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【ネタバレ】セント・オブ・ウーマン/夢の香り

1992年 アメリ

 

あらすじ

ボストンの全寮制高校に奨学金で入学した苦学生チャーリー(クリス・オドネル)は、帰省費用を稼ぐべく、気難しく人間嫌いな盲目の退役軍人フランク(アル・パチーノ)の世話をすることに。頑固なフランクに振り回されるチャーリーはニューヨーク旅行に強引に同行させられることになり、一流ホテルや高級レストランを使う豪華な旅に驚くが…。

2021.9.11  BSトゥエルビ録画。たまたまBSトゥエルビで「ミスター・ベースボール」を放送すると知って、ホームページで他の映画もチェックしたら見つけました。

peachredrum.hateblo.jp

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アル・パチーノは↑この映画を見ました。

 

名門ベアード校に通うチャーリーはバイトの面接にロッシの家を訪れた。若い母親と小さな子供が住んでいる家でドニーの夫の実家に行くため、ドニーのおじの世話をするためだった。

 

盲目の退役軍人のフランクは気難しく、大きな声で怖い感じ。チャーリーの家族や学校のことをあれこれ聞く。クリスマスに帰る旅費の足しにバイトに来た。フランクは下がれ!と言って音楽を聴き始めたので失敗したとドニーに報告したが応募してきたのはチャーリーしかおらず、旅行に行けなくなると頼み込まれた。

 

感謝祭の前日、校長の乗るジャガーの上にペンキをぶちまけるというイタズラをした生徒がいた。前日の夜、イタズラの準備をしていたところを同級生ウィリスと目撃したチャーリーは校長に呼び出され、休み明けに犯人を明かせば、ハーバード大に推薦する、明かさなければ退学だと言った。ウィリスには友達を裏切るなと言われる。

 

フランクの家に行ったチャーリー。フランクは電話中。ベッドの下のカバンに服を詰めろと言われ、ドニーたちにも告げず、ニューヨークに行くという。責任は持てないと戸惑うチャーリーだったが、タクシーが呼ばれ、チャーリーの分のファーストクラスのチケットも購入済みだった。

 

チャーリーから体に触れられることを嫌い、フランクから腕に触れると注意した。ニューヨークまで送り届けたら戻ると言ったチャーリーだったが、人生教育の始まりだとフランクから握手してきた。ウォルドルフ・アストリアホテルに泊まり、女探しをするフランク。

 

オーク・ルームというレストランに向かう道中のタクシーの中で落ち込んでいるチャーリーから学校でのトラブルを聞き出したフランクは傷痍軍人年金を使って、飛行機に乗り、高級ホテルに泊まり、懐かしい兄貴の顔を見て、いい女を抱き、頭を撃ち抜く計画だと話した。

 

結局、フランクの付き添いをするハメになってしまったチャーリー。翌日はリムジンでフランクの兄であるW・R・スレードの家を訪ねた。スレードの娘が普段フランクの世話をしているドニー。スレードの息子たちもフランクを嫌っていてトゲトゲしい雰囲気。甥っ子に“盲人のクソ野郎”と罵られ、立ち上がって甥っ子のノドを絞めたフランクは俺はダメな男だと兄に言い、家を出た。

 

翌朝、出て行こうとしたチャーリーを大声で止め、あと一日だけ一緒にいてくれと頼んだ。拳銃を渡してほしいというチャーリーに弾丸だけを預けた。役立たずだと自ら言うフランクはなぜ自殺を止めるのかチャーリーに聞いた。良心が痛むと答えるチャーリー。

 

フランクはチャーリーの学校のトラブルを金持ちの坊ちゃんなんて裏切れとアドバイス。しかし、告げ口はしたくないというチャーリー。

 

レストランに入り、ビールを注文するチャーリー。ウェイターが年齢を聞くとフランクが23歳と言って、常連で支配人の友達だと言った。

 

近くのテーブルのいい香りの女性のテーブルに行ったフランクとチャーリー。ドナという女性は彼を待っていると言っていたが、同じテーブルに座り話をした。ドナの手を取ったフランクは杖なしで歩き出し、フロアでタンゴを踊り始めた。

 

リムジンの運転手から女を紹介されたフランク。フランクは車から出て、チャーリーは車の中でウィリスに電話をした。犯人のハリーは父親がOBで寄付を集めているから校長に談判してこの件は解決したと言った。

 

車に戻ってきたフランクは「いい女だった」とうっとり。翌日は昼過ぎまでホテルで眠っていた。これから死ぬから眠らせてほしいというフランクに天気もいいからどこかに出かけようというチャーリー。

 

フェラーリを試乗運転する17歳のチャーリー。しかし、フランクに運転交代。フランクは思い切りスピードを出す。怖すぎる。フランクのテンションは上がるが、パトカーに追われた。すぐに車を戻せば見逃してやると笑って許してくれた!?

 

車は返して歩いていると車がガンガン行き交う道路をフランクが渡り始めたり、めちゃくちゃ。道路を渡り切ってゴミ箱にぶつかって転んだり、少しテンションが下がり始めた。頭痛がするといい、チャーリーにアスピリンとモンテ・クリストのNO.1という葉巻を2〜3本買ってくるように言った。

 

ホテルの部屋に戻ると長椅子にフランクはいなかった。軍服に着替え、銃を携えていた。生きてて何になる?とフランクはチャーリーに銃を向ける。銃を下ろしてくださいと頼むチャーリー。徐々に距離をつめたチャーリーはフランクを壁際に追い詰め、銃を奪おうとした。

 

引き金を引けよ、くそったれの盲人と罵るチャーリー。生きてる意味は?と問われたチャーリーはフランクはタンゴとフェラーリの運転ができると言った。心の半分はここに留まりたいと銃を下ろしたフランク。チャーリーは銃を置いてくださいと涙ながらに頼んだ。

 

今日は死ぬ勇気がなくなったとチャーリーに酒を求めた。フランクの願いは朝起きた時にも女性が隣に寝ていること。チャーリーはいつかそんな女性に出会えると励ました。

 

帰りの車内。ウィリスが口を割り、全校生徒の前で吊し上げられるだろうというチャーリー。リムジンでベアード校に乗り付け、フランクはバイト代の300ドルを渡し、別れた。

 

全校集会。ウィリスはハリーと目配せをする。校長が話している時、講堂にリムジンの運転手に伴われてフランクがやってきた。チャーリーの親代わりとして出席すると校長に言った。

 

全校生徒の前で校長に犯人を問い詰められたウィリスはメガネを外してコンタクトをしていなかったとごまかす。しかし、ハリー他3人の名前を言った。チャーリーは何か見たとは言うが、平均的な人だと言い、校長からその場で退学を言い渡された。

 

フランクはこの学校のモットーは告げ口して自分の身を守れだと言い、チャーリーだけが汚れなき魂を持っている、学校の根が腐っている、チャーリーは正しい道を選んだと熱弁した。生徒たちから拍手が起こる。

 

懲戒委員の討議は終わり、チャーリーは事件から解放され、犯人たちは仮及第、ウィリスは今後、推賞を受けないことに決まった。

 

講堂から出ると政治科学を教えるドーンズという女性がフランクと話がしたいと声をかけてきた。別れた後で身長や髪の色を言い当てた。運転手にも高額なお金を渡し、フランクは自宅へ。ドニーの子供たちと親しげに話し始めた。その光景を見届けたチャーリーはリムジンに乗って学校に戻った。(終)

 

CMは入るわ、エンディングはないわ、情緒も余韻もない。せっかくいい映画だったのになぁ。フランクは決して若い女が好きというわけではなくドーンズというインテリでそこそこ年齢を重ねている女性に興味を持つとこがいいなと思いました。

 


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