徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】ポニーテールはふり向かない▼第21話 盲目のドラマー

TBS 1986年3月8日

 

あらすじ

絵美子(高橋かおり)の葬式の日、レコード会社から音楽祭出場要請の速達が届いた。最優秀バンドには賞金総額が1000万円。未記(伊藤かずえ)たちはこの夢のような話に飛びついた。何としてもグランプリを取るべく、メンバーは残り一カ月に向かって必死の練習に入ったが、審査委員長は明子(梶芽衣子)の夫・飯倉(高橋昌也)で…

2025.8.4 BS-TBS録画

peachredrum.hateblo.jp

晃の妹・絵美子は享年10歳。病理解剖の後、無言の帰宅。

 

本日休業させて

 戴きます。

 ライブハウス

  フロンティア

 

オシャレなライブハウスと思えない達筆な筆文字。

 

晃が遺骨、未記が遺影、邦男がバン、小野が位牌を持ち、店の前で明子とゆきこは帰った。

 

茲嶺界絵祥童女

 

最初の2文字、これで合ってる? 難しい字で…祭壇には絵美子が作ったお雛様も並ぶ。

 

晃が兄としてお礼を言う。佐田が葬儀の費用を立て替えた。邦男は帰り際、晃に御霊前を渡し、挑戦状だという。受け取ろうとしない晃に絵美子に尽くしたのは絵美子がいい子だったから、ミッキーを奪い去りたいという気持ちに変わりはない、と未記に愛してると伝え、未記に御霊前を握らせて帰った。

 

ゆかりたちはフクロにしてやろうと邦男を追いかけて外に出ようとしたが、郵便配達員が郵便物を持ってきたのでまた店に戻った。きりこが勝手に封筒を開け、歓声をあげ、ゆかりも文面を見て歓声を上げた。

 

扶桑という日本一の楽器メーカーからの手紙

 

拝啓

 我が社の後援による第三十八回オール・ジャパン音楽

祭が迫ってまいりました。そのバンド部門には全国より

秀れたバンドを招待致しますが、関東地区代表として、

ザ・バンデージが選ばれました。あなたがたのバンドの

日頃の音楽活動、特に湘南婦人会チャリティーショーに於

ける演奏が高く評価された結果です。なお、音楽祭では

審査の上、グランプリに輝く最優秀バンドには賞金総額

一千万円を贈呈致しますと共に、レコード発売、テレビ

出演などもわが社が責任をもって保証いたします。

どうぞ奮って御出場下さい。

 

みんなキャッキャッと喜ぶが、晃はこの知らせがもう少し早く届いたら…と絵美子を想う。バンを抱っこしてるのは小野さん。未記は絵美ちゃんとはひな祭りの歌を歌ってお別れしようと言い、晃の伴奏で歌う。

うれしいひなまつり

うれしいひなまつり

  • 山野さと子 & 森の木児童合唱団
  • チルドレン・ミュージック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

この物語は、3歳で母と別れ、18歳で父を失いながら、あらゆる迫害と闘い、振り向くことなくドラマーとしての自己を確立した一少女と、挫折しながらもやがて己の道を開いた若者たちの記録である。

 

YOKOSUKA

 

NEVER SAY GOOD-BYE

 

EVER ONWARD

 

原作:喜多嶋隆

ポニーテールはふり向かない(角川書店刊)

*

麻生未記:伊藤かずえ

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名倉(なくら)邦男:鶴見辰吾

*

田丸晃(あきら):松村雄基

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矢崎妙子:片平なぎさ

*

佐田(さた):松崎しげる

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牧村稔:坂上忍

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ゆかり:比企理恵

*

羽川令子:かとうゆかり

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脇田克己:野々村誠

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飯倉ゆきこ:榎田路子

田丸絵美子:高橋かおり

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相川裕子:石井めぐみ

狩野弘:宮田州

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きりこ:森恵

ともえ:坂上亜樹

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岡本隆史

桑田和美

佐久間英之

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市丸優

真木仁

石黒信一

外間啓子

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矢崎:大門正明

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志水洋二:山本紀彦

ナレーター:芥川隆行

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協力:若駒

   クロキプロダクション

   東京宝映

   タカハシ・レーシング

   日本楽器製造株式会社

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小野拓也:下川辰平

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千葉かおる:岡田奈々

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飯倉慎一郎:高橋昌也

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霧島航(わたる):国広富之

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飯倉明子:梶芽衣子

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プロデューサー:春日千春

        荒川洋

        野村清(TBS)

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脚本:大原清秀

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音楽:菊池俊輔

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衣裳協力:emmaデザイナー小泉陽子

     やまと

     サッソングリーン

     ジャン・メール

     Rob Roy

*

主題歌:「NEVER SAY GOOD-BYE」

    作曲:J.Curiale、B.Grarrett

    歌:小比類巻かほる(エピック・ソニー)

NEVER SAY GOOD-BYE

NEVER SAY GOOD-BYE

  • provided courtesy of iTunes

*

監督:合月勇

*

製作:大映テレビ株式会社

   TBS

 

扶桑音楽工業株式会社

本社の会議室に呼ばれた未記たち。

 

入ってきた慎一郎に名刺を渡された。舌でベロっとしたやつね!

 

扶桑音楽工業株式会社

専務取締役 飯倉慎一郎

企画本部長

 

未記は”飯倉”という苗字に反応。しかし、慎一郎の方は未記のことは知らない。慎一郎は審査委員長として、テープを聴き、何としてもギターが弱い、このままでは到底いい成績は望めない、音楽祭までに優秀なギタリストを補強しても構わない。もう一つはモラルに関して。まともなメンバーが一人もいないところが気になる。くれぐれも身を慎むこと。暴力事件を起こしたら出場権は停止になる、と注意事項を述べた。

 

…じゃあ、最初から選ぶなよ!

 

未記は暴力事件は起こさないと慎一郎に誓った。

 

楽器の練習のほか、体力づくりの一環としてランニングを欠かさない。元気のない稔が気にかかる未記。

 

アパートに帰った稔。

 

横須賀市本町一丁目21

 

誰もいない部屋は真っ暗…と思ったら妙子がいた。明日、絵美子のお骨にお詫びをして、出ていこうとしている。矢崎のことを私が殺したようなもの、罪を犯してしまった、幸せになる資格はないと別れ話を切り出し、稔は引き止めた。

 

飯倉家

慎一郎は審査委員長なので、明子、ゆきこと未記につきあいがあれば、えこひいきと思われるから会わないと約束してほしいとお願いした。

 

最初から出られるようなバンドじゃないじゃん!

 

未記が絵美子の初七日のお礼を言いに菓子折りを持って来たが、インターホンに出た明子が会えないから帰ってくれないかと伝えた。お菓子も受け取ってもらえなく、ショック…でも、未記だって分かりそうなもんじゃない!?

 

清純の歌姫

千葉かおるショー

 

かおるは夫・霧島航の存在を暴露され、プロダクションの厳重な管理下に置かれた。

 

清純の歌姫と書かれたポスターに””と落書きされたのを見てしまう。

 

「長い夜」を歌うかおる。しかし、舞台上で突然倒れた。

 

昭和のあるある演出、輪転機

 

千葉かおる

   倒る

 

過労か? 

 心労か?!

 

マスコミでぶったたいておきながら、心労か、じゃねえよと思う。

 

フロンティア

サックスの練習をする航。

 

未記と晃は、かおるの記事を読み、何でお見舞いに行かないの?と聞く。

 

千葉かおるさん倒る!

過労心労!?

公演中舞台上で倒れる

連日の取材ぜめに、疲労

 

航は1日でも休めば、みんなに迷惑がかかるだろう、そんなのに心を奪われるようじゃ、一流のミュージシャンになれないと、黒っぽい液体を飲んでいた。また酒!? 稔は反論こそしないものの、航の考えが許せない!?

 

「涙のリフレイン」を歌う克己。ベースとサックスがそっぽを向いている。ゆかりは佐田に”おじん”って。久しぶりに聞いたな。

 

楽屋

これから練習だという未記だったが、稔は妙子が待ってるから帰ると先に帰ろうとし、航が止めた。稔は音楽祭も大事だが、妙子はもっと大事と話し、航と稔は殴り合いのけんかに発展。

 

狭い楽屋で…

 

絵美ちゃんが見てるよ!と涙ながらにケンカを止める未記。

 

バー

邦男に相談する未記。もめ事を解決するために邦男がバンドに入るというが、明日の朝まで一緒にいようと未記の手を握ってきた。邦男からあんたが欲しいのは、グランプリか晃との愛か、どっちかと聞かれた。

 

未記が飲んでるのは酒? 酒なの!?

 

若葉荘

妙子が食事を作り、稔はまだ寝ている。稔のジャケットに手紙を入れようとしたことに気付き、稔が起きた。妙子は新聞を取りに行くと廊下に出ると、もう荷物はまとめており、そのまま出ていった。

 

ジョギングしていた未記と鉢合わせした妙子は稔への書き置きを未記に託して去ろうとしたが、稔が追いかけてきたのでタクシーで走り去った。

 

花屋

 

東京都渋谷区本町3-5-6

神南病院内 千葉かおる 様

 

差出人は 一ファンより と書き、シンビジウムの花束を贈ろうとしていた航は、稔が「妙子!」と呼びながら走っていくのを目撃した。

 

横須賀駅

妙子の乗る電車に追いついた稔だったが、電車は走りだした。稔を追いかけようとした未記は航から一人にしておいてやれと止められた。

 

夜、酔っ払って荒れてる稔を見つけたゆかりたち。暴力バーに連れ込まれた稔を見たもののアカボシ組のシマで人殺しの前科のある者がいっぱいいるので手も足も出ないと晃と未記に報告。

 

バーの女性に「妙子」と抱きつく稔。席にいた男たちに絡まれ、店の外に連れ出され、ボコボコにされた。未記が駆けつけると、「てめぇがミッキーか」ってよく知ってるなあ! 男たちに素手で応戦し、スティックを取り出したが、思い直し、男にボコボコにされた。

 

車で通りかかった慎一郎が目撃! 晃も航も殴りまくりじゃないの。航が警察に連絡したぞ!というと、男たちは去っていった。

 

「あれほど言っておいたのに!」と出場権を抹消すると告げた慎一郎。逃げようと思えば逃げられたはずってのも無茶な話よ…

 

フロンティア

稔が土下座で謝る。克己、令子、弘が責めるので、死んでやる!と稔が言い、佐田や小野が止めた。未記が妙子から預かった置き手紙を渡した。

 

稔さん あなたと暮した この歳月

私は幸せでした

あなたに逢えて、本当に良い夢を見させて

貰いました

これは、あなたと初めて逢った時、摘んで

貰った花です

たとえ花は枯れても

あなたとの思い出は尽きることはないでしょう

わすれません いつまでも

 

同封されていたのはコスモスの押し花。それにしても達筆だ。

 

たとえ離れても魂は寄り添っていると稔を励ます未記。航も夜中に名前を呼んで泣きたくなることもあると本音を言い、それをこらえるのも男の思いやりだという。

 

晃は音楽祭が全てじゃない、初心に帰って出直そうじゃないかと提案。傷ついた人の心を励まして、明日への夢を紡ぐ、そんな音楽を作り上げる。さっき、稔を責めた克己たちもたかが音楽祭って…稔は一人一人に「ありがとう」と頭を下げた。

 

飯倉家

慎一郎が未記たちのバンドが音楽祭に出られないと明子とゆきこに告げた。ゆきこが言う正当防衛ってのも苦しい言い訳じゃない? すぐ警察呼ぶとかさぁ! 

 

ケンカも戦争も大抵、正当防衛という理屈がつく、しかし、一切の暴力を憎むのが私の信条だという慎一郎。しかし、明子まで未記のことをお願いする。えぇ~。未記たちのバンドを排除するのは言葉の暴力を振るうようなもの…それも苦しいぞ!

 

日本の音楽界は未来の宝を失うと明子、ゆきこが必死に訴えた。

 

かおるは受け取ったシンビジウムの花束から航からと気付き、頑張ることを誓う。

かおるが受け取った花束はシンビジウムで航が胸につけていたのはカトレア??

 

歌番組で歌うかおるを楽屋で見ている未記たち。

 

フロンティアに明子から未記に電話。音楽祭に出られることになった。慎一郎が代わり、今回は特別措置で暴力沙汰も明子に会うことも絶対許さんという。明子に感謝する未記。

 

「NEVER SAY GOOD-BYE」の練習。邦男が返事を聞きに来た。邦男がバンドに入るためにはミッキーが欲しい。どうなんだ? ミッキーとギターを弾きだす邦男。グランプリを取れなくても言い、晃のために邦男のことは拒絶しようと思った未記。

 

邦男のギターに弘が至近距離で見ていた。弦が切れそうなので、弘を突き飛ばした未記は切れた弦が目に…未記の両眼から血が流れる。

 

早く病院に!!

 

未記たちはどこまでも呪われた子であろうか。(つづく)

 

こ、これ! 絵美子のこともバンのことも覚えてなかったのに、当時見ていて覚えていたのはこのシーン! こんな終盤だったんだね。