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【ネタバレ】ポニーテールはふり向かない▼第22話 地獄の闇を飛び越えて

TBS 1986年3月15日

 

あらすじ

邦男(鶴見辰吾)の過失によって未記(伊藤かずえ)の眼は失明の危機に。だが、音楽祭出場に賭けている未記は、医師や晃(松村雄基)たちの静止を振り切ってドラムを叩き続ける。しかし、その無理が原因で未記はついに失明してしまった。元通りに生活するには角膜移植しか方法がない。この最悪の事態に、未記は自暴自棄になり…

2025.8.5 BS-TBS録画

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フロンティア

邦男の切れたギターの弦が目に入り、両目から流血した未記。「目が…目が見えない!」

 

―翌日―

 

湘南医科大学

 付属病院

 

眼科に行って診察を受ける未記。付き添いは邦男と晃。角膜が損傷しており、右視力0.02、左視力0.03。しかし、咄嗟に身を引いたため、失明までに至らず、表面の傷は早期に納まる。問題は眼底出血の恐れと角膜の濁り。視力の回復には気長に治療しなければならない。最低半年かかる。

 

2週間後には音楽祭だと焦る未記だが、刺激は絶対禁物だという医師は角膜移植という方法があるが、視力を完全に失った人にしか行えない手術だと説明した。音楽祭は諦めてくださいと言われ、泣きだす未記の肩に手を乗せる晃。

 

病院の廊下でバンデージのメンバーに謝る邦男だが、航が治療費を出すといい、晃が世話をすると言って、立ち去った。

 

フロンティア

晃の部屋のベッドに寝かされた未記にバンを預け、晃は今晩は店のソファで寝る。

 

音楽祭を諦めないという未記を励ます晃。

 

雨が降り出し、「春雷かぁ…」と晃がつぶやく。

 

そんな嵐の中で「事もあろうに愛するミッキーを…」と立ち尽くす邦男。店のカウンターで神に祈る晃。

 

バンと晃のベッドで眠る…が、一睡もできなかった未記。

 

この物語は、3歳で母と別れ、18歳で父を失いながら、あらゆる迫害と闘い、振り向くことなくドラマーとしての自己を確立した一少女と、挫折しながらもやがて己の道を開いた若者たちの記録である。

 

YOKOSUKA

 

NEVER SAY GOOD-BYE

 

EVER ONWARD

 

原作:喜多嶋隆

ポニーテールはふり向かない(角川書店刊)

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麻生未記:伊藤かずえ

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名倉(なくら)邦男:鶴見辰吾

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田丸晃(あきら):松村雄基

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佐田(さた):松崎しげる

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牧村稔:坂上忍

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ゆかり:比企理恵

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羽川令子:かとうゆかり

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飯倉ゆきこ:榎田路子

脇田克己:野々村誠

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相川裕子:石井めぐみ

狩野弘:宮田州

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きりこ:森恵

ともえ:坂上亜樹

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りえ:大川陽子

あっこ:玉木弓子

塚田恵美子

英次:鈴木秀一

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眼科の医師:浅沼晋平

外科の医師:高橋豊

ラジオの司会者:須永慶

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名倉菊子:生田悦子

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志水洋二:山本紀彦

ナレーター:芥川隆行

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協力:若駒

   クロキプロダクション

   東京宝映

   タカハシ・レーシング

   日本楽器製造株式会社

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小野拓也:下川辰平

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千葉かおる:岡田奈々

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飯倉慎一郎:高橋昌也

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霧島航(わたる):国広富之

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飯倉明子:梶芽衣子

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プロデューサー:春日千春

        荒川洋

        野村清(TBS)

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脚本:大原清秀

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音楽:菊池俊輔

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衣裳協力:emmaデザイナー小泉陽子

     やまと

     サッソングリーン

     ジャン・メール

     Rob Roy

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主題歌:「NEVER SAY GOOD-BYE」

    作曲:J.Curiale、B.Grarrett

    歌:小比類巻かほる(エピック・ソニー)

NEVER SAY GOOD-BYE

NEVER SAY GOOD-BYE

  • provided courtesy of iTunes

*

監督:江崎実生

*

製作:大映テレビ株式会社

   TBS

 

ゆきこ役の榎田路子さんはスタダだったのね。多分、野々村真さんが榎田さんのバーターだったんじゃないか?とキャストクレジットの名前の位置で推察。

 

フロンティア

佐田と小野が買い物袋を抱えて店に入ると、未記が練習しようとしていて、慌てて止めた。ドラムは1日でも練習を休んだら勘を取り戻すのに何日もかかると、駆けつけた仲間たちの前で目を包帯で覆われた状態でドラムを叩き始める。

 

途中で演奏が止まるが、こんな物してるから演奏できないんだ!と眼帯などを外した。邦男が「飛蚊症」になるぞ!と店に入ってきて止めた。失明の前兆…!?

 

しかし、未記は私を愛してくれてるならほっといてとドラムを叩き始めた。誰にも止められない。誰の言うことも聞かないんだな~。

 

飯倉家

未記のそばに行ってやりたいという明子だが、慎一郎は、どんな誤解を招くか分からんと反対する。ゆきこも明子の側につくが、慎一郎の考えは変わらない。

 

眼科の検診

今日から包帯を取っても構わない、君、練習などしてないでしょうね?と問われ、未記は「はい」と答える。医師は「おかしいな、かなり充血してる」と首をかしげる飛蚊症を併発したら、君の音楽生活はおしまい、治療に専念しなさいと注意。

 

フロンティア

未記の情熱に押し切られ、未記も練習に加わっている。「NEVER SAY GOOD-BYE」の練習中、スティックを落とした未記。飛蚊症らしき症状が現れた。

 

航は音楽祭を辞退しようと提案する。そうだよ! ここは年長者がちゃんと言ってくれないと! 航は「NEVER SAY GOOD-BYE」は未記のドラムが中心だから恥をさらすことになるという。稔も航に同調。弘は泣きだす。

 

未記は邦男のギターを中心に編曲し直したらいい、と邦男にバンドに加わるよう頼んだ。稔も克己もバンドに入ることに反対。しかし、邦男はギターで償いをしようと医者の道を捨ててでもバンドに入るという。航が受け入れ、みんなも受け入れた。晃は複雑な表情…!?

 

扶桑音楽工業株式会社

専務室

慎一郎に新しいメンバーを入れることになったと報告に行った未記たち。慎一郎は邦男の名前を見てハッとする。

 

「娘さんから手を引いてほしければ、もう少々手切れ金の増額をお願いしたいですねえ」…慎一郎が以前、邦男と対面して言われた言葉を思い出していた。

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それにしても鶴見辰吾さんの髪型がこの頃と今と全然違う!

 

邦男は当時のことを謝るが、慎一郎は審査の結果に反映しないとは限らないと憤る。そりゃそうだ!

 

廊下に出た稔は、これじゃバンドの評価は最低だと愚痴る。邦男は、やっぱりバンドに入るのは、やめようと言っていると、未記が飛蚊症を併発して倒れた。何も見えない…!

 

湘南医科大学付属病院

回復の見込みはないと医師に告げられた未記は泣く。

 

いやいやいや~、先生がさんっざん注意してたでしょー!

 

晃の部屋

完全に失明し、ベッドに転がる未記はラジオに手が触れて、かおるがゲストのラジオ番組を偶然、耳にした。かおるが好きな音楽家レイ・チャールズスティービー・ワンダー。日本では宮城道雄さん…かおるが挙げた3人はいずれも目が不自由な人。かおるは目が見えない分、耳の感覚が優れていると話す。

 

「ですから、目の不自由な人も頑張ってほしいと思います」って、航に聞いて、未記を励ますために…!? 未記はラジオをガラス窓に投げつけた。

 

「どうした?」と駆けつけた晃に「誰もかれも頑張れ頑張れって抜かしやがってきれいごと言うんじゃないよ」と逆ギレする未記。「それでも俺は言う。未記頑張れ、耐え抜いてくれってな」と晃が励ます。元通り不良になろうとする未記は抑えつける晃をスティックでたたいて、ディスコへ繰り出す。

 

いつの間にか英次たちに囲まれた。「座頭市のつもりか!」と容赦なく殴りつける。ぉぃぉぃ! 邦男が止め、昼間っからこんなところでうろつくなと注意する。あんな昼間っからディスコってやってんの?

 

未記「あたしにはいつだって夜さ! 死ぬまで夜明けの来ない夜さ!」

 

未記は邦男を振り切って走り去った。

 

そんな邦男を見つけたゆきこは邦男の苦しみを知る。俺は独りぼっち、会いたいのはおふくろだと本音を漏らした。

 

飯倉家

明子は未記を心配して会いたがるが、慎一郎は離婚してからだ!と怒る。ゆきこはアパートを借りて未記の世話をすると言うが、明子は慎一郎の立場を慮り、ゆきこを注意した。

 

バーで飲んでいた未記を捜し当てた晃。一生そばについてるといい、晃の片目の角膜を移植したいと申し出た。邦男も話を聞いていた。

 

フロンティアから未記を連れ出した邦男は未記が言うこと聞かないからって、腹パンチはやめてよ。

 

邦男のマンション

眼球提供承諾書に署名している邦男。富士銀行の通帳と印鑑。母あてに手紙を書き、封をした。

 

フロンティア

未記を心配するメンバー。邦男から電話があり、晃に正午にいてくれと頼み、ミッキーを諦めると敗北宣言。ミッキーを生涯愛し抜いてくれよというので、死ぬ気でいるのだと気付く晃。

 

角膜の移植が可能なのは死の2時間以内だと晃に手続きを頼んだ。死ぬ直前に連絡するよといって電話を切った。目を覚ました未記をマンションに閉じ込めるため、電話の線を切り、マンションを出ようとした邦男は未記にデコチューして出ていった。

 

邦男は死ぬ前に会いたい人にいると言っていたが、晃は見当もつかない。しかし、航は晃にフロンティアに残るように言い、残りのメンバーで探しに出た。

 

邦男は菊子の店に行き、顔を見て店を出ていった。

 

未記はマンションの中から助けを求める。

 

飯倉家を出ようとしたゆきこを止める明子。ゆかりたちは飯倉家を訪ね、邦男が死ぬことと関係あるのかな…と話すので、ゆきこは明子と邦男のマンションへ。

 

ゆきこは邦男がお母さんに会いに行ったのだと気付いた。ゆきこは晃に連絡し、晃たちが菊子を訪ねた。航は「人は最も愛する場所を死に場所に選ぶものです。そういう場所に心当たりはありませんか?」と聞く。

 

菊子は、子供の頃、邦男が未記の家が自分の家より楽しいと話していたことを思い出していた。

 

昔、未記と父が暮らした家は売却されたが、改築前で空き家の状態。

 

音楽祭で歌う歌は「NEVER SAY GOOD-BYE」だが、俺は今、「GOOD-BYE」を言わなければいけないと真面目な顔で邦男が言ってるよ。邦男は自動車電話で湘南医科大学付属病院の眼科に電話した。

 

邦男のマンションに残った未記は泣き、明子やゆきこが励ます。

 

邦男は未記の家の前に座り、手首を切った。タクシー2台で駆けつけた晃たち。自分たちで動かさないで救急車を!

 

湘南医科大学

 付属病院

 

外科

廊下で待つ一同。死ぬ覚悟がなかった晃は邦男の方が未記を愛していたと未記に言う。航が菊子に分厚い封筒を渡す。通帳と印鑑と手紙が入っていた。

 

 母さん、母さんは僕を受け入れては

くれませんでしたね。でも、それは

僕の将来を案じての母さんの思いやり

だってことはよく分っています。

母さんの為に貯めた六百万、僕の志と思って

受け取ってください。最後のお願いです。

               邦男

 

手術が終わり、命を取りとめた邦男。菊子は、みんなにお礼を言う。航は、未記にこれほど心配してくれる人がいるのだから、自暴自棄になっていられないだろうと諭す。

 

フロンティア

晃は邦男を仲間に入れようと話し合っていると、慎一郎が来て、邦男の行動を見て考えを改めたという。純情に弱いんだね~。でも、ゆきこがやられたことを思うと…? そして、慎一郎は明子に未記のそばについているように言うが、それは未記が止めた。

 

目が見えなくなってよかったと急に前向きになった未記。手探りだってドラムを叩いて生きていく。

 

未記がドラムをたたき、「NEVER SAY GOOD-BYE」を演奏する仲間たち。だが、ひたすら音楽祭グランプリを目指す未記たちの途上にはさらなる深淵が待ち受けていたのである。(つづく)

 

未記~…先生のいうこと聞いてれば失明することなかったのに…。赤いシリーズから続く病人がムチャするシリーズはちょっと苦手…