TBS 1979年7月13日
あらすじ
道子(真行寺君枝)と志郎(広岡瞬)は中絶するべきか迷っていた。そして麻子(岸惠子)は夫・茂夫(河原崎長一郎)以外の男性と初めてデートを。そして突然、謹造が…。
2025.1.30 BS-TBS録画
麻子が茂夫と季子が寝たと話すが、誠治は信じない。「主人とお宅の奥さん…本当なんですよ!」と麻子が必死に訴える。
脚本:山田太一
*
原作:山田太一著
「沿線地図」(作品社刊)
*
音楽:小川よしあき
主題曲:フランソワーズ・アルディ
「もう森へなんか行かない」
*
制作:大山勝美
*
藤森麻子:岸恵子
*
松本季子(としこ):河内桃子
*
藤森道子:真行寺君枝
*
松本志郎:広岡瞬(新人)
*
松本謹造:笠智衆
*
湯川時子:野村昭子
*
隣りの主婦:板倉加代子
エンゼル・プロ
*
藤森茂夫:河原崎長一郎
*
松本誠治:児玉清
*
協力:東京急行
衣裳協力:ローマ岩島
アストラ館
ロア六本木クープル
*
プロデューサー:片島謙二
*
演出:福田新一
*
製作著作:TBS
藤森家
誠治は季子に会ったら何をするつもりだったのか麻子に聞いた。主人に聞いただけでは片手落ちで季子の気持ちを聞きたかったと答えるが、冷静な誠治にいらだちを覚える麻子。泣くような気分じゃないと言うが、誠治に何を考えているのか聞く。志郎は誠治似、道子は麻子似かな。
麻子は誠治に浮気をしたことがあるか聞いた。素人はない。昔は玄人と…!?
麻子は自分だけ損したような気分になって誠治に思いをぶちまける。店を持つ前はアパート暮らし。道子を背負ってテレビのアンテナ台取り付けをしたこともある…怖すぎっ! 今は駅の周りに電気屋が8軒。去年は10軒あったけど2軒つぶれた。街の小さな電気屋さん、今はどうだろう。
今やすっかり電気屋のおかみだけど、夫が真面目なら文句は言わない。私ばっかり損をして、みんなで勝手なことをして…と涙を流す。ずっと耳を傾けられる誠治がすごい。しかし、今度のことは大げさに考えないほうがいいと言う、一度だけの間違いなら許してやろう、普通のときではなかった、やりきれなかったと季子や茂夫の思いを代弁した。失礼だが、私とあなたにも起こりえたこと。麻子はお酒を飲みたいと言い、誠治も乗った。
すぐにでも季子が帰ってくるんだと思ってた。
藤森電気商会
時子は一人で店番している茂夫にケンカの原因を探るようなことを言う。関係ないでしょっ! ドラマのキャラとしては面白いけど、実際の隣人だったらイヤすぎる。
松本家
麻子は酔って、同じことしてやろうと思っていたと話すが、誠治を主人と違ってエリートだと話すと、誠治も麻子をまじまじと見つめ、きれいだと話し、お互い褒め合う。今の姿もしわがあるが、輝くような娘さんがここまで頑張ってきたんだろうななどと話す。
裏切られたもの同士が慰め合っているなんて、と麻子が言う。子供たちが同棲して、親同士がそんなことになるんではあんまりでたらめだと誠治も言う。
季子は益子焼を見ている。
麻子は誠治をデートに誘う。いいね! この2ショットもいいね~! 電車で移動し、その後はタクシーデート…といっても、麻子と誠治は声だけで、景色が延々映るだけ。
戦争も空襲も免れた古い建物…アパート?を見る2人。
謹造が松本家を訪ねた。マンションの向かいの主婦にどこが行ったか聞いたが、あまり付き合いはないと言われ、夫婦でどこかへ出かけたんじゃないかと言われた。
レストラン
誠治は銀行の超過勤務について麻子に熱心に語る。愚痴めいたことを聞いて、麻子は奥さんに黙っているなんておかしいと言う。誠治は今度のことは浮気でも本気でもない、事故。大きな寂しさの塊のようなものが通り過ぎたと文学的に語る。
ゲームセンターではしゃぐ誠治と麻子。
なんかふと、これを竹脇無我さんと栗原小巻さんが40~50代くらいに共演して見せてほしかったなーって思ってしまった。「3人家族」「二人の世界」どっちも好き。
アパート
堕胎について迷いが出た道子と志郎。そこへ菓子折を持って訪ねた謹造。
道子がコーヒーを用意するが、志郎は日本茶のほうがいいと言い、謹造には道子は年寄りと暮らしたことがないから分からないと話す。だったらお前がやればいいだろ! 謹造が謝りに来たと言うと、志郎もずっと気がとがめていたと話すが、この暮らしをやめるつもりはない。
謹造はただ会いに来たと言って、ケーキを食べた。シーンとしていたので、志郎は道子が尻を触る客にカレーをぶちまけたと笑い話をする。しかし、ニコリともしない道子を廊下に連れ出して、とがめる志郎。謹造は帰り支度をして廊下に出た。
志郎は送りがてら一緒に歩いた。謹造は帽子、ネクタイ、ジャケット着用。11年仕事らしい仕事はしてないと話し、改札まで送ると言う志郎を断り、歩いて行った。志郎はあとを追いかけ、子供のことを話した。今の生活は大変だから堕ろそうと思うと話すと、謹造は産むことはない。つまらんよと歩いて行った。おじいちゃん…
アパート
道子は態度が悪かったと謝った。志郎は、いいんだと許した。
電車に乗っている謹造。
誠治がマンションに帰り、麻子は茂夫にお茶を出した。いじいじしている茂夫に1日羽を伸ばしたからあいこだと笑顔で言う麻子。ウイスキーでも飲もうかと誘うと、茂夫は泣き出した。えっ!
松本家
季子は誠治にどこへ行ったか聞いた。1日、東京を歩いた。渋谷、青山、駿河台…誠治もちょっと焼きもちっぽいことを言ってみたり、和やかな雰囲気。
益子焼の皿を見せる季子に誠治が急に切り出したぁー! どんな気持ちだった?と聞く。季子は藤森さんの旦那さんに罪はない、かばったんじゃないの、愛情もない、好きでもない、どっちかというと嫌いかもしれない、体をぶつけたかった、荒々しいことがしたかった、めちゃくちゃなことをしたかった、必要だった、ああしないといられなかった、裏切ったと言う気持ちもあんまりないなどと気持ちを明かした。どっちかというと嫌いって…ちょっと面白い。
離婚されても仕方ない、子供もいないんだし…と季子が言うと、離婚なんて考えてなかったと誠治は言い、元の生活に回復するようにする。
季子は元の生活に回復したいなんて思えないが、誠治と別れても幸せとも思えない。どうしていいか分からない、ごめんなさい…とまたお酒一気飲みしてるぅ~!
居酒屋で一人飲む謹造。
店では「舟唄」が流れる。
藤森電気商会
誠治から麻子に電話。これで一切会わないってわけにはいかないだろうから4人で会おうと提案されたが、断った。茂夫もどんな顔していいか分からない。
結局、会うのか! 麻子とスーツにネクタイの茂夫がエレベーターに乗る。
松本家
この度はどうも…と誠治に挨拶する茂夫。家に上がった茂夫は土下座したが、麻子は茂夫を起こした。車で来たので酒抜き。時が来たら解決というのではなく、荒療治しようなどと誠治が話していると、電話があり、謹造のアパートの人から?
誠治「自殺だって…」でつづく。
えー! えー! えー! 子供のことをつまらないと言ってたのは、もう死ぬ気だったから!? えー! あした最終回だってのになんてこと!!

