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【ネタバレ】ポニーテールはふり向かない▼最終回 限りなき前進

TBS 1986年3月29日

 

あらすじ

友達を救出した未記(伊藤かずえ)たちは、必死で音楽祭の会場に駆け付けた。しかし、すでに大会は終わり、「シャイアン」がグランプリを受賞していた。そんな中、審査委員長の飯倉(高橋昌也)は、最後の手段で「ザ・バンデージ」をアトラクションの形で登場させて欲しいと社長に頼み込む。

2025.8.7 BS-TBS録画

peachredrum.hateblo.jp

ビリー横光とシャイアンの演奏。客席はノリノリ。みんな座ったままだけど。

 

佐田、小野、裕子は未記たちが来ないことを不審に思い、会場を出た。

 

楽屋のテレビでオール・ジャパン音楽祭を見ているかおる。髪にボリュームあるせいもあるけど、小顔だな~。

 

演奏が終わり、スタンディングオベーションする客たち。

 

白タキシード、白ネクタイの司会者が出てきて、ザ・バンデージが来てないことを報告した。頭を抱える慎一郎。

 

白バイに追いかけられ、車を停車させた邦男。免許証を提示した邦男は何点取られてもいいから急いで下さいとお願いする。

 

会場はザ・バンデージが来ないのでいらだつ。審査員たちも騒ぎだすのを慎一郎が「そんなに早くシャイアンの優勝を決めてしまいたいんですか?」となだめるが、社長が来て、音楽祭の規定、”第18条 遅刻、もしくは欠場したバンドは、これを失格とする”を持ちだし、ザ・バンデージを失格させるように言う。不測の事態により遅刻した場合にはその限りにあらず、と反論した慎一郎はあと5分だけ待ってほしいとお願いする。

 

社長はザ・バンデージの麻生未記が慎一郎の妻の実子と分かっていて、私情を挟んだと慎一郎を責めた。

 

司会者からザ・バンデージは失格と発表された。

 

この物語は、3歳で母と別れ、18歳で父を失いながら、あらゆる迫害と闘い、振り向くことなくドラマーとしての自己を確立した一少女と、挫折しながらもやがて己の道を開いた若者たちの記録である。

 

YOKOSUKA

 

NEVER SAY GOOD-BYE

 

EVER ONWARD

 

原作:喜多嶋隆

ポニーテールはふり向かない(角川書店刊)

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麻生未記:伊藤かずえ

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名倉(なくら)邦男:鶴見辰吾

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田丸晃(あきら):松村雄基

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矢崎妙子:片平なぎさ

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佐田(さた):松崎しげる

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牧村稔:坂上忍

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ゆかり:比企理恵

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羽川令子:かとうゆかり

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脇田克己:野々村誠

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飯倉ゆきこ:榎田路子

田丸絵美子:高橋かおり

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相川裕子:石井めぐみ

狩野弘:宮田州

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桐子:森恵

友江:坂上亜樹

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英次:鈴木秀一

あっこ:玉木弓子

りえ:大川陽子

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三宅教授:佐原健二

チャーリー

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審査員:山崎満

下坂泰雄

山口正一朗

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石井浩

羽田文彦

布施木昌之

H・ブァン ビューレン

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小沢章二

正木秀

山瀬秀雄

尾田量生

久地英明

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佐藤強

八子卓

幼少期の未記:小泉朋子

岩田耕一路

池田雅彦

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扶桑音楽工業株式会社の社長:加藤和

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志水洋二:山本紀彦

ナレーター:芥川隆行

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協力:若駒

   クロキプロダクション

   東京宝映

   タカハシ・レーシング

   日本楽器製造株式会社

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小野拓也:下川辰平

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千葉かおる:岡田奈々

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飯倉慎一郎:高橋昌也

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霧島航(わたる):国広富之

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飯倉明子:梶芽衣子

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麻生雄次:フランキー堺

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プロデューサー:春日千春

        荒川洋

        野村清(TBS)

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脚本:大原清秀

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音楽:菊池俊輔

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衣裳協力:emmaデザイナー小泉陽子

     やまと

     サッソングリーン

     ジャン・メール

     Rob Roy

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主題歌:「NEVER SAY GOOD-BYE」

    作曲:J.Curiale、B.Grarrett

    歌:小比類巻かほる(エピック・ソニー)

NEVER SAY GOOD-BYE

NEVER SAY GOOD-BYE

  • provided courtesy of iTunes

*

監督:山口和彦

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製作:大映テレビ株式会社

   TBS

 

ようやく会場にたどり着いた未記たちを佐田たちが出迎えた。妙子も会場に来ていた。少し遅れて明子たちも到着。

 

18のバンドのうち、昭和61年度オール・ジャパン音楽祭グランプリはビリー横光とシャイアンに決まった。

 

あれ? そういや、今回のキャストクレジットにビリー横光役の池田慶一さんの名前がないな。今回だけ急に池田雅彦に変えたとか!?

 

未記たちが会場入りすると、慎一郎が遅刻の理由を聞くが、未記は理由を言わない。慎一郎は表彰式が済んでいないから、事情によっては出場できるかもしれないと話すと、ゆかりが事情を話そうとするが、未記が止める。ゆかりたちが少年院に戻されることを危惧した未記がしゃべらなかったのだが、ゆかりたちは涙ながらに事情を説明し、土下座して出場をお願いした。

 

暴力沙汰は最も憎む慎一郎だが、不当な暴力に立ち向かうことは暴力ではない…え? 慎一郎が不測の事態だと頼み込むが、社長は聞き入れない。ゆかりは怒って、ナイフを出して、手に当てる。え? 小指を…しようとした? ゆかりを止めたのは晃!

 

社長取締役(ハガモトヤス?)からビリー横光にトロフィー、賞金一千万円の目録が贈られた。

 

舞台袖でゆかりたちが泣いている。未記もスティックを手から落とし、泣いた。慎一郎はアトラクション…余興として演奏させてほしいと頼み、ようやく承諾された。未記たちは慎一郎にお礼を言い、舞台へ。

 

顔に傷だらけのザ・バンデージが「NEVER SAY GOOD-BYE」を始める。うんうん、令子の声はこの曲に合ってる! 克己でずっこけるが…

 

帰りかけた客も戻ってきた。おぉ、それぞれのソロパート。このコーラスの声は!? ギターソロ、サックスソロ、キーボードソロ、ドラムソロ…客もノリノリで手拍子する。審査員で山崎満さんだけは分かった。

 

審査員長・飯倉慎一郎の講評。正式の出場権があれば、グランプリとして評価されたに違いないと話すと、観客も拍手する。それも、ビリー横光に失礼じゃない!? 出来レースとしてもさ。艱難、迫害、涙の筆舌に耐えてきた、彼らがくじけることなく精進し、真のグランプリと言っても過言ではない、素晴らしい実力を示したことは彼らの栄誉であるだけでなく、全国の若者に絶望の時に尚、戦う希望を与えた…めちゃくちゃ褒めちぎるね。

 

しかし、未記が少年院出身とかバラすな!

 

慎一郎はザ・バンデージのメンバー一人一人と握手して舞台から降りた。一足先に会場をあとにした妙子。

 

未記たちも会場を出ようとすると、ビリー横光が今日の演奏は最高にグーだったぜとほめ、これまでのことは水に流そうと握手。未記はビリーと呼ぶのね。

 

フロンティア

未記はグランプリを取れなくても悔しくない、お客さんの拍手がうれしかったというと、みんな同意した。小野はミッキーのお父さんもそういう人だったという。弘と裕子は近いうちに結婚すると宣言。式も披露宴も会費制。稔は妙子が帰ってくるとは思ってないが、今日の演奏は見てほしかったと複雑な心境を語り、弘たちを祝福した。

 

扶桑音楽工業株式会社

社長室に呼び出された慎一郎は、社長に我が社とビリー横光とシャイアンのイメージを著しく低下させたと叱責された。慎一郎は辞表を提出し、ザ・バンデージと契約し、育てていただけませんかとお願いしたが、それも却下。

 

公園で待ち合わせていた航とかおる。航は無理してスターにならなくていいよと話す。俺の願いは間違っていた、傲慢だった。スターになることだけが音楽じゃない。かおる、こんな俺を許してくれるか? 帰ってきてくれるか?という航に笑顔でうなずくかおる。いや~、この2人はホントにうまくいってほしかったのよ。

 

桟橋で海釣りをしている慎一郎。寂しい背中。

 

飯倉家

未記たちは慎一郎にプロダクションをつくってほしいとお願いしたが、慎一郎は自身を木から落ちた猿だと言って断った。

 

晃は初めて音楽に感動したのはどんな時か聞かせてほしいというと、慎一郎が話し始めた。40年以上前、父が小学校教師で家にたくさんレコードがあった飯倉家。自由に音楽の聴けない時代、憲兵2人が土足で上がり込んで「この非国民が!」とまだ子供だった慎一郎をビンタ! 憲兵はレコードをたたき割る。ひでー!

スワニー河

スワニー河

  • Tommy Dorsey and His Orchestra
  • ジャズ
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

幼い慎一郎は蓄音機で「スワニー河」をかけ、毛布をかぶって聴く。演奏の才能がなく、制作の道を選んだが、その世界が虚飾と腐敗に満ちていた。音楽というものは衣食住のように絶対必要なものではない、しかも、あっという間に消え去る儚いもの。もっと形に残る仕事をすればよかったと後悔を語る。

 

晃は音楽は人の心に感動を刻み付けることができ、その感動は生涯消えることはないと反論した。航も子供の頃に聞いた感動を忘れてらっしゃらないはずですとサックスで「スワニー河」を演奏し始めた。

 

不良少女とよばれて」の久樹家が何気に3人そろってる。

 

私が間違っていたようだと音楽のために力を合わせようと慎一郎がいい、全国にいる知人の伝手をたどり、ライブツアーを企画した。

 

ちょ! 最終回も野々村真さんのねこぶだし!

 

教会

弘と裕子の結婚式。仲人は慎一郎と明子。チャーリーって神父さん? あ、もう一人、外国人の名前があるな。

 

拍手を送っていた未記はふいに幼い頃の邦男を思い出す。邦男は慎一郎を車に乗せて駅まで送った。

 

邦男は本格的にミュージシャンになるために大学を辞めることを三宅教授に報告した。大学教授にも開業医にもなれたのにと惜しむ。立ち上がると、佐原健二さん、意外と長身だな。

 

未記と晃は雄次の墓参り。未記が私のそばにはいつも晃がいてくれるし…と話しているのを邦男、聞いてたのか! 邦男は近くにある自分の父の墓参りに来ていた。

 

邦男は2人の気持ちを確認させる。晃はミッキーの父を死に至らしめた男だと遠慮気味だが、邦男は未記をバンドのリーダーとして好きだという。

 

邦男は未記のことは身を引き、桟橋に行き、お前だけが恋人だとギターで「NEVER SAY GOOD-BYE」を弾く。

 

東京国際空港

沖縄を皮切りに2か月のライブツアーに出かけるザ・バンデージ。佐田やゆかりたちも見送りに来た。花屋の店員がコスモスの花束を頼まれたといって稔に渡した。

 

稔、音楽祭の時は見事な演奏を聴かせてもらい

ました。

この度は、プロダクション発足、おめでとう。

私は、正直、あなたの元にとんでいきたい気持ちもあります。

でも、今の私は抜け殻なのです。

あなたとの愛の暮らしに燃え尽き、夕鶴のおつうのように

もう羽根も残っていない鳥なんです

そんな私がたとえ帰ったところであなたに役立つことは

何一つしてあげられないでしょう。

あなたはもう私一人の稔ではなく、大勢のファンの為に

生きている人なのですから。

あなたの門出にやっと見つけたコスモスを贈ります。

これが私の心です。

稔、さようなら

                妙子

 

稔は納得し、妙子の幸せを祈ることにした。春先なのでしおれたコスモスだった。

 

かおるも志水と空港に来ていた。かおるは北海道へライブツアーに行くというので、航が名古屋あたりで会うな、と結婚指輪を渡した。かおるはミッキーに頑張ってねと声を掛け、それぞれ別れた。

 

ゆかりたちはバンと共に見送り。

 

飛行機の中から富士山に感動する晃たち。「こういう時はちょっと残念ね」という未記に「俺があんたの目になるよ、一生」と晃が言う。きゃー! 俺たちはいつも一緒だ、このスティックのように。晃、ありがとうと涙を流し、スティックを握りしめる未記。

 

雲の中を飛ぶ飛行機エンド!(おわり)

 

何か奇跡が起こって目が見えたり…しないんだ!?

 

晃と邦男、どっち?というのは最初から未記は晃だけだと思ってた。でもな~、未記が邦男との小さい頃を覚えていたら、断然、私は邦男派!と思うほど、幼なじみ設定が好きなんだよね~。でも、やっぱり伊藤かずえさんと松村雄基さんは絵になる。

 

そういえば、絵美子や英次たちって出てた? 英次たちの名前があったから、最後は手のひら返しで応援する側にでもなるのかと思ったけど、そんなことはなかった。「スクール・ウォーズ」だと英次と弘が同級生で入れ替わりに入学したのが晃。

 

不良少女とよばれて」と続けてみたせいか、恭子さんと哲也さんが幸せになってよかったね~という気分になる航とかおる。大人な2人は若いメンバーより一世代上なんだろうけど、美男美女で好きでした。

 

今回のキャストクレジット、もしかしたら、名前の位置的にチャーリーがビリー横光では!? 神父さんがH・ブァン ビューレンさんで。それと、岩田耕一路さんは恐らく邦男の子役かな。

 

明日からしばらくBS-TBSとはお別れして、「チョッちゃん」に集中します。こちらもまた10月には終わってしまうけど。どうかどこかで面白い昭和の連ドラの再放送が始まりますように。