TBS 1969年9月27日
あらすじ
スピードの燃えたつ若者が国際スパイの手に操られてアイソトープ、コバルト60を運ぶ輸送車を襲った。その仲間に潜入していたキイハンターの無線連絡を絶壁の防壁で断ち切られた。正体を見破られつつ、死のロードレース。山を越え、谷を飛び越し、上り下りの急カーブもエンジンはフル回転。高度のテクニックを操る恐怖の逃走と追跡。キイハンターが命を懸けたスピードとスリルの興奮は高まる。
2026.1.15 J:COM BS録画
ナレーター<彼らこそ現代の猛烈な仲間>
元 諜報部員・黒木鉄也:丹波哲郎
元 諜報部員・津川啓子:野際陽子
カー狂・島竜彦:谷隼人
記憶の天才・谷口ユミ:大川栄子
元 新聞記者・風間洋介:千葉真一
<彼らの愛するものは自由。求めるものは平和>
国際警察特別室
UNIPOL JAPAN
国際警察・村岡特別室長:仲谷昇
<彼らの活躍がここに始まる。彼らの行くところ不可能の文字なく>
空から来た諜報部員・吹雪一郎:川口浩
<彼らを遮る国境もない。彼らは、こう呼ばれた…>
KEY HUNTER
制作:東映
TBS
オートレース場。次が特賞レース。マリと男たちが打ち合わせ。
マリ役の原良子さんはゲスト4回目。
ヘルメットをかぶったレーサースタイルの男3人が人ごみに紛れて歩き、第1集計室に押し入った。
春日「言うとおりにしねえと、こいつらの土手っ腹に風穴が空くぜ!」
山根が銃で威嚇、菊田が電話線を切り、春日が現金を袋に入れる。非常ベルを押そうとした係員を容赦なく撃つ。別の係員を人質に集計室を出た。
バイクに奪った現金を括り付ける山根たちをカメラで撮影する今井健二さん!
この間、見たばかり。
人質の係員を殴り倒し、山根たちはバイクを走らせた。
雑木林を走るバイク3台。車で待っていたマリ。
山根「少なく踏んでも5000万は堅いぜ」
山根役は上野山功一さん。
春日役の団巌さんは前々回見たばかり。菊田役は名前の順から言って山口健さん?
現金の入った袋をマリの車に乗せ、山根たちは去って行った。今度はマリの車を撮影している今井健二さん。マリは札束をトランクに積んであったゴルフバッグに詰め込む。
男「ハハハハッ、こいつは面白くなりそうだ」
黒木の部屋
コタツにあたっているユミと啓子。部屋にはヘルメットをかぶった男が無言で入ってきた。
啓子「怪しきやつ!」男を投げ飛ばした。
「あいたー」と痛がる島。
ユミ「あっ、なんだ、島ちゃんじゃない」
啓子「あら? この間のオートレース場の襲撃犯人、まさか坊やじゃないでしょうね?」
黒木「ハハハハッ。島にこんな格好をさせたのはね、実は、ある男に近づいて探ってもらいたいからなんだよ」
バイクに乗っている男の写真。ヘンリー・北見。世界各国のモトクロスで優勝している日本一のレーサー。これが今井健二さんね。人気があったが、3年前、レース中の事故で引退した。北見は某国のスパイ組織に拾われて立派なスパイになって日本に戻ってきた。今は吹雪がマークしている。
この場面で風間さんがいないってことは、今回は休みか。
車の後部座席
北見「襲撃は3日後に迫りました。綿密な計画に基づいて着実に準備を進めております」
男「お前を信頼して、すべてを任す」
北見「はい」
男「日本へ、われわれのスパイ基地を作るための大切な仕事だ」
北見「分かっています。絶対に成功させてみせますよ」
北見は外国人男性と車に乗っていたが、ひとり、車から降りた。吹雪は北見のあとをつけて、店内にバイクが置いてある喫茶店?へ。
吹雪<オトキチたちのたまり場だ。そこへなぜ北見が?>
オトキチとはバイク好き? 不良?
北見は山根たちのテーブルに酒とグラスを持っていき、酒を注ぐ。
山根は酒の入ったグラスを床に落とす。「見も知らねえ他人さまの杯を頂くわけにはいかないんでね」
春日「はばかりながら、この程度の酒なら浴びるほどやってるんでね、ふんっ」
菊田を隣のイスに移動させ、席につく北見。「ああ…相当派手に遊んでるようだな。フフフフッ。例のあぶく銭でか?」オートレース場襲撃の証拠写真をテーブルの上に置く。「金(かね)のためだったら少々ヤバいこともやってのける連中。俺は、そういう人間たちを探していたんだ。売上金の強奪も悪くはないが、俺が狙っているのは、もっとでかい仕事だ。成功すれば報酬として1人頭、1億円を出そう」
マリが「ハーイ」と陽気に店にやってきた。「どうしたの? みんな、真っ青な顔しちゃって」
北見は無言でマリがバイクの前に立っている写真を渡した。吹雪はカウンター席からトイレに行くふりをして、トイレの入り口付近から会話を立ち聞き。
北見「お前たちのことは、すっかり調べてある。ポンコツ屋を根城にしたネリカン出の不良グループだ」
山根「よし、分かった。その仕事っていうのを聞かしてもらおうじゃねえか」
北見「よし。3日後、朝7時、遠乗りの支度をして、この店の前に集まれ」
ドアの隙間から見ている吹雪。
北見「すべては、そのときに話す。メンバーはここにいる5人だ。勝手な行動は許さない。絶対的な命令権は、この俺が持つ。それから武器を忘れるな。じゃあ」
店を立ち去り、入れ違いに島が入ってきた。「あっ、つけましょうか?」
吹雪「北見は、やつらを利用して何か大きな仕事をもくろんでる。どうだ? あの連中に仲間入りするのが早道じゃないかな。例のオートレース場襲撃のグループらしい」
島「ええっ? こいつは驚きだな」
春日「ああっ、俺たちを写真に撮った野郎がいたなんて。上には上があるもんだ」
山根「縁起直しに、いっちょぶっ飛ばすか」
マリ「オッケー」
マリも含め、暴走行為をする山根たち。でもちゃんとヘルメットはかぶるよ。団巌さんは大柄で目立つ体系だけど、後ろ姿になるとシュッとするんだよね~、なぜか。
山根たちの前に島がバイクで乱入する。「おい! ハハッ、カモン、ベイビー!」
春日「ちくしょう、小僧」
菊田「野郎、なめやがって」
山根「とっちめてやるか」
先頭を走る島を追いかけ、木材が積んである敷地へ行った山根たち。
島「ヘヘッ、軽く逃げきれるつもりだったんだけどもね。ガソリンが切れちまってね、はあ。さえないっすよ、ええ」
春日「そいつは、おあいにくだったな」と島を殴る。「なめやがって、この野郎」
菊田「坊やにしちゃ、なかなかやるじゃねえか」ベルトを外してたたき、春日が島を羽交い絞めにする。
島「ちょっと、俺は1人じゃねえか。寄ってたかってよ」
笑って見ている山根とマリ。
山根「ハハッ、寄ってたかってが悪けりゃ1対1でケリをつけてやってもいいんだぜ」
マリ「例のひよっこゲームでね」
山根「海の向こうで今は亡きジェームス・ディーンがやったやつだ」
島「1対1の勝負ならよ、どんなやつだってやるぜ!」
山根「よ~し、いい度胸だ」
断崖にやってきた山根たち。
山根「断崖の下は荒れ狂った海だ」
春日「落ちりゃ、おだぶつ間違いなし」
向こうから、この崖っぷちに向かってオートバイを走らせる。転落寸前、車から飛び降りる。飛び降りた場所が1センチでも崖っぷちに近いほうが勝ち。
マリ「負けたほうがひよっこっていうわけ」
チキンレースは和製英語。英語ではチキンゲームなら、ひよっこゲームが浸透すればよかったのに。
相手は菊田。「おい、チンピラ。俺と勝負してよ、死んじまったひよっこが3人もいるんだぜ。ヘヘッ、さあ、来い。覚悟はいいな?」
島<ひよっこゲームに勝てば、こいつら俺を仲間に入れてくれるに違いない>
崖付近、島がバイクから降り、菊田は、そのまま崖下へ。グニャグニャ人形来た!
山根「残念ながら、おめえの勝ちだ」
マリ「いい度胸してたわ」
島はネリカンの竜(たつ)と名乗った。
春日「ネリカン? するってえと、俺たちの後輩ってわけかい」
島「ええっ? 先輩ですか。ハハッ、よろしくよろしく」
不良グループって島と同世代くらいならともかく、その前にギャング役とかで見てたせいもあり、不良少年って年齢の役ではないだろうけど、上野山功一さんや団巌さんがやるには貫禄ありすぎる。
黒木の部屋
吹雪が部屋に入ってきた。「ボス、坊やがやつらの仲間に潜り込みましたよ。根城のポンコツ屋で住み込みで働くそうです」
ユミ「ウフフッ、若いうちに苦労しなくっちゃ」
黒木「問題は3日後のオートバイの遠乗りだな。やつらを利用してヘンリー・北見が何をたくらんでるかだ」
前回、前々回とまとめ撮りか?と思ったけど、ボスの服装がずっとラフな感じで今回もまとめ撮り!?
ヘンリー・北見は車を運転していた。「今のところ、すべてが順調に進んでる」
助手席でうなずくマリ。「あたしがオトキチ連中の仲間として近づき、けしかけてオートレース場を襲わせた」
北見「やつらは見事にやってのけた。つまり、俺たちのテストに合格したというわけだ。そのうえ、俺は、やつらの現場の写真を撮った」
マリ「問題は、あの、ネリカンの竜っていうチンピラ。仲間に加える前に徹底的に身元を洗ったほうがいいわ」
北見「すぐに分かるさ。偽の警察手帳を使ってな」
東京少年鑑別所
偽の警察庁を持参した北見がマリと名簿を調べている。2人の前には係員がいる。
マリ「ネリカンの竜なんて見当たりませんね」
北見「いや、どうもお手数かけました」
マリ「どうも」
係員「お役に立ちましたでしょうか? 刑事さん」
北見「ええ、もちろん。じゃあ」
所長室から出てきたから所長だったのかな? 多分、木村修さん。
黒木「もう1つ名簿がございますが。脱走、未逮捕の」おおっ、久々の黒スーツ!
マリは名簿からネリカンの竜を見つけた。顔写真に手書き文字。
氏 名 しま たつひこ
島 竜彦
通称
ネリカンの竜
年 令
21才
マリ「これだわ」
北見「島竜彦。通称・ネリカンの竜。非行歴、婦女暴行、傷害、更生の見込みなし」
ニヤッと笑う黒木。
ポンコツ屋で働き始めた島。
♪ 身から出ましたサビ エンヤコラ…島が歌う。
♪ ポンコツ ガタボロ エンヤコラ もうひとつ…春日も歌う。
「ネリカンブルース」は身から出ました錆ゆえに…という歌詞があるので、+「ヨイトマケの唄」って感じかな。
吹雪が客としてやってきた。「値段のほうも、ひとつ、派手に引き取ってくんなよ」
その場ですぐ現金を渡す山根だが、吹雪は「ほかの店へ持ってきゃよかったよ」と不満げ。島が吹雪に声をかけた。
吹雪「いよいよ、あすだな」
島「ええ。なんとかメンバーに入れそうです。それから仕事は1人頭、1億っていう仕事らしい」
吹雪「俺もあとから車で追っかけるが、これを持ってけ」ライター型の無線マイクとタイマー付きの発煙筒。「お前の仕業と分からずにのろしを上げることができる」
島「恐れ入ります」
吹雪「それからもうひとつ。マリって女には特に気をつけろ。北見と組んでるスパイだ」
島「ええ」
山根が陰から見ていた。
島「ええ、承知しました。まいどあり!」
約束の朝、バイクで喫茶店の前へ。
島「ねえ、教えてくれたっていいでしょ。どこへ何しに行くのか」
山根「だからよ、リーダーが来ねえことには俺たちにも分からねえんだよ」
マリ「ただの遠乗りじゃないっていうことぐらいは覚悟しといたほうがいいわよ」
島「例のオートレース場の襲撃。あのぐらいのことは、やってみたいもんですね」
山根、マリがにらみつける。
ノーヘルで北見が登場。「お前が、その新顔か?」
島「ネリカンの竜、よろしく。いや~、それにしても驚いたな。俺たちのリーダーが世界的なプロだなんて」
北見は鼻から下を布で覆った。「俺を知ってるのか?」
島「ええ。熱烈なファンでしたからね。きょうの遠乗り、お手柔らかにお願いしますよ」
ヘルメットをかぶる北見。「よし、出発だ。ついてこい!」
バイクが走り出し、さりげなく吹雪も車で追いかける。
島が無線機を触る。
風間「都心を抜けて西へ向かっている」
逐一、無線マイクに触れる島。
風間<神奈川を過ぎて静岡に入ったか。相変わらず西へ向かってるな。目的地は芝川か、高根山か、それとも…>
先頭を走る北見の指示でレストランで1時間の休憩。「ここから先、仕事が完了するまでの数時間、水も食事も取れない。ここでたらふく詰め込んどけ」
バイクを降りた北見が地図を見ながら時計を確認する。
レストラン
島「北見さん、もう行き先ぐらい教えてくれてもいいでしょ」
北見「俺は何事も最後まで秘密主義だ。そのほうがうまくいく」
島「でもさ、どっかは襲撃するんでしょ?」
北見「俺を信じろ」
島<なんとか事前に探り出して吹雪さんに知らせなくっちゃ>
さっきの地図がなにかヒントになるかもしれないとテーブルの下で無線機をカチカチ。マリが気付く。
島「あっ、ごちそうさん。入れるもん入れたら出さなくっちゃね」
カレーを口に入れかけていた春日。「品のねえ野郎だ」
島は外に出て、北見のバイクから地図を確認。
春日盆地
ガンマー線実験農場
地図にバツ印と書き込みがしてあった。
島「ガンマ線実験農場」ついでにバッグの中身も確認。放射能の存在を調べるガイガー計数管があった。
北見たちも食事を終えた。北見が外に出ると、吹雪がわざとぶつかった。「どこ見て歩いてやがんだ。めくら野郎!」
島は吹雪の声で北見が店から出てきたことに気付き、自分のバイクに移動。
吹雪「これから気をつけるんだな」店内へ。
5台のバイクは出発していった。
島は無線マイクでしゃべる。「危ないところをどうもすいません」
吹雪「フッ、世話を焼かせやがって」
島「北見の地図を調べたところ、春日盆地にあるガンマ線実験農場に丸印がついてました。そのうえ、ガイガー計数管まで持ってますよ」
ガンマ線実験農場…放射線によって農作物の品種改良の実験をやってるところ。北見が狙っているのはアイソトープ。
達筆な手書き文字の地図
神奈川県→御殿場→芝川村→高根山→越前岳→春日盆地
ガソリンスタンドに立ち寄る一行。島はたばこを吸うふりをして無線連絡。「芝川のガソリンスタンドで給油中です。ガンマ線実験農場の襲撃は間違いなさそうです」
マリが無線マイクを取り上げた。「火気厳禁」
石が減って火が付かないとごまかす島。
マリ「さっきからカチカチやってたのは、どういう訳?」
島「思い出の品、返してくれよ」無理に奪おうとし、排水溝の隙間に落ちた。
マリ「大事なものを悪かったわね」
北見が出発の合図を出し、バイクが走り出す。ガンマ線実験農場に向かうはずが、左に曲がって進んだので、島は不審に思う。
吹雪の車はガンマ線実験工場に向かう。発信音は途絶え、スピードを出して追いかけてもオートバイの影すら捕まらないことを不審に思う。
黒木の部屋
吹雪が啓子に電話し、島と連絡が取れなくなったことを報告すると、黒木から、きょう、富士山麓にある大学の原子炉からコバルト60がガンマ線農場に運ばれることになったと知らされた。運ぶのは国際警察官。
ガンマ線農場ではなく、途中の山道で輸送車を襲うつもりでいることが分かった。万一のためにおとりの輸送車を使う手はずになっている。
吹雪は輸送車のコースへ。
バイク一行は山奥へ入って行く。
島<よし。こうなったら俺1人でなんとかやってみよう>
バイクが路肩に止まった。
北見「まもなく1台の輸送車がここを通るはずだ。富士山麓の大学原子炉からガンマ線農場へ、アイソトープ、コバルト60を運んでいく車だ」
コバルト60といえば、「赤い疑惑」。
北見「そのコバルト60をこっちへ頂くわけだ。そして襲撃後、われわれは直ちに山に入る。山を越えて、まったく別の道路へ出る。谷あり崖ありの難コースだが諸君たちの腕だ。絶対に成功する。武器は持ってきたな?」
春日も山根も懐から銃を取り出す。
荷台にガンマ線実験農場と書かれたトラックが通りかかった。
北見「よし、俺が合図をするまで絶対に行動に移るな」陰に隠れてトラックはスルー。
山根「どうしたんです? なぜ襲わないんだ?」
北見「あの車は、おとりだ。放射能物質は積んでいない」計数管を操作する。
次に通りかかったイチョウのマークのゴミ収集車に計数機が反応し、北見たちはバイクで追い抜き、車を止めさせ、運転手たちを銃撃。荷台の”CO.60”と書かれたケースをバイクに縛りつけて走り去った。
北見が先頭になり、モトクロスのコースみたいな山道を走る。島は転んだふりして先に行かせ、のろしをあげようと発煙筒を5分後にセット。しかし、北見にバレ、殴り合いになった。その間にのろしが上がり、吹雪が気付いた。「坊やののろしだ!」
北見「貴様、国際警察の犬か?」銃を突きつけるが、マリに追っ手が来ると指摘され、コバルト60だけは運んでもらうと体を起こした。殺すのはそれから。
崖の下でバイクを止めた北見。「この崖を登る。あらかじめ俺が用意しといたザイルだ。ここを登り、ザイルを切り落としてしまえば追っ手がやってきても、ここまでだ。まずは俺が登る。いいな?」
山根が島を見張り、北見が崖を登り切り、コバルト60の入ったケースを全部崖の上に引き上げた。山根、ネリカンの竜、マリ、春日の順序で上がってこいと命じる北見。
島が崖を登りきると、新たにバイクが用意されていた。山道を一気に下ると、富士山麓の道路に出て、北見の仲間が待っている。島にはケースを運んで死んでもらう。
突然、マリを人質に取りながら、バイクに乗って逃げ出した島。
北見は追っ手を阻むためとし、ザイルを銃で切った。登っていた春日が落下。バイク1台を残して北見たちのバイクが銃撃しながら島を追う。
崖の下で倒れていた春日に「しっかりしろ!」と声をかける吹雪。春日は「上だ…」と言って倒れてしまった。死んだの?
島は木造の橋を渡った。壊れかけで北見、山根と進むうち、マリはバイクごと落下した。でたっ! 人形。
北見「マリ! クソ、あんな小僧になめられてたまるか!」
島を銃撃しながら追いかけていた山根は、島がすり抜けた木の枝をよけきれずに衝突し、これまた落下。今回は落下人形祭りだね。
山根のあとを走った北見はアクロバティックに木の枝を避ける。
島のバイクは北見の銃撃を避けながら走り続ける。北見は弾切れ。いつの間にか海にたどり着き浜辺を走る島と北見。ガンガン島のバイクに当たって並走する。防護壁?に衝突した北見は顔から出血していた。島が助け、通りかかった車に助けを求めたが、車を降りてきた外国人男性は銃を向けた。
北見「ボス、この男が裏切ったんだ」
ボス「お前を信頼して、すべてを任せたのが間違いだった」
北見「こいつは国際警察の犬だったんだよ」
ボス「責任は取ってもらう」北見を銃撃。「次は貴様だ」
島「貴様が北見を操ってたスパイ組織のボスだったんだな」
砂浜を走ってきたバイク。乗っていたのはノーヘルの吹雪。砂浜で殴り合い。
島「先輩、すいません」
吹雪「ご苦労だったな」
島「いや~、先輩もなかなかやるんですね。かっこよかったですよ」
吹雪「何を言っとるか。お前はハジキを突きつけられてブルブル震えてたくせに。大体だな、俺が断崖の上にやつらが残してったオートバイを使って、山の上から下りてこなかったら、今頃、お前は…おい、島!」
島がバイクで走り出した。「お先に!」
吹雪「あの野郎…どうも近頃の若いやつらは」
バイクで砂浜を走る島。
プロデューサー:近藤照男
*
脚本:池田雄一
*
擬斗:日尾孝司
*
音楽 :菊池俊輔
主題歌:キイハンター
作詩 :佐藤純弥
作曲 :菊池俊輔
唄 :野際陽子
テイチクレコード
*
黒木鉄也:丹波哲郎…字幕黄色
*
津川啓子:野際陽子…字幕緑
*
吹雪一郎:川口浩
*
島竜彦:谷隼人
谷口ユミ:大川栄子
*
ヘンリー・北見:今井健二
マリ:原良子
*
山根:上野山功一
春日:団巌
菊田:山口健
*
高野隆志
木村修
山田甲一
山浦栄
ナレーター:芥川隆行
*
監督:竹本弘一
<プロフェッショナル・キイハンター。次の赤いシグナルは…海道一(かいどういち)の親分は清水港の次郎長どん。子分の石松、大政、小政。その現代版の警備会社に大仕事が舞い込んだ。日本に来た女ばかりの民族舞踊団の中に重要な秘密を持った密使がいるという。国際警察の連絡でキイハンターは女装をして潜り込んだが、たちまち横取りを狙う敵の組織と火花が散る。バカな石松が電気ショックで利口になり、裏切るというハプニング。さて、どの踊り子が密使なのか? 次のシグナルは…>
馬鹿をかついで
珍道中
に御期待下さい
山根、春日、菊田…お笑い芸人が思い浮かぶ。
吹雪さんって、おっさんっぽくないのに、おっさんぶってる。

