TBS 1972年4月18日
あらすじ
ひとりで空回りする寿美子(山本陽子)は寂しさを覚える。はつ(菅井きん)は、そんな寿美子の姿を見てつらくなってきた。ふたりを会わせて恋を実らせてあげたいはつは、新作(浜村純)に真実を打ち明ける。
2024.4.15 BS松竹東急録画。↑それにしてもこの写真はイメージカットみたいなものなんだろうね。この3人が揃ったことないもん。これから?
「愛」という言葉は
美しく優しく
やすらぎがあります
でも人間の堕落は
この言葉から
始まったようです
「愛」と言う言葉は
自分も他者(ひと)も
たやすく騙します
苦しみも悩みも
この言葉で
呆気無く終るようです
「愛」という言葉は
悪人を善人のように
飾ることもできます
虚偽と偽善と
この言葉は
罪の中の花のようです
及川正司:加藤剛…添乗員。33歳。字幕黄色。
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前田寿美子:山本陽子…鉄板焼屋「新作」の娘。25歳。字幕緑。
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篠田清:桐原新…宮沢泰子の元夫の弟。
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及川高行:長浜藤夫…正司の父。
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ケン坊:鍋谷孝喜…「信濃路」の店員。
事務員:日高百合子
林:高木信夫…小川の同室の患者。
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田中:渡辺紀行…小川の同室の患者。
鈴木:豊田広貴…小川の同室の患者。
ナレーター:矢島正明
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前田新作:浜村純…寿美子の父。「新作」マスター。
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小川:三島雅夫…1年半入院している病院の主。
信濃路の外観。のれんがヨレヨレ。
前回のラスト部分の店内にいる高行と寿美子。正司からの電話に出るはつから。
スーツからシャツにセーターの休日のパパスタイルに着替えて街を歩く正司。
病院から帰ってきた正司はなぜか面白くない気分でした。小川さんと親子であるということもウソならベニスへ行くということもウソです。一つのウソを取り消すために、また一つのウソを作ってしまった後味の悪さでしょうか。いいえ、そうではないのです。小川さんの寂しさが心にしみて残ったからです。そして、自分の冷たさのようなものを意識し、その冷たさは父の顔を見れば救われるような気がしました。まして、そこに自分を求めている寿美子がいるとしたら…。
街中を歩く正司をガン見している人もいるからエキストラだけではないのかな。
信濃路に入った正司。ガッカリして高行の向かいに掛けているはつ。
正司「あれ? どうしたの? おばちゃん」
はつ「遅いわよ。今頃、おばちゃんって言ってくれたって。ねえ? お父さん」
高行「まあ、そこへ掛けなさい」
わけの分からない正司にはつがまくし立てる。そこのテーブルに寿美子がいて、それも秀行に会わしてくれと頼みに来ておいて、正司からの電話。はつが電話を切ったら、戸口に立っていて、「おばちゃん、ごちそうさま」とガラスが割れそうに閉めて出て行った。はつが駆け出すと、子供の自転車にぶつかって、痛かったと左足をさする。
自宅アパートに帰ってきた正司と高行。正司は紙袋を抱えている。
高行「ああ、やれやれ。おそばも食べたし、買い物も済んだし」
正司「お茶、入れますか?」
高行「そうね、もらおうかな」
正司「晩ご飯は遅くていいですね」
もう食べなくてもいいくらいだという高行。ご飯は1人前ぐらい残っている。
正司「じゃあ、炒めご飯でもして、いいにしようか」
高行「ああ、お前さえよければなんでもいいよ」
正司「ちょうど卵も買ってきたし、タマネギもあるしね」
こうしたささいな日常生活の中に父は息子をかわいそうに思い、息子もまた父の晩年の寂しさを思うのでした。そして、その2人の間に、そっといたわり合うような影を落としているのが1年ほど前のあの泰子との婚約の破綻です。
正司「お父さん、思い切って引っ越ししましょうか。昼間っから蛍光灯をつけてるようじゃしょうがないもの」
高行「そりゃそうだよ」
正司「春だし、陽気が良くなったし、もっと気持ちのいい明るい部屋のほうがいいもんね」
高行「そうさ。お前がよく我慢してると思ったんだよ」
正司「じゃあ、早速探そうかな」
高行「信濃路の奥さんにもお願いしとくといいよ」
正司「そうですね。あの人なら顔も広いし」
高行「だけど、あれだよ。その前に勉のほうも働くとこが決まらないとな」
正司「考えてますよ、あれだって。それに近頃ちょっと変わりましたしね。前みたいじゃないですよ」
高行「それならいいけど…」
正司「ハッ、さあさあ。このアパートともさよならしなくちゃ」
隣の部屋の音楽が鳴りだす。
正司「ほら、また始まったな。ハハッ」
高行「あれでも人はいいんだから、なかなか優しいとこもあるんだよ」
正司「勉みたいなもんでしょ?」
高行「それにしてもあれだよ。お前が一番貧乏くじを引いちゃって…」
正司「ハハッ。そんなこといいけど、分からないよ。まだ先のことは」
高行「だけど、お前。会ってみたらどうなんだ? その寿美子さんって人に」
正司「さあ、どうかな、それは」
高行「信濃路の奥さんの話だと、とてもお前に会いたがってるそうだし」
正司「会いたがってるのは僕じゃないんですよ。もう一人の別の人なんですよ。それにもう一度がっかりするのはイヤですからね。そうだ、会社へ電話をしておかなきゃ」
正司の勤め先
眼鏡をかけた青年が本をめくっている。
事務員「ちょうど及川さんからお電話があったんですけど、お出になりますか?」
清「ええ、お願いします」眼鏡をはずす。
事務員「どうぞ」
後ろ姿しか映らない事務員さんが日高百合子さんだろうか。
「思い橋」16話にも日高ゆり子さんという方がいた。
正司は明らかにイヤな気がした。傷ついたのは一方的に自分のほうだけである。それなのに、あの青年は、まだ自分に言いたいことがあるのだろうか。
清からの電話。「すいません、先日は失礼しました」
正司「そんなことはいいけど、まだ僕に用があるの?」
清「ええ、もう一度だけお会いしたいんですけど」
正司「会ってどうするの? 僕はもう会いたくはないけどね」
しかし、清はもう一度だけお話がしたいの一点張り。電話で言ってくれ。
正司「一度も二度ももう君と話すことなんてないはずじゃないか。それに、君のお義姉(ねえ)さんとだって会ったんだからね、君が言うように」
清「はい、義姉(あね)から聞きました」
正司「じゃあ、それでいいじゃないの」
清「義姉はスペインへ帰ることにしたんです」
正司「そう。そりゃよかったね」
清「よくはないんです、ちっとも」
正司「だけど、そういうことは僕とは全然関係がないことだからね」
清「そうでしょうか」
正司「おかしいな、君は。どうして君は僕と関係があると思うの? 僕はもうとっくに忘れたいと思ってることだからね」
清「では、僕の勝手なわがままかもしれません」←かも、じゃないよ。
清は僕のためにもう一度会ってくださいと言う。
高行「一体、誰が何を言ってるんだ?」
正司「じゃあ、いつどこで会えばいいの?」
そのとき、正司は、はっきりと泰子からは遠ざかった自分を知り、その距離だけ間近に寿美子の面影を見ていたのです。
売店に寿美子が顔を出した。また小川のお見舞いに来たと笑顔で語る。良子はガッカリして今日はダメだと言い、寿美子に掛けるように言う。出がらしのお茶を出そうとしたら、「それならお紅茶を頂こうかしら」と言えちゃうのが寿美子だな~。
良子は今日が一番悪い日で息子さんがベニスに行くから、今日お別れに来たのだと話した。寿美子にいつ出発かと聞かれた良子は今夜かあしたの朝と答えたが、よく知らないとごまかす。明らかにショックを受けている寿美子は、ちょっと病室へ行くと売店を出て行った。
ノックして「はい」と返事したのは若い鈴木。田中や林の他に矢場のベッドに新しい患者がいる。
小川は布団に潜り込んでいた。
寿美子「小川さん、前田ですけど」
小川「ああ…」と布団から顔を出す。
よく寝てる人に声かけられるな~。
寿美子「あっ…どうぞ寝ててください、どうぞ」
小川「あの…すみません、度々」
寿美子「いえ、そんなことはいいんですけど、どうしてお電話をくださらなかったんですか? 今、売店寄ってきたんです」
小川「あの…すみません。つい、かけ損なってしまって」
ベニスへ行くことを確認する寿美子。いつ行くか聞いてもはっきりしたことを答えられない小川。「ええ…それが…その…今夜だか、あしただか…い…えっと、まあ、とにかく起きます」体を起こし、カーテンを引く。寿美子も手伝い、小川は椅子に掛けるよう言う。
小川「ああ…また何か持ってきてくださったんですか」
寿美子「あっ、これですか? おせんべいなんです。どうぞあがってください」
小川「もういつもいつも、どうもすいません」
寿美子「通りがかりでろくなおせんべいじゃないんですよ」
小川「はいはい。じゃ、頂きます」
小川さんもちゃっかりお土産は受け取るもんね~。
寿美子はまた「どうして、お父様なのにご存じないんですか?」と聞く。小川は飛行機の都合やいろんなことがある、外のことがさっぱり分からないとごまかす。
寿美子「そうですか。お父様もさっぱりご存じないんですね」
小川「ホントにあなたには申し訳なくって…」
寿美子「いえ、いいんです。私のほうこそ気まぐれかもしれないんですもの。それに秀行さんは私なんかにお会いしたくないかもしれませんもの」
小川「いえ、そんなこと…」
寿美子「いいんです。私…もう一度お目にかかりたいと思いましたけど…諦めますわ。あっ、どうも失礼いたしました。どうぞ早く良くなって退院なさってください。お邪魔いたしました。くれぐれもお元気で」病室を出て行く。
小川は寿美子が行っても頭を下げたまま。
すまないと思い、これでいいかしらと思ったのです。優しい人の気持ちを求めた自分は今、優しくしてくれた一人の人にウソをウソのまま押し通してしまって。
夕方の窓の外を見る小川。
後ろのカレンダーは放送日の”18”になってたけど、カレンダー通りには進んでない。18話で正司が昼に会社を抜けてきたと売店に来て、19話はその続きで、今回も同じ日なんだよね? 会社を抜けてきて、そのまま家に帰って、信濃路に行った? 「思い橋」みたいに1日で数話使うから意外と日数的には進んでない。
良子が男性客の応対していると、ボーっと売店に戻って来た寿美子。良子は紅茶の準備をした。
いつベニスへ発つのかも分からない。そんなバカなことがあるだろうか。それにあれほど電話をかけてくれるようにとお願いしてあったのに、それさえしてくれなかった。私の気持ちはとっくに通じているはずなのに…そう思ったとき、寿美子は自分一人が空回りしていたような片思いが急に恥ずかしくなったのです。
良子に紅茶を出されて、秀行がいつ来たのか聞いた寿美子。
良子「今日です。あの…お昼過ぎに」
寿美子「あなたはいろんなことよく知ってらっしゃるんですね。小川さんのことや秀行さんのことを」
良子「ええ、まあ…」
寿美子「どうして電話をかけてくださらなかったんでしょう? 私、お願いしてあったんです」
良子「さあ、どうしてでしょう?」
寿美子「会いたくないんですよね、きっと」ショーケースのいなり寿司を見つめる。
良子「いいえ。お会いしたいんじゃないかしら」
寿美子「えっ? どうして?」
良子「分かるんです、私には」
寿美子「あら、どうして分かるの? ねえ、どうしてでしょう? だったらなぜ電話をかけてくださらなかったんでしょう?」
良子「紅茶、冷めますけど」
ティーカップに手をかけた寿美子だったが「あっ…私、紅茶どころじゃないの」
良子「私、まあ、人のことだからあんまり言えませんけど、いろんな事情があるんじゃないですか?」
寿美子「なんでしょう? いろんな事情って」
良子「あの…信濃路の奥さん、よくご存じでしょ?」
寿美子「ええ。あの奥さん、よくここへも来ましたわね」
良子「私、よく知ってるんです。あの奥さんも及川さんも。だって、あの…弟さん、入院してたんですもん」
寿美子「そう。それで私もこの病院、初めて来たんです。その弟さんに会おうと思って」
良子「そのときですよね。そこへ掛けてたんです。おいなりさん食べて」
寿美子「ええ、そう。それで帰りにまた一緒になったんです。病院の前で」
良子「タクシーも一緒だったんですってね」
寿美子「あら、そんなことどうして知ってるんですか? 誰から聞いたんですか?」
良子「信濃路の奥さんです」
おばちゃんのおしゃべりにあきれる寿美子。
良子「私、もっといろんなこと聞いたんです。あなたが及川さんとの縁談、断った話も」
寿美子「まあ、あきれた。そんなことまであなたにお話ししたんですか?」
良子「写真も見ないでお断りになったんですってね」
寿美子「だって見るも見ないも、私、そんなことちっとも考えてもいないんですもの。それを今でも言うんですもの。とんだ迷惑。人の気も知らないで」
良子「ハァ~、どうしてこういうことになっちゃったのかしら」
寿美子「こういうことってどういうこと?」
良子「だから、いろいろややっこしいんです」
寿美子「あなたはいろんなこと、よく知ってらっしゃるのね」
良子「ええ。なまじっか知らなければ知らないほうがいいんですけどね」
女性客が来て、良子が応対に出た。
寿美子はホッと救われたような気持ちだったのです。この人なら何もかも知っているし、何もかも話せると思ったのです。
女性客がいなくなり、寿美子は良子の名前を聞いた。「あたくし、前田寿美子です」
良子「池本良子です。どうぞよろしく」
寿美子は今度うちの店へ来てくださったら?と良子を誘う。「ごちそうしますわ。赤坂ですの。鉄板焼きのお店なんです。他のお料理もできますけど」
良子「新作でしょ?」
寿美子「ええ、そう。おばちゃんから聞いてるでしょ?」
良子「いや、私、行ったことあるんです」
寿美子「あら、そうですか。それはどうもありがとうございました。おかげさまで商売繁盛ですわ」
良子「連れてってもらったんです」
寿美子「えっ? 誰に? どなたにですか?」
良子「小川さんの息子さんです」
寿美子「まあ、それはいつのことですか?」
良子「もう半月ぐらい前かしら」
ドラマの放送時期だと2ヶ月くらい経ってるけど、ドラマ内の時間だと正司と「新作」に行ってわずか半月くらいしか経ってないってことか。
寿美子「じゃあ、やっぱり覚えててくださったんだわ。私、車から降りるとき、店のことを言ったんです、小川さんに。じゃあ、やっぱり来てくださったんだわ。んっ、うれしいわ、どうしましょう。あっ、そうそう。そのおいなりさんを頂きますわ。みんな下さい。お父さんのお土産にいいんです」
良子「みんなですか?」
寿美子「ええ、みんな。だって、他の人に食べられるの惜しいんですもの。ああ、そうだったの。あなたってホントにいい方ね」テンション爆上がり。
良子「あの…みんな包むと36ありますけど」
寿美子「ええ、いいわ。36でも足りないくらいだわ」
「新作」厨房
大量のいなり寿司を買って帰った寿美子は「おなかが減ったとき、みんなで1つずつたべてちょうだいね」とお皿に取り分ける。
新作「食べますよ、私だって」1つつまむ。
寿美子「小川秀行さんが大好きなの。私も1つ食べよう」←おいなりさんのことです。
新作「また行ったのか、お前は」
寿美子は秀行がベニスに帰ると言うと、新作は一度会ってみたいと言う。しかし、いつ行くかは知らない。
新作、手も洗わないでお皿を触るな! 細身長身だなあ~。
新作のマンション
テーブルの上には5個のいなり寿司。
はつ「じゃあ、寿美子さんはまた病院へ行ったんですね」
新作「たくさん買ってきたんだよ。このお寿司を」
はつ「やっぱりねえ…」
新作「それより、なんなの? 大急ぎで話したいことって」
はつ「あれなんです。寿美子さんは今日、うちの店へ来たんですよ」
新作「そう。そんなことを言ってたけどね」
はつ「そのあとでまたすぐ病院へ行ったんですからね。だから、なおさら気の毒なんですよ。私もどうもそんな気がして、もう黙っていられなくなったんです」
新作「なんのこと? それは。気の毒ってどうして寿美子が気の毒なの?」
はつ「このお寿司ですが、このいなり寿司は、とても正司さんが好きなんですって」
新作「正司さん?」
はつ「及川さんですよ、及川正司さん」
新作「じゃ、あんたが写真を持ってきた」
はつ「ええ、そうです。正司さんが病院へ行くたんびに、あの売店で食べるんです。このお寿司を」
新作「それを寿美子が買ってきたのか。あんなにたくさん」
はつ「寿美子さんは勘違いしてるんですよ。だから、私は黙っていられないんですよ。今日だってそうなんです。せっかく会いたいと思ってる人に会えるのに、それを自分のほうから会いたくないって飛び出していってしまったんですからね。私、大急ぎで呼び止めたんですよ。そうしたら、あいにく子供の自転車にぶつかっちゃってここですよ。(左ももをさす)まあ、痛いのなんのって」
新作「ちょっとちょっと、あんたの話はどうもこんがらがっていて、よく分からないよ」
はつ「当たり前ですよ。こんな話、初めっから、よく分かる人がいるもんですか。だから私は初めっから話そうと思って来たんですよ」
新作「ああ、そうか。あっ、じゃあ、この寿司でも食べながら話してよ」
はつ「食べながらって、あんた。お茶もないのに食べられますか。あっ、でもまあ、いいわよ。お寿司より肝心なのは寿美子さんの惚れた男ですからね」いなり寿司を食べる。
新作「でもまあ、それはあれじゃないの。1年半も入院してるという…」
はつ「そうじゃないんですよ。1年半じゃない、1年ですよ」
新作「まあ、1年でも1年半でもいいけどね」
はつ「いいことがありますか。1年半入院してるのは小川さん。1年前に倒れたのは正司さんのお父さん」
新作「うん、なるほど、そうだね」
はつ「なるほどじゃありませんよ。ねっ? このおいなりさんはよ、本当に好きなのは正司さんなの。それを寿美子さんったら小川さんの息子さんだと思ってるんですよ。だからたくさん買ってきたんですよ」
新作「まるで狐につままれたみたいだ。一体なんのこと? それは」
はつ「それを言いに来たんですよ、私は。正司さんも小川さんの息子さんも一緒の人なんですよ。だからどっちもこのいなり寿司が好きなんですよ」
新作「えっ?」
街中。青いラインの東海道新幹線が高架橋を走り、スーツ姿の正司が歩いている。
その翌日の昼時、正司は昨日、電話をかけてきた泰子の義理の弟に会うために急いでいました。忘れ去ろうとする女とその度に鮮やかに思い出す人と…。正司は自分の中の冷たいものに突き当たるのでした。(つづく)
やっと新作も真実が知れた。これで知らないのは寿美子ばかりなり。だけど、意外と時間は経過してないんだろうな。1話から洗い出してみよう。
ケン坊の名前があったけど、いた? 信濃路が出てきたの最初だけだしね。
「おやじ太鼓」11話。前に初めて見たときに自室の掃除を渋る三郎に「女も男もありませんよ。だから男女同権じゃないの」という愛子のセリフにこれが50年以上前の日本なの!?と衝撃を受けた。お敏の「平和よね、自分さえ死ななきゃ」もすごいセリフ。
12話からカラー!
週末の「兄弟」1、2話。ギスギス感はあるけど面白い。
三郎、敬四郎、かおると全然違う顔を見せる静男、順二、京子。