃべる日本人…なのに、なんか違和感あるな…ていうかさ、日本語のセリフにも字幕つけてよぉ。
ハリー・カワムラが歌う。歌うまいけど、丸メガネのザ・日本人の見た目で女性たちがキャーキャーいうタイプかあ!? 身のこなしはスマート。
ジャックはニューヨークから兄の家に行ったが、政治活動家でトラブルを起こすため、兄とケンカになった。ジャックは、そのせいで妻とも別れた。
カワムラ家は父が映画館をやっていて、映写技師のオガタが自殺した。リリーは映画館存続のため、父より年上の男性と見合いさせられた。見合い相手の母は日本語しか話せない。
ジャックが1カ月という期間限定で映画館で働くことになった。ジャックは街で見かけたリリーにひと目ぼれ。中華料理屋に誘う。ジャックはフィラデルフィアからニューヨーク、そしてロスへ。
リリーは父が和歌山から来て、アメリカで生まれた2世でリトルトウキョウにいる。リリーの父の映画館は日本人は法律で買うことができないため借りているだけ。リリーは高校を卒業し、洋服屋で働いている。仕事着は割烹着。
キスしていい?というジャックの言葉を受け入れるリリー。
夜、ジャックは映写室にリリーを招待し、オガタが残した酒を飲みながら生い立ちを話す。18歳で結婚したジャックだが、妻は働いていた工場で髪が機械に巻き込まれ、ショックで流産してしまい、アイルランドに帰った。
冒頭に出てきた母娘はリリーと娘か。
リリーがジャックのことを父に話すと、大反対し、映画館も辞めさせた。リリーの働く洋服屋に行くと、ターミナル島にいると言われた。
ジャックはリリーの父に会いに行き、リリーを愛していると伝えたが、無視して店から出ていった。
映画館を出ていく準備をしていたジャックのもとにリリーが訪れ、またキス…と思ったら、それ以上…この映画、昼間、やってたの!?
フロリン駅
カリフォルニア州では州の法律で日系人としか結婚できないため、シアトルに行ったと娘に話すリリー。
家を出たリリーは2人だけで届け出をし、他人の結婚式に紛れ込んでダンスをする。
1937年のクリスマス、娘のミナエが生まれた。
缶詰工場で働き始めたジャック。待遇改善を訴える者たちがいたが、リリーとの約束で抗議活動には加わらないと約束していたため、何もしていなかったが、抗議活動をしている者が虐げられているのを見て、口を出してしまった。
家に帰ったジャックはリリーから反対され、思わず、日本人が説教するな!と口に出した。ビラだけと言っていたジャックの活動が激しくなり、警察に捕まった。
ジャックの帰りを待てず、家を出て実家に向かうリリーとミナエ。
取り調べを受けたジャックは戦争なんだぞ、と刑事に言われる。アメリカは日本から真珠湾攻撃を受けた。
実家に帰ったリリー。父は1世ということもあり、何度も取り調べを受けている。仏壇の前にいた母に話しかけるリリー。ミナエを抱きしめ、ようやく寂しかったよと本音を話した。
父はノースダコタに送られる。映画館をやっていて日本映画を流したことが問題になった。2世も全員追放されるかも!?というウワサになる。
保護観察中のジャックがリリーに会いに来た。警察の馬に蹴られたジャックは腕をケガしている。父やリリーの働く洋服屋のマツイが逮捕されたと聞き、驚く。ジャックは手足を失うよりつらいと洋服屋の2階で…ラブシーンが多すぎるんだよ、この映画。
クリスマス
おもちゃ屋の店内にサンタクロースが座っていて、子どもを膝に乗せるサービスが行われていたが、ミナエの顔を見たとたん、ジャップはダメだと断られた。抗議するジャックだが、店の者に追い出された。
カワムラ家のクリスマスパーティー
ハリーが歌い、ジャックも歌えといわれ、日本映画で流れた歌を歌った。
敵性外国人とされ、日系人が迫害を受けるようになる。家じゅうの物を売り払い、出ていく準備をするカワムラ家。
母は持っていけない書類を燃やしていた。初めてアメリカに来たサンフランシスコのエンジェル島にも荷物は少なかった。荷物になるレコードは割った。この家、きょうだいがいっぱい。ハリー、チャーリー、リリー、妹2人、幼い弟。
日系人は行き先も知らない場所に行くため、列車に乗せられる。ユダヤ人が強制収容所に送られるのと同じことが日本人にも起きてたんだね。
ジャックはシアトルに行くのでホームで別れた。
度々流れる「雨に咲く花」。劇中で流れているのは、昭和10年、関種子さんが歌ってるバージョンだと思う。昭和35年リバイバルヒット。
列車やバスを乗り継いでリリーたちが暮らす街にたどり着いた。
仮釈放は取り消しでタコマ行きになったジャック。刑務所ではなく軍隊に入る。
日本人たちが集められた街。チャーリーは丸刈りになった。汚い英語で罵り合うハリーとチャーリー。母は英語が分からないと思っていたが、母にも意味が分かっていた。父が収容所に来た。父はFBIに情報を流したというウワサ話から、ほかの日系人は誰も口を利かなかった。
「大和魂! 天皇陛下万歳!」と叫ぶ青年たち。その集団の中にはチャーリーもいた。
2日後、ジャックがリリーに会いに来た。銃で殴られたチャーリーは入院。気を利かせて出ていった家族。帰ってくるまで22分かかるとイチャつきはじめるリリーとジャック。ん~、この映画、こればっかり。
金持ちになって和歌山に帰るというのがリリーの父の口癖だった。
リリーたちは軍の施設で働いていたが、日本国籍の母は働くことができないと言われ、猛然と抗議する。アメリカに忠誠を誓うことはできない母。チャーリーは忠誠を誓うよう両親に強要し、自身は軍隊に入隊すると言う。
1週間後に船で発つためジャックがリリーに会いに来た。ミナエはミニと呼ばれている。リリーの父が入院していて、ジャックが見舞った。あなたのために何かしたいと言うジャックにリリーを愛しなさいと答えた父。
1942年5月11日に入隊したジャック。妻がリリー・ユリコ・カワムラということで親日家か?と上官に問われ、2世はアメリカ市民だと抗議する。ニューヨークで映写技師をしていた時は、マクガーンという名字が今はマクガンだということも発覚した。
希望のない人生より死んだほうがマシなことがある、と父を亡くした母が言う。
妹のダルシーはアイダホの牧場へ。チャーリーは忠誠の質問にノーと答え、特別なキャンプへ。アイダホから帰ってきたダルシーは日焼けして帰ってきて妊娠していた。え!
12月、日系人の拘束が解かれた。キャンプでの最後の冬、ハリーを亡くした。ハリーはアメリカ軍として戦ったんだね。チャーリーは日本へ。
最後の冬…1944年ってこと!?
リトルトウキョウに戻ったカワムラ家だが、家もなく、母のいとこの住むフロリンのいちご園に行った。
フロリン駅
列車が到着し、リリーとミニはジャックと再会した。
エンディングが流れ…え、チャーリーは!?
日系2世の出てくる話ということで「山河あり」を思い出した。チャーリーは「山河あり」の明みたいな人生になったじゃないだろうなあ!?
この映画、正直言うと、日本人は日本人キャストを使ってほしかった。じゃなければ、すべてのセリフを英語に統一してもよかったと思う。日本語がノイズになって映画に入り込めないとは…
そうそう、ロサンゼルス、シアトルと昨年からMLBを見始めた者として聞きなれた地名が出てきた。この時代があって、今がある。

