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【ネタバレ】ありがとう(第2シリーズ)第23話

TBS 1972年6月29日

 

あらすじ

きょうは、他人のことよりも、まず自分のことを考える現代っ子鉄之介(岡本信人)と小雪(小鹿ミキ)の結婚。逆に他人のことばかりを考え、たがいに気を使いすぎたため、破局をむかえた龍之介(児玉清)と章子(河内桃子)の離婚。現代流行の"年代の差"を、十家の長男と三男の離婚と結婚の問題を通して描く。

ありがとうの歌

ありがとうの歌

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2025.1.30 BS12録画

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友は新にお母ちゃんと鳥取へ行こうと言って泣き出す。

 

作:平岩弓枝

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音楽:平井哲三郎

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主題歌(クラウンレコード)

ありがとう

  作詞:大矢弘子

  作曲:叶弦男

  編曲:小杉仁三

  唄:水前寺清子

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山新(こやまあらた):水前寺清子

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古山友(こやまゆう):山岡久乃

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島省三:佐野浅夫

水戸浄子:上村香子

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十虎之介(つなしとらのすけ):石坂浩二

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十章子(つなししょうこ):河内桃子

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宮川十七子(となこ):佐良直美

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十鉄之介(つなしてつのすけ):岡本信人

十太(つなしまさる):水野哲

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斉藤利市:岩田直二

斉藤小雪:小鹿ミキ

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十龍之介(つなしたつのすけ):児玉清

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十儀介(つなしぎすけ):清水将夫

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国枝美映子:奈良岡朋子

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千葉広道:山本学

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千葉志津枝:長山藍子

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きみ:大鹿次代

青柳ひろ子:藤夏子

安本とし子:深谷みさお

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佐久間貴子(さくまたかこ):乙羽信子

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相沢桃(あいざわもも):沢田雅美

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相沢万希男(あいざわまきお):井上順之

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相沢希(あいざわのぞみ):大空眞弓

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プロデューサー:石井ふく子

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演出:川俣公明

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制作:テレパック

   TBS

 

春秋荘

新は向かいの婦長の部屋のドアをノックし、お母ちゃんの頭がおかしくなったと訴えた。婦長は新を落ち着かせようと、友を自室に残して、新と古山家へ。新は、お母ちゃんが仕事のミスをしてクビになったのでは…? それとも縁談の話があるのでは…?といろいろ想像して心配する。

 

婦長は新の思いを聞いて、部屋に戻った。

 

古山家の日めくりカレンダーは”10”。1972年6月10日(土)

 

そういえば、6/6~「幸福相談」が始まってんだよねー。

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相沢桃と並行して池本良子から松田南へ。

 

十家ダイニング

煙草を吸っていた虎之介。パジャマ姿の院長は虎之介の出したお茶を飲んだ。院長が持ってきた虎之介の縁談の相手は美人で気が優しい娘さん。

 

千葉家

レース編みをしている志津枝。広道は早く寝ようよと誘う。レース編みでベッドカバーってすごいな! 十七子が志津枝に恋人いますか?と気軽に聞いたことを怒っていた。

 

毎朝再放送で見ている「顔で笑って」で女性上位の象徴のように描かれる徳子より志津枝みたいな女性のほうがよっぽど怖いんだけどなあと個人的に思う。

 

志津枝が結婚適齢期を逃していたのは、自身を医師にしてくれるに働き詰めだと知っている広道は他人の言うことをいちいち気にするなと言う。機嫌を直した志津枝は広道に寝る前に歯を磨きなさい、そろそろ髪を切りに行きなさいとあれこれ指示を出す。前のシリーズでは妹だったからまだしも、今回は異性だからあまりベタベタしすぎ!って思っちゃう。

 

婦長の部屋

友から話を聞いた婦長。鳥取は亡き夫の故郷で今は亡夫の姉がいて、仕事を紹介してもらえないかと考えている。友は東京生まれの東京育ちで地方を知らない。

 

えー! 絶対東京暮らしを手放してはいけないと思う!!

 

新が行きたがらなくても友は一人で鳥取に行くつもりでいる。そこまで友が気を回すこたぁないだろ!

 

十七子たちの部屋

十七子が眠れずに歌を歌い、浄子が目を覚ます。28、9の女性の相手は誰がいいかと考えていた。十七子はやっぱり34、5かな?と言うが、浄子は同い年くらいか年下でもいいのではないかという。だよね。何でそんな年上? しかも余計なお世話だし。

ひとり寝の子守唄

ひとり寝の子守唄

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十七子が歌ってたのは「ひとり寝の子守唄」かな?

 

こころ

万希男と桃が店の掃除をしていた。小雪と鉄之介の結婚が決まり、巻き込まれた桃は文句を言う。俺には姉さんと桃がいる、両手に花と万希男が言うので、桃はあきれる。

 

朝からうどんの相沢家。桃はきょうだいに誰も恋人がいないことを嘆く。姉妹が美人だと恋人が見つけにくいのだと希が言う。

 

古山家

掃除機をかける友と洗濯物を干す新。

 

あら? カレンダーが急に”29”になってる。このドラマの放送日1972年6月29日(木)。ゆうべ言ったのデタラメだね?と聞いてるから、急に日にちが飛んだわけではないらしい。冒頭のはめくり忘れ!?

 

十家ダイニング

鉄之介と小雪の結婚話。龍之介は大学を卒業するまで結婚を延ばしては?というが、鉄之介は、すぐにでも結婚したい。章子は太を学校へ送っていった。

 

龍之介と章子…なのに、誠治と季子と言いたくなる。龍之介のころより誠治のころのほうがかっこいいんだよな~。児玉清さんは年取るほど素敵になる。

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龍之介は食後すぐ煙草を口にする。院長は今に子供からも見放されるぞと警告される。

 

出勤中の友と章子、太が会った。そそくさと職場へ向かう友。

 

章子は太に京都へ帰るかもしれないと伝えた。太はパパのことは僕が叱ってあげると言うが、章子は希さんにママになってもらうなんて、そんなこと言うなよ。

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太は「顔で笑って」にもゲスト出演してたけど、大体短髪だったから、いつも出てるのにこんな髪長かったっけ?と思った。

こういう黄色い巨人帽をかぶってる。あ、これって通学帽なんだ。へ~。

 

太を送り出して泣き出してしまう章子。

 

ナースステーション

小雪と話しに来た鉄之介。2人の会話に呆れる桃ととし子。鉄之介は院長から栄養士になれと言われていると話す。

 

こころ

章子が店に寄り、希に京都に帰ることを伝えた。虎之介に来た結婚は章子の実家のある京都の近所のお医者さんの娘で虎之介が結婚して京都に行けば、章子が東京に住めると院長は考えていたが、章子は虎之介が自分の気持ちを隠して結婚してしまうのでは思い、希にだけ今回、京都に帰ったら戻らずに正式に離婚するつもりだと打ち明けた。希にイヤな気持ちはない。恥も外聞も捨てて相談に来たと言う。

 

十病院

広道は廊下で会った虎之介に志津枝に何だかんだ話すなよとくぎを刺す。友が付き添いをしていた野田が退院することになり、院長に挨拶したいと言っていると広道に伝えた。広道が去り、虎之介に主人の郷里の鳥取に行くと話した友。虎之介は友の元気のなさが気になるが、虎之介を呼びに来た志津枝は長く付き添いをしていた患者さんが退院したから寂しいのだろうと語る。

 

薬局

十七子は万希男に年上の女がどうかと聞いた。またおせっかいというかなんというか(-_-;) 詳細は話さず、♪ないしょ ないしょ ないしょの話はあのねのねと歌い出す。

ないしょ話

ないしょ話

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♪こっそり こっそり ね まーちゃんと万希男に耳打ち。

 

公園

章子は虎之介が自分を責めたら申し訳なく思い、自分の気持ちを決めたと希に話す。十家に嫁いできて幸せ、みんな好きだから皆さんをこれ以上苦しめたくない、今までのことは白紙に戻して自分の幸せだけを考えてほしい、太、よろしくお願いしますと希に頭を下げて去っていった。

 

院長室

島が妻が実家に帰ったことを報告していた。妻のことを一種のヒステリーって…! 昭和ドラマで女性が怒っているのを全てヒステリーで片づけるの大嫌いだよ。

 

月給は袋ごと渡しているのに日頃から休みの日はどこにも連れて行かない、PTAに参加しないなどと文句を言われていた。上の子は台所仕事がうまい。今は男でも家庭科の授業があり、サラダなどが作れる。電子釜もあるから簡単…なら、お前がやれ! 下の子は掃除をしている。

 

婦長が呼ばれ、院長が島家の家庭の調整をしてほしいと言われたが、島は断る。息子たちも自分の味方だと言う。でも、こんなのが産婦人科医で女性たちに偉そうに話してたんだよな。ケッ!

 

新が患者の食事を運んでいると、友は仕事を早く終えて、鳥取行きの切符を買いに行くと聞き、新は心配して、婦長と話をする。

 

内科の診察室

十七子は広道に志津枝の結婚の話を聞いた。広道は姉の結婚は当人に任せてください、大人ですからと言う。十七子は縁談は人が入らないとまとまりにくいものだと言うが、広道は人にはそれぞれ理由がある、その話はしないでくださいと言う。適齢期を過ぎた姉に若いあなた方がなんでもなく言った言葉が想像できないくらい傷つく。もうやめてくださいと部屋を出た。

 

十家ダイニング

小雪の父と院長が式は秋がいいと話し合う。鉄之介と小雪が来て、鉄之介が決めたことを話したいと言うが、なかなか言い出せなく、小雪がビールを飲ませた。鉄之介はしゃっくりが出て話せなくなり、小雪が式は6月中に挙げる、新居は十家の2階。虎之介の部屋も使わせてもらうと勝手に決めていた。

 

ナースステーション

万希男が桃を迎えに来て、虎之介に縁談があるらしいと言ってきた。「やだあ、またお兄さんのデマ放送じゃないの?」と桃。院長から聞いた話だと言うと、浄子は部屋を出て行き、新もショックを受けた。桃も出て行き、新が泣いてるところを万希男に見られた。新は、お母ちゃん、それで鳥取へ!?と察した。

 

外科の診察室

国枝が入ってきて、章子が新幹線で帰るのに見送りに行かないのか龍之介に聞いた。外科医としては優秀だけど、家庭人としては不器用だと言い、近頃、章子が帰ると知り、イライラしていたと指摘。

 

公園

虎之介がトランクを持ち、章子と太と歩いている。虎之介に結婚だけはご自分のためにしてくださいと伝えて、トランクを持って、去っていった。

 

古山家

窓辺にたたずむ新。友が料理をする気になれなかったとコロッケを買って帰ってきた。朝、出発して夕方に着く。とし子が新を訪ねてきて、小雪の結婚祝いを何にするか相談するからご飯を終えたら千葉家に来てと誘った。とし子が帰ると、私も鳥取へ行こうかなと言う新。(つづく)

 

十病院という大きなファミリーなんだろうけど、それだけに、失恋でもしたら、職場も家も失うというリスキーな場でもあるんだな。