TBS 1976年3月25日
番組内容
1976年に放送された、山田太一のオリジナル書き下ろしドラマ。荒廃したホテルを一流にするべく立ち上がった一人の男性と、彼を取り巻くスタッフたちの奮闘を描く。主演はこれまでにクールで魅力的な男性役が多かった田宮二郎。ホテル支配人・面川清次をどのように演じるか注目だ。緑の高原ホテルを舞台に数々のエピソードを挿入しながら、ひとつの小さなホテルが繁盛するまでを爽やかに描いた物語。宿泊客に多彩なゲストを迎え、おかしく楽しく、時にはスリルとサスペンスを交えていく。2003年には佐藤浩市主演でリメイクされた。
あらすじ
八ヶ岳のふもとにひっそりたたずむホテル。そのホテルの支配人・面川清次(田宮二郎)は、東京の一流ホテルで致命的な失策を犯し、ホテルを解雇された過去があった…。
2025.11.12 BS-TBS録画
脚本家・山田太一さんの三周忌を偲び、
「高原へいらっしゃい」をお送りします。
この番組は1976年に放送されたものです。
番組中、一部に不適切な表現がありますが、
作品のオリジナリティを考慮し、そのまま放送いたします。
ホテルを出てタクシーに乗る客を送り出したホテルマンの前に「高村君だね? 何時にあけるの」と声をかける男がいた。
デパートの食堂。忙しく働くウエートレス。先ほどの男がオレンジジュースを飲んでいた。帰り道、その女性を追いかけて声をかけた。
バーのボーイが店の裏で殴られていた。ボーイを助ける男。
駅のホーム
若い女性がアルプス行の列車に乗る。
脚本:山田太一
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音楽:小室等
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テーマソング
作詩:谷川俊太郎
作曲・唄:小室等
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面川清次:田宮二郎
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北上冬子:由美かおる
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大貫徹夫:前田吟
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高村靖雄:潮哲也
鳥居ミツ:池波志乃
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杉山七郎:尾藤イサオ
服部亥太郎:徳川龍峰
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小笠原史朗:古今亭八朝
岩城和男
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有馬フク江:北林谷栄
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松浪志保
松本敏男
市川千恵子
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劇団いろは
エース・プロ
技闘:国井正広
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高間麟二郎:益田喜頓
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ロケーション:pavic
協力:八ヶ岳高原ヒュッテ
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プロデューサー・演出:高橋一郎
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制作著作:TBS
男にスカウトされた若者たちが列車に乗り、野辺山駅に着いた。バスに乗り、停留所を降りて歩く。スナックで殴られいたボーイ・小笠原がバスから降りて運転手にハイランドホテルの場所を聞いたが、運転手は、そんなホテルはないと答えた。
ホテルマンだった高村は冬子に声をかけ、一緒に歩いた。高村はミツにも声をかけたが、無視して歩いていった。
小笠原は高村たちにもホテルはないと教え、高村は先を歩いていたミツにも知らせた。高村たちは、みんな3万円をもらって高原のホテルで働かないかと面川という男に声をかけられていた。
高村は先を走り、ホテルらしき建物を見つけ、小笠原たちに声をかけた。
今もあるんだね。
しかし、近くで見ると建物はボロボロだった。
中へ入ると、サングラスをかけリクライニングチェアに座る男、年配の高間がいた。中もボロボロ。高間たちは1本早い列車で到着していた。
ビシッとスーツに蝶ネクタイの面川登場! かっこいいな!
このホテルは6年前2か月だけ開き、閉じてしまった金持ちの道楽のためのホテルだった。長所は夏涼しい、風景の美しさのみ。今の持ち主はある製鉄会社の社長で、ホテルマン13年の面川を見込んだ。集められたのは面川が一緒に仕事をしたいと思って選んだ面々。
あ~あ~、字幕がありゃなあ。
給料は20万といきたいが、予算は300万。ガラスの入れ替えだけで100万はかかるだろう。はじめは小遣い程度しか払えないがホテルが潤い始めたら全員一緒に利益を分け合う。ミツは小遣い程度とはいくらだと聞くと、面川は3万円と答え、ミツは怒った。
面川はミツのサングラスを外させ、引き止めないから帰りたまえ!と言う。
面川さん、押しが強いなぁ…
自発性を大切にしたいと無理に引き止めない。話すだけ話した面川は黙った。結局、ミツも含め全員残ることになり、あと2人仲間を紹介するという面川。
フク江は、もう外で働き始めていた。杉山は地元の人間でジープを持っていて、送り迎えができる。こんな若い尾藤イサオさんは初めて見たかも。
高間…コック長。弟子の服部。あのサングラスの人ね。冬子は、こんなに若くてきれいな人がいたら忘れないと思うよって、仕事っぷりを評価してくれ。高村は一流のホテルマン。小笠原は池袋のバーで働いており、酒に詳しい。ミツも冬子と同じウエートレス。ミツは東京に戻りたくないから残るのだと反発する。
冬子と高村は仕事っぷり+顔採用って感じだな。潮哲也さんは長身で声もかっこよく、田宮二郎さんにも似てる感じ。
フク江は窓ごと外れて倒れていた。
高間と服部は同じ部屋。高間が行儀の悪い服部の行動を正させることがいい!
冬子とミツが同じ部屋。
高村と小笠原が同じ部屋。高村は口のうまい面川を警戒する。芝居をしているようだと小笠原に言うと、小笠原までちょっと不審に思い始める!?
着替えてロビーに集まり、掃除に取り掛かる。
そのホテルを訪ねてきたのは大貫という男。前田吟さんは、どんなジャンルのドラマにも出てくる気がするよ。いつの時代の前田吟さんも見てる気がする。
夜、冬子がロビーで「花嫁」を歌う。ギターを弾いてるのは服部かな。いや、小笠原か。
口ずさんでいる杉山。尾藤イサオさんの歌も聴きたいなあ。尾藤イサオさんも歌手で徐々に俳優活動も…と思ってたら、割と若い頃から俳優もやってたのね。
夕食のあと、こうやって歌うのが理想だという面川。8時過ぎ、フク江が帰りたがり、杉山が送っていった。地元組なのは、この2人だけ。
大貫は3月1日から課長代理待遇になっていて、予算の300万は大貫が届けた。大貫は面川を呼び出し、トランクに入ったお金を見せた。大貫は金庫もない山の中で従業員に話さなくてもいいと言い、金の管理もするという。
面川は信用されてないことにショックを受けたが、大貫を経理担当にした。
従業員たちには現金ではなく小切手だったと説明していると、大貫はフロントをやりたいと言いだす。うさんくさく思い始めてきた高村も面川に反発し始める。
高間は自分の勘を信じる、面川を信用すると話した。いいホテルにしたいという気持ちだけを信用する。冬子も小笠原も働くことにし、高村は様子見。ミツももらった3万円分だけ働く。
高間にお礼を言う面川。10人で出発、よーいスタートと笑う高間。(つづく)
いや~、いい! 面白い! 字幕ありで見たかった。あんなにしゃべった面川さんのセリフをほんのちょっとしか残せないとは。
いつか日本映画専門チャンネルあたりでやってほしいな。もうね、BS-TBSは再放送やってくれるだけありがたいと思うことにした。
時期的には「赤い疑惑」の終盤と同時期。昔って、春から秋とか大まかに決まっているけど、割と自由だよねえ。
