TBS 1979年6月1日
あらすじ
志郎(広岡瞬)と道子(真行寺君枝)は、些細なことから喧嘩が増えていた。そしてその頃、志郎は職場の人間関係に悩んでおり、なんとか偏見を解こうと努力するのだが…。
2025.1.22 BS-TBS録画
受験勉強も大学へ入る前に1、2年のこともどんなにきついスケジュールだって仕方がないと思っていた。でも、僕は小学校のころからしょっちゅう勉強に脅かされてきた。中学の受験、高校の受験、そして、大学の受験だ。もっとも、そのことで暗い気分になるということはあまりなかった。みんながそうしていた。そんなもんだと思っていた。ある程度成績がいい人間は、まるで他に人生がないみたいに同じコースを目指している。友達としゃべるのも諦め、テレビや映画もダメ、海とか山にもなるべく行かないようにして、二流の学校へ入ったら、一生二流の人生だと脅かされて、小学校からずっと机に向かってきた。他の人生だってあるんじゃないかと思う人間が出てきたって、当然じゃないだろうか。僕は僕がしてるようなことをもっとたくさんの人がしないのが不思議なくらいだ。
青果市場で働く志郎。あ! 岡本信人さんじゃないかっ! 龍之介も鉄之介も出てんのか、このドラマは。章子さんも出てる。
脚本:山田太一
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原作:山田太一著
「沿線地図」(作品社刊)
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音楽:小川よしあき
主題曲:フランソワーズ・アルディ
「もう森へなんか行かない」
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制作:大山勝美
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藤森麻子:岸恵子
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松本季子:河内桃子
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藤森道子:真行寺君枝
松本志郎:広岡瞬(新人)
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湯川時子:野村昭子
岡田鉄太郎:新井康弘
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山川正平:岡本信人
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中川元一郎:風間杜夫
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田島屋専務:中島元
バーの女:泉よし子
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美人の信子:杉まどか
お見合・その2:上原由恵
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焼き鳥屋の主人:猪野剛太郎
焼き鳥屋の女将:山川弘乃
エンゼルプロ
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田中量一:岸田森
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大沢美代:三崎千恵子
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藤森茂夫:河原崎長一郎
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松本誠治:児玉清
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協力:東京急行
衣裳協力:ローマ岩島
アストラ館
ロア六本木クープル
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プロデューサー:片島謙二
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演出:福田新一
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製作著作:TBS
現場の人事管理をしている係長の山川は、志郎のことを半分邪魔してるようなもんだと言うが、一番いけないのは職場の空気になじまないことだ、自分は他の人と違う、俺たちの職場を荒らしてると文句を言う。女性同僚たちは志郎にいい顔をしている。
アパート
道子は辞めたら?というが、志郎は辞めるもんかと横になる。道子がご飯は志郎の番だというと志郎は横になってサボろうとする。ここで引かない道子がよい。
藤森家
季子が遊びに来ていた。麻子は丸亀から集団就職で結婚前から親元を離れていて、親が恋しいなんて思ってなかったというが、茂夫は親が恋しいと泣いてたこともあったと話す。季子は鎌倉の葉山出身でしょっちゅう実家に帰っていた。
アパート
銭湯から戻った道子。志郎は本を読んで道子を無視。道子はご飯のことは悪かったと謝ったが、志郎は寝転んで本を広げて、髪をとかす道子の後ろ姿を見ていた。あら、道子が泣いてる。
青果市場
山川は大学行かないなんて甘っちょろい、出られるのに出ないのは生意気、バカと聞こえよがしに文句を言う。
アパート
ロールキャベツを作ろうとしていた志郎。帰ってきた道子は今日のご飯は私が作ると言うが、志郎は転がってろよと昨日のことを謝る。しかし、道子はロールキャベツなんて男らしくないとエプロンをして台所に立ち、志郎ともみあいになった。そこへ偶然訪れた季子と麻子。
志郎が迎え入れ、道子と志郎はおもたせのカステラを食べ始めた。廊下でケンカしてた声が聞こえたと指摘するがふざけ合ってただけとごまかす。季子は結婚した当初が一番ケンカした、一緒に住むまで分からないことがあると話したが、道子はケンカなんかしないと言う。毎日充実していて感傷的になる暇がない。
志郎は時給500円、1日8~9時間働いて月に10万円、道子は月8万円稼ぎ、食事は1日交替で作って、土曜の夜は外食、本を読んでるときは話しかけない、ルールをきちんと作って暮らしてると話すが、結局何をしたいのか分からない季子。志郎は臆病で平凡な人生ではなく別の生き方がしたい、そう簡単には分からないと言う。
スナック「かもめ」
2人で充実してる、頑張ってると虚勢を張っていると見抜いている季子と麻子。行かなきゃよかったと後悔している。
美代が現れ、結婚相手として信子という美人を紹介した。
「それぞれの秋」でも信子は美人だったし、山田太一さんの美人ネームなのか。脚本は違うけど、「岸壁の母」ののぶ子も美人だったね。
アパート
また言い争いになり、隣の部屋から10時過ぎたら黙る約束でしょ!と壁越しに怒鳴られた。
スナック「かもめ」
鉄太郎は信子がすごく愛想がよかったので気に入ったとニヤニヤ。ここで初めて麻子に道子が好きだったと話した。今日の人と一緒になれたら吹っ切れられると美代にも麻子や季子にも協力を頼んだ。
事務所に呼ばれた山川に専務は松本を見ていたが、よく働くと言い、ああいうのをうまく使いこなさくちゃ、手放してはダメと言う。志郎は仕事帰り、山川を焼き鳥屋に誘った。ビールを注文し、教えてもらいたいことがあると言った。18で酒飲んでいいのかよ?と指摘し、おごらなきゃ教えねえってこたぁないよと山川のほうでおごると言う。
専務の中島元さんは木下恵介アワー、赤いシリーズ、橋田ドラマなどいろんなドラマで見かけるバイプレーヤー。
志郎は酔っ払った係長をアパートに連れてきたが、道子を女房と紹介すると、怒りだしたが、眠った。道子はこんなヤツと飲むくらいなら辞めたらいい、どんどんかわって自分のまんまでいられるところを探せばいいと言う。
専務にそんなんだから結婚できないって言われてるような人を女性と暮らしてる部屋に連れてきちゃダメだろー。
藤森電気商会
美代が麻子を訪ねた。
アパート
山川が起きると「鍵は101号室の管理人に預けてください」とメモが残されていた。二日酔いにさせて失脚させるつもりかよと考えてしまう自分がイヤになる。
夜、道子は5000円で14インチのテレビをくれると言う人がいたが断ったと話すと、志郎は道子の言ったことはカッコいいが、まだ仕事は辞めないと言う。
スナック「かもめ」
麻子が来たことで、信子に断られたことを察した鉄太郎。
青果市場
上司がおごるわけにはいかないと金を返そうとした山川に今晩おごってくださいと言う志郎。結構世渡り上手!? それこそサラリーマン家庭で育ってるからだったりして。
スナック「かもめ」
美代が店に来て、信子は水商売は好きだが、やっぱり合わないと言われた、信子は性格がよくない、今日のはとってもいい子と7時に連れてくると言う。
焼き鳥屋
山川は志郎より10歳上。20代! 志郎は競馬の話が面白かったと言い、聞きたがる。志郎はよく働くし、ミスも少ない。だけど、顔がよくない。会社の女もみんないい顔をする。女好きするモテる顔。そんなことないと志郎が否定しても、じゃ、誰に文句言ったらいいんだ!?と逆切れ。お前みたいな二枚目と打ち解けられないと文句タラタラ。
顔がいいだけでモテるってわけではないと思うぞ~。
スナック「かもめ」
美代が眼鏡をかけた女性を連れてきた。鉄太郎は雑誌を片づけるふりをして、あまり相手をしない。鉄太郎は連れてきた女性が気に入らなかった。
焼き鳥屋
山川は、お前は一生見合いなんかするはずないけど、と見合いしたときの愚痴を言う。顔がいいことはどうしようもない、やりきれないと志郎に言うけど、顔がいいことってこんな嫌なことが起こるのか(-_-;)
電車
美代は女性を慰めた。眼鏡で不美人設定なのか? 普通にかわいいが。
青果市場
山川にどやされる志郎。個人的恨みが酷い。
酔っ払った男たちが地下の店から階段を上がってきた。誠治と田中がケンカになりそうになり、元一郎が止めた。バーのママも止めるが、ケンカが止まらない。
アパート
志郎と道子のキスシーン。(つづく)
岡本信人さんは人のいい人と性格の悪い人とどちらもハマるなあ。山川と誠治が出会う場面は出て…こないだろうなあ。志郎みたいな絡まれ方、理不尽だ。眼鏡して男子高に通ってると、うまいことイケメンが隠されてたのかもね。でも、道子が志郎を捜したり、コンタクトにしたりというのはやっぱり美しさに気付いてたんだろうな。

