TBS 1968年5月18日
あらすじ
誰かがとるなら、俺がとる。密輸会社の数億の金。狙いは1つ。キイハンターとギャングのグループが手を握り、獲物は山分け、ギャング同盟。だが、所詮、タヌキとキツネの化かし合い。どっちが先に尻尾を出すか。勝負のカギは襲撃の日。ガスを使って殴り込み作戦。勝てば猫、負ければネズミの一本勝負。
2025.10.9 J:COM BS録画
ナレーター<この部屋のグループは5人>
元 諜報部員・黒木鉄也:丹波哲郎
元 諜報部員・津川啓子:野際陽子
カー狂・島竜彦:谷隼人
記憶の天才・谷口ユミ:大川栄子
元 新聞記者・風間洋介:千葉真一
<彼らの愛するものは自由。求めるものは平和>
国際警察特別室
UNIPOL JAPAN
国際警察・村岡特別室長:仲谷昇
<彼らの活躍がここに始まる。彼らの行くところ不可能の文字なく、彼らを遮る国境もない。彼らは、こう呼ばれる…>
KEY HUNTER
制作:東映株式会社
TBS
一人の中年男性が走っていると、銃を向ける殺し屋、中年男性とサングラスの男性の2人に追い詰められた。中年男性は車に乗ったが、クレーンで持ち上げられ、高所で落下、もう一度さらに高所で落とされ、車はひっくり返って落ちた。怖~。
喫茶店
沢見、渡辺が客を出迎えた。先ほどの男2人が来店。そのうちの1人、武藤がマスターの和久井にあいさつ。や~、やっぱり字幕あると便利だわ~。
武藤は、いつもの、と注文する常連。「ここへ通うと、よそのコーヒーが飲めなくなる」
和久井は武藤たちの前では愛想よくニコニコしているが、2人が背中を向けると、真顔に戻り、カウンターにいた沢見にウィンクして合図を送った。
店内のBGMは「亜麻色の髪の乙女」のインストゥルメンタルかな?
カウンターから奥の部屋に入った沢見は受信機の電源を入れる。
中島「あれからひと月、警察の動きはどうだね?」
武藤「なあに、蒸発ばやりの世の中だよ。本気になって動いてりゃいいよ。ハハッ。足を洗おうなんて考えるもんだから」
中島「バカなやつだよ」
それとなく2人を気にする和久井。
閉店後の店内で受信機で録音した会話を聞く和久井、沢見、渡辺。
中島「命をなくしちまっちゃ、何億、分け前にありついても花実は咲かない」
武藤「一流会社を隠れみのにした密輸か。ボスもうまいことを考えたもんだ」
2人の会話を聞いた3人。沢見は「マスター、放っておく手はない」とニヤリ。中島たちが情婦を囲ってるという前提で沢見が女をものにして…という作戦。チーフの手にかかればイチコロだという渡辺。確かに沢見さん、カッコいい。
黒木は、くじ引きだと言って、啓子と風間に封筒を選ばせた。今回も島、いないな。風間が引いた封筒に入っていたのは中年男の写真。「何これ? かわい子ちゃんの写真ならともかく」とガッカリ。
写真の裏には
中島康男
東南船舶 運航部長
と書かれていた。「うん? うんこ…うん?」と鼻をつまむ風間。このシーン、子供が見たら大うけだろうね。
啓子の方は
武藤丈吉
愛国貿易 輸出部長
2人は海軍にいた時に同じ船に乗っていた生き残り。黒木は2人の日常をひそかに洗ってもらいたいと依頼。特に日常の生活態度。身分相応の暮らしをしているかどうか。行方不明になった倉庫会社の重役に関係あり。倉庫会社の重役は調べてみると3億円近い隠し預金を持っていることが分かった。失踪した男は冒頭でクレーンで落とされた人ね。3人とも海軍か。
武藤は夏代のマンションへ。つけられていたと窓を開けて外を見る。つけていたのは沢見。いや、ホント、この人カッコいい。ムネリンみたいな顔。
鍵を開け、こっそり部屋に入った女性の脚。武藤と夏代の会話が聞こえる。
夏代「不公平よ」
武藤「何がさ」
夏代「んんっ、だって…奥さん、しょうび堂で100万もするダイヤを」
武藤「どうしてそんなことを?」
女性はソファに置いてあった男性物のバッグの中身を確認。
精力剤
強力まむし…
中田製薬
ニヤッと笑う啓子。
夏代「奥さんの行きつけのお店調べて、店員買収しちゃったのよ」
啓子は手帳を発見
東西銀行 SR 105432
ね 341073
根岸氏TEL② ¥100,000
東京都中央区銀座西5の5
啓子はカメラで次々撮影。
武藤に文句を言っていた夏代はカバンの中調べちゃうからと言うので、身構えた啓子だったが、武藤は、しょうがないな、買ってやるよと言って、今度はいちゃつきだした。
そのままマンションを出て、廊下を歩く啓子を沢見が見ていた。
バーで待ち合わせた啓子と風間。
店内BGMを検索かけたらこの曲が引っ掛かったけど、どうかね?
啓子「ウフッ…ねえ、どうだった?」
風間「くさい」
啓子「やっぱり」
風間が調べた中島は、この3年間で自分の会社の株をだいぶ買い占めている。一介の課長がトントン拍子に重役。買い占めに使った金(かね)の出どころは不明。
武藤は株の代わりに女に手を出してる。
啓子「ふんっ、けったくそ悪いったらありゃしない」
武藤と夏代がいちゃついているとこを聞いていた啓子は荒れ気味。なんか甘い雰囲気になる2人。
風間「トライ・アンド・エラー」
啓子「ウフッ」
どういういこと!?
そんな2人をいきなり写真に撮る沢見。次の場面ではアクロバティックに殴り合いのけんかしている風間と沢見。「お遊びはそのくらいにしたら?」と啓子が止めた。
風間「このキチガイ野郎」
沢見「色男にしちゃバカ力だ」
あ、フツーにその言葉、流すんだ。それでいいのよ。
沢見は啓子をじいさんと若い男のダブルヘッダーだと言い、啓子を困惑させた。沢見は武藤が啓子のパトロンだと思い込み、風間と啓子の2ショット写真を武藤に送ろうとしていた。啓子も風間も笑い出し、啓子も「トライ・アンド・エラー」と言い、ニヤリ。
まだ啓子を武藤の情婦だと思っている沢見が啓子にいつから囲われているか聞いた。啓子は武藤が羽振りの良くなった3年前と答えると、これも武藤の貢ぎ物だろと啓子の指輪を啓子の手を握って見た。啓子は、ビンタし、何者か聞くと、沢見は武藤の金を狙ってるってことだけは間違いないと答えた。
啓子「単位は?」
沢見「憶」
そして、「俺のスパイになってくれないか?」と啓子に持ち掛けた。「君は断りゃしないさ」と車を止めてキス! おいっ!
射撃場
沢見、和久井、渡辺がライフルを撃つ。沢見は啓子をホテルまで連れ込んだが、睡眠薬を盛られてしまった。
和久井「ただのネズミじゃない。ひょっとするとくノ一だぜ」
和久井役の玉川良一さんの出演作品を確認してもピンと来ないのに声だけは知ってる。
ドルーピーなんて見たことあったかな? 木下恵介アワーに時々出ていた玉川長太さんの師匠なんだね。
ユミたちに現像した写真を見せる啓子。沢見のカメラから抜き取ったフィルムの1コマには啓子と風間の2ショット、ガンモデルが飾ってある喫茶店などが写されていた。ただのゆすりではないと風間も言う。黒木の狙いは武藤。金の出どころを突き止めて一網打尽にする。密輸をしてるらしいが証拠がない。やつらを操っているボスがいるはず。
武藤が夏代のマンションへ向かう。しかし、夏代は出てこず、ベッドの上で横たわっている夏代が風間と抱き合っていた。サングラスをかけた風間は夏代の亭主、ヒモだと言い、2ショット写真を見せた。風間に包丁を突きつけられ、何もしゃべれない夏代。
夏代を廊下に出し、ナイフをテーブルに突き刺し、銀行の名前と金額、隠し預金のメモを撮影した写真を見せた。仕事上のメモだとごまかす武藤におどしをかけ、100万を要求し、今夜8時、そこで第1回目の取り引きをしようじゃねえかとマッチ箱を渡す風間。
深海𩵋
武藤が約束のクラブに現れた。黒木、啓子が見張る。店には客のふりをした殺し屋が武藤たちを見張っている!?
武藤「風間さん、私は、あんた1人となら取り引きをする。だが、あんたの仲間の黒光りとかいうのが次から次へと現れたんじゃ…」
風間「フフッ、そのことなら、ご安心なさい。知ってるのは俺1人だ。もっとも写真を撮ったのはコレだがね」小指を立てた。「何も分かっちゃいねえ」
店内にいる男3人が風間に銃を向ける。
テーブルの上に置かれた100万円とメモを撮影した写真。緊張感の漂う中、啓子が銃を向けた殺し屋の1人にわざとぶつかり、うわ~、いいライターねと銃を取ろうとした。「えっ、違うの? ライターじゃないの? これ」
武藤は立ち上がり、殺し屋たちも席を立った。
店を出た風間は3人の殺し屋から逃げ、背後から撃たれて倒れた…ように見え、殺し屋たちの間に車で割って入り、運転していた風間が車を降りて地下道を走り、殺し屋たちが追う。この場所は新宿西口らしいです。
一旦外に出た風間は一服するか、とタバコをくわえたとたん、黒木にタバコを取り上げられた。「一服するのは、まだ早いよ」
目立つところでタバコを吸おうとした風間を殺し屋が見つけ、追いかけた。人通りの多い所で「そ~れ、金だぞ!」と札束をバラまいた風間。「ポリ! ポリポリ…じゃねえ、お巡りさん、ほら、お金がたくさん落ちてるよ。早く拾って」と警官に声をかけた。警官たちが駆けつけると、殺し屋たちは逃げるしかなく、その場を去った。
殺し屋の1人を追う黒木、髭面の殺し屋を追う風間。啓子は地下駐車場へ向かった外国人の殺し屋を追った。突然、車がクラクションを鳴らして啓子の脇を通り過ぎた。「危ないじゃないか、下手っぴ!」
殺し屋を見失ったと思った啓子だったが、殺し屋が和久井に銃を突きつけられていた。啓子は自分のオープンカーまで走ったが、「お待ちしてました、どうぞ」と沢見が車に乗っていた。
啓子はドアを開け「ゲット・アウト」
だが、和久井たちの車が行ってしまい、仕方なく沢見を乗せて車に走らせた。
殺し屋たちが乗った車が屋敷に入っていったのを風間、黒木が見ていた。
表札は”J.A.Albally”(アルバリー)
眠っていた啓子のそばに来た外国人男性を撃ち殺したのは和久井。
沢見「マスター、人殺しはいけないよ」
和久井「フッ、ゴキブリが1匹、死んだようなもんだい」
絶対、玉川良一さんの声、知ってるんだよ。何で知ったのか知りたい。
啓子が目覚めたのは和久井たちのアジト。啓子が案内されたのは、以前写真で見たガンモデルが飾られた喫茶店。
ガンモデル…今はモデルガンって言うから違和感あるんだな。ガンモドキみたいで。
沢見「俺たち3人、ガンの愛好クラブで知り合った。始めは、まあ、単なる趣味だったんだが、遊びで終わらしちまうには3人とも腕がよすぎた」
沢見さん役の金内吉男さんは顔ばかりか声もいいと思ったら、俳優だけでなく、声優、ナレーターもしてたのか。
それで犯罪グループを結成した3人。
沢見「ただし、正当な金には手をつけない。悪いやつからだけ頂く」
啓子「フッ、ネズミ小僧ってわけ」
沢見「ハハッ。ここ(テーブルランプ)にマイクが仕掛けてある。スイッチを押すと、お客どうしの密談が調理場の奥で手に取るように聞ける」
武藤たちは店の常連で、この方法で秘密を聞いた。沢見は、君をじいさんの女と思い込んだのは、俺のとんだ思い違いだったと笑う。
和久井がコーヒーを出した。店では1杯500円。この時代だとかなり高級じゃない!?
和久井は啓子の仲間が2人、クラブにいたことを見抜いていた。
啓子「あなた方とおんなじ。武藤たちを狙ってますの。億という単位のお金。フフッ」
和久井「おかげさんであの殺し屋から武藤一味の秘密をいろいろ聞き出しましたよ。ハハハハッ…やっぱり密輸でした。一流会社を隠れみのにして、相当、あくどく儲けてるんだ」
啓子「ふ~ん、ネズミ小僧にとっちゃ、格好の獲物っていうわけね」
和久井「そう、その獲物が手に入るまで、あなたたちのグループには手を引いてもらいたい」
和久井に銃で脅され、啓子は黒木に電話した。風間は「啓子ちゃん」呼び。啓子はライバルの手に落ちちゃったのと謝り、くねくねとしゃべる。「ステキで怖いおじさんやおにいさんがいっぱいいるの。とにかく手を引いてね、ボス。だって、啓子さん殺されたら困るでしょ」と指輪を外して受話器を置いた。
黒木は電話がつながったままだと気付き、受話器を持ったまま。
啓子「喫茶店HYOTEKI(ひょうてき)か。フフッ。こんなところのマスターがギャングのまね事だなんてね」
和久井が啓子に銃を向ける。
沢見「マスター! この人はゴキブリなんかとは訳が違う」
和久井「巣の違うネズミは殺すに限る」
沢見「俺は反対だ」
和久井「リーダーは俺だ」
ライフルを空撃ちする渡辺。「マスターもチーフもチームワークがわれわれの旗印じゃなかったんですか?」
舌打ちして銃を降ろす和久井。「沢見、お薬飲まされたこと、忘れないでちょうだいよ」
啓子「ありがとう」
和久井がシャッターを開けると黒木が立っていて、ビクッ! 黒木は店に入り、マンデリンのブラックコーヒーを注文した。沢野は和久井にゆうべ、キークラブにいた…と耳打ち。
黒木は人を捜していると言い、「ネズミの巣にしちゃ、なかなかシャレてんな」と店内を見回した。「馬は馬連れだ」
和久井「ネズミはネズミ連れとおっしゃりたい」
黒木「いかにも」
和久井「はっ。ご案内しましょ」と地下へ。
啓子が縛られていた。ウインクで合図する黒木。沢野に縄を解かれた啓子。「昔から指輪は2人を結びつけるシンボルだわ」
黒木「どうだろう? そいつをこの人達にプレゼントしたら」
啓子「そうねえ…でも受け取ってくださるかしら?」
和久井「フフッ、意味が分かりかねますが」
黒木「指輪に託して誓い合う。仲よく腕を組んでいこうっていうんですよ」
和久井「ほ~う」
黒木「図らずも目的がおんなじだ。腕もどうやら五分と五分。成功したときの分け前もすなわち五分と五分だ」
啓子は沢見を見てニッコリ。
沢見「率直に言って、敵に回すには惜しい人だ」
和久井は啓子を作戦期間中はウエートレスとして働いてもらいたいと条件を出した。全ての行動をわれわれと共にしていただく。啓子は人質。
沢見「お互いに決して裏切らないという証しのために」啓子の持っていた指輪を掲げる。
ヘリコプターで上空からアルバリー家の写真を撮る風間。無理ある!
アルバリーは武藤たちを操るボスで太平洋戦争時代に武藤たちが捕虜になった敵艦のキャプテンだった。横浜のアルバリーの家で年に1回、密輸で儲けた金が山分けされる。和久井たちは、その瞬間を襲い、4億円を略奪する計画を立てている。黒木たちも表面上は共同戦線を張る。
俺たちは今日からギャング稼業ね、と風間はマシンガンを撃つ真似をすると、黒木も一緒になってやり、笑う。
アルバリー家の正門に車で行った沢見と啓子。車を止め、入る場所を確認する。塀から見える二股の木の下に車を止めると、仲間が導き入れてくれる。
塀の上から髭面の殺し屋が顔をのぞかせたので、啓子は沢見に抱きつき、イチャイチャカップルを装う。「警戒厳重でしょ」。髭面はニヤつきながら、去っていった。
港
沢見「今度の仕事が成功したら、改めて、こいつ(指輪)を受け取ってくれないか?」
啓子「どういう意味?」
正式に俺たちの仲間にならないかという誘われた。君が承知してくれたら、俺からマスターに言う。キスしようとした沢見をかわす啓子。
沢見「虫が知らせるな」
啓子「虫?」
沢見「君が裏切るんじゃないかってね」
啓子「虫の妄想よ」
それにしても沢野さん、いい声だ~。ず~っと聴いていたい。
射撃場で銃を放ったあと、中島と武藤が「HYOTEKI」来店。
すかさず沢野が受信機で会話を聞く。
中島「今度は車が迎えに来てくれそうだ」
武藤「うん…用心してるんだ」
中島「しかし、あのチンピラが殺し屋を消しちまったとなると、ゆすりどころじゃなくなる」
武藤「ああ、ボスもそう踏んでるよ」
和久井自らコーヒーを運び、近々、射撃コンクールを開こうと思ってると話し、都合の悪い日にチェックしてほしいと手帳を渡した。武藤は、19、23日などにバツ印を書いている。3日が日曜日なのは1968年だと3月だけなんだよな。
手帳を見たがる啓子だったが、和久井は、あすの晩、黒木にここに来るように伝えてくれないか?という。
黒木、啓子、和久井、沢野、渡辺で作戦会議。黒木たちは外側から用心棒を倒す。襲撃するのは和久井たち3人。しかし、和久井は襲撃に啓子も加えるよう言う。
和久井「それがギャング同盟だ」
黒木「よかろう、分け前は折半だ」
和久井「仕事が済みしだい、無関係な人間になって別々の巣へ戻る」
黒木「襲撃の日は?」
和久井「敵のアジトは?」
沢見「これに誓って」指輪を出す。
指輪にそれぞれ人差し指を差し出し、ミニ円陣みたいでかわいい!
アルバリー家
屋鋪に中島たちが正装して入っていく。サングラスに髭、カツラをかぶった風間が潜入。屋敷を見張る用心棒たちを倒していく。時々女言葉になる風間。
アルバリーが武藤、中島と握手。「諸君のおかげで事業は、ますます順調です。去年以上の配当を差し上げられます。顔を合わせるのは1年に1度ですが、金をさかなに大いにやろうじゃありませんか」
さすがに今回のアルバリーは日本語達者な外国人じゃなく吹替だと思うなあ。あまりに流暢だし、しゃべってるところをアップで映してない。
アルバリーが目で合図すると、髭面の男たちがアタッシュケースを運んできた。
風間は屋敷の外に潜んで次々、用心棒を倒していき、つなぎ姿の啓子たちを塀から潜入させた。和久井が直前になり、沢野と行動を共にした。屋敷に入った啓子たちは防毒マスクをかぶり、ガスを噴射。アルバリーたちは口を押えて逃げ出し、あとから屋敷に来た黒木も用心棒を殴る。
丹波さんのアクションも46歳ですげ~な。キレキレ。
啓子たちが外に出ると、沢見がいなかった。和久井が外に残り、啓子と渡辺が防毒マスクをかぶった沢野を助け出し、車に乗せた。4つのトランクを2つずつ分け、啓子は黒木の脇へ。
和久井「それじゃあ、お互いに自分たちの巣へ戻ろう」
黒木「オーケー」
別れる時、風間も「お大事に」って言ってる。前、島も言ってたな。
二手に分かれた車だが、和久井たちの乗った車がパトカーに追われ、囲まれた。
黒木「しかしね、密輸摘発の功労者なんだから、じきに出してやれるさ」
マスターからうまいコーヒーの作り方を習った啓子はごちそうしようと「HYOTEKI」へ。店は開いており、沢見がいた。隠れてじっと見てたと笑う。ちゃんと運んだのに、と慌てる啓子。
沢見「防毒マスクの下まで見た? ネズミだとばっかり思ってたら猫だとは驚きました」と3人にコーヒーを出した。「きれいさっぱり足を洗いました」とウインク。
ゲストキャラがラストカットとは珍しい。
プロデューサー:近藤照男
坪井久智
*
脚本:池田雄一
*
擬斗:日尾孝司
*
音楽 :菊池俊輔
主題歌:キイハンター
作詩 :佐藤純弥
作曲 :菊池俊輔
唄 :野際陽子
テイチクレコード
*
黒木鉄也:丹波哲郎…字幕黄色
*
津川啓子:野際陽子…字幕緑
*
谷口ユミ:大川栄子
*
風間洋介:千葉真一…字幕水色
*
和久井:玉川良一
沢見:金内吉男
*
中島:須藤健
武藤:有馬昌彦
林田博
*
夏代:小畑みち子
久保比左志
土山登士幸
山之内修
*
監督:鷹森立一
何と! 予告がなくてガッカリ。
それにしても今回は金内吉男さんがかっこよくて。顔だけじゃなく声もよくて。
金内吉男さんは1992年8月に59歳でお亡くなりになっていた。偶然だけど、玉川良一さんも同じ1992年10月に67歳と、どちらも若くしてお亡くなりになったのね。


