TBS 1985年10月19日
あらすじ
いよいよバンド編成のオーディションが始まった。未記(伊藤かずえ)はかつて人気のあったベーシスト・牧村稔(坂上忍)に参加してもらう為に横浜へ向かう。だが、かつてのスーパースターは落ちぶれ果てて、ディスコのバンドでダミーの演奏者となっていた。未記は稔からそのいきさつを聞き、愕然とする…
2025.7.8 BS-TBS録画
未記が1年ぶりに女子少年院を退院すると、亡父からドラムスティックが遺されていた。2人の青年との出会いからバンドを作ることを決意する。
父の墓参りに行った未記は墓に線香が供えられているのに気付いた。走り去る後ろ姿は晃!?
フロンティア
未記
佐田 小野
ゆかり 晃
絵美子
集まって乾杯。佐田がギターとベースの候補者のテープを渡し、未記が徹夜で聴いた。ギターでマシなのは7人。みんな東京の人でこれから会いに行くという。ゆかりはミッキーのレコードが出たら真っ先に買うと未記を送り出した。
東京へスカウトに行った未記だが全滅。フロンティアに戻り、愚痴をこぼす。小野や佐田に励まされ、いいギタリストっていないもんねえ~…とふと邦男が頭をよぎる。
ペラペラめくった雑誌で”牧村稔 謎の失踪”の記事に目が留まる。
雑誌の裏表紙が”遂にサザンのビデオ発売!”
サ吉の~と見えるから、↑これかもしれない。
かつて牧村稔のステージを見ていた未記は驚く。
この物語は、3歳で母と別れ、18歳で父を失いながら、あらゆる迫害と闘い、振り向くことなくドラマーとしての自己を確立した一少女と、挫折しながらもやがて己の道を開いた若者たちの記録である。
YOKOSUKA
NEVER SAY GOOD-BYE
EVER ONWARD
原作:喜多嶋隆
「ポニーテールはふり向かない」(角川書店刊)
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麻生未記:伊藤かずえ
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名倉(なくら)邦男:鶴見辰吾
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田丸晃(あきら):松村雄基
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矢崎妙子:片平なぎさ
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佐田(さた):松崎しげる
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牧村稔:坂上忍
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ゆかり:比企理恵
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ジム・パーカー:ケント・ギルバート
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シルビア:キャティ
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相川裕子:石井めぐみ
狩野弘:宮田州
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飯倉ゆきこ:榎田路子
田丸絵美子:高橋かおり
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小林豊文
木津芳一
山田章裕
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小野拓也:下川辰平
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ナレーター:芥川隆行
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協力:若駒
黒木プロダクション
東京宝映
タカハシ・レーシング
日本楽器製造株式会社
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千葉かおる:岡田奈々
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飯倉慎一郎:高橋昌也
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霧島航(わたる):国広富之
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飯倉明子:梶芽衣子
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麻生雄次:フランキー堺
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プロデューサー:春日千春
荒川洋
野村清(TBS)
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脚本:大原清秀
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音楽:菊池俊輔
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衣裳協力:emmaデザイナー小泉陽子
やまと
SASSON
ジャン・メール
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主題歌:「NEVER SAY GOOD-BYE」
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監督:山口和彦
部屋で勉強している邦男。やっぱり鶴見辰吾さんは優等生っぽいの方が似合うな。そこに慎一郎が訪ねてきて、札束を裸のままドサッと置く。娘との手切れ金で、今日限り交際を絶ってほしいという。女性関係が汚すぎると女性の名前が複数書かれたノートを見せた。マメだね~。金品を貢がせて捨てた女性たち。ゆきこはまだ高校生!?
高橋昌也さんもまた赤いシリーズからの常連だね~。
マンションに来て食事を作るような女の子が高校生だったのか…お嬢様女子大生と思ってた。
フロンティア
弘と彼女の裕子が一生懸命稽古しましたとオーディションを受けに来た。弘はギターを弾き語り。正直、歌もギターもうまくない。未記も演奏を止める。
出た~! 内田! 恋人の石井めぐみさんもこの時代、よく出てたよね。そうだ、「トミーとマツ」にも出てたんだ。
そこに邦男がやって来て、ミッキーの恋人だと名乗り、デートに誘う。キスした仲と聞き、晃が未記を見る。貸してみな、と弘のギターで演奏をする。未記は弘に練習をすることを勧める。佐田が未記のバンドに誘うが、未記は邦男を店から追い出した。
邦男と入れ違いに店を訪ねてきたゆきこ。店の外に未記を呼び出し、邦男さんは渡しませんからね! 陰で見ているゆきこの母。ゆかりは未記を横浜に遊びに行こうと誘う。未記は中華街でパーカー中尉とシルビアを目撃する。
ディスコとで踊っていたゆかりと未記だったが、未記はベースの音だけやけに冴えてると気付き、バンドに近づく。女性だらけのバンドでドラム以外はダミーの演奏と気付く。未記は、ゆかりを連れて舞台裏へ。そこで失踪したとされる牧村稔を見つけた。
みのるさん
あとでおはなしがあります
とメモを書いて稔に見せたが、バンドを仕切るヤクザ?に殴られる未記。スティックで応戦する未記に稔は動じず演奏を続ける。
若葉荘
稔の恋人・妙子は編み物をしている。坂上忍さんの声が若いな。いつもライブに来ていた妙子と結ばれた稔。7歳上の妙子は人妻で亭主にボコボコにされ、今でも亭主から逃げている。稔は暴力団でやっているディスコだから、という理由で銃を所持している。未記もゆかりもドン引きで帰ることにした。ゆかりは恋人がほしいと嘆くが、未記は恋人はこれとスティックを出す。しかし、心に浮かぶのは邦男と晃。
何でここで晃はともかく邦男が浮かぶのかな~? 邦男のいいところがよく分からない。
雄次の墓参りをして自分の手を殴り続ける晃。墓を訪れた未記はなぜ?と聞くが、走り去ってしまった。
ヨットを運転する邦男とヨットに乗る未記。未記がデッキ掃除していたヨットかな? 船室から絵美子が出てきて、お兄ちゃんは未記が好きだという。邦男は懐から札束を出し、これでメンバーを集めりゃいいと押し付ける。人間、やせ我慢をしなくちゃおしまいだと断ると、邦男は竜宮城の乙姫さんにでもあげるかと札束を海にバラまいた。
未記は岩場で晃がシルビアと熱烈キスをしてるのを目撃。恋人ではないが、さみしく思う未記は衝動的にスティックを海に投げ捨てると、邦男は上半身脱いで海に飛び込んだ。スティックを見つけた邦男。ん~、それにしても鍛えてたのね。
フロンティア
ドラムを叩く未記。小野や佐田が見ている。晃から妙子さんて人から連絡があったと聞き、晃が体があいてるから協力すると言われたものの、さっきのキスを思い出して断った。
夕方の若葉荘
妙子から本当にバンドを作る気があるのか聞かれる未記。妙子は稔が未記の話を聞いて以来、様子がおかしく、拳銃自殺を試みるまで追い詰められているところを見てしまい、別れを決意する。今は生きる屍で死ぬほど苦しんでいる。未記は2人の幸せを壊したのではないかというが、妙子は稔のことを誰かが迎えに来ることを待ってた気がすると笑顔を見せた。
妙子が部屋を出ようとすると、稔は行かないでくれ!と妙子に銃を向ける。何で!? 未記がスティックで銃を落とすと、今度は死に様を見ていてくれ!と自分の頭に銃を向ける。執着っぷりが怖いなあ。妙子はどこにも行かないと約束する。
坂上忍さんが年上の女性と付き合っている役を見たことがあったけど、この役だったのかな?とふと思う。
未記に謝り、稔と一緒に部屋に戻った妙子。
フロンティア
かおるがステージで歌う。
小比類巻かほるさんの作詞した「It's For You」。晃は未記にあまり焦るなと励まし、このバンドでマシなのはボーカルくらいだなという。突然、ステージに上がった航がサックスを演奏する。哲也さんと言い、管楽器が得意なのかな?
霧島航はかつてサックスの天才と言われたが、今はアル中だと晃が言う。未記は航の演奏に見入る。ステージを下りた航はすぐカウンターでウイスキーを求めた。
横浜のディスコ
今日もダミー演奏を続ける稔。妙子も舞台裏に控えて、稔に手のマッサージをする。
フロンティア
シルビアが「ねえ、晃、今度はあなたのピアノが聴きたいわ」と流暢な日本語で話しかける。1話はたどたどしい感じだったから、この回から吹替になったらしい。晃は手を打ちつけていたため、演奏できない。やる気になれないと断った。今度はパーカーに弾くように言い、パーカーが演奏を始めた。パーカーは晃をチラ見しながら演奏を続ける。未記も演奏に見入った。(つづく)
未記と晃の関係、結構好きかも! そこに入る邦男が邪魔だが。
鶴見辰吾さんはねー、大映ドラマの悪っぽい役より「早春スケッチブック」の和彦みたいな役が好きなんだよな~。
坂上忍さんはYouTubeで大映ドラマに出たことがなかったみたいなことを言ってたけど、子役時代は赤いシリーズにも出てたよね。
「顔で笑って」にも出てたし。坂上忍さんも美少年→美青年に成長した子役だね。
大映ドラマは火曜20時から土曜21時に移動したんだと思っていましたが、違いました。1984年4月(TBS火20)「不良少女とよばれて」→1984年10月(TBS土21)「スクール・ウォーズ」→1985年1月(TBS火20)「少女に何が起ったか」→1985年4月(TBS火20)「乳姉妹」→1985年10月(TBS土21)「ポニーテールはふり向かない」…の順番。
「スクール・ウォーズ」の後半と「少女に何が起ったか」が時期的にかぶってたんだ! 「少女に~」は宇津井健さん、松村達雄さん、石立鉄男さんが出演してて、赤いシリーズの流れを汲んだドラマって印象。でも1クール。多分、私は火曜20時はリアルタイムで見てたけど、土曜21時は夕方の再放送が初見って気がするなあ。
未記と晃の関係が気になるな~。