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【ネタバレ】赤い疑惑▼第8回『さすらいの旅路』

TBS 1975年11月21日 

 

あらすじ

幸子(山口百恵)が自分の妹だと知った光夫(三浦友和)は、ショックのあまり家出する。娘の心情を思いやる茂(宇津井健)は光夫を捜して北海道へ向かう。

ありがとう あなた

ありがとう あなた

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2024.5.17 BS-TBS録画。

peachredrum.hateblo.jp

作:安本莞二

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大島茂:宇津井健

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大島幸子:山口百恵

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相良光夫:三浦友和

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相良多加子:原知佐子

ナレーター:内藤武敏

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森川助教授:福田豊

久米明

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川村:川口厚

岡崎ユカリ:小川美希

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ユミ:千波恵美子

稲垣昭三

村井洋

浅見小四郎

杉本マチ子

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相良英治:長門裕之

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大島敏江:渡辺美佐子

 

ハードロックを聴きながら、1週間も連絡をよこさない光夫の写真を見つめる幸子。

 

出勤した茂の忘れ物を届けにきた敏江は光夫がまだ見つからないことを話す。

 

相良家

多加子は音沙汰のない光夫を心配して捜索願を出したほうがいいのではと英治に相談するが、英治は光夫が22の大人であることや事を荒立てなくないと多加子をなだめた。

 

教授室に呼び出された茂は英治から光夫の家出の原因を聞かれるが答えなかった。言ってやりゃあいいのに!

 

茂は光夫の友人から情報を得ようとしたが得られなかった。その場にいたユカリが多加子に連絡。多加子は学校帰りの幸子に待ち伏せしていた。幸子は地下道の階段でフラついて友人のユミにくっついて歩いていた。

 

幸子は多加子から光夫を知らないか?と聞かれ、家出したことを聞かされ、さらに茂が幸子の本当の父親ではないのでは?と吹き込まれる。

 

今、「わが子は他人」を見ていて思うけど、こういう悪意を持った第三者が子供にバラそうとするのが本当にタチ悪い。だったら自分たちで早いうちに言ったほうがいいように思ってしまう。一生バレたくないという紀子より、これに関しては和子派なのよ。

 

幸子は家に帰り、茂に事の真相を聞くと、茂は敏江を呼び、結婚前から愛し合っていたようなラブラブカップルを演じた。結婚して6ヶ月で産まれると、敏江のほうが怪しまれるのね。

 

光夫の友人が光夫から北海道の牧場で働いているという手紙をもらったと茂に知らせた。またまたその場にいたユカリが1万円でその手紙を譲って欲しいと持ちかけた。茂にはコーヒーを奢らせ、ユカリには1万円で手紙を売るゲンキンな友人だね。

 

数年前、日本映画専門チャンネル北海道放送制作の東芝日曜劇場を100本近く放送したことがありました。1話完結で見やすかったし、面白いのとそうでないものの差が激しかった。行き詰まりを感じた東京の人が北海道に来るという話もチラホラ。

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これは違うけど、「秘密」は1975年3月放送で「赤い疑惑」の直前。山田太一脚本で「岸辺のアルバム」的な話で、このときは三浦友和さん、中村玉緒さんという組み合わせでした。当時の感想にも上の息子さんに似てるって書いてる。

 

八千草薫さんもいっぱい出てたな。大体、専業主婦役が多いよね。夫は大滝秀治さん、梅野泰靖さん、フランキー堺さん、小林桂樹さん、それと長門裕之さんも。

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不思議とどの人と組み合わさってもお似合いの夫婦に見えちゃう。

 

茶店で流れた曲

今日までそして明日から

今日までそして明日から

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茂は北海道に飛んだ。ユカリも相良家の両親に手紙を見せ、英治が北海道に向かうことにした。

 

カウボーイスタイルで牧場の仕事をする男に光夫のことを聞く茂。タクシーで移動しながら牧場を探し歩いた茂は、ついに光夫を見つけた。教師として教え子の将来を気にしていると話す。

 

はー、三浦友和さんの顔がかっこよすぎて見惚れちゃう。

 

少々の試練に耐えるのが男だと説得する茂だが、光夫は茂が娘可愛さに連れ戻しに来ただけと本音をついて殴り合いのケンカになった。殴り合いのケンカした後はサッパリしている男たちというのをこういうので刷り込まされて来たんだな。白々しい演出。

 

茂を助け起こして厩舎に戻った光夫。相良夫婦が迎えに来ていた。家に戻るつもりはないと言い、理由はあんたが気に入らないからだと英治に向かって言う。

 

相良夫婦と茂は同じタクシーで札幌グランドホテルに戻った。

 

多加子は部屋で光夫に見捨てられたと泣き、英治がだらしないせいだとののしった。

 

英治はホテルのバーで理恵とキス…と思いきや、別の女性にキスしていた。女も「どうなさったの?」じゃねえよ。女性を呼んだの? タクシーでホテルを出るとき、バッチリ部屋の窓から多加子に見られていた。本当にだらしない人だね。

 

茂はフラフラとホテルを出て行った多加子をたまたま見かけた。

 

英治は女性だけをタクシーからおろし、お金(多分1万円)を渡してホテルに戻った。

 

茂は薬瓶を空にしてベンチに倒れていた多加子を見つけて、周囲の人に救急車を呼ぶよう頼んだ。

 

多加子のいる診察室に光夫も英治も集まる。どうして死なせてくれなかったの?と茂を責める多加子。英治も光夫も謝った。光夫は気持ちの整理がついたら帰ると約束した。

 

幸子が目に不調を訴え、敏江が茂に連絡したが不在。森川を呼んだ。

 

診察室に茂あてに電話があり、光夫も気にして近くへ。幸子の目が見えなくなったと知り、光夫も電話に出て、幸子を励ました。

 

すぐ東京へ帰った茂。手術は茂自身が行う。後ろ姿の白衣男性が久米明さんだな。声で分かった。

 

幸子の手術前。車椅子の幸子の前に現れたのは光夫だった。

 

手術室前で敏江と光夫が待つ。手術が終わり、コバルト60の照射で順調に回復するだろうと茂は敏江に言った。無事を見届けた光夫は再び北海道へ。

 

茂は幸子の前で気分転換にパリに行かないかと提案。叔母さまに会えるなら光夫さんに会えなくても我慢できるという幸子に光夫からの絵葉書を渡した茂。手術して即座に目が見えるようになるんだな。

 

ハガキの文面を嬉しそうに見ている幸子を見ている茂。(つづく)

 

茂がいろんなことを秘密にしたばかりにいろんな人が傷付く結果になってるような気がする。言うべきことは言ったほうがいいと思う。