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【ネタバレ】ありがとう 第3シリーズ 第10話

TBS 1973年6月28日

 

あらすじ

八百屋の次男・明子(井上順)が肉屋の長女・玉子(波乃久里子)に自分を売り込もうと考えて計画したお見合いは、焼鳥屋の三三九(児玉清)の早合点でとんだ騒ぎになってしまった。だが、玉子と結婚したいと言う明子の想いが玉子の親に通じ、二人の結婚が決まった。そんな時、愛(水前寺清子)にも縁談が持ち込まれた。相手は愛の幼馴染で深川の魚屋「魚清」の次男・健二(前田吟)だった。

ありがとうの歌

ありがとうの歌

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2025.7.3 BS12録画

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子供には何の罪もないと乙美に話す愛。絶対に許さん、あんたみたいなチンピラにうちの女心が分かってたまるかと乙美が言う。

 

作:平岩弓枝

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音楽:平井哲三郎

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主題歌(クラウンレコード)

ありがとう

  作詞:大矢弘子

  作曲:叶弦大

  編曲:小杉仁三

  唄:水前寺清子

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協力:築地東京魚商業協同組合

   東京青果物商業協同組合

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志村愛(あい):水前寺清子

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志村歌(うた):山岡久乃

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熊取唯一(ただいち):岡本信人

山口中(あたる):時本和也

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清水健二:前田吟

山口三都:小鹿ミキ

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寺川元気(もとき):石坂浩二

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寺川明子(あきじ):井上順

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寺川百子(ももこ):葦原邦子

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新堀立夫:下條正巳

新堀和泉:野村昭子

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新堀名津(なつ):長山藍子

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新堀未絵(みえ):音無美紀子

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熊取乙美(おとみ):園佳也子

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安田十志子:岡村あつ子

あんみつ屋の女主人:三木弘子

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中央(なかお)玉之輔:佐野浅夫

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中央方子(なかおまさこ):奈良岡朋子

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中央玉子:波乃久里子

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中央素子(もとこ):沢田雅美

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君野善吉:坂上忍

柴田保:森本健介

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木下三三九(さんさく):児玉清

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木下行司(ぎょうじ):新克利

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木下桔梗(ききょう):佐良直美

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演出:川俣公明

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プロデューサー:石井ふく子

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制作:テレパック

   TBS

 

まだ喪服の乙美が「父よ あなたは強かった」を歌う。

父よあなたは強かった

父よあなたは強かった

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愛は知らない歌だと首をかしげる。乙美は戦争中で子供の時の歌だという。着る物も食べる物もない。男の子には父親が必要かな?と愛に聞く。愛はお父さんやお母さんも必要だと答えた。しかし、ホンマに信じられてるものに裏切られたことがあるか? 一生忘れることができない、やっぱり絶対許さん!と怒りがぶり返す乙美。

 

志村家

唯一は七之助が帰ったことを歌に報告した。唯一は七之助と一緒に暮らした人にはすぐ病気になったので一緒に暮らした時期は短く、戸籍上、七之助と乙美が夫婦だったので、正式に籍にも入っておらず、女性に対して恨みはないと話した。名字が変わると唯一がかわいそうだから別れないようにしようと話していた。熊取は七之助の名字だが、一緒に暮らした女性の名字・小川と名乗っていた。

 

歌は、お母さんの気持ちを今すぐ変えるのは無理だと話した。唯一は今後、自身が結婚し、父と母がそれぞれ独りでいるよりは一緒にいてほしいと言う。唯一が帰ると、若いのに偉いねと歌が感心する。

 

歌あてにウオカツの旦那から電話があり、「魚清」の次男が愛をお嫁に欲しいと言われた。健二と愛は幼なじみ。

 

中央家

元気が事情を説明し、明子が玉子を好きだと伝えた。玉之輔は小さいころから明子を知っていて、まんざらでもない。明子は次男だから明日にでも見習いに来るという。親孝行します、妹も大事にしますと明子が頭を下げ、元気と帰った。

 

玉子の気持ち次第というが、玉之輔も素子も乗り気。玉之輔はまだ元気だし、支店を出そうかと張り切る。

 

寺川家

元気が百子に明子の話をするが、元気は落ち着かず、百子は話を聞いても、すんなり受け入れた。明子が肉屋に養子に行くという話も夫婦で名字が別々ってわけにはいきませんからねと平然としている。八百一も一人でやる、無理なときはやめる。

 

熊取酒店

素子とあんみつを食べに行くという唯一。乙美は、また七之助と会うのではないかと気にする。

 

新堀家

名津の見合いについて話す。和泉も名津も相手に好印象を持った。電器屋のおばさんは結婚を前提としないで2、3回つきあってみたら?と提案し、未絵は焦ることないわよと何度も念を押す。茶の間を出ていった未絵の様子を見に来た名津。結婚だけは、うっかりもぼんやりもしないから安心してと話すと、未絵は行司の事を聞く。名津は自分の性格はお見合い向きで、行司も決断力なく、似たような性格だと話した。

 

三三九

名津に玉子が好きだと思われたら…と落ち込む行司。三三九が名津に説明にするというが、行司は止める。気の弱い行司に三三九は気の強い嫁さんをもらえばいいという。ケチな三三九が行司にビールをおごった。

酒は涙か溜息か

酒は涙か溜息か

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桔梗が「酒は涙か溜息か」を歌う。

 

志村家

健二が昔から愛を好きだったと話す歌。健二は大学を出て、スーパーマーケットで働いていたが、最近、店を手伝い始めた。愛は子供のころから友達だったため、健二の気持ちに気付いていなかった。

 

あんみつ屋

唯一は、これからも乙美を孤独にする口実に一緒に店に来てくれないか?と誘う。唯一は素子が好き。この間と同じ店とは思えない作りだね。

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志村家

女2人の家とは思えない、ちょっと色っぽい感じの女性のポスター?(カレンダー)が貼ってある。

 

元気が愛を訪ねてきた。愛が出かけたと聞くと、慌てて追いかけた。歌は元気が愛を好きなのでは?と勘づく。

 

中央家

玉子は明子のことはOK。しかし、行司が好きだと三三九から言われて困っていると話した。玉子は自分で断るというが、おとなしくてまじめな行司が豹変するのでは、と方子が心配する。

 

熊取酒店

三都が唯一、中を巨人阪神戦に誘った。よくチケット取れたな! 唯一は5時10分に三都の会社前の喫茶店で待ち合わせる約束を取り付けた。

 

出版業界は朝が遅いとさんざん言ってるのに5時に仕事終わるんかい! 10時出勤、5時退社って、そんなのアリ?

 

市場の食堂

愛が瓶牛乳を飲んでいると、健二が「ラブちゃん、久しぶりだなあ」と話しかけてきた。愛は健二の方が年上だけど、健坊って呼んでる。すぐ縁談の話になり、愛もまんざらではない感じ。健二は何が何でも嫁さんにするぞ!とやる気満々。元気も慣れないラブちゃん呼びをして愛たちに近づいてきた。お互いに自己紹介する元気と健二。何となく気まずい空気が流れる。

 

三三九

玉子は行司に子供のころから明子のことが好きだったと話す。玉子は昭和23年の子年、明子は昭和24年の丑年で相性もいい。行司が昭和18年生まれというと玉子はすぐ暦の本を広げ、三碧木星と七赤金星で相性が悪いと断った。友達としてはこれまで通りつきあいましょうと一方的に言って帰った。三三九も桔梗も玉子のふるまいに自信があるんだねと苦笑。

 

三三九は行司に中央肉店に肉を取りに行くように言うが、玉子とのことがあって気まずいと話す。

 

魚平

店に戻った愛は歌に健二と元気が会って、微妙な雰囲気になったと話す。歌に元気が愛のことを好きなんじゃないかと言われても、ピンと来てない。愛は魚屋は魚くさくてモテない、モテるのは犬や猫だけというと、たまたま通りかかった名津が犬や猫が近くにいると思い、逃げていった。

 

名津に会った行司は話をしようとするが、たまたま路地を犬を連れてる人がいて、走り去ってしまった。

 

寺川家

朝の10時過ぎに朝食を食べる明子と元気。元気は愛のこともあり、上の空。明子は自分の結婚話を一方的にする。

狙いうち

狙いうち

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「ねらいうち」を歌ってはしゃぐ明子は百子に言われて店の手伝いへ。今度は「♬うたって ねかせてくださった ほんとに やさしいおかあさま」と歌う。

やさしいおかあさま

やさしいおかあさま

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百子は、いい歌だと褒める。結婚式を思って涙を浮かべる明子。三都は元気と一緒に会社に行こうと誘いに来た。元気に元気がない(ややこしい)ことを気にする百子。しかし、明子は「♬ウララ ウララ」とはしゃいでいる。

 

あんみつ屋

未絵は行司に名津の見合いのことを話した。行司は焼き鳥屋だから焼き鳥の匂いが染みついている。焼き鳥が好きなのは犬や猫で、行司自身は犬が大好きで、信州にいた頃はジステンバーにかかった犬を抱いて寝て治したと話し、名津は一度決めたことはやり遂げる人だとも言う。

 

魚平

電話で盛り上がっている歌。健二が電話を掛けてきて、愛と代わる。今度の日曜日に遊びに来る。健二は魚屋に飽き足らず、スーパーがやりたいと思っているから、店を継ぐとは限らないと愛は歌にクギをさす。歌は老人ホームに入ると逆切れ。

 

熊取酒店

ハエ叩きを振り回し、唯一の帰りを待つ乙美。

 

中央肉店

玉子と明子が結婚の話で盛り上がる。今夜、百子と元気が挨拶に来ると明子が方子に言うと、方子はすぐに暦を広げ、今日は日が悪いと怒る。

 

魚平

あつ子が善吉を連れてきた。右子がドイツに行くので、おばあちゃんの家ではなく、ここにいたいと話しに来た。(つづく)

 

ずいぶん早く結婚話がまとまったなー! 今度は何組できるのか!?

 

新キャラ・健二。前田吟さんは愛の年上の幼なじみということだけど、実年齢は2学年差。石坂浩二さんより前田吟さんの方が若いのね。この時代ってもう「男はつらいよ」もやってるし、もう安定した人気のある時期なのかな。

 

チョッちゃん」休止中にもっと若い頃の前田吟さんを見ることになるとは!