TBS 1972年2月3日
あらすじ
虎之介(石坂浩二)によばれて、京(杉村春子)の看病に行っていた友(山岡久乃)が帰った時、新(水前寺清子)は待ちくたびれてうたたねしていて、またしても派手な口喧嘩となってしまった。その翌日、京の息子不二夫(梅野泰靖)が病院へやってきた。京に五百万円の貯えがあると知って不二夫は老人ホームを買うという。京は儀介(伊志井寛)に泣きついたが、もとはといえば、京が儀介の診断を信用しないで遺書など書き送ったのが原因。泣かれても儀介は困るばかり。
2025.7.6 BS12録画。以前、録画し損ねてしまい、3話から見ていたので、ようやくこれでコンプリート!
仏壇に手を合わせる友。
新は「日めくりのカレンダー」を歌う。カレンダーの日付は26→27へ。そこへ虎之介が訪ねてきた。
作:平岩弓枝
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音楽:平井哲三郎
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こころの詩(うた)
作詞:サトウハチロー
作曲:佐良直美
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古山友(こやまゆう):山岡久乃
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島省三:佐野浅夫
斉藤小雪:小鹿ミキ
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きみ:大鹿次代
不二夫:梅野泰靖
一夫:山崎猛
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十儀介(つなしぎすけ):伊志井寛
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十龍之介(つなしたつのすけ):児玉清
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十鉄之介(つなしてつのすけ):岡本信人
十太(つなしまさる):水野哲
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大山京:杉村春子
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和子:金長晴子
杉田伸子
エースプロ
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佐久間貴子(さくまたかこ):乙羽信子
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相沢桃(あいざわもも):沢田雅美
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宮川十七子(となこ):佐良直美
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相沢万希男(あいざわまきお):井上順之
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相沢希(あいざわのぞみ):大空眞弓
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
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制作:テレパック
TBS
水戸さん出てないんだ。
夜勤、ナースステーションでうたた寝している小雪。友が208号室から出てきて婦長と話をする。友は虎之介に頼まれて、大山に付き添っていた。
ナースステーションに戻った婦長は小雪に声をかけた。巡視は終わったから先に帰るわねと優しく言う婦長だったが、小雪は直立不動のまま。
古山家に戻った友。日めくりカレンダーは”2”。1972年2月2日(水)。うたた寝していた新を起こす。何で起きてたんだよとドタバタケンカ。変なキレ方。婦長に注意される。
院長と寝ている太。寝言で「ママ、ママ」と言うので、院長が目を覚まし、龍之介や虎之介の部屋を見に行った。龍之介はまだ勉強中、虎之介、鉄之介は寝ていた。院長だって現役で仕事してんのに、孫の面倒を見させるとはなあ。
朝、洗濯物を外に干す友。新は寒い寒いと布団をかぶるが、友が無理やり起こした。カレンダーは”3”。友が新に「この子はのろまでグズでそそっかしくて誰に似たんだろう?」って、この親子、ホント口が悪いよね。
相沢家
朝食の準備をする桃。万希男も起きてきたが、希はまだ寝ている。弟妹達はなぜ希はモテないんだろうという話をしていたが、仕入れから戻ってきた希がキレる。男言葉でののしる希に万希男も桃もあきれる。こっちも口が悪いな~。
橋田ドラマは性格の悪い人しか出てこないけど、口調はみんな上品なんだよね~。「行ってまいります」「ただいま帰りました」とか。
古山家
龍之介の破れた白衣、虎之介のゴムの伸びた靴下を友に頼む新。結局、友にやらせるんかい!!
友はストッキングをはこうとする新の足の爪が伸びていることを指摘。ストッキングが破れるよと注意するが、新はそのまま出かけた。
十家ダイニング
白衣や靴下を新に頼んだことを院長に話している虎之介。「あれでも女のはしくれですからねえ」。自分のことは自分でやるんだよ!
新が顔を見せた。太は新のにおいをかぎ、石鹸のいいにおいがすると言う。
208号室
新が大山の背中をさするが、ゆうべの人はとても上手だったわよと怒る。新は高校を卒業して、看護学校に行って、国家試験に合格して、お母ちゃんより上だと反論するが、子供より親がいいと言われてしまう。婦長が仲裁に入るが、新が意地になって背中をさする。
こころ
鉄之介と太が来店。今日は土曜日。てことは、2月5日か? 店が忙しく、鉄之介が運んだり、自分でお茶を入れたり。初期は気の付く優しいキャラだったのに…結婚して夫になると家事をやっちゃいけないのか!?
十家茶の間
院長と十七子が話をしていて、十七子がスパゲティナポリタンを作るという流れになった。
208号室
大山の息子・不二夫が老人ホームのパンフレットを大山に見せていた。梅野さん、若い。でも、この髪型、ヅラっぽいな。心臓が悪いというのはノイローゼで、この先20年生きるのなら老人ホームに入った方がいい。温泉もあって至れり尽くせりならケンカしながら同居することない、病気じゃないなら退院しなさいというが、大山は怒ってパンフレットを投げつけた。
病室にいて話を聞いていた新はパンフレットを拾い、院長もどこも悪くない、20年も30年も生きられると大山に話す。大山は危ないと思ったから息子にヘソクリを全額渡していた。なるほどね、だから老人ホームの話が出たのね。500万の老人ホーム。
杉村春子さんは、ここから30年とまではいかなかったけど、1997年91歳でお亡くなりになった。院長は、まさかこのドラマ中に亡くなるとは誰も思わなかっただろうな。体の調子は良くなかったかもしれないけど。
十家リビング
飯はまだかとイライラしている龍之介。希が鉄之介に頼まれたシュウマイ弁当を持ってきた。龍之介は弁当を食べ始め、希はお茶を入れた。ケンカ友達みたいな間柄ね。
台所
十七子は材料を買ってきて、エプロンをあてる。固ゆでなら11~13分。そうだよね、ほんの数年前までだってパスタってゆで時間、そんなもんだったよなあ。
208号室
退院の準備をする大山。新が日めくりカレンダーの話をし、付き添い看護婦をして育ててくれた友の話をする。新は40過ぎた息子でも嫁でも孫でも蹴っ飛ばした方がいいとアドバイス。
新が大山に歌ったのは「人の肩に」。佐良直美さんの歌声だとまた違うね。
十家ダイニング
夜、仕事帰りの桃がシュウマイ弁当の器を取りに来た。桃は店の残り物を食べてばかりでシュウマイなんて見るのも嫌だと話すと、虎之介は、鉄之介は医者にならずに商売に向いてる、君んちみたいなところに養子に行けばいいと話す。桃は希と鉄之介では年の差がある、つり合いが取れないというが、虎之介は年上は最近流行りだという。ここで同世代っぽい鉄之介と桃に~って話にはならないのね。
6時、十七子がスパゲティナポリタンが出来たというが、院長、虎之介、太、鉄之介がみんな拒否する。ひでーな! 帰ってきた龍之介も好きじゃないと拒否。
家政婦のきみが帰ってきた。おいしい夕食にありつけるとみんな笑顔になる。院長に用事があった万希男にスパゲティナポリタン3人前を押し付けて立ち去る十七子。面白エピソードなのかぁ? ムカつく話だ。
昼間休みだった友は婦長におかずのお裾分けと洗濯物にアイロンをかけていた。
新は大山を連れて帰宅。カレンダーの日付は”3”のままなんだよな~。日めくりカレンダーが重要なアイテムなのにちょいちょい矛盾があるんだよな。
大山は古山家で使っていた日めくりカレンダーが欲しいというのであげた。新にまた会いに来る、また歌ってねというが、その後、最終回まで大山さんは出てこなかったね~。ていうか、患者とのふれあいみたいなエピソードも初期だけだったしなあ。
相沢家
桃は希に鉄之介はどうかと話すが、桃は拒絶。万希男が龍先生ならどうかというと赤くなる。龍之介は離婚して1年。正式に離婚してたのか~。
万希男は裁縫が希や桃より得意で一手に引き受けている。閉店後に島先生も息子のためにシュウマイ弁当を注文し、万希男が針仕事していると、自分のコートのボタンをつけてほしいと頼んだ。試験を控えた息子よりチンパンジー方が手がかからないとこぼす。
十家ダイニング
院長がタバコを吸う。大山を送った虎之介、オペを終えた龍之介もダイニングに来て、タバコを吸い始める。国枝先生は京都の章子のところに行っている。虎之介が”章子義姉さん”というと、龍之介は正式に離婚したのだから”義姉さん”ではない!と注意する。龍之介は章子の話をされると不機嫌になって自室に行った。
院長は酒の時に甘いものを勧めるのはよくないときみに注意するが、きみの亡くなった夫は大福餅にビールを飲んでいたと話す。だから早くに亡くなったんじゃ…という気がしないでもない。
十家に国枝先生から電話。
古山家
夜、足の爪を切っている新に「夜、爪を切ると親の死に目に会えない」と怒る友。新は友に足の指を見せてと頼む。
初期の頃はよく歌ってたね。
今日は節分だと友を廊下に出した新はドアを閉め、「鬼は外、福は内」と叫んだ。(つづく)
次回予告ではなく、ナース服姿の水前寺清子さんが「ありがとうの歌」をフルコーラス歌う。全部歌うのはすごく珍しい…けど、この回、歌も多いし、時間が余った??
初期にいろいろちりばめられたものが変わったものもあり、虎之介の言う鉄之介は商売の方が向いてるという予言?が当たっていたり、最終回まで見て初回からまた見るというのも面白いな。でも、ま、今回でコンプリートしたんで、これで終わり。
