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【ネタバレ】嵐を呼ぶ男 4Kデジタルリマスター版

1957年 日本

 

あらすじ

石原裕次郎の代表作。熱血漢だが心根は優しい青年・正一が、一流のジャズドラマーを目指す姿を描き、主題歌も大ヒットした青春映画。裕次郎演じる正一がスティックをもち、“おいらはドラマー”と歌う場面はあまりにも有名。正一の才能を見いだし、やがて恋に落ちるマネージャーを演じるのは北原三枝。数々の娯楽映画を手がけた井上梅次監督が、自身の小説を映画化。映像と音声を修復した4Kデジタルリマスター版での放送。

2023.6.6 BSプレミアム録画。

 

最近映画を観ていなかったので短めのを1本。昭和32年、出演バンドは渡辺晋とシックス・ジョーズ、白井秀雄とクインテット。歌手・平尾昌章。

 

オープニングは派手なネオン街が映し出され、冒頭は割と堅いドキュメンタリー風なナレーション。

 

銀座のナイトクラブ。平尾昌章さんの「銀座のジャズ小僧」の歌唱シーンから。次は福島慎介とシックスジョーカーズ。福島慎介が岡田真澄さん。すげ〜美形だな。ドラムのチャーリー・桜田は最近天狗で仕事をサボったりする。チャーリー・桜田ジャズ歌手笈田敏夫さん。

アゲイン

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慎介の妹でマネージャーの美弥子は国分正一の弟で音楽学校に通う英次から正一を売り込まれた。正一は流しで演奏していてバーでケンカして留置されていたのを美弥子と英次が迎えに行った。美弥子が北原三枝さん、正一が石原裕次郎さん。英次が青山恭二さん。正一はチャーリー・桜田の代わりにドラムを叩くことになった。

 

メリー・岡というダンサーのショーのバックでゆったりした曲調を演奏していたシックスジョーカーズ。しかし突然、正一が激しい曲を叩き出し、メリー・岡も合わせて激しいダンスを始めた。

 

サボっていたチャーリー・桜田がナイトクラブに顔を出し、正一の演奏を見ていた。チャーリー・桜田は美弥子と恋人だったが、今はメリー・岡と付き合っている。チャーリー・桜田はバンドを抜け、正一が正ドラマーになった。

 

正一と英次が家に帰ると母・貞代が待っていた。高円寺のおばちゃん! 小夜福子さんは「おやじ太鼓」より10年ほど若い頃か。あんまり変わらない。貞代は女好きで乱暴な父親にそっくりな正一を嫌っていて、弟の英次までヤクザな音楽の道に引っ張り込んだとますます嫌っていた。あの明るい高円寺のおばちゃんとは真逆のキャラ。

 

美弥子の家はばあやもいる大きな家。正一にドラムの練習をさせる。慎介のピアノと一緒に練習したり、バンドメンバーも呼んだり…ピアノとドラムとバンドメンバーが集まっても広々してる部屋。

 

美弥子の協力者のふりをしてチャーリー脱退の橋渡しをしていた左京徹(金子信雄)は実は美弥子が好き。正一は左京に売り出してほしいと言うと、左京は美弥子との仲を取り持ってほしいとの交換条件を出す。

 

福島家に正一を住まわせ、日曜日も練習させる。英次と正一たちの住むアパートの管理人の娘・みどり(芦川いずみ)が遊びにきたが、美弥子は正一と一緒に映画に行くと言って、英次たちを帰らせた。女ってもんは近くにいる男の人を好きになるもんなのよと短い時間に数人から繰り返し発せられるセリフ。みどりも美弥子も正一が好きなんだね。

 

正一はチャーリー・桜田にドラム合戦を申し込まれた。バーでメリー・岡に会った正一は踊りに行こうと誘い、ちょうど店に入ってきたチャーリー・桜田は怒ってメリー・岡を殴った(画面外)。チャーリー・桜田の仲間が正一を追いかけてきて殴り合いのケンカになり、正一は左腕の肉離れを起こした。なんでケンカするかね〜。カッコ良くもなんともない。

 

翌日のドラム合戦。左手を包帯で巻いた正一は途中までは叩けていたが途中から腕が痛くてドラムが叩けなくなり、右手だけで叩きながら「嵐を呼ぶ男」を歌い始める。

嵐を呼ぶ男

嵐を呼ぶ男

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観客は大いに湧き、左京もテレビで正一を褒めた。

 

新聞記事

各界の王座

相撲-若の海

流行歌-三池浩

野球-稲川哲二

ジャズ-国分正一

 

正一は人気投票でナンバーワンになったと喜び勇んで新聞を持って帰るものの、貞代はお前を恨むよと冷たい。英次がますますヤクザな音楽の道へ入ると悲しんでいた。母さんの子は英次だけか!?と正一はアパートを飛び出した。

 

みどりをあんまりほったらかしにするなと言う英次に慰め役になってやれ、俺には好きな人がいると正一が言った。

 

酔っ払って美弥子の家に帰った正一。左京が美弥子を好きだから結婚してやったら?と言うが「嫌よ」と即答。酔っ払って倒れた正一に肩を貸した美弥子と何だかそんな雰囲気になり、美弥子の部屋に行って気持ちを確かめ合い…「Kiss」というタイトルのレコードジャケットが大写しになる。うーん、オシャレ!?

 

正一と美弥子は仕事終わりにデートすることになっていた。バンドメンバーも公認の仲。左京は正一を呼び出し、スナイダー財団の新人リサイタルに英次が選ばれたことをわざとらしく話す。

 

国分家のアパートでは管理人親子がお祝いに来たが、貞代の顔は曇ったまま。

 

また酔っ払って帰った正一は美弥子にこの家を出て独立すると言い出す。美弥子は「私たちの仲はこれでおしまいね」とキッパリ。「バイ」と送り出す。美弥子は正一がみどりを好きだと思っている。

 

夜中の3時に実家に帰った正一は貞代にみどりと結婚すると言い出した。しかし、みどりは英次との結婚が決まり、貞代はみんなの幸せを壊す気かと家を追い出した。

 

左京を喫茶店に呼び出した美弥子は今後、一切縁を切ると言う。正一のことは今でも好き、あんたのことは好きにならないと「勘定は私が払うわ」と出て行った。

 

都合よく近くの席で会話を聞いていたチャーリー・桜田は左京と手を組み、美弥子の商売敵の持永の元へ行く。メリー・岡は今では持永と付き合っていて、そのメリーの家に正一がいる。

 

メリー・岡のアパートで正一は酔っ払って美弥子のことを泣きながら話していて、お互い綺麗な体のままだとメリーが言う。持永の手下が乗り込み、メリーを数発殴って正一を部屋から連れ出した。メリーも毎回そういう男に付き合うなよと思いつつ、殴られたメリーを介抱する人がだーれもいない。正一すら見てるだけ。

 

廃墟で数人の男たちにボコボコにされる正一。結構な高さのあるところからコンクリートの階段に落とされたのはゾッとした。右手を押さえつけられ石で殴られる。手下の一人が高品格さん。

 

英次がケガをしたと美弥子に知らせた。病院に向かうと正一は英次に「婚約おめでとう」と左手で書いたらしき置き手紙を残して消えていた。美弥子はその場で英次とみどりが婚約していることを知る。

 

英次のリサイタルが始まるが、正一は現れない。メリー・岡が美弥子に謝りに来て、貞代もまた正一ごめんよと一人で泣いていた。

 

英次は作曲者としてオーケストラの指揮をする。音楽の道と言っても正一と英次は全然ジャンルが違う。英次は音楽学校に通っていてクラシック曲の作曲をしてたのね。美弥子は貞代を英次のリサイタルへ連れて行った。演奏を見て、またしても「正一よ、許しておくれ」と泣く貞代。

 

正一が見つかったと慎介が美弥子を呼びに来た。貞代も正一に謝りたいと会場を飛び出す。英次の晴れ舞台なのに〜。しかし、美弥子たちは英次の演奏をカーラジオで聴いてきた。

 

行きつけのバーで泣きながら英次の曲を聴いていた正一は貞代と和解。演奏も無事終わりで、画面にでっかく「終」。

 

いや〜、思いがけず高円寺のおばちゃんが見られてよかった。しかし、昭和30年代の映画は男主人公が結局のとこ暴力で解決するという展開が多くてね〜。やっぱりホームドラマがいいよ。

peachredrum.hateblo.jp

この映画もそうだった。