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【連続テレビ小説】あぐり (125)「母と子の暑い夏」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

8月6日に広島、9日に長崎と相次いで原子爆弾が投下され、あぐり田中美里)たちが分けてもらえる食材も減ってきた。尚久(関口知宏)は淳之介(山田純大)に、12日に東京にも投下の可能性があると言う。諒子(大路恵美)は淳之介と美和子(床嶋佳子)の親密さにショックを受け、爆弾を避けるため東京を離れるよう淳之介が忠告しても、自分を追い出す口実だと取り合わない。しかたなく淳之介も東京に残り、その日を迎える。

昭和20年8月6日、9日の両日。広島と長崎に相次いで原子爆弾が投下され、戦争はついに最終局面を迎えようとしていました。

 

戦争もいつまで続くか分からず、分けてもらえる食料は少なく、子供たちにまともなものを食べさせてやりたいと光代が言った。

 

”まもなく僕の目は強い視線に気づいた少女の目と出会った。少女の目はすぐにそらされて戸惑った表情が浮かび上がった。僕は少しも表情を動かさず凝視し続けた。しばらくして少女はもう一度僕の方へ目を向けたがあわててその目を伏せた。怯えがその顔をかすめ、そのあとから薄赤色が混乱の色とともに頬に浮かんだ。”

 

淳之介は部屋で小説を書いていたが、雨に気付き、「奥さん! 雨降ってきましたよ!」と声をかけるが、美和子不在。淳之介が洗濯物を取り込んでいると、美和子も帰宅。淳之介がずぶ濡れなのですぐ服を脱ぐように言う。

 

淳之介はその場でパンツ一丁になり、そこに美和子が死んだ夫の浴衣を着せる。それを偶然目撃した諒子は出ていってしまった。雨があがり、部屋に寝っ転がっていると、尚久帰宅。尚ちゃん、忙しそうなのに、淳之介の在宅率高くないか?

 

暑いのに窓を閉めた尚久が淳之介に研究所のお偉いさんから聞いた情報によると、明日の新聞に陸軍大臣から全将兵へ告げる訓示が載り、「徹底抗戦で最後まで戦う」という内容で、あさって12日に東京に新型爆弾が落ちる可能性がある。お前はなるべく東京を離れた方がいいという尚久は研究所の防空壕に入り、しばらく帰らないと行って準備を始めた。

 

畑作業をするあぐりのシーン。もー、あぐり中心でお願いします。

 

淳之介は諒子の部屋を訪ねた。まさかこの時代独り暮らしじゃあるまいね? 諒子にも新型爆弾の話をし、東京を離れた方がいいというが、大げさな嘘で東京から追い出そうとしてると怒っていた。淳之介は諒子がなぜ怒っているのか理解できず、帰って尚久に話し、淳之介自身も東京に残ると言った。

 

美和子と淳之介のふたりきりの夕食。尚久は美和子に何も言ってなく、食事が3人分用意されていた。尚ちゃん、美和子が嫌いなのかっていうくらいコミュニケーションないな。しばらくいないことくらい言ってくれないと、ただでさえ食料不足なのに! 淳之介は美和子に尚久から聞いた話をするが、美和子は東京に残ると言った。

 

昭和20年(1945)8月12日

”戦争で死ぬのに意義の見いだしようがないじゃないか。ここに至って残りの学生たちもそれぞれの意見を喋り始めた。死が規定の事実と考えられていたため、無為に死ぬという考えに耐えられず、その死に意義を見いだそうとして思索にふけるという形の学生がたくさんいた。学生たちに盛んに読まれた哲学書はその問題に解決を与えようとしているものが大部分だったのである。”

 

淳之介が部屋で小説を書いていると美和子がそうめんを運んできた。そこに空襲警報が鳴る。ラジオからは「軍管区情報、東部軍管区情報。敵B29 1機は伊豆北部より東進し、京浜…」。

 

「新型爆弾なら1機で十分だな…」と淳之介はつぶやき、ラジオのスイッチを切った。「私、不思議なの…。死ぬことがちっとも怖くない」「もうすぐ全部終わるわ…」と淳之介の手を取りじっと見つめる美和子。

 

死を覚悟した淳之介の思いとは裏腹に空から落ちてきたのは新型爆弾ではなく日本の降伏を促す宣伝ビラでした。

blog.goo.ne.jp

こちらのブログにビラの画像がありました。よく見ると日本語や挿絵が変!という解説が分かりやすかったです。

 

そんなことを山梨のあぐりは全く知る由もなかったのです。

 

今日もねっちょり三角関係…「あぐり」を過去2回、同じようなところで途中挫折してきましたが、見た事ないシーンだと空襲のセットがお金かけてて見ごたえがあったものの、その後の展開は…あぐりとエイスケがあまりあっさり結婚して恋愛話が少なかったせいか、それを埋めるような淳之介の恋愛パート…。

 

どうしても子供が大きくなると子供中心の展開になるから、そこが分岐点だなー(^-^; 「カーネーション」も夏木マリさん含め全体的によかったと思うけど、尾野真千子さんの終盤に新山千春さんたちが娘役として登場した辺りが私は一番つまらなく感じたところだった。「ゲゲゲの女房」は、まだ娘たちの恋愛話にならなかっただけマシかな? 期間も短かったし。

 

次の再放送朝ドラが決定!

マー姉ちゃん」は面白いと聞いたことがあるのでいずれ再放送はするだろうと思っていましたが、地上波の再放送まで昭和の朝ドラとは驚いた! 「純ちゃんの応援歌」は見た事ないけど、山口智子さんと唐沢寿明さんの出会いの作品という事で有名な感じ。

 

あぐり」より新しい作品なら見るのやめようと思っていたこの枠、また半年見る事になりそう。しかも、夕方地上波の再放送もかなり不定期だけどこちらも見る予定。この枠は2話連続で放送するものの、野球、相撲、国会等々かなり休止も多くて半年以上かかってしまうんだよね~(^-^;

www.nhk.or.jp

1979年前期「マー姉ちゃん」の舞台は1934年から1957年。

1988年後期「純ちゃんの応援歌」の舞台は1947年から1962年。

 

マー姉ちゃん」もまた戦争を挟んだ話で、「純ちゃんの応援歌」は戦後からスタートする話。「マー姉ちゃん」は「あぐり」系のライトな朝ドラだというので楽しみ。