TBS 1976年11月12日
あらすじ
大山友子(山口百恵)が、青年刑事・新田秀夫(三浦友和)の放った銃弾に誤って撃たれてから1ヶ月経った。日ごとに元気になる友子だが…。
2024.7.29 BS-TBS録画。
作:工藤裕弘
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大山友子:山口百恵
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新田秀夫:三浦友和
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新田雄作:田村高廣
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大山豪介:中条静夫
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新田文子:南田洋子
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矢野ジロー:谷隼人
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捜査二課長:名古屋章
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大山政子:原知佐子
大山豊:中島久之
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ナレーター:中江真司
石田刑事:灰地順
看護師長:真咲美岐
看護師:土井美加
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北川和彦:長門裕之
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神田兵吉:大坂志郎
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大山鈴代:草笛光子
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監督:國原俊明
前回のあらすじ
人間、絶望したらおしまいだ。命懸けで闘うんだと無責任なことを豊に言う江崎。宇津井健さんは特別出演だから毎回出るわけじゃないのね。
豪介と政子は東都大学医学部附属病院へ。北川は10時から会議があると知らせた。東都大学医学部附属病院は「赤い疑惑」でもおなじみ。
病室
友子は陸上の勉強。鈴代は付き添い。豪介は友子の走っている姿を大きなパネルにして持ってきた。銃を撃った若い刑事・秀夫を憎む豪介に友子はかばうようなことを言い、秀夫が好きなのだと政子がからかう。ちょっとした手違いで鈴代が持っていたお茶を友子の脚にこぼしてしまったが、友子は脚に感覚がない。
豊は筋肉疲労とごまかし、病室を追い出された政子は看護師長に妹は下半身麻痺になるのかとしつこく聞く。
新田親子、課長が見舞いに来た。秀夫が持ってきたバラの花束を踏みつぶす豪介。こういうの嫌いなんだよね。豪介が事件をもみ消す気か?と怒っていたけど、「赤い疑惑」で結局は放射線漏れ事故を表に出さなかったことを思うと、今度もそうなんだろうな。
豊は医者として面会謝絶と追い返し、刑事たちは帰ったが、秀夫だけ残って病室の外に立っていた。仕事しなさい。
友子は鈴代に茶碗蒸しが食べたいと言い、鈴代は買い物に出かけた。友子は自力で上半身を起こすとベッドから落ち、窓辺まで移動し、パイプ椅子になんとか座り、外にいる秀夫に声をかけた。直子は俊介に対して、こういう必死さはなかったな〜。
友子は秀夫に元気アピールをしていると、帰ってきた鈴代は友子の姿に驚いた。明日の3時に会う約束するとニコニコ帰って行った。
「走れ風と共に」が流れて、秀夫は犬と全力疾走! 早い!
新田家
秀夫がご機嫌で帰ってくると、両親は友子との付き合いを禁じた。犬も一緒に家に入ってから飼い犬? 長門裕之さんと南田洋子さんが共演してたんだな〜。これから一緒のシーンあるかな?
赤いふんどしで自宅プールに飛び込む豪介。庭にいた政子は北川に友子は脊髄を損傷して一生歩けないと嬉しそうに語る。
豪介はプールから上がって謎の体操をしていたが、再び矢野に狙われた。北川とグル!?
「おやじ太鼓」もそうだけど、広い庭のある本物の豪邸、すごいね。
病院
陽気そうなおじいさん登場。大きな熊手を持った兵吉は鈴代の父。見舞いに来たついでに鈴代に2、3万円貸してくれとねだる。え〜!? こういうじいさんなの?
鈴代に政子から電話があった。友子は一生、下半身麻痺で立つことも歩くことも何にもできないと伝えた。嫌がらせで言ってると思っていた鈴代だったが、ショックを受けた。
鈴代は大山家に戻り、豊に友子の脚のことを問い詰めた。豊は姉さんは出まかせを言っていると言うが、鈴代がそれでも問いつめると、脊髄を損傷したと話した。おお、今度は秘密が早くバレてる。一生寝たきりだと泣き出す鈴代。豪介は妹の病気も治せないのかと豊を責め、俺には金があると鈴代を励ました。政子が一生結婚できないと言うとぶん殴った。暴力反対!
警察署
豪介は雄作に友子のことを話して、責めた。秀夫は行方不明。
病室
友子は、まだ病室にいた兵吉におんぶして窓のところに運んでもらった。秀夫は2分遅刻して全力疾走で駆けつけ、全日本で優勝した金メダルを放り投げた。病院に戻ってきた鈴代は秀夫を引っ張って、あの子の脚を返しておくれと責め、二度と会わないでおくれと追い返した。友子に声をかけられた秀夫は問いかけに答えず全力疾走で帰って行った。
病室に戻ってきた鈴代は二度と秀夫に会わないように言う。兵吉に背負われたまま、お芝居は続く。
夜道を歩いていた秀夫は、友子の走る姿を思い出していた。「友子さんが一生走れないなんて嘘だあー!」と踏切の音に紛れて、大声で叫んだ。
友子が寝顔を見て、絶望を感じる鈴代。(つづく)
ちょっと会って危害を加えられたのにそれでも好きな秀夫。ますます「赤い運命」の俊介が不憫になる。豪介や政子が振り切ってて面白い。しかし、政子は出戻りの豪介の妹でもよかった気はする。さすがに姉妹は無理がある。