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ドラマの感想など

【ネタバレ】素晴らしき哉、人生!

1946年 アメリ

 

あらすじ

心優しいジョージは、家族や周囲の人々のため、いつも自分のことは後回しだった。急逝した父の会社を継いだジョージは、やがて家庭をもち幸せに暮らしていたが、悪徳銀行家によって人生最大の窮地に立たされてしまう。絶望したジョージが橋の上から身投げしようとしたその時、守護天使クラレンスが現れる…。主演は名優ジェームズ・スチュワート。クリスマスイブに起こった奇跡を名匠フランク・キャプラ監督が描く感動の名作。

2022.4.20 BSプレミアム録画。

 

古い映画はオープニングが手描きの絵本風だったり凝ってるのが好き。カラーで見たらきれいだったろうな。

 

ベッドフォード・フォールズ

人生に絶望したジョージ・ベイリーが自ら命を絶とうとしていた。

 

地上からの祈りに気付いた天使?たちが話し合う。天使の姿ではなく暗い空に星が点滅している映像。

 

1919年 12歳のジョージ・ベイリーは冬、氷の張った池で友達や弟・ハリーと遊んでいた。ハリーは氷の張った池から川に落ちてしまい、助けたジョージは高熱を出し、左耳の聴力を失った。

 

ジョージは薬局でバイトをしていた。薬局というか、ジョージはカウンターにいる女の子にアイスクリームを出したりしてるから、食品も扱っているようなお店みたい。

 

店主のガウワーは息子を流感(インフルエンザ)で亡くして涙を流しながら仕事をしていてた。配達を頼まれたジョージだが、ガウワーが調合した薬は劇薬だと気付いた。早く届けろと言われて、父に相談しようとしたが、追い返され、店に戻る。薬が届いていないと電話が来ていたガウワーは戻ってきたジョージを何度も叩いた。ジョージは泣きながら、薬の調合を間違えていたことを指摘。ガウワーは抱きしめて謝った。

 

大人になったジョージと思ったら、卒業パーティーと言ってるから、高校生か? お前は若年寄りだと父親にも言われてる。両親、ハリー、黒人メイドのアニーと暮らす家。アニーは両親とも冗談を言い合えるようなくだけた関係。

 

1928年度卒業パーティー。弟の高校卒業パーティーに行ったジョージはメアリーという美しい女性と出会う。ジョージもハリーも家庭の方針で、高校卒業してある程度稼いだら自分のお金で大学に行くのかな!? さすがにジョージは大学には行ってないけど高校生ではない。

 

メアリーと踊るジョージを妬んだ男がステージが分かれる鍵を差し、ジョージとメアリーはステージから転落してプールに落ちた。大人たちは大騒ぎするが、ステージ上で踊っていた男女たちも次々プールに入る。

 

着替えて帰ったジョージとメアリーは、いい感じになる。しかし、父が倒れたという知らせを受け、ジョージは帰った。父は亡くなり、住宅貸付組合の社長だった父の会社の今後を話し合う場で金持ちのヘンリー・ポッターが父の悪口を言い、会社を潰そうとした。

 

父の弟のビリーではなく、ジョージが新社長になるという条件で会社は存続。ジョージは自分が大学に行くために貯めたお金をハリーの大学進学費用にし、社長になった。

 

4年後、ハリーは大学を卒業し、ジョージはハリーに会社を継がせ、今度こそ大学に行き、建築家になるという夢を叶えようとした。しかし、ハリーは結婚し、妻の父親の会社で働くという。

 

メアリーも大学を卒業して町に戻ったと聞かされたジョージは散歩のふりをして、メアリーの家の前を通りかかった。メアリーはジョージを家に上げた。メアリーの母はニューヨークに住んでいるサムから電話があるとジョージに帰らせたがった。ジョージとメアリーもケンカっぽくなるが、サムがジョージを出してくれというので、2人して顔を近づけてサムの電話を聞いていた。

 

電話が終わり、メアリーに愛の告白をして抱き合う2人。あっという間に結婚。ニューヨークで豪遊しようと札束を持ってタクシーに乗ったジョージとメアリー。しかし、ポッターがジョージの会社を潰そうと画策。町人達がジョージの会社に押しかけた。ジョージは持っていた札束を当座の生活費として配り、なんとか廃業を免れた。

 

メアリーに呼び出されて古いホテルへ。メアリーは暖炉に火を入れ、鳥の丸焼きを作っていた。ここが新居ということね。

 

ジョージの会社は賃貸住まいをしている人にお金を貸して、持ち家を持たせる。ポッターは家の賃貸をしているので事あるごとに対立している。ジョージは採算度外視でやっているため儲けは少ない。サムは別の女性と結婚し、妻に毛皮のコートを着せたりして金持ちそう。

 

ポッターがジョージを呼び出した。ジョージを雇いたいという。ポッターの会社に入れば3年で2万ドル払い、ニューヨークやヨーロッパに出張に行けるという。一旦、ポッターの申し出を受け入れようとしたジョージだったが断った。

 

メアリーは男の子、女の子と出産。その後、4人の母親になった。メアリーは新居を自ら壁紙を貼ったり、リフォームした。

 

第二次世界大戦。ジョージは耳の障害もあり、兵役は免除。弟のハリーは海軍航空隊で名誉勲章を受けたと新聞に載った。体当たりを阻止したってのは、日本の零戦かな。このシーンはちょっと複雑。

 

1945年のクリスマス。叔父のビリーは8000ドルもの大金をなくした。会社にお金がないと、会社が潰れる。子供たちはクリスマスで盛り上がるが、ジョージは子供たちやメアリー、子供の担任教師に八つ当たりしてしまう。物に当たって家族はドン引き。

 

ジョージは家を出て、ポッターに頭を下げて金を借りに行った。明日はハリーも戻るというジョージに死んだ方が価値が出るというポッター。借金を断られ、酒屋に行った。万策が尽きたと神に祈った。酒場を出て、車を大木にぶつけ、フラフラと川にやってきたジョージ。おじいさんが溺れているのを見つけ、ジョージは迷わず飛び込んで助けた。

 

ジョージを自殺から助けるために飛び込んだというおじいさん。クラレンスという2級天使だと名乗った。クラレンスはジョージの左耳を聴こえるようにし、傷を治した。

 

外に出ると車は消え、クラレンスと酒場に行った。クラレンスはジョージを助けて翼をもらうというが、その話を聞いた店主から不審がられ出ていけと言われた。店にはみすぼらしい格好をしたガウワーがきた。劇薬で子供を殺して20年服役していたという。これがクラレンスの見せたジョージのいない世界。町はポッターズビルと名前が変わり、ネオンが輝く都会になっていた。住宅貸付組合は大昔に潰れたと言われ、自宅のあったところは20年空き家だという。

 

実家は下宿屋をしていて、母はジョージを知らないと追い出した。ジョージのいない世界のハリーは子供の頃に死亡していた。メアリーは独身で図書館で働いていた。メアリーに声をかけると恐れられ、警官に追われた。

 

元の世界に戻してほしいと懇願するジョージ。元の世界に戻り、テンション高く町中を走り回り家に着いた。子供たちもメアリーも大歓迎。メアリーとビリーは町中の人から寄付を集めていた。ジョージのために町中の人がお金を持ってきて、サムも2万5000ドル融資するという電報が来た。

 

友ある者は豊かである。

翼をありがとう。 クラレンス

 

というメッセージを受け取り、蛍の光を歌うジョージ。(終)

 

感動した。しかし、ポッターが何も罰を受けないのはなんだかな〜と思ってしまうのは日本人だからか?

 

ジョージ役のジェームズ・スチュワートヒッチコック作品でよく見た。

peachredrum.hateblo.jp

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「裏窓」の時ですらおじさんと思ったのに、この時代も大学生くらいの役やってたんだね〜。でも、日本では終戦直後の時代の古い作品でも感動ポイントは変わらないんだな〜と思った。

 


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