TBS 1977年2月10日
あらすじ
あや子(加藤治子)は、菊男(根津甚八)が健吉(志村喬)の勧める就職を拒否して津田靴店でアルバイトをしていることを、遼介(木村功)に打ち明けられずにいた。そんなあや子の気持ちを知る由もない菊男はこの日も津田靴店に出かけていた。宅次(大滝秀治)はあや子の手前、津田靴店への出入りを禁じたものの…
2026.2.19 BS-TBS録画
企画:木下恵介
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脚本:向田邦子
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音楽:木下忠司
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北沢遼介:木村功
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北沢あや子:加藤治子
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北沢菊男:根津甚八
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船久保公一:神有介
北沢直子:秋本圭子
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船久保初江:市原悦子
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津田光子:赤木春恵
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江口加代:藤田弓子
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江口修司:大和田進
宇野いち子:徳永葉子
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北沢健吉:志村喬
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高見:北見治一
木島:山本武
田所:福地悟朗
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津田宅次:大滝秀治
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竹森日出子:いしだあゆみ
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プロデューサー:飯島敏宏
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演出:服部晴治
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制作:木下恵介プロダクション
TBS
菊男と日出子はジョギングデート? 2人で喫茶店に入り、タバコを吸う。
遼介は朝からマラソンでいない菊男にイライラ。あや子は初江の見合いの話をする。直子は遼介のいないところで、あや子に「お兄ちゃん、靴屋に行ったのかな?」と聞く。
この時代、ジョギングではなくマラソンと言うんだね。
津田靴店
正体がバレた菊男を追い出そうとする宅次と光子だが、菊男は家に上がり込み、コタツにしがみついて居座る。若い者には巻かれろと諦めた宅次たち。菊男は万引きのことを話したらどういう反応をするか、万引きで父親に疎まれていることを親孝行のためにしゃべらないことに決めた。
役員として出かける健吉。心配なしの山梨県とあや子にいい、もう一つ例を出した。その手は痛いよ大分県。あや子はマスクをしましょう島根県と健吉にマスクをさせた。
加代の家に行った健吉だが、加代の家に若い男がいてアパートに入れず、すごすご帰った。
加代の家にいたのは弟。縁は切ったが血がつながっていると健吉のことをあれこれ聞く。6年前に妻を亡くした。代々軍人の家系でしっかりしていて、息子の嫁もいいとこのお嬢さんで加代のアパートに来るのが安心すると言っている。
喫茶店で時間を潰す健吉。店で流れる「哀しきマリオネット」。
さだまさしさんの歌声っぽく、「おもちゃの兵士」という歌詞が聞こえたので調べました。これかな?
碁会所
あや子が挨拶に行き、気持ちまで和歌山県などと話し、火木土、お昼から7時ごろまでお世話になっている北沢という者だと話すが、誰も覚えがなかった。
北見治一さんは「警視-K」の賀津の数少ない味方だったね。
再び加代のアパートを手土産を持って訪れた健吉。加代がひとりでコタツでせんべいをくわえて寝ていた。手土産はショートケーキ。これっきりにしてくれないかと別れを切り出す加代に百恵ちゃんだろとはぐらかす健吉。
百恵ちゃんと共演してたのは、この約1年前か。
長々お世話に長崎県。長生き滋賀県と加代が言う。
津田靴店
光子に店を畳んだ方がいいと言われている宅次。白内障で目があまり見えない。菊男には黙っていたが、菊男もまた靴の修理を頼んだ女性客から怒られ、異常に気付いていた。宅次は菊男の焼きが回ったという言葉にキレ、光子は靴の修理よりへ理屈がうまいとごまかす。
宅次50歳で白内障!?と思ったら、40代後半から症状が出るのか…
北沢家
加代に別れを切り出された健吉はイライラ。いったん、帰ってきたものの夕方になってまた出かけていった。
あや子も八つ当たりされてたまんないね!
船久保家
アパートで保険の仕事をしている初江。遼介からの電話に三面鏡を見ながらウキウキ。声を褒められたの初めてとうれしそう。亡くなった主人から小学校のお遊戯の先生だと言われていたという。
いやいや~、あんなステキな声ないよ!
遼介が今晩来るというので、初江は、また三面鏡を見て身だしなみを気にする。
再び、加代のアパートの前に行き、犬の鳴きまねをする健吉。加代の家はアパートじゃなく、一軒家? 健吉は怒っていて、加代に好きな男のことを聞く。潔く引き下がろうというが条件を出し、男に会わせろ、目の前で籍を入れ、区役所に行こうという。
あんたにはとっても神奈川県、と笑い出す加代。弟だと告白した。親父違いで金をせびりに行ったら大変だというと、健吉は加代をビンタし、健吉が手首を強くつかむと加代が泣き出した。
船久保家
両親がそろってるほうが就職が有利だという遼介。男は松、女は藤だと初江の夫がよく言っていたと話す初江。要は女は男に寄りかからなければ生きていけないということらしい。見合い写真を見ていた公一はピンと来ないという。
津田靴店
日出子がたい焼きを買ってきたが、宅次と光子は気を遣って、銭湯に出かけた。
10年前、何してた?と聞く菊男。高校生だった日出子。新潟の十日町にいた。日出子は菊男にラジオの修理を頼んでいて、不意に流れたクラシック曲に聴き入る。
よりが戻ってウキウキとしながら家路につく健吉。
北沢家
遼介は公一が反対したと言って見合いを断った。珍しく居間にいる菊男にあや子を通して就職の話をする。
健吉は、ご機嫌で帰ってきて、会議で寿司が出たからと夕食を断った。マスクのつもりでブラジャーをコートのポケットから机の上に出した。家族全員が目撃し、会社でいたずらされたと言い訳し、居間から菊男と一緒に出ていくと、健吉は泣き笑いした。
菊男は日出子の靴が家族の前に出したことと同じではないかと考えた。
健吉にあきれる遼介。あや子は安物のブラジャーとひと目見て分かった。健吉が誰かと間違えて、あや子の手を握ったと話すと、遼介は、あや子にスキがあったんじゃないかという。健吉は70かあ…「阿修羅のごとく」の恒太郎と同じだね。
話をしていると、どこからか消防車のサイレンの音がする。もう一軒うちのある人は気がもめるとあや子が言い出し、起きてきた健吉も菊男も遼介もドキッとする。(つづく)
いいね、この雰囲気。木下恵介・人間の歌シリーズ、もっと再放送してほしい。このドラマは全10回と昭和のドラマにしては短くて、3月2日には終わってしまう。
次が「少女に何が起ったか」! いや~、これ、見たかったのよ~。で、このドラマもまた当時の大映ドラマにしては短い全12話。ここから大映ドラマに続く? 今度こそ「乳姉妹」やってくれる? な~んて思うけど、ほんと、ここの枠だけは予想不能。急に「フライパンの唄」でもやってくれないかな。

