TBS 1968年10月26日
あらすじ
人類を破滅させる恐ろしい細菌。それが、この人形の中に隠されていた。みなしごの少女が無心にいだく人形を奪おうと入り乱れるスパイ合戦。外国の研究所で細菌を発見した日本人科学者。彼の両親が細菌を携えて日本に脱出してきたのだ。キイハンターの使命は重大。あの手この手と迫る凶暴なスパイから細菌を守り通すのだ。
2025.11.11 J:COM BS録画
ナレーター<この部屋のグループは5人>
元 諜報部員・黒木鉄也:丹波哲郎
元 諜報部員・津川啓子:野際陽子
カー狂・島竜彦:谷隼人
記憶の天才・谷口ユミ:大川栄子
元 新聞記者・風間洋介:千葉真一
<彼らの愛するものは自由。求めるものは平和>
国際警察特別室
UNIPOL JAPAN
国際警察・村岡特別室長:仲谷昇
<彼らの活躍がここに始まる。彼らの行くところ不可能の文字なく、彼らを遮る国境もない。彼らは、こう呼ばれる…>
KEY HUNTER
制作:東映株式会社
TBS
イギリス・CBW研究所
防護服を着た早坂という男がネズミに注射をした。本物のネズミを使わんでくれ!
早坂の背後に帽子、スーツ姿の男が現れ、早坂はとっさに男に薬品をかけて逃げ、男は叫び声をあげて倒れた。気持ち悪い感じなんだろうけど、白黒でよかった。
飛行機内
人形を抱いた早坂と一緒にいるキャシー。「早坂、ここまで来れば大丈夫よ。もうすぐ東京に着くわ」←妻とかでは、なさそう?
誰かが見ていると辺りを気にする早坂。
早坂の斜め前の男はカバンから銃を取り出し、手に取っていた。
化粧室に入った早坂とキャシーを追いかけて、男が銃を向けながら「イギリスから持ってきたカプセルはどこだ? どこにある!」と脅す。知らないと言い、もみ合ううち、消音銃が発砲され、男が倒れた。
キャシー「ああっ! 早坂」
早坂とキャシーは男を洗面台に座らせ、銃を握らせた。その光景をハーフっぽい女の子に見られた。
飛行機が着陸し、客が降り始めたが、男の死体が発見され、乗務員が空港警察が来るまで飛行機から外へ出ないよう注意した。
早坂は握りしめていた人形を座席の下に置いたが、女の子がその人形を持って外へ出てしまった。追いかける早坂たちを止める乗務員。
早坂役の大塚国夫さんは17話では美沙子をフッて若い女と結婚した旗野。毎回思うのだけど、すごい肌がツルツルに見える。
「突然の明日」では初回に銃殺された支店次長!
警察官が女の子の両親を捜すと、客室乗務員が「マリアちゃんのご両親は東欧の動乱でお亡くなりになりました」と説明した。ボリドニア大使館のハミルトン書記官と名乗る男が現れ、マリアが引き渡された。
腹話術の人形「キャ~ッ、助けて。僕は殺される~!」
奇術師「何をバカな。人形の命なんか狙うやつがいるものか」
人形「いるよ、いるんだよ。ああ~、殺し屋が来る~!」
メチャクチャ怖い人形の顔。目や口を動かすせいなのか?鼻の下が異常に長いのが変なんだ。そして、腹話術というけど、絶対にこの男の声じゃないよな。
破裂音がして、動かなくなる人形。
奇術師「おい、どうした? しっかりしろ。今のはシャンパンを抜いた音だよ」
人形「えっ? ちきしょう。酒で僕を殺すつもりだな」
奇術師「まだ言ってやがる。今や世界は暗殺時代。人形までノイローゼになるとは困った世の中ですね」
観客が笑い、拍手を送った。ブラックな腹話術だな~。
ナイトクラブでユミ、島、風間が飲んでいる。
ユミ「ああ、おいしい」
島「ユミちゃん。そんな調子に乗って飲むとひっくり返るぜ」
ユミ「平気、平気。でもさ、風間さんがあたしたちをこんなところに連れてくるなんて珍しいじゃない?」
島「うん…ねえ、先輩。どういう風の吹き回し?」
フフッと笑うだけの風間に「デートの相手を探しに来たんでしょ?」と聞く島。
風間「まあ、そんなとこだ」
島「チェッ、俺たちは、あて馬か」
ユミ「そうと分かったら、島ちゃん。どんどんやっちゃいましょうよ。ねっ?」
乾杯する2人だが、風間は遠くの席の男女に注目していた。
早坂と寄り添うキャシー。
それにしても、ユミちゃん、18歳設定だったのでは…!?
人形「では、これから催眠術をお目にかけましょう」と人形が客席を見回し、「そこのお嬢さん」とユミを指名した。「あなたは催眠術を信じますか?」
ユミ「信じないわ」
ユミは舞台に上がり、椅子に座った。
人形「ワン、ツー、スリーって言うと、あなたは眠くなる」
「ワン、ツー、スリー」と何度言われてもケロッとしているユミ。「眠くなんかあるもんですか。けさは目がとろけるぐらいぐっすり寝すぎちゃったの」
客席で笑う島。
人形「こりゃいかん。眠ってはダメ。じゃあ、決して眠ってはいけませんよ」
メトロノームを見ていたユミ。
BGMは「エメラルドの伝説」のインストゥルメンタル。
人形「あなたは美しい花園に立っています。小鳥やチョウチョが楽しそうに遊んでるんですよ。あなたもチョウチョになって遊びたいでしょ?」
目を閉じたユミがうなずく。
人形「さあ、花園で遊びなさい」
ユミは目をつぶったまま立ち上がり、腕を上下させ、「ちょうちょ」を歌い始めた。
ボーっとした目つきのまま歌い続ける。
奇術師が号令をかけると、ユミの目が覚め、島は笑いながら拍手を送る。奇術師はユミや観客たちにお礼を言いながらも、店内を歩くハミルトン書記官を鋭い目つきで見た。
奇術師役の川辺久造さんは20話では孤独な殺し屋・西条。
風間は銃を持った男が潜んでいたのを見つけ、立ち上がった。
ハミルトン「ミスター早坂」
早坂「ボリドニア大使館の方ですね?」
ハミルトン「そうです。迎えに来ました」
早坂「助かりました。ありがとう」
ハミルトン「さあ、行きましょう」
しかし、突然、ハミルトンの背中にナイフが刺さり、倒れた。悲鳴を上げるキャシー。逃げた早坂たちはナイフを持った男と奇術師に挟まれた。
奇術師「イギリスから持ち帰ったカプセルは、どこにありますか?」
早坂「知らん!」
奇術師「あなたは飛行機の中で仲間を殺しましたね? しかし、連絡は受けている。言え、どこにある?」
そこに風間が割って入り、早坂たちと逃げた。
外では島が車を横付けした。「先輩、早く!」
風間「ナイス、坊や!」
奇術師と一緒にいる投げナイフの男が宮口二朗さんだね。
車内
島「先輩、水くさいですよ」
ユミ「そうよ。あたしたちに黙ってるなんて」
風間「知ってたのか。俺が2人を張ってたのを。なかなかやるじゃない」
ユミ「当たり前よ」
島「で、行き先は?」
ボリドニア大使館だと答えた風間。早坂たちに何者か問われ、ボリドニア大使館から依頼を受けた者だと説明した。
追っ手が来たので急いでボリドニア大使館に駆け込もうとしたが、奇術師に消音銃で狙われた。伏せて何とか助かり、早坂が大使館を見ると、マリアが人形を抱いて立っていた。
黒木の部屋
風間「ボス、無事に大使館に送りました」
黒木「いや、ご苦労」プロジェクターを組み立てている?
島「あれ? なんか始めてるんですか?」
黒木「フフッ、まあ、黙って見てろ」
風間は日本人の早坂がなぜ中立国のボリドニア大使館に亡命したのか分からない。
啓子「ねえ、ボス。早坂力(つとむ)は確かイギリスのCBW研究所に才能を買われて留学したんだったわねえ」
黒木「そうだよ。日本の優秀な頭脳だがね、海外にどんどん出ちまったことがあるだろ。そういう学者の1人だ」
啓子「それなのになんで亡命を? あっ、分かった。イギリスでなんかあったのね」
黒木は電気を消させ、うようよ動くものを見せた。「細菌を拡大したものだよ。細菌の名はね、CX菌」
CX菌とはペスト菌やコレラ菌の数百倍も強力な細菌で、早坂が新しい抗生物質を研究しているうちに作ってしまった。細菌は目的ひとつで平和利用にもなるし、戦争の兵器にもなる。
島「あっ、そういえばさ、ヨーグルトも細菌の平和利用だね」
風間「バカなやつ」
ひと笑い起こる。
しかし、最近は国際法を無視して細菌がひそかに戦争に利用されている。早坂は自分のCX菌が細菌戦争に使われることに恐怖を感じ始めた。CX菌は水爆以上の恐るべき細菌。ごく少量で世界中の人間を皆殺しにできる。
その割に男に豪快にぶっかけてたよね!?
倒れている男の写真が映し出され、CBW研究所に忍び込んで、CX菌を浴びて死んだ東側のスパイだと黒木が説明した。
啓子「だから早坂は恋人のキャシーと一緒に国外に逃亡したのね」
風間「しかし、早くも飛行機の中で狙われ、接触しようとしたボリドニア大使館のハミルトン書記官も殺された。ねえ、ボス、敵はこれから何をやりだすか分かりませんよ」
ユミは連絡係として大使館に置いてきたという風間に啓子は心配する。
ボリドニア大使館
棺に入れられたハミルトン書記官の顔を見るマリア。「どうしたの?」
職員「神様のところへ行ってしまったんだよ」
マリア「神様はお空の上にいるんでしょ?」
職員「えっ?」
マリア「パパもママも神様のところへ行ったって、神父さまがそうおっしゃってたの」
マリアは吹替だね。
ユミはマリアの部屋を漁る早坂に声をかけた。早坂は人形を探していた。「あれが人手に渡れば大変なことになる!」
「知らないはずはない!」とユミの首を絞める早坂。なんでじゃ! しかし、我に返った早坂が部屋を出ていった。
ユミがマリアを探して庭へ出ると、ママをうずめたと言って、木の枝で作った十字架を立てていた。人形は知らないという。
マリア「戦車が来る! ママ、お空の神様のところに行ったの」と泣き出し、ユミが抱きしめた。
ナイトクラブに忍び込んだ風間と島。蹴破って入った部屋に置かれた人形に話しかけた島だが、人形が笑い出し、ビックリして投げた。
人形「お前、俺をバカにしてるな」
島「なんだよ」
人形「俺を人形だと思ってバカにするとひどい目に遭うぞ」
島「ちきしょう」再び人形を拾い上げ、どんな仕掛けになっているのか探る。
人形「ハハハハッ。人間なんてかわいそうなもんだな」
島「なんだと? どうしてかわいそうなんだよ!」
人形「教えてやろうか。人間は必ず死ぬからさ」
風間「危ない!」
男がナイフを投げた。男を追いかけた風間にナイフを向けた。風間は素手で対抗し、男を何発も殴った。突然、マネキンが出てきて男が消えた。
ボリドニア大使館
ユミが棺の前に行くと、棺が開き、ハミルトン書記官が体を起こし、笑った。ユミが悲鳴を上げると、職員が来たが、棺は前のままだった。
ユミ「確かに宙に浮いて…首が…」
職員が顔を確認するとなんともなかった。天井裏で見張っていたのは奇術師。催眠術をかけたということ?
早坂が飲み物を飲んでいると、突然、奇術師の笑い声が聞こえた。「飲んだな。それには毒が入っている。お前はもうすぐ死ぬ。ハハハハッ…」
うめき声をあげて苦しむ早坂。キャシーが医者を呼ぼうと部屋から出ようとすると、奇術師が部屋に入ってきた。「もう、毒が全身に回るころだ。お前は、もう死ぬ」
奇術師は解毒剤を持っており、イギリスの研究所から持ち帰ったカプセルのありかを聞いた。「死にたくなかったら言うんだ!」
キャシーは人形だと即答したが、人形がどこにあるかは知らない。それでも言え!と迫った奇術師にキャシーが悲鳴を上げると、職員たちが部屋に来て、奇術師は屋敷外へ逃げてしまった。
急に痛みのなくなった早坂に毒なんか入ってなかった、奇術師がかけた暗示と気付くキャシー。
部屋の前で立ち聞きしていたマリアを追いかけたキャシーは、人形のありかを聞くが、マリアは「ママ、うずめたの」と言う。
キャシー「ママじゃないの、人形よ」
マリア「ママ、うずめたの」
キャシーに問い詰められたところを見ていたユミは、ふと、マリアが木の枝で作った十字架を思い出し、外へ行き、土の下から人形を見つけた。
早坂「それは私の人形だ、返してくれ」
ユミ「これは、マリアちゃんの人形です」
早坂「私のだ!」
ユミが投げた人形をマリアが持って逃げた。キャシーとマリアがもみあいになり、人形は大使館の外へ。人形を拾ったのはちょうど車で駆けつけた風間だった。
黒木の部屋
人形を耳に寄せる黒木。「やっぱりなんか入ってんな」
風間と島が何か機械を持ってきて、人形の中身を見た。X線?
黒木が人形に注射器をさし、人形から液体を吸い出し、顕微鏡で見た。「やっぱりこいつはCX菌だ」
島は突然苦しそうにし、息すると危ないと言いだすが、黒木はCX菌は空気感染じゃない。接触によって感染する細菌だと笑う。しかし、油断は禁物。ほんの少し接触しただけでも感染する。なぜ人形の中に隠し持ってきたのかこれから調べるという。
人形「マリアちゃん、マリアちゃん、起きなさい」マリアが目を覚ますと暖炉の上に人形が座っていた。「ねえ、あんたのママはどこにいるの?」
マリア「神様のところよ。お空の上にいるの」
人形「マリアちゃんのママに会いたい?」
マリア「うん、会いたい」
人形「じゃあ、ママのところに連れてってあげる」
マリア「ほんと?」
ユミが窓を開けると、マリアが大使館の門を開けて、外に出ていくのが見えた。マリアを追いかけて外に出たユミは、奇術師にマリアと共にさらわれた。
風間は死んだスパイの写真を早坂に見せた。「早坂さん、これはイギリスのCBW研究所でCX菌を浴びて死んだ東側のスパイです。あなたはこれをご存じですね?」
やつに襲われたからCX菌を使ったのだという早坂にどうして日本に持ってきたのか尋ねる風間。
早坂「CX菌を細菌戦争に使うと大変なことになる。あの細菌を培養すれば小さな国なら全滅するはずだ。だから、私は研究所で無断からあの細菌を…」
なぜ日本に持ち込んだのか風間に聞かれた早坂は逆切れ。「日本に持ってきちゃいけないのかね!」
風間「日本に持ってくる前に処分できたはずです!」
早坂「どうやって、あの細菌を処分できるんだ? 海の中に捨てろというのかね? 土の中にうずめろというのかね? カプセルが腐れば、細菌は必ず四方に飛び散る! それを考えると、どこにも細菌を捨てることはできなかったんだ。あのCX菌がスパイの手に渡れば、必ず世界のどこかで細菌戦争が起こる。それは水爆戦争に匹敵する最終戦争になるはずだ。私はいったいどうすればいいんだ。スパイが私を狙っている。スパイは私たちをどこまでも狙って、襲ってくる。日本だけは安全だと思った。しかし、その日本も危ない。だから、私とキャシーは、この中立国の大使館に亡命したんだ」
キャシー「風間さん、早坂は平和のための抗生物質を作る研究を進めたいんです。そのためにはスパイのいない落ち着いて研究のできる場所が必要なんです!」
風間「分かりました、早坂さん。スパイは必ずわれわれが摘発します」
職員からマリアちゃんがいないと知らされた風間。
マネキンの並ぶ部屋で奇術師はマリアに催眠術をかけた。ユミは止めるが、ユミを投げナイフ男が止めた。
催眠術にかかったのかな~と思わせて、マリアはフーセンガムをふくらませ、奇術師と投げナイフ男はがっくり。「んんっ! 子どもには無理なのかな?」
奇術師は投げナイフ男に催眠音楽を書けるように言う。また「エメラルドの伝説」のインスト。人形の在りかを聞き出そうとする奇術師。催眠音楽にユミがかかってしまい「マンション」と答え、奇術師がびっくり!「おい、こっちのほうが知ってるんだ」
奇術師はユミにマンションの住所を聞く。
島は黒木の部屋で人形を抱いていた。ユミが訪ねてきたので招き入れ、ユミとマリアがいなくなって大使館が大騒ぎになっていると知らせた。
ユミ「男のくせにお人形なんか抱いてバカみたい」
島「君は知らないだろうけどね、この中にはCX菌って、すごい細菌が入ってんだよ」
ユミ「のどが渇いたわ」
島「コーヒーでもいれようか」
人形から手を離し、コーヒーをいれる準備をする。鼻歌は「非情のライセンス」。
↑iTunesに風間バージョンはあったけど、島ちゃんはなかった。ていうか、千葉真一さんも歌ってたんかい!
島はユミに棒で殴られ、人形を奪われた。
大使館で連絡を受けた風間。
早坂「人形を落としてカプセルが割れたら大変だ。細菌がばらまかれて東京が全滅する!」
でもさっき、黒木が注射器で吸い出したのも危なくないか!?
駅構内で人形を持って立っているユミ。ゲリラ的撮影なのかな?
風船を持った奇術師が人形を受け取り、歩きだしたのを風間と島が捕まえたが逃げられ、早坂とキャシーが人形を奪って逃げた。
地下道で休んでいた早坂に銃を向けるキャシー。「ご苦労だったわね、早坂」
人形が50万ドルで東側に売れるという。キャシーはスパイだった。催眠術を使うやつらとはグルではなく、彼らとは反対。人形を取り合ってもみ合う早坂とキャシー。
早坂とキャシーもマネキンのたくさん置いてある部屋に連れてこられ、キャシーは注射を打たれた!?
風間と島もマネキンの部屋にたどりついたが、肌のただれたキャシーを発見した。
早坂は外国人男性のもとへ連れていかれた。男は東側のスパイではなく、別の国の者だという。早坂にその国に来てもらい、CX菌を大量に培養してもらう。われわれは世界の最強国になれる。…アメリカ?
断る早坂。
風間と島も山荘にたどりついた。男は島にCX菌を注射して東京に放すと脅すが、それでも早坂は断った。「どんなことがあってもCX菌は戦争のために使ってはいけないんだ」
島は縛られ、早坂や奇術師は防護服に着替えていた。別室にいたマリアに鍵を開けるよう風間が頼んだ。
注射器で吸いだした液体を飲むように強要される島。男は突然、奇術師にコップの液体をかけた。
風間が助けに入り、男と殴り合い。投げナイフが男に刺さった。今度は投げナイフ男を殴る。え、風間、奇術師を殴ってる~! 接触しちゃいけないんじゃ!? ていうか、奇術師、生きてる!?
早坂は人形を持って逃げ出した。「来るんじゃない! 私は誰も信じない! 君たちは人殺しだ、恐ろしい人殺しだ! 君たちには分からないんだ。細菌戦争の恐ろしさが。私が…これを作った私がそれを証明してやる。東京中にこの細菌をばらまいて戦争の恐ろしさを教えてやる! そうだ、それがいい。ハハハハッ。そうすれば分かるだろう。いや、そうしなければ分からないんだ。君たちは!」
風間「早坂さん、落ち着くんですよ」
早坂「寄るんじゃない! 私は、もう誰にも邪魔されないぞ。この私を止めようとするやつは、みんなこのCX菌にただれて死んでいくんだ!」
外に出て、つんのめりながらも人形を持って走る早坂。目の前に立つマリアは笑顔で、早坂は膝から崩れ落ちた。
黒木の部屋にマリアがいた。風間のプレゼントは早坂が持っていた人形と同じ人形。マリアは笑顔でお礼を言った。
黒木「マリアちゃん、君は、なんにも分からないだろうけどもね、大変な手柄を立てたんだよ」
啓子「そうよ。もしかしたらマリアちゃんはね、世界中の人たちの命を救ったのかもしれないのよ」
ユミ「分かるでしょ、マリアちゃん」
マリア「うん。マリアのママ。マリアのママ」
みんなで乾杯するが、島が流したレコードは「エメラルドの伝説」のインスト。グラスを持ったままユミは体が揺れ始め、目の焦点が合わなくなった。
プロデューサー:近藤照男
坪井久智
*
脚本:高久進
*
擬斗:日尾孝司
マネキン協力:ベベ工芸
*
音楽 :菊池俊輔
主題歌:キイハンター
作詩 :佐藤純弥
作曲 :菊池俊輔
唄 :野際陽子
テイチクレコード
*
黒木鉄也:丹波哲郎…字幕黄色
*
津川啓子:野際陽子…字幕緑
*
島竜彦:谷隼人
谷口ユミ:大川栄子
*
風間洋介:千葉真一…字幕水色
*
奇術師:川辺久造
キャシー:服部マリ
早坂力(つとむ):大塚国夫
*
宮口二朗
パトリシャ・クレベンヂャー
ジョー・マーシャル
ジョーセ・トーヤ
*
都健二
木川哲也
川田信一
梅津千恵子
*
監督:佐藤肇
<プロフェッショナル・キイハンター。次の赤いシグナルは…若く美しい成り金社長の娘。求めるごとく、求めざるごとく、生(せい)の空間をさまようフーテン族の1人。偶然、彼女と出会って意気投合したキイハンター。だが、その目の前で何者かに誘拐された。その父親は旧悪をネタに身代金2億円を要求される。キイハンターの面目に懸けても娘を奪い返さねばならぬ。次のシグナルは…>
フーテン族強奪作戦
に御期待下さい
次回予告のゲスト名が字幕で出なかった。見ても、あまり知らない人だった。
今回5人そろったとはいえ、黒木、啓子は部屋にいるばかりで留守番みたいなもの。後半になるにつれ、黒木の出番が少なくなるとどこかで見かけて、だんだん村岡室長的存在になったら寂しいな~。
今回みたいなグロテスクな描写のある回は苦手だな。こういう回は白黒でよかった。

