TBS 1972年9月19日
あらすじ
南(沢田雅美)と道夫(小倉一郎)が帰ってきた。夏目(倍賞千恵子)が南を叱りつける一方で、一郎(山口崇)は道夫を怒れなかった。翌日、夏目は一郎に、南たちの結婚を許そうと考えていると伝えたが、一郎は反対した。
2024.6.20 BS松竹東急録画。
松田夏目:倍賞千恵子…昼はOL、夜は占い師の28歳独身。字幕黄色。
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松田南:沢田雅美…夏目の妹。19歳。
新田道夫:小倉一郎…新田家の五男。20歳。
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新田研二:倉石功…新田家の次男。
新田麗子:木内みどり…精四郎の妻。
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新田精四郎:山本コウタロー…新田家の四男。
管理人:大久保敏男
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易者:佐山俊二
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新田サク:小夜福子…新田家の母。
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監督:中新井和夫
前回のラストの夏目がアパートに帰ってくるシーンから。意外と木下恵介アワーって、前回のラストと全く違う展開から始まることが多いから、2回連続で前回のラストの続きから始まるのが珍しく感じるというか、さらに言うと尺稼ぎに感じてしまう。
アパートの帰った夏目は南がいることに驚く。
夏目「南…」
南「ただいま」
夏目「ただいま? 何がただいまよ」
南「ごめんなさい」
夏目「何がごめんなさいよ」
玄関先で驚いていた夏目だが「どうして上がんないの?」と南に言われて、部屋に入り「南、ちょっと座んなさい。話があるの」と命じる。足にマメが出来ていてちゃんと座れない南。「救急箱出して」と南に言われて、素直に押し入れから救急箱を取り出した夏目は「イヤよ。自分でやんなさい。バカにしてるわね」と目の前に置いた。
南「ご機嫌斜めですか。ねえ、赤チンないかな? それともなんか他の物(もん)がいいかしら」
夏目「そりゃ…勝手にしなさいよ。そんなの知らないわよ」
南「やっぱり赤チンにしときます」
怒ってるけど、マメも心配な夏目。南は「ねえ、伊豆はよかったわよ。あのね、石廊崎のほうまで行っちゃったのよ。東海岸をね、熱海からず~っとバスで行っちゃったの。そしたらね、もう海は青いしね、空も青いしね。大島が遠くのほうにボーっと見えてさ。それでもう情熱的な煙を吐いてんだな。私たちみたいにね。道夫君ったらね…」と話し始める。
雄一と敬子もレンタカー借りて石廊崎に行ってたね。
やっぱり道夫と一緒だったと怒りが増す夏目。南は熱海でサンダルシューズを買って靴ズレをしたとか、お土産を買ってきたと話し続ける。「ろくな物(もん)ないのよ。あのね、温泉まんじゅうとわさび漬け。ありきたりだと思ったんだけど、ホントになんにもないの。いや、お金もなかったしね、我慢して」
夏目「ぬけぬけとお土産だなんて」
南「だって、気は心っていうじゃない」
夏目「それどころじゃないでしょ。あなたはホントに」
温泉まんじゅうを勧める南に「いらない」と一言。夏目は南が丸めた置き手紙を読み上げた。「『お姉さん、いろいろお世話になりました。あたしのことは心配しないで』これ一体なんのつもり?」
くずかごをどうしてあさるの?と言う南に「あなただって、いつか私の…」と墓穴を掘る夏目。
南「あっ、あのラブレター。あれね、ゴキブリをさ、こう包もうと思って、こうやって…」
夏目「ラブレターじゃないったら」
南「てれてんの」
夏目「ごまかさないでよ。とにかくこの手紙はなんのつもりなの?」
南「いや、これはあの…」
夏目「会社に電話をしてきて『体に気をつけて』とか『さようなら』とか誰だって妙に思うでしょ。くずかごぐらい探す気になるわよ」
南「あの、あれはね…」
夏目「言い訳なんか聞きたくないわ。私に無断で男の子と外泊したりして、どこに泊まったの?」
熱海の旅館と聞いて驚き手で口を覆う夏目。
南「いや、姉さんの言いたいこと分かんのよ。私がふしだらだっていうんでしょ? あのね、あれは私たちのデモ。お姉さんとそれから道夫君のお兄さんに対する」
夏目「デモ?」
南「そう。それに言っときますけどね、別段お姉さんが想像してるようなふしだらはしてないからご心配なくね。宿だってね、ちゃんとさ、別々の部屋、取ったのよ。旅館に電話して聞いてくれりゃ、すぐ分かるから。ちょっとね、まともすぎたかなと思ったの。でもいいの。もう2人でちゃんと結婚するって意見が合ったんだから。どうしたの? まだうたぐってんの?」
夏目「いないわ」
南「じゃあ、いいじゃない」
夏目「でもね、無断で2人だけで旅館に泊まるなんて、それだけで十分ふしだらよ」
南「いや、そこは見解の相違なんだなあ。お姉さんとはね、そういう点で考え方が全然違うのよ」
夏目「デモだなんて、わざと心配かけるつもりで行ったのね」
南「まあね」
お茶でも入れようかと立ち上がろうとした南を「逃げなくてもいいわよ」と止めた夏目は「なんであんな電話、会社にかけてきたの?」とさらに問い詰める。
南「いや、あれは…ちょっとおセンチよ。あの…駆け落ちの気分だったの。もう帰んないことにしようかななんて考えてたから」
夏目「じゃあ、あれ、本気だったの?」
南「いや、本気だっていうか…とにかくウソでもなかったんだけどな。あのね、向こう行っちゃったらバカらしくなっちゃったのよ。ねえ、私たちってさ、割とこう物事にこだわらないでしょう? だからこう、なんていうか深刻なのは向かないっていうか。でもね、結婚する気持ちには変わりないんですよ」
夏目「何がなんだかさっぱり分かんない。不真面目よ、そんなの」
南「違うったら。じれったいなあ」
夏目「じれったいのは私のほうよ」
南「お姉さんにはね、分かっちゃいないのよ。少し古すぎよ。占いなんか商売にしてるせいだわ。そんなコチコチになって生きてて、どこが面白いの?」
夏目「怒るわよ。こんなに心配してたのに」
南「ごめんなさい」
そっぽを向く夏目。
南「でもやっぱり古すぎだわ。明治か大正の人みたい」
夏目「南。姉さん、本気で怒るわよ」
南「いいわよ。お姉さんを怒らせるぐらいじゃないと効き目がないってことだもん。どうぞ」
夏目はマメのできた足を思い切りたたく。
南「アイタッ。あっ、痛いじゃない。せっかくお姉さんが好きで帰ってきてあげたのに」
道夫の部屋で道夫と一郎が話していた。道夫は部屋は別々だと言い、宿代は給料から払ったと答えた。一晩目は道夫一人で、帰らない決心で出かけた。「とにかく変な具合になっちゃったけど、帰ってきちゃったけど、また出かけようと思えば、いつだってできんだからね。とにかくあれだよ。兄さんや向こうの姉さんが、どうしても結婚に反対するっていうんなら、あれだよ。あれだよ、断固戦うよ。そのつもりで帰ってきたんだから」と決意を語る。
一郎「そうか。お前、何か? このうちを出て、本当にあの子と結婚してやってけると思うのか?」
道夫「うん、できるよ」
一郎はゆっくりタバコを吸って考え込んでいる。
道夫「どっか悪いの?」キレださない一郎を気にする。
道夫と赤と青のチェックのワンピースの南が歩いている。道夫はチーフに頼んであしたからの出勤。「今日はなんだか行く気しないんだよ」
南「私も。ちょっと怠け癖かな」
道夫「ヘッ、たまにはいいよ。いつもろくに休みなんてないんだから」
南「そうよね。これぐらい労働者の権利よね」
たまにじゃないだろうと思ったけど、この時代、当然土曜日も仕事だし、労働時間も長いし休みだって圧倒的に現代より少ないからね。
道夫は一郎に断固戦うと勇ましいことを言ったものの、どうやって戦うか考えちゃったら…と煮え切らない態度。南はなんのために伊豆に行ったのか分かんないじゃないとあきれる。道夫は一郎がバカに静かになっちゃって薄気味悪いと言い、南は夏目に思いっ切りぶたれたと言うが、足だもんね。
南「こういうときは女のほうが厳しいのかしら」
道夫「うちの兄貴は、あんな顔してるけど、ものすごく厳しいとこあるからな。君の姉さんなんてもんじゃないぜ。だからさ、ホントに気持ち悪いよ。ガミガミ言っててくれたほうがまだマシだよ」
南「意気地なしね」
道夫「違うよ。君は、うちの兄貴のことをよく知らないから、そう言うんだよ」
南「そうかしら? あなたのお兄さんって、そんなに強力かしら?」
道夫「強力だよ。とにかく強力だよ」
喫茶店
もちろんまた仕事中なんでしょ?
一郎「また来てくれて、うれしいですね」
夏目「あの…これは南と弟さんのことですから。あの、あなたが言うようなことじゃありません」
一郎「言うようなって、なんですか?」
夏目「いえ、つまり…」
一郎「ああ、会うのが楽しいってことですか? ハッ、まあ、それはいいでしょう。そんなこと議論したって始まらない。いや、その話もあるんですがね。まあ、あいつらも無事に帰ってきたことだし、どっちみち会わなきゃならなかったでしょ?」
夏目「どっちみちもなんにもありません。その用件だけですわ。それに昨日のお話しも中途でしたし」
一郎「そうですね。で、妹さん、どうでした?」
夏目「ええ、あんまりけろっとしてるんで腹が立って、思い切りぶってやりましたわ」
一郎「は?」
夏目「あなたのほう、どうでした?」
一郎「いや、それが…どういうんでしょうかね。あの、いつもみたいにきつく叱れないんですよ。いや、そのつもりでいたんですけどもね。自分が自分でないような妙なんですよ。ハッ、それはともかく道夫のヤツ、かなり決意をしていましてね、相変わらずなんだけど、戦うなんて言ってるんですよ。ハハッ。なんかね、いつもと目つきが違うんです。何かこう、何かやらかすような今までになかったことなんですけれどもね」
夏目「あなたでも不安に思ったりすることあるんですか」
一郎「イヤんなるなあ。僕だって、昨日、あなたに言われたようなロボットなんかじゃないですよ。これでもちゃんと血の通った人間ですよ」
夏目「まだ気になさってるんですか? あれはもう謝ったはずですけど」
一郎「あっ…いや、あなたも妹さんに似たような不安は感じませんか?」
夏目「私は…もう少し別のこと考えてるんです」
一郎「はあ」
夏目「腹が立って怒ってしまってから、ちょっと考え込んじゃいましたの。やっぱりいくら妹でも、もう二十歳の大人にこんなふうに面倒見たり保護したりすることできないんじゃないかって」
一郎「じゃ、やっぱり2人の結婚は許すっていうんですか?」
夏目「ええ。ちょっとしゃくですけどね」
一郎「う~ん、あなた、責任が重くなりすぎたんで放り出すっていうんじゃないでしょうね?」
夏目「そんなのひどい言い方ですわ。私はただ、あんまり過保護はどうかなって反省してるだけなんです。南や弟さんは幼稚園でもないし、これじゃまるで議員さんが母親に付き添われて国会に行く…」
一郎「えっ? えっ? 道夫や妹さんが議員ですか?」
夏目「いえ、ただの例え話です」
一郎「あなたも妙なこと言う人だなあ。たとえ議員だろうが子供だろうが、しっかりしてないヤツらは保護と監督が必要なんですよ」
夏目「そうですか?」
一郎「うん」
夏目「じゃあ、今後どうするつもりですか? こんなふうに反対だ、反対だって…」
一郎「ええ、そこなんですよね、相談は。いや、こっちが反対してれば向こうが負けて引っ込むと思ったんですがね。以外に手ごわなんですよね」
夏目「そうですよ。だから私、言ってるじゃありませんか。私たちは反対だって言い続けることしかできないし、そうやっていけば、また2人は、ぷいっと、うちを飛び出したり…」
一郎「そうそう、そうそうそう。道夫もゆうべそう言うんですよね。いつでもうちを出れるって」
夏目「2人が若すぎるから結婚に反対っていうことには変わりありませんけど、私たちが反対すればするほど、あの子たちを暴走させるようなもんじゃありません? だからしかたないと思うんです」
一郎「いや…確かにそうかもしれないけれど、賛成するわけにはいきませんね」
夏目「どうしてですか?」
一郎「それはつまり…あなたが女性だからですよ。結婚反対をやめにしてしまうということはですね、なんていうか、あなたと2人で一つの目的を追いかけるっていうことをやめにしてしまうということでしょう?」
夏目「ええ。あの、でも…」
一郎「いや、道夫の結婚が早すぎる。だから、結婚反対ということには変わりありませんけれどもね、いや、僕にはもっと大事なことがあるんですよ。それはつまり、あなたと何か共同のことをするってことなんです」
夏目「ええ、あ…あの…」
一郎「でも僕だって自分の楽しみを追求しちゃ悪いってことはないでしょう。いや…いつこんな具合になっちゃったのか、自分でもよく分からないし、妙な気分なんだけど、とにかく僕はあなたとこうやって会うことをやめにはしたくないですね」
夏目「あのそれは…いくらなんでも…」
一郎「なんですか?」
夏目「あの…あの、無責任じゃないですか? 私たちは、もともと南たちの将来のことを考えて会うようになったんだし、今更、そんな…いいかげんみたいです。やっぱりできません。だって、それじゃまるで私たちは…」
一郎「あなたは意固地になってるんだな、何かに。いや、もっとなんていうか柔軟になれないかな? だって、僕たちも少しぐらいは自分たちのことを考えたって悪くはないでしょう」
夏目「あ…あの…そういうことでしたら、私…」立ち上がり「もうお会いできません。失礼します」立ち去る。
スーツの一郎、めちゃくちゃカッコいいのにな。言葉が響かないのは常に夏目が悪いような言い方ばっかりするっていうか、引っ掛かる言い方するよね。それがイヤ。
夏目は人目を気にしながら易者が並ぶ通りへ。いつもの伊勢佐木町とは違うってこと? 一人の易者の前に座る。あしたで最終回だってのに、佐山俊二さんじゃないの。
この間、寅さんでも見たばかりだけど、「たんとんとん」や「二人の世界」にも出演。怪しげな人を演じることが多い。
易者「どういうご相談で?」
夏目「実は、ある人と共同で、その…仕事を始めたんですけど、その人とどうしても意見が合わなくて、それで…どうしたらいいか?」
易者「生年月日は?」
夏目「えっと、昭和18年8月1日」←これは夏目の生年月日ってことだよね?
占いの先生が来た回で8月11日と言ってたのになあ。
易者が占いを始めるが、夏目は常に辺りを気にする。
易者「う~ん、まあ、パートナーの方の言うことを聞くということは、これは悪いことはありませんよ。しかし、あまり聞きすぎると、かえって自分の意見というものがなくなりますからね。ですから、あなたがこれからやろうとすることや、この…考えに自信を持たれることですなあ」
夏目「自信? でも、私…」
易者「うん。もし、どうしてもそのパートナーの方と意見が合わないというときには、これは決然として別れるぐらいの勇気をお持ちなさい」
夏目「別れる?」
しかし、南に見つかってしまい、まだ途中だったのに立ち上がって料金を支払う夏目。おつりを…というので1000円以下だったのかな? 易者はあっさり「あっ、どうも」と受け取る。
南「変ね、お姉さんがよその易者なんかに」
夏目「あっ、それは、つまり…あなたがあんまり変なことするから」
南「なら、自分で占ったらいいじゃない」
夏目「それができたら易者はみんなお金持ちになるわ。さあ、帰ろう」
管理人の部屋の前を通った夏目と南に管理人が声をかけた。管理人さん、いつも後ろ姿ばっかり。「さっき、新田一郎さんって方から電話ありましてね、至急、家のほうへ電話欲しいそうですよ」と言われたのに、どうもすいませんでしたと立ち去ろうとする夏目。南が引き止めるが、南が聞いといてくれればいいと部屋に帰ってしまった。
新田家
サクが電話に出て、一郎が代わった。お姉さんの代理だと話し始める南が用件を聞いた。
一郎「え~と、それではですね、今日の所で今日の時間にあしたまたお会いしたいんです。えっ? ええ、それだけですよ。はい、それじゃ、よろしく」
サク「お前、今日、南さんと会ってたのかい?」
一郎「うん? いや、姉さんのほうだよ」
サク「はあ~、ハハ…分かんないね」
一郎「分かんなくてもいいんだよ。これは用事なんだよ、ハハハッ」
照れたようにちょっと舌を出してる顔がかわいいなあ! ほんと、顔はいいのよ。
アパート
ツインテールでボーっとしている夏目と頭にリボンをたくさんつけてる南。「悩みのもとは新田一郎氏。だから電話にも出なかったんでしょう?」
夏目「うるさいわね。見当違いなこと言わないでよ。もう寝るわよ」
南「赤くなってんの。図星でしょう?」
夏目「バカなこと言わないでよ。あんたたちのバカげた旅行のことで会っただけよ。実際、いい気なこと言ってるわね」
南「でも、変よ。お姉さんが他の易者に見てもらうなんて、とにかくありえないことね」
夏目「お医者さんだって、他のお医者さんに診てもらうことだってあるでしょ。早く電気消してよ」布団に横になる。
南「ねえ、あしたデート行くの?」
夏目「うるさい。もう一度言ったら叩き出すわよ」
南「ごまかしてんの。おやすみなさい。楽しい夢でも見よう」
思い悩む夏目。(つづく)
今回みたいな話を前半にして、後半は南と道夫が中心になって夏目と一郎をくっつけようと協力し合う話にすればよかったのにね。ただやっぱり2人は忙しいから遠くのロケは難しかったのかな? だったら、研二と英三のエピソードとかさ。そういえば、本編を多少カットしてるのか研二も精四郎も麗子もオープニングに名前は出てたけど見なかった。
この脚本家の人、どうして仕事中に抜けだしたり私用電話したりのシチュエーションばかりなんだろう? 「おやじ太鼓」は日曜日のエピソードが多かったし、「兄弟」でも時間のない中、お昼休みに会っていた。他のドラマも仕事の合間という感じが出てるのに、このドラマだけは、いつ仕事してる?という描き方ばかり。職場を出したいというのなら、もっと別のやり方があると思うんだけどなあ。
だけど、つくづく「わが子は他人」の隆や春生が小倉一郎さんや沢田雅美さんみたいに達者な人が演じてたらなあと思ってしまう。ファーストシーンが隆のドアップ独白から始まったんだから、期待の新人だったのかもしれないけど。ここから2年後だとさすがに2人が弟、妹キャラを演じるにはきつい。沢田雅美さんは年齢的に音無美紀子さんが演じた紀子くらいの歳になってるし(実年齢は同い年!)。
「おやじ太鼓」53話。洋二兄さんのピアノが聴けるBARドルダー。
これから見るけど、今日は上様と伊織が揃った回!
この時代の山口崇さんが木下恵介アワーで「太陽の涙」の正司さんや「3人家族」の雄一みたいな役を演じてるところを見たかった。「おやじ太鼓」以前の「二人の星」「記念樹」「女と刀」に出演してるけど、どんな役だったんだろう。
「二人の星」は園井啓介さんが主役で山口崇さんは弟役。武男兄さんと西川先生が兄弟って想像つかないな。このドラマ、佐野周二さん、関口宏さん、笠置シヅ子さん、田中絹代さん、ナレーターが今、視聴中の「赤い運命」の若山弦蔵さんと気になる人が多すぎる。やっぱり木下恵介アワー並びに木下恵介劇場の再放送求む!