TBS 1975年10月17日
あらすじ
検査の結果、幸子(山口百恵)は再生不良性貧血症とわかった。幸子が治る可能性は50%の確率だという。茂(宇津井健)は敏江(八千草薫)にも病名を隠し…。
2024.5.10 BS-TBS録画。
作:石松愛弘
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大島茂:宇津井健
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大島理恵:岸恵子(特別出演)
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大島幸子:山口百恵
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相良光夫:三浦友和
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杉岡太一郎:松村達雄
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相良多加子:原知佐子
ナレーター:内藤武敏
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岡崎教授:中条静夫
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土屋:岸ユキ
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相良英治:長門裕之
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大島敏江:八千草薫
理恵は二度と日本へ帰らないとパリへ旅立った。
茂は森川助教授から幸子の浴びた放射能は原爆並みで急性再生不良性貧血だと伝えられ、ショックを受けた。
幸子の病室には光夫が子犬を連れて来ていた。子犬の名前をあれこれ考えた幸子は“風”のような名前にしたいと思い、光夫がドイツ語で“風”という意味の“ヴァン”と提案した。ネットでドイツ語の風を調べるとヴィントと出てくるけど、どう聞いてもヴァンまたはバンと言ってるよね?
茂は幸子の病室にいた光夫に犬を連れ込むとは何事だ!とキレる。今日もやっぱり怒鳴ってる。光夫は反論せずに病室を出たが、幸子は泣いた。
廊下に出た茂に敏江が心臓衰弱ってホントなの?と聞くが、茂はまだ敏江に真実を話さない。何で〜!?
血液学科の岡崎教授が英治のもとを訪ね、放射線学科の茂が血液学科に入り浸ることをナワバリを荒らすなと忠告してきた。
英治は幸子が再生不良性貧血であることを知った上で、茂に公私混同するなら仕事を辞めろと放射線学科の研究員がいる前で叱責した。
家に帰った英治に多加子が茂のことを放っておくのかと責め、茂の妹に気兼ねしてるのかと嫌みを言った。ヴァンを探している光夫に汚いから表に捨てましたよと平然と言う多加子。犬を小道具みたいにするの嫌だなあ。あちこち探してヴァンを見つけた光夫にそんな大事な犬とは知らなかったと言う。
光夫が女性からの預かりものだというので顔色が変わる多加子に光夫は6歳の女の子だと嘘を言う。
血小板の注入がうまくいき退院できることになった幸子。茂は走って伝えにいき、敏江も幸子と大喜び。
家に帰った幸子に太一郎もお祝いに来た。幸子は入院して痩せてしまったとセーラー服を着て見せたが、茂は今日退院して明日から学校へ行けるはずがないと言う。また茂がキレ、幸子が部屋に行ってしまった。茂はお前が甘いからだと敏江を責める。どこが怒ったことないお父さんなんだか!?
酔っ払って寝てしまった太一郎はソファで寝てしまい、敏江は茂に最近、人が変わったみたいだと言う。茂は仕事が忙しくてイライラしていたと話す。なんで敏江は蚊帳の外なのかな?
翌朝、茂が出勤したあと、幸子が散歩したいと敏江にお願いした。ヴァンを引き取りに行きたいと言って出かけた幸子だったが、すぐに雨が降り出した。犬を懐に入れて走っていた光夫を見かけた幸子が声をかけ、再会。光夫は着ていた上着を幸子に着せた。
雨が止み、光夫が家まで送るよと歩いていると数台のバイクに絡まれ、ケンカになった。無理矢理な展開だなあ。
敏江が玄関に立っていると茂が帰ってきた。2時頃に出かけた幸子がまだ帰らない。お前は呑気だなと敏江を責める茂だが、だから何も言ってないからだろ!?
警察からの電話に出た敏江は幸子は友達の家で休んでいると茂に嘘を言って家を出た。ほらね、それぞれ嘘ついてる。
幸子を迎えにきた敏江と光夫を迎えにきた多加子が顔を合わせた。多加子も敏江も顔見知り。幸子が茂の娘でヴァンの飼い主であることを知った多加子は刑事の前でも幸子を罵る。刑事は織本順吉さん。
織本順吉さんも福田豊土さんも内藤武敏さんも「澪つくし」出演者。
家に帰った幸子は熱っぽく、またまた茂は敏江や幸子にキレる。幸子を寝かせたあと、敏江は警察に行ったこと、光夫はいい青年だと褒める。茂は幸子と光夫の交際には反対。敏江は理恵と英治が付き合ってたのも知らないの!?
大島家を多加子が訪ねた。幸子や敏江に嫌みを言い、光夫につきまとわないよう約束させようとしたが、敏江は幸子をかばった。
茂に理恵から電話。パリへ無事着いた報告。理恵は自分の仕事の話をペラペラ話してるけど、幸子のこと気にならないの? 茂から幸子は元気になり、ボーイフレンドができたと言うけど、茂が言うのを待ってた?
思い悩む茂の横顔。(つづく)
昭和のドラマは相手を思って真実を言わないというのはあるあるなんだけど、なんだかこのドラマはちょっとイラついてしまうな。犬に何かあったら見るのやめそう。