TBS 1974年6月19日
あらすじ
親戚づきあいとして二家族一緒にピクニックに行くが、とまどいがちな親たちと比べ、子どもたちは急速に親しくなっていく。そんな子どもたちの様子を見た和子(林美智子)は、紀子(音無美紀子)に…。
2024.5.9 BS松竹東急録画。
福山大吉:松山省二…太陽カッター社長。字幕黄色。
福山紀子:音無美紀子…大吉の妻。字幕緑。
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和泉和子:林美智子…元の妻。
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福山隆:喜久川清…大吉の弟。浪人生。
ナレーター:矢島正明
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福山一郎:春田和秀…大吉、紀子の息子。小学1年生。
和泉晃:吉田友紀…元、和子の息子。小学1年生。
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福山ゆき:小夜福子…大吉の母。
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和泉元(げん):杉浦直樹…中学校教師。
親たちは子供の将来を考えて、とうとう親戚づきあいをすることにしました。今日はその最初の日だったのです。まず、親たちは都会を離れることを考えました。そして、海や水族館のある三浦半島を選んだのです。
福山親子は公園を通り抜けて歩いていた。
紀子「ねっ? この間みたいに向こうの子とケンカしちゃダメよ」
一郎「うん」
紀子「あなたは体も大きいんだし、力も強いんだから親切にするのよ。いいわね?」
一郎「うん」
大吉「そんなことは小学生だから分かってるよな?」
一郎「うん」
紀子はふとショルダーバッグを漁り、財布を忘れたことに気付いた。大吉が取りに帰ろうとしたが、紀子はどこだか分からないだろうと言う。
大吉「お前じゃ遅いんだよ。今日、遅れたらね、この間の仕返しだと思われちゃうじゃねえか」
紀子「必ず時間までに戻ってくるから」
大吉「しょうがねえな、頼りにならなくて。おい! 車に気をつけろよ。慌てなくていいぞ」
一郎「僕も行ってくるよ!」
大吉「あっ…お前は行かなくてもいいんだよ!」
一郎「先に行ってて!」紀子を追いかけ走っていった。
京浜蒲田駅前
和子「やっぱり私が言ったとおりでしょ? 早すぎたのよ」
元「うん」
和子「もう30分も待ってるのよ。これじゃあ、行く前に晃だってくたびれちゃうわ」
元「いや、もう来るよ。あの人は気が短いから、そんなに遅れやしないよ」
和子「人がいいのよ、あなたは。晃、そんな所にしゃがんでないでこっちいらっしゃい」
晃「まだ?」
元「もうすぐだよ」
和子「あれ、福山さんのご主人じゃない?」
歩道橋を駆け上がる大吉を目撃。
元「そうだね」
和子「1人じゃない? ご主人だけ行くのかしら」
元「まさか」
和子「どうせ何かが起こると思ってたわ。正直すぎるのよ、私たちは」
前回、待ち合わせに遅れた和泉夫婦には「何かあったのかしら?」って紀子は心配してたんだけどね。
歩道橋を駆け下りてきた大吉は会釈をして和泉親子に近づく。「やあ、どうも。すいませんね、遅くなっちゃって。おはようございます」
和子・元「おはようございます」
和子「あの…お一人ですか?」
大吉「いや、女房のヤツが忘れ物しましてね。今すぐ来ますから」
元「ああ、そうでしたか」
大吉「ええ。頼りにならないんです、うちのは。ハハハッ」
和子「うちのほうも早く来すぎちゃったんです」
大吉「そうですか。お互いに慌てますよね、こういうときは」
和子「ええ、まあ…」
大吉が晃を見るとうつむく。
大吉「天気は良さそうですね」
和子「ええ」
元「そうですね」
紀子と一郎はタクシーで駅前まで来た。「すいません、遅くなりまして。どうぞよろしくお願いいたします」
和子「こちらこそ」
大吉「それじゃあ、行きましょうか」
元「ええ」
「わが子は他人」は前作の「炎の旅路」から時間帯が水曜10時に変わり、日産提供でもなくなったからマイカーのシーンがないのかな? それ言うと、日産提供時代の「太陽の涙」も車に乗るシーンはなかったけどね。「おやじ太鼓」みたいなお金持ちは別として自営業者が多かったのは、「たんとんとん」の尾形工務店や「あしたからの恋」の菊久月みたいに社用車を登場させることができるからってのもあったのかな。
電車に乗って出発。電車は混んでおり、全員立っている。
一郎「ねえ、何時間乗るの?」
大吉「あと1時間ぐらいだろ」
紀子「もうじきすきますよ」
和子が目の前に座っていた男性客に話しかけた。「すいません、ちょっと詰めていただけません?」
男はめんどくさそうに立ち上がる。
和子「あら…いいんですのよ。あっ、すいません、どうも」
元「すいません、どうも」
まあ、でもそう言われたら立たざるを得ない気がする。
和子は晃も一郎も座席に座らせた。窓を向いている2人に「よかったわね。2人とも座れて」
和子が一郎の肩に置いた手をじっと見つめる紀子と大吉。
バス移動。和子、晃、一郎、紀子が並んで座る。向かい側に元と大吉。
一郎「あっ、海だ!」またしても窓を向いて膝をつく一郎と晃。油壺行きのバスがのどかな風景の中を走る。
紀子「はい。これ、晃ちゃんにもあげなさい」
一郎「うん、はい」
なんとなく「ココナッツサブレ」っぽい袋に見えた。
和子「あら、どうもありがとう。でもね、晃ちゃんビスケット食べられないのよ」
紀子「あら、ビスケットお嫌いですか?」
和子「いえ、嫌いじゃないんですよ。ただ、虫歯になるし、甘い物はね、なるべく避けたほうがいいと思いまして」
紀子「そうですか」
和子「今はちょっとかわいそうですけど大きくなったらきっと感謝されると思いますわ」
紀子「私なんて、まるでダメですわ。つい子供のわがままに振り回されちゃって」
和子「やっぱり厳しいとこは多少厳しくしたほうがいいんじゃないかしら。子供自身、なんていうんでしょう、けじめのつけ方というのかしら、そういうことがなかなか覚えられないと思いますね、放っておくと」
紀子「確かにそういうことはありますね」
和子「でしょう?」
紀子「一郎ちゃん、もうやめなさい。晃ちゃんは食べないでしょ?」
一郎「僕は食べるよ」
紀子「虫歯になったら困るでしょ」
一郎「平気だよ。虫歯なんか」
和子「じゃ、一郎ちゃん、これあげるわ。これなら大丈夫よ。はい」
紀子「どうもすみません。一郎ちゃん、どうもありがとうは?」
一郎「どうもありがとう」
和子「どういたしまして。じゃ、あなたも。はい」
晃「いらない」
和子「だって、食べたいんでしょ?」
晃「おせんべいは見たくもないよ」
和子「なんです? そんな贅沢なこと言って」
晃「おしっこ」
和子「まあ…こういうすね方するんですよ」
晃「ねえ、おしっこ」
和子「なんです、お行儀の悪い。そんな手は通じませんよ」
晃「ホントだよ、出ちゃうよ」
和子「ホントなの? 困ったわね」
元が立ち上がって晃の前へ。「我慢できないのか?」
晃「うん」
元「しょうがないな」
大吉も立ち上がる。「それじゃ、次の停留所で降りますか」
一郎「僕もおしっこ」
大吉「お前も?」
油壺/三崎行き
長戸停留所で下車。
バスを降りた途端、走り出す子供たち。
元「ああ、やっと来ましたね」
大吉「ええ、とうとう来ちゃいましたね」
バスは油壺 観潮荘へ到着。一旦下車してまたバスに乗ったのね。
まあまあ時間かかるよね。
調べたら、油壺マリンパークも観潮荘も老朽化による再整備で閉館してしまったそうで、時の流れを感じます。
板ガムを食べながら鑑賞していた一郎をじっと見る晃。和子が目を離しているすきに晃に板ガムを渡し、晃ニッコリ。一郎も微笑む。
一郎「わあ、すげえな!」
紀子「ねえ、あなた。親戚づきあいってどんなことすればいいの?」
大吉「どんなことって…まあ、お互いに仲良くなることだよ」
紀子「なんだか私、まごまごしちゃうわ」
大吉「さあ、行こう。みんなが変に思うよ」
紀子「ええ」
大吉「まあ、そのうち慣れるさ」
紀子、親たちの中では恐らく最年少だろうしねえ。
元「ほらほら、あれがブリだよ。え~っとそれからね、あっ、タイだな。う~ん、サメもいるねえ。ほら、ブリが来たよ」
晃「ホントだ!」
元「ねえ、ブリはね、アジ科の魚なんだけどね、晃が食べるアジなんかよりずっと大きいね。あれ? あの縦じまの魚は何かな?」
晃「ブリが来た!」
元「そう」
和子の隣にいた一郎が和子の手を握った。
元「ほらほら、あんなとこにカレイが隠れてる。ねえ? 飛行機みたいだね、格好いいね。ハハハッ」
和子の目は潤み、和子の様子に気付いた元は晃を連れて別の水槽へ。
紀子は知らずに無邪気に別の水槽を見ていた。
海岸へ
晃・一郎が手をつないで「うみ」を歌う。
♪うみは ひろいな おおきいな
つきが のぼるし ひが しずむ
うみに おふねを うかばせて
いってみたいな よそのくに
元と大吉は2人の子供の撮影会。
和子「大人が心配するほどじゃないのね、子供同士は」
紀子「そうらしいですね」
和子「実は最初、晃は来たくないって言ってたんです。この間、公園で一郎ちゃんとケンカしたんですって。それで…」
紀子「ケンカのことは知ってました」
和子「それがあのとおりですもんね」
紀子「ええ、私もホッとしてるんです」岩場に座る。
和子「むしろ問題は私たち大人のほうね。もっとざっくばらんに話したほうがいいのね。少しお互いに警戒しすぎてるんじゃないかしら」
紀子「そんなこともないと思いますけど」
和子「例えば私たち親戚づきあいといっても相手のお宅のことなんかなんにも知らないでしょ? そりゃ家庭内のことは、まあ、人に話すのはイヤですけれども、子供のためには多少、恥もさらさなくちゃならないと思うんですよ。私、そういう覚悟はできてるつもりです」
紀子「あの…そうしますと、なんでも洗いざらいにあの、その…」
和子「いえ、そうじゃなくて子供の環境が知りたいんです。どういう形で育ってきたのか、お互いに知る必要があるんじゃないかしら」
紀子「あっ…そうですね」
和子「そこをお互いさらけ出してしまえば、いつだって気軽に相手のうちにお伺いできるようになりますわ。本当の親戚みたいに」
紀子「それも大変ですね。いざとなると」
和子「大丈夫ですよ。子供たちがここまでうまくいってるんですから」
紀子「そうでしょうか」
晃と一郎にカメラを向ける大吉と元。子供たちが貝拾いに夢中になっているとき、大人たちは食事中。
和子「ああ、久しぶりにいいお食事だわ」
元「うん。食事が終わったら遊覧船に乗りませんか?」
大吉「いいですね。子供が喜びますよ」
元「すぐ先から城ヶ島一周の船が出るんですよ」
大吉「なんだか申し訳ありませんね。そちらに任せっきりで」
元「ああ、いいんですよ。こういうことは慣れてます。生徒を連れて旅行に出るでしょ? そんなときいつも私たちがやるんですよ。ハハハハッ」
紀子「大変ですね、先生のお仕事も」
元「雑用が多いんですよ」
一郎「ちょうだい」
紀子「はい」
一郎「やだよ、おむすびは」
大吉「うまいぞ、このおむすび」
和子「じゃ、サンドイッチあげましょうか?」
一郎「うん」
紀子「すいません」
和子「いい子ね、一郎ちゃんは。あなたは?」
晃「僕、おむすびがいいや」
和子「あら、あなたおむすびなの?」
晃「うん」
紀子「それじゃ、はい」
晃「どうもありがとう」
ほほ笑ましく見ている親たち。福山夫婦はおむすび、和泉夫婦はサンドイッチを頬張る。
和子「やっぱり来てよかったわ」
元「うん」
晃「ねえ、お母さん、ジュース」
和子「お茶があるわよ」
晃「ジュースがいいよ」
和子「そんな無理言ったって、この辺りに売店なんかないでしょ。見てごらんなさい」
晃「ねえ」
大吉「それじゃね、おじさん、買ってきてやろう。ねっ?」
元「いや、いいんですよ。晃、我慢しなさい」
大吉「まあ、いいじゃないですか。私に行かしてくださいよ」
元「いや…すいませんね」
階段を上って売店へ。缶ジュース6本購入。元も息を切らしながら階段を上っている。元は一郎が膝小僧をすりむいたため、絆創膏と傷薬を買いに走っていた。階段を上がりきるところで鉢合わせた一郎が「僕が行ってきますから」と言うものの、元は「冷たい物をみんな待ってますからね」と階段を上って行った。
お菓子よりジュースのほうが糖分はヤバいらしいよ、和子!
遊覧船に乗っている福山家と和泉家。
元「ほら、あれが城ヶ島の灯台だよ」地図を広げる。「いいかい? え~、この半島がね、全部、三浦半島だ。この先端に赤い印がついてるだろ? これがあの灯台の位置だよ。城ヶ島灯台だ。分かる?」
一郎「へえ、おじさんは、いろんなこと知ってるんだね」
元「ハハハッ。そうでもないよ、ハハッ」突然歌いだす。「♪雨がふるふる」
「城ヶ島の雨」1913/大正2年10月に発表された楽曲。作詞・北原白秋
和子も紀子も笑う。
元「♪城ヶ…」
和子「古いわね」
元「ハハハッ、古いね。自分でもそう思うよ」
和子「まだそんな年でもないのに」
元「いや、昭和元年は遠くなりにけりだ。これは実感だな」
和子「イヤね、ねえ?」
大吉「和泉さん、昭和元年ですか?」
和子「まあ、そんな大きな声で言わないでくださいよ。私まで年寄りに見られちゃいますわ、アハハッ」
昭和元年生まれというと思い出すのは「本日も晴天なり」の元子(あだ名はガンコ)。昭和元年というのは1926年12月25日からわずか1週間ほどなので、レア。1926年生まれの人というと山岡久乃さんや菅井きんさんもだけど、年末ではないので大正15年生まれということになります。
単発の話だけど、フランキー堺さんも昭和元年生まれの男を演じてた。名前は「昭和」だけどね。
元が1926/昭和元年生まれの48歳、大吉は今年浪人になった隆の10歳上なので多分、1945年生まれの29歳で元とは20近い年の差があるってことね。実際の杉浦直樹さんは1931/昭和6年生まれで、「たんとんとん」のときは30後半の役でした。
一郎「おじさん」
元「うん?」
一郎「おじさんは学校の先生?」
元「ああ、そうだよ」
一郎「じゃ、なんでも知ってるの?」
元「なんでもってわけにはいかないが、どうして?」
一郎「お魚のことだって知ってるし、灯台のことだって知ってるし」
元「ハハハッ。まあ、その程度だな」
一郎「うちのお父さんだってなんでも知ってるよ」
元「ほう」
一郎「機械のことだって、模型飛行機も作れるし、血液型のことだって知ってるんだよ」
固まる空気。
大吉「そうさ。お父さん、なんでも知ってるよな?」
一郎「ねえ、お父さん。血液型は間違ってなかったんだよね?」
大吉「忘れたよ、そんなことは。ハハハハッ」
一郎「ウソだよ、覚えてるくせに」
気まずい大人たち。
晃「じゃあ、僕も間違っていなかったの?」
和子「間違ってなんかいませんよ」
晃「だって、病院で血を採ったじゃない」
和子「間違ってなんかいないのよ。いいわね?」
元「よしなさい。驚くじゃないか」
夕方
割と距離のあるところで子供たちは海を見ている。
和子「もしかしたら一郎ちゃん、他にも何か知ってるんじゃないかしら」
大吉「いや、大丈夫ですよ」
和子「晃まで急に思い出しちゃって」
大吉「あれだけ騒いだんだから子供だって多少は覚えてるでしょう」
和子「あたくしどもでは子供の前では絶対これっぽっちもしゃべりませんでした。ですから、あの子の覚えてることは病院で血を採ったときのことだけです」
紀子「うちだって子供の前で話したことありませんわ」
元「とにかく取り違えの件に関しては、そのときが来るまで子供たちに悟られてはいけませんね。たとえどんなことがあっても」
大吉「もちろんですよ。そのために今日まで必死になってやってきたんですからね」
元「まあ、一郎君もあの程度じゃホントの意味は分からないでしょ」
大吉「絶対分かりませんよ。大丈夫です」
親たちの分からないところで看護婦が言っちゃってるからな(-_-;)
和子「子供は鋭い勘ですから、私たちよっぽど注意しないと。これから親戚づきあいしていくのに大事なことですわ」
紀子「ただ、私、たとえ親戚づきあいするにしても、私たち本当に血のつながった親戚じゃありませんから、それと同じようにしようとしても無理だと思います」
和子「でも、子供にすれば、そうなったほうがいいんじゃないかしら。私たちの努力でできることですもん」
紀子「そう簡単にいくでしょうか」
和子「もちろんそれは承知の上です」
紀子「でも、お互いに全てを洗いざらい話し合うということは、とても勇気のいることです。たとえなんの秘密がないにしても」
大吉「なんの話、してんだ?」
紀子「親戚づきあいのことよ」
大吉「特別ないい方法でもあるんですか?」
元「いえ、別に。お前、何か言ったのか?」
和子「私はね、どうにかしてうまくいくようにしたいだけです」
元「そりゃあ誰だってそうだよ。ただ福山さんのご都合だってあるだろ。ねえ、福山さん、とにかくここまで来たらどんなことがあってもやめることはできませんよ。私としてはなんとかうまくやっていきたいんです。親同士がケンカしたって騒いだって、何一つ解決しないんですからね。問題は子供の気持ちですよ。せめて、親同士が仲良くしていないと、いつか苦しくなるときが来ると思いますね。さあ、そろそろ引き揚げましょうか」
大吉「そうですね」
和子や大吉が子供たちの名前を呼び、帰ると言うが、一郎は「やだよ~!」と晃と走り出す。
バスに乗った帰り道。元と和子の間に座っていた晃が立ち上がった。「おじさん」
大吉「うん?」
晃「はい」大吉の手のひらに桜貝をいくつか乗せた。
微笑む大吉。
晃「おばさん、はい」
紀子にも貝殻を手渡す。晃の頬に手を伸ばし「ありがとう」と言うが、和子や元の視線が気になり、手を引っ込めた。
一日が終わったとき、親たちは自分でも不思議に思うくらい血のつながったわが子に魅せられていたのです。その微妙に違う髪の匂いも頬の肌触りもどこか懐かしくて、これこそわが子である証拠に思えたからです。ただ、そう思うことが親たちを疲れさせました。それは6年間育ててきた、わが子への裏切りと後ろめたさによって支えられていたからです。
夕焼けの中をバスが走る。(つづく)
取り違えは金持ちと貧乏みたいな極端な設定が多いけど、ここはそんなに差があると思わない、と思ってたけど、年齢差があるからちょっとギャップあるかもね。
そういや、今回、隆もゆきもキャストクレジットにはいたけど、出てなかったな。
「おやじ太鼓」29話。かわいいネグリジェ姿のかおる。みんな日焼けしてるね。
30話は今にして思えば、なぜ最終回っぽい流れだったんだろう?
金曜日は前日の「ちょっといい姉妹」2本立てと「赤い疑惑」もあって大忙し。