TBS 1973年12月21日
あらすじ
花田外科病院でもそろそろボーナスが出るらしい。ボーナス査定をする事務長の徳子(冨士眞奈美)に対し、医師や看護師たちは続々とゴマすり作戦を開始した。大吉(宇津井健)も、秀子(倍賞美津子)や悦子(山口百恵)のためにこの時期は徳子に反発せず我慢していたが…
2025.1.22 BS-TBS録画
海岸沿いを走るスポーツカーが花田外科病院前に着いた。看護師たちは「イカしてる~」と騒ぐ。車から降りてきたのは明夫。給料は使い切っているのにどこにそんなお金があるのか聞く千代。明夫は、まだ出てないボーナスを頭金に、あとは月賦で支払う予定。お前みたいにスッカラカンカンじゃ嫁の来手はないと千代は言うが、明夫は窓掃除していた久利子に手を振る。
富田は自転車で出勤。看護婦たちは貯金があって車のない人と、車があって貯金のない人のどちらがいいか悩む。ひな子は車に乗って貯金しにいく人がカッコいいとニヤリ。
秀子や大吉も明夫たちの様子を見ていて、大吉は自分もボーナスがもらえるか心配する。秀子は院長代理なら当然もらえると言うが、大吉は徳子のが査定するなら期待できないだろうと思う。
秀子は悦子に電話し、グァム島へ行こうと提案。秀子が準備してるので、大吉には黙っているように言う。電話を切って「先輩、感激です!」と手を合わせる悦子。
花田大吉:宇津井健
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花田秀子:倍賞美津子
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花田徳子:富士眞奈美
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花田誠一郎:松村達雄
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岩崎明夫:水谷豊
内田久利子:川口晶
花田悦子:山口百恵
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悠木次郎:夏夕介
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花田きり:葦原邦子
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悠木ひな子:春川ますみ
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富田淳:橋本功
岩崎千代:初井言栄
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鈴木初恵:紙じゅん
寺田町子:深沢裕子
渡辺桃子:青山美樹
ナレーター:浦野光
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タカシの母:島田多江
タカシ:水野哲
喜多大八
幅清二郎
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吉本太郎:フランキー堺
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脚本:柴英三郎
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企画:野添和子
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家具提供:家具の大正堂
衣裳協力:ミカレディ
医療器具:アコマ医料工業㈱
協力:鎌倉市
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音楽:青山八郎
主題歌「パパは恋人」
作詞:千家和也
作曲:都倉俊一
編曲:高田弘
歌:山口百恵
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監督:国原俊明
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製作:大映テレビ株式会社
TBS
いんげんの筋取りしている久利子と秀子。久利子が南太平洋の初日の出っていいですね~とうらやましがり、秀子は聞いてたの?と驚く。旅費はボーナスをあてにしていると秀子が言うと、久利子は徳子にゴマをすっていたほうがいいと言う。
事務長室
徳子に付け焼刃のゴマをする看護師たち。調剤をしている徳子に近づく明夫は徳子の肩をもむ。徳子は調剤もできるんだ!?
その様子を見ていた大吉とひな子だったが、ひな子は徳子は大吉の敵だからゴマすりはしないと言う。
病院のロビー
入院しているタカシの母が来ていたが、入院費がかさんだため、働かなくてはならず、帰ろうとしたが、タカシがだだをこね、母を引き止めていた。
タカシは「ありがとう」第2シリーズの龍之介、章子の息子の太(まさる)役の水野哲さん。短髪で変わらない。ロビーのクリスマスツリーにイタズラし、看護師に叱られるとスカートめくりをした。母は注意してたけど、大吉はハハハと笑う。なんだかなー。
タカシの母からパーティー券を買ってほしいと頼まれた。10枚が無理なら5枚。パーティー券なるものがいまだによく分かってない。
リビング
理事長のきりが誠一郎の査定もすると聞いた秀子。徳子が明夫に肩をもんでもらったと聞いた久利子は機嫌が悪くなり、秀子も内助の功とご飯を食べている徳子の肩をもむ。
久利子はわざとお手伝いさんの求人を読むので、きりはお手伝いさんは金の卵だと機嫌を取り始めた。花田家では、お手伝いさんにもちゃんとボーナスを出すんだな。
一人で買い物に出た大吉。悦子に電話し、悦子はうっかりしゃべりそうになるが、セーター1枚と秀子へのプレゼントをリクエストした。
吉本家に行った大吉。家に上がり込み、家の中をウロウロ。風呂場に服が脱いであるのを見て、風呂の戸を開けると、吉本と玉代がいた。慌てて戸を閉めたが、玉代は服を着て吉本の体を洗っていた。きも! 介護じゃあるまいし、自分でやれや。
風呂から上がった吉本に大吉はパーティー券を買ってほしいと頼んだ。吉本たちに秀子にプレゼントしたいから何がいいか聞くと、玉代は指輪と答えた。吉本は偉そうに指輪の1つも買ってやらないのかと言うが、玉代も指輪は持っていなかった。
おでん たぬき
ギターで「ジングル・ベル」を弾き語りする次郎。明夫が来店し、ひな子はカウンターの内側でかっぽう着姿だった。ひな子は経営者で次郎はボーナス目当てでひな子の肩をもんだ。看護婦たちが来店し、初恵と次郎はプレゼント交換した。
病室
タカシは隣のベッドの男の子のおもちゃを取り上げようとしたが、大吉がゴジラの箱を持って入ってきて、タカシ所有のウルトラマンタロウと怪獣ごっこをした。しかし、千代に呼ばれて、事務長室へ。
事務長室
徳子を手伝う富田。大吉が来ると徳子が退院させるリストを渡した。大吉はタカシの母はバーのホステスで今が書き入れ時だから、タカシだけはまだ置いておけないか頼んだが、徳子は、うちは託児所じゃない、暮れの業務を合理化したい、タカシは明日退院させると断った。
大吉たちの部屋
カタログを見ている秀子。久利子は悦子に買ったビキニを見ていた。秀子と悦子のお互い気を遣う間柄からもう少し仲を深めたい秀子。しかし、大吉が入ってきたので慌ててカタログやビキニを隠した。
大吉は明日、吉本夫婦と指輪を買いに行こうと提案。お金はボーナスを頭金に月賦。秀子はボーナスはもったいない、指輪はあまりほしくないと言う。大吉はボーナスのことで徳子に逆らわなかったことを後悔した。
しかし、この時代、サプライズでいきなり指輪を買うんじゃなく、一緒に買いに行こうって提案するっていいね。時代じゃないか、その人によるか。サプライズはやめとけと思っていた。
リビング
大吉が逆らわなかったことにニヤつく徳子ときり。花田家は先代から女性が必ず給料やボーナスを決める権限を握っている。イラつく誠一郎。
大吉はタカシはクリスマスが終わるまでは入院させたいと徳子に言い、人の心を大事にしたいと話す。誠一郎は女どもには高邁な精神は分かるまいと言う。大吉は事務長より院長代理のほうが立場が上としてあと5日入院させると決めた。きりは理事長、徳子は常務理事でもあるが、そんな2人に逆らい、ボーナスがゼロでもかまわないと言う。
きりと徳子は出て行き、誠一郎と大吉は飲み始めた。秀子はボーナスがもらえないことに焦るが、大吉は秀子の手を握ってご機嫌を取った。
久利子は大吉に事情を話したほうがいいと言うが、秀子は旅行を取りやめにされるのがイヤ。そうだな、前もドタキャンしたもんな。
事務長室
きりはボーナスがゼロというのはあまりに酷い、半分や1/3にしたらと言うが、徳子は骨身に染みわたらせると反対した。きりは秀子にお小遣いをやればいいと考えを切り替えた。秀子も院長代理夫人としてきりや徳子たちの会議に加わる。
日曜日、悦子が遊びに来た。秀子はすぐに悦子のビキニを渡し、改めて口止めをした。
病室
他の患者たちはおらず、タカシだけ。秀子が食事を出した。秀子はタカシを退院させたら?と大吉に提案した。秀子は母親には母親の義務がある、浪花節だわ、歳末助け合いじゃないんだから! 私はボーナスのほうが好き、タカシ君のお守りをするより30万円のほうが大事と言うと、大吉は冷酷な欲は許せないと反論。悦子は冷酷な欲なんかじゃない!と話しに加わるが、秀子に止められた。
ロビーにいた大吉に久利子が悦子から秀子にグアム島旅行をせがんだから、悦子のためにボーナスが欲しいのだと話した。いや~、悦子からせがんだわけではないんじゃ!? 事情を知った大吉は久利子にお礼を言い、何か決意した表情!?
喫茶店
大吉は富田に30万…20万の借金を申し込んだ。それくらいの金持ってないんですか?とあきれる富田。世の中にはアリとキリギリスみたいな人が多いですねえと言う。富田は20万や30万の金はあるが、親しい人と金の貸し借りはしないことにしていると断った。偉い! 帰ろうとした大吉にアイディアはお貸しできると富田が大吉に耳打ちした。
リビング
タカシは退院させる、ボーナスは欲しいと徳子に言った。誠一郎は大吉を見損なう。
大吉たちの部屋
うどんを食べていた秀子と悦子の前に賞与袋を置く大吉。
ロビーで花田花子像にイタズラしていたタカシ。徳子が注意すると、大吉もロビーに来て、タカシを預かることにしたと部屋に連れて行った。誠一郎は感心し、秀子や悦子も喜んだ。クリスマスはタカシも入れて4人でお出かけ。(つづく)
病院と個人商店は違うだろうけど、花田外科病院って、家族経営だけど、意外ときっちりした職場なのかも!? 80年代になっても給料なんて水くさいという謎の理論で40過ぎてもお小遣い程度のお金しかもらってなかった「心」の平(まさる)みたいな…橋田脚本の世界って独特だったなー。
ホントに正月はグアム旅行行けるのか!?
