TBS 1973年6月7日
あらすじ
酒屋の唯一(岡本信人)は、愛(水前寺清子)の手引きで母・乙美(園佳也子)と別れた父に会う事が出来た。だが、乙美の厳しい追求に困った唯一を助けに入った愛は、母の歌(山岡久乃)の結婚相手の鑑定を唯一に頼んだのだと言ってごまかした。乙美はごまかせたものの、四十女の歌が娘の愛を残して再婚するという噂が、乙美の口からマーケット中に広まってしまった。
2025.6.26 BS12録画
三三九
唯一の父を裏口から逃がし、乙美が店に乗り込んできた。
作:平岩弓枝
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音楽:平井哲三郎
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協力:築地東京魚商業協同組合
東京青果物商業協同組合
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志村愛(あい):水前寺清子
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志村歌(うた):山岡久乃
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熊取唯一(ただいち):岡本信人
山口中(あたる):時本和也
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寺川元気(もとき):石坂浩二
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寺川明子(あきじ):井上順
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寺川百子(ももこ):葦原邦子
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熊取乙美(おとみ):園佳也子
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中央(なかお)玉之輔:佐野浅夫
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中央方子(まさこ):奈良岡朋子
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中央玉子:波乃久里子
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中央素子(もとこ):沢田雅美
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新堀名津(なつ):長山藍子
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新堀未絵(みえ):音無美紀子
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安田十志子:岡村あつ子
柴田保:森本健介
君野善吉:坂上忍
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木下三三九(さんさく):児玉清
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木下行司(ぎょうじ):新克利
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木下桔梗(ききょう):佐良直美
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君野右子(ゆうこ):草笛光子
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
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制作:テレパック
TBS
三三九
右子が善吉を迎えに来た。歌も愛も善吉を叱らないでやって下さいと言う。
唯一は乙美からなぜこの店に来たのか問い詰められていた。愛はお酒を届けに来たと助け舟を出す。口を挟もうとする三三九に桔梗がマスクをして、兄たちは酒が飲めないが私は一升くらい平気だと笑う。
ビールの水割りという話からカルピスなら水で割るけどねぇ…と宣伝タイム。
唯一と釜飯を食べていた男の人は誰か?という話から、愛は歌に縁談があるととっさに出まかせを言う。乙美は四十過ぎたオバハンが縁談!と笑いとばす。
寺川家
明子は元気に履歴書の写真でどっちがいいか聞く。目をつぶっていたり、イマイチ。百子は隣に味噌を買いに行った。
志村家
歌は縁談の話を本気にして、まんざらでもない!? 愛は嘘も方便と笑う。四十過ぎて結婚する人はいる、母さんの方が愛より器量もいいし、ボインボインだ!と自慢する。今度の日曜日に結婚相談所へ行ってこようと「花嫁」を口ずさみながら顔にクリームを塗りたくる。
熊取酒店
乙美は百子に歌の縁談の話をするが、百子は信じてない。
三三九
方子、玉子、素子でカウンターで飲んでいる。玉子は父を心配し、早く帰りたがるが、桔梗も一緒になって素子とビールを飲む。素子は案外、玉之輔がモテるという話から、桔梗は最近の40代、50代の男性は精神的に若い、うちのおあんちゃんも30代も半ば過ぎてから男前になってきたし、男の魅力は40過ぎてからだという。
いやいや、単純に児玉清さんがカッコいいというだけ。しかし、この当時の40代、50代でも昔より精神的に若いと言われるって…従軍した世代なのにね~。信じられない。
玉之輔が心配になった方子は子供たちを置いて先に帰った。玉子と素子は焼き鳥を追加注文して、桔梗もビールを飲んで「同期の桜」を歌う。
魚平
玉之輔は歌の縁談がデマだと歌本人から聞く。
中央肉店
店の前で待っていた方子は魚平から出てきた玉之輔にキレる。
朝、仕入れに出ようとする愛は元気と鉢合わせ。元気は愛と会えてテンションが上がる。愛は別々の車で行くんでしょ?と塩対応。
中央肉店
明子は玉之輔に縁談の釣り書きを渡した。明子の写真と履歴書を渡すと、本物くれよと軽く返されてしまった。ここではっきり言えばいいのに。
荒物店
未絵が開店準備をしていると、行司が通りかかり、これから信州へ帰ると伝えて帰って行った。次に通りかかったのは右子と善吉で帰りに金魚鉢を買いたいといって去って行った。名津が店に戻り、電器屋から戻ってきた。縁談の話。
行司が実家に帰ったと聞き、行司さんって年いくつ?と気にする名津は行司に1万円貸しているというがホント?
熊取酒店
バターとチーズの注文が入る。コンビニの前身みたいなものよね。サザエさんの三河屋さんか。
市場
仕入れ後の元気は素子に会い、歌さんが結婚するんだってねと話しかけた。元気は百子に聞き、素子は玉之輔がナイショにしてるのだと勘違い。素子的にはやきもちやきの母のためにも未亡人が再婚してくれた方がありがたい。
市場内の食堂
コーヒー 80
ココア 90
ミルク 60
ジュース 80
カルピコ 60
トースト 60
ゆで玉子 20
サンドイッチ 120
ラーメン 100
そば・うどん 70
番組内で散々”カルピス”って名前出してるのに、”カルピコ”って何よ?って思ったら、フルーツ味(グレープ・プラム)の炭酸飲料だそうで。1973年発売だけど70年代の終わりには終売になったそう。
瓶牛乳を飲んで元気を待っていた愛。元気は人生で2度結婚する、一度目は年上、二度目は年下、と歌が結婚すると思い込んで愛を励ますつもりで話す。親類だと思って何でも相談してくださいと言う。
寺川家
明子は新たに履歴書を書いていた。百子に男の親類の名前を聞く。マツザキヒデキ、現住所は横浜市港北区。仏壇の脇の名簿に置いてある。生年月日は明子の父の一回り上で70以上。百子は何をしているのか気にするが、明子は、ちょっとねとごまかし、マツザキヒデキの若い頃の写真を探す。
荒物店
金魚鉢を買いに来た右子に化粧品のお礼を言う名津。そこに軽石を買いに来た歌。名津にこれからクリームを買いに行きたいというと、名津も一緒になって店に行くことにした。
魚平
愛が帰ってきたが、歌はいない。「またサボタージュだな?」…まだサボりとは言わないのね。
中央肉店
方子は新しいスーパーマーケットが出来たので買い物に行った。先着100名の景品は湯飲み。食べ物じゃなくて、玉子の割烹着や保のシャツなどを買ってきた。
方子が明子に渡された履歴書を玉之輔と見ていた。マツザキヒデキ、玉子より一つ年下。写真は古めかしいな~。さすがにあれは1970年代の若者ではないな。玉子は明子が縁談を持ってきたことにショックを受け、八百一へ。百子にマツザキヒデキの事を聞く。一番頭がよくて出世頭…ここで年齢の話は出ないのね。
君野化粧品店
歌に化粧をする右子。名津や歌はポスターみたいなアイシャドウがしてみたいとはしゃぐ。
三三九
行司が信州についたか気にする桔梗。おあんちゃんどうして結婚しないの?と聞く。三三九には好きな人がいて死んでしまったらしいと行司から聞いていた。洗濯担当の行事が不在で洗濯物をためてしまった桔梗。
魚平
サングラスした歌が帰宅。サングラスを外すとアイシャドウ、つけまつ毛。
寺の境内でボーっとしている玉子。中に声をかけられ、向こう行ってよ、石ぶつけるわよと逆切れ。
中央肉店
素子が帰宅。玉子は頭が痛いと帰ったと方子が言う。明子が玉子に会いに来たが、玉子が不在。明子は玉子の縁談へのリアクションを気にする。
魚平
結局、サングラスをしたまま店に立っていた歌。愛は化粧を落とせと怒る。そこに乙美が来店。巻き毛で派手な格好をしている。それにしてもダイナマイトバディだ。歌に対抗?
中央家
部屋でふてくされている玉子。素子は明子が縁談の世話をしたことに怒っていた。そこに明子が自宅に見舞いに来た。素子が部屋に上げ、明子は玉子の部屋へ。明子がノックして部屋に入り、甘夏を渡したが、玉子は甘夏を明子に投げつけ、布団をかぶってバタバタ。布団から出た生足に注目する明子。
魚平
元気がみつ豆を持ってきて、歌に渡した。愛は怒って、すぐ元気に返し、話があると呼び出した。(つづく)
魚屋のおかみがあの派手メイクはないなー。

