TBS 1986年2月1日
あらすじ
白血病に冒されている絵美子(高橋かおり)の検査入院費用を、明子(梶芽衣子)が出してくれると言う。未記(伊藤かずえ)は母と呼べない明子の優しさに、胸にこみあげるものを感じた。そんな未記に街の暴走族が襲いかかる。スティックを奪われピンチに立つ未記。だが、そこに明子が駆けつけ…
2025.7.28 BS-TBS録画
未記と晃は明子の車に乗って、飯倉家に向かう。
飯倉家
晃と未記が家に上がると、看病していたゆきこが部屋から出てきた。絵美子は子犬に名前を付けた遊んでいる。子犬の名前はバンデージの”バン”。もし自分がいなくなってもかわいがってもらいたいと話していた。ゆきこは神様なんていないのかしらと泣く。純粋な子なんだねえ。
「赤い疑惑」でも幸子が子犬に”バン”と名付けていた。こっちはドイツ語の風という意味だけど。白血病、子犬…オマージュ?
絵美子は警察には行くが、病院には行きたくないと言う。未記は絵美子もバンドのメンバーで、リーダーである私の命令だよと病院行きを命じる。晃はミッキーからそんな熱烈な言葉をもらったことがない、俺、ひがんじゃいそうだとニッコリ。ようやく絵美子も検査を受けると言う。バンにも狂犬病の注射を。そういう常識は分かってんだな。
寝ている絵美子の寝顔を見ている晃と未記。晃は絵美子と一緒に死のうと思ったことがあったと告白した。夕陽の出ている海へ行った晃と絵美子。学生服の晃~。晃は絵美子を背負ったまま、冬の海へ…これも大映ドラマでは定番だな! 絵美子が小さくくしゃみをして我に返った晃。あの時、あのまま死んでいたら、こんなに絵美子は苦しまなかったかも…と弱気になる晃を未記がくじけちゃダメだと励ます。
この物語は、3歳で母と別れ、18歳で父を失いながら、あらゆる迫害と闘い、振り向くことなくドラマーとしての自己を確立した一少女と、挫折しながらもやがて己の道を開いた若者たちの記録である。
YOKOSUKA
NEVER SAY GOOD-BYE
EVER ONWARD
原作:喜多嶋隆
「ポニーテールはふり向かない」(角川書店刊)
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麻生未記:伊藤かずえ
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名倉(なくら)邦男:鶴見辰吾
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田丸晃(あきら):松村雄基
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矢崎妙子:片平なぎさ
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佐田(さた):松崎しげる
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牧村稔:坂上忍
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ゆかり:比企理恵
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羽川令子:かとうゆかり
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脇田克己:野々村誠
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飯倉ゆきこ:榎田路子
田丸絵美子:高橋かおり
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相川裕子:石井めぐみ
狩野弘:宮田州
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きりこ:森恵
ともえ:坂上亜樹
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英次:鈴木秀一
あっこ:玉木弓子
りえ:大川陽子
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中村由起子
山内健太郎
岩田耕一路
原田亜紀
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田辺宏章
小池幸次
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矢崎:大門正明
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名倉菊子:生田悦子
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協力:若駒
クロキプロダクション
東京宝映
タカハシ・レーシング
日本楽器製造株式会社
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志水洋二:山本紀彦
ナレーター:芥川隆行
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小野拓也:下川辰平
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千葉かおる:岡田奈々
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霧島航(わたる):国広富之
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飯倉明子:梶芽衣子
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麻生雄次:フランキー堺
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プロデューサー:春日千春
荒川洋
野村清(TBS)
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脚本:佐伯俊道
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音楽:菊池俊輔
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衣裳協力:emmaデザイナー小泉陽子
やまと
サッソングリーン
ジャン・メール
Rob Roy
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主題歌:「NEVER SAY GOOD-BYE」
作曲:J.Curiale、B.Grarrett
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監督:山口和彦
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製作:大映テレビ株式会社
TBS
飯倉家
こういう広いエントランスのある家、赤いシリーズで出てきたような…「赤い絆」の吉川家?
朝、出ていこうとした未記に明子が声を掛けた。未記はこれから新聞配達に行く。しかし、明子がお話があるとダイニングルームに案内すると、朝食を用意していた。未記は戸惑いながらも、半分に切られたトーストにピーナッツバターを塗る。未記がピーナッツバターが好きなことを覚えていた。明子は絵美子の検査入院の費用を出すと言う。
しかし、額が額だけに自分の一存では決められない今日の昼頃、出張中の夫が帰ってくるから、午後2時にシンコウふとうで待ち合わせ用と約束した。新港ふ頭は横浜にある。
第二大滝荘
部屋で寝っ転がってタバコを吸って、新聞を読んでいた航の部屋をかおるが訪ねた。航の本心を確かめたくてテレビのスタジオを抜け出してきたと言う。スキャンダルを恐れているならアイドル歌手と同じだと敷かれっぱなしの布団を片付けながら言う。離婚届は破り捨てたというかおる。夫がいることで落ちるくらいの人気なら、私、いらない。俺の気持ちが…と殴ろうとした航だったが、顔に傷つけてテレビに出られなくなったら困るととどまった。そうでなくても殴るな。
志水が迎えに来た。航は離婚届にサインさせてやってくれと志水に頼み、スター歌手なんて重荷だと目の前で、かおるのポスターをくしゃくしゃに丸めて捨てた。
かおるは車に乗ろうとして、妙子に再会。かおるは妙子から100万円のことや絵美子の骨髄性白血病のことを初めて聞き、妙子に独り善がりの航さんにどこまでもついていくと伝えてくださいと言って車に乗った。
アパートに帰ってきた妙子。目の前に釣り糸を垂らす矢崎。「いつ釣れんのかな?」じゃ、ねーよ。えさもないのによ! 釣り針を目の前に置いたら危ない!
部屋に戻った妙子は稔に「耐えられない!」と抱きついた。矢崎は執念深いヘビよと言いながらキス。それを写真に撮る矢崎。バンドに人気が出るのをこれほど願っている男はいないと、有名になって写真を出せるのを楽しみにしていた。
埠頭で待っていた未記のもとにバイクの集団が来た。また英次たち…もういいっての。男たちにも負けない未記。スティックでバッタバッタと倒していく。しかし、スティックを奪われ、ボコボコにされた。
そこに現れた明子は持っていたスティックで応戦。つぇぇ!! そのスティックを未記に投げ、未記がスティックで倒して、英次たちは去った。未記は助けてくれたお礼を言う。明子は、未記の父のもので守り神だという。
回想
雄次が演奏し、明子が歌う。
たまに公演で一緒になる仲だったが、ある日、楽屋に残った明子がセクハラに遭った時に雄次のスティックを使ってたたいた。雄次は俺のスティックも役に立つんだなと笑って許した。雄次の形見でもあるスティックを未記にお金と一緒に渡すつもりでいたが、明子の守り神なら明子が持っているべきだと言い、未記は”母さん”と思わず口走った。
湘南医科大学
付属病院
晃と未記が入院費を持って、支払窓口へ。入院費はもう名倉邦男さんから支払われていると知らされた。
邦男のマンション
晃と未記は、あんたから借りるわけにはいかないと金を返しに行った。晃と俺といざとなったらどっちが頼りになるかこれではっきり分かったはずだと未記に言う邦男。晃もお礼を言うが、お前のためにやったんじゃないとピシャリ。
未記は、そんなにお金が使いたいなら、お母さんの出所後のために蓄えた方がいいんじゃないと言うが、邦男は、おふくろの話はするなと話を切り上げた。
今日は7の日。塀の外でギターの音がする。塀の外には風船が連なって上がっていた。
回想
幼い頃、邦男は買ってもらった風船を人にぶつかって飛ばしてしまい、お金ないけど風船ちょうだいと風船屋に行ったが、当然、もらえなかった。邦男が暴れて、風船を複数飛ばしてしまい、きれい…と見上げる菊子と邦男。ぉぃっ! 菊子は、その前に弁償させてくださいとは言ってたけどさあ。
バンと桟橋を走る絵美子。「今夜、夢を実現させようと思うんだ、どう思う?」とバンを抱き上げる。知らねーよって顔してるバンが面白い。
フロンティア
ドラムの練習をする未記。それぞれ練習していると、酔っ払った航が来た。未記は航を楽屋に呼び出し、お金を返した。俺の金は使ってもらえないのか?というものの、いるときはいつでも言えと受け取った航。未記から酒を飲んだことを指摘されると、酒を飲んだ方がいい演奏ができると言い訳した。
夜の公演。「涙のリフレイン」を歌う克己。明日は絵美子の検査入院の日。
店が終わり、晃と絵美子と未記で夜の港でバンと遊ぶ。絵美子は、お兄ちゃんのお嫁さんになるのが夢だったと話し、未記にバンを頼み、晃に一緒に踊ってとラジカセをつけた。ゆきこからもらったドレスを着て、晃と「スケーターズ・ワルツ」で踊る晃。
妄想シーンだと晃も白いタキシード着てるぅ!
晃と検査着を着た絵美子が長い病院の廊下を歩く。診察室の前に立つ白衣の男は邦男。未記たちも集まり、絵美子は親指を上げ、笑顔で診察室に入っていった。検査の結果は1週間後。未記は涙を流しながら見送った。(つづく)
いつの時代も若い人が亡くなる作品ってあるけど、嫌いなんだよな。そういう要素のない話が見たい。
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