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【ネタバレ】ちょっといい姉妹 #9

TBS 1982年1月7日

 

あらすじ

華子(山岡久乃)が早起きして七草を刻んでいると、悠子(大空眞弓)と三子(京塚昌子)が私にも刻ませてと言う。トントンという音を聞きながら、華子は、毎年 七草がゆを作るのは華子の役と決まっていたから、何か異変でも起こるのではないのかしらと、大真面目に言い出した。 その日、京歯科は新年早々なので訪れる患者もまれで暇で暇で。華子はこたつで物思いにふけっていた。と、古い鼓を取り出して、鼓を抱いていた。そこへ、しづ(大鹿次代)が訪ねてきて、鼓の話になった。

もう十数年も前のこと。華子は鼓の稽古に熱を入れ、いつか師匠への恋に変わっていた。亡き父が知り、華子は恋を諦めて、とうとう未婚のまま京歯科を継いでいる。 華子があの鼓をまだ持っている――三子と悠子は驚いた。そして、もう一度、華子に鼓を習わせてあげたいと、孝司(山村聰)に相談に行った。しづの話によれば、師匠は今も弟子を取っているばかりか、妻に先立たれて独身だという。

にわかに三子は浮き立ったが、それをどう華子に伝えるかが難しかった。もう夜も更けているというのに、三子と悠子は華子に和服を着せ、鼓を聞かせてほしいと、ねだるのだった…。

ちょっといいもの

ちょっといいもの

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2024.5.9 BS11録画。

peachredrum.hateblo.jp

作・田井洋子

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鼓指導:藤舎成敏

京(かなどめ)三子:京塚昌子…京家の三女。歯科医。45歳。

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京華子:山岡久乃…京家の二女。歯科医。47歳。

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京悠子:大空眞弓…京家の四女。離婚してパリから帰国。33歳。

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津村順司:川崎麻世…津村孝司の息子。

細川桃:倉田まり子…技工士学校に通う受付。

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古谷健:河合宏…歯科技工士。

清田好子:丘祐子…歯科衛生士。

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川北修三:小倉一郎…「ふれあい」店長。

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川北有紀:東てる美…修三の妻。

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村瀬雅夫高岡健二…非常勤の歯科医。

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鈴木しづ:大鹿次代…津村家の家政婦。

舟山一正:松田洋治…悠子の息子。小学6年生。

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川北勇治:桜井センリ…有紀の父。

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権藤為吉:藤原釜足…患者。

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津村孝司:山村聰…京家の長女(故人)の夫。

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プロデューサー:石井ふく子

 

どうでもいいけど、時々、プロデューサーと演出の出る順番が変わるのなんでだろう。

 

年が明け、七草を刻む華子。悠子も三子もやりたがる。一正も加わり、七草の歌?を歌う。土鍋で作ったお粥に刻んだ七草を入れ、餅も入れる!?

 

津村家でもしづが七草粥を作り、孝司がまずは仏壇に供えた。東京育ちのしづだが、しづの祖父母は80代で秋田県横手市で暮らしていて餅をついて送ってくれた。しづさんいくつよ!? お父さんも長生きしてくれよなとポツリと言う順司。

 

楽楽(ささ)

悠子の店で華子がレジ打ちをしていた。有紀もパフェを運ぶ。三子が華子とレジを交代。有紀も自分の店へ帰って行った。

 

京歯科医院

お! また藤原釜足さん出てる。治療を終えても眠っている権藤を村瀬が起こした。

 

京家茶の間

一人でテレビを見ていた華子は押入れから鼓を取り出していた。偶然、訪れたしづは鼓に興味を示す。華子がお茶を入れている間にしづが鼓を鳴らした。しづは父を早くに亡くし、母が長唄の師匠をしていたので鼓を少しやっていた。鼓で盛り上がるんだな〜。

 

茶の間に戻ってきた三子は鼓を持っていた華子に驚く。

 

楽楽

桃と好子が和服で店を訪れた。すぐ順司も来てパフェに付き合う。この若者パートいるかあ!?ってつい思っちゃう。

 

津村家

孝司は、しづに秋田へ帰省することを勧める。しづは孝司に結婚しないのか?と聞く。孝司が再婚すれば心置きなくお暇をもらえる。しかし、孝司がお年寄り、お年寄りって言うの違和感あるな。山村聰さんも当時70代だしなあ。

 

京家

桃と好子と順司はそのまま遊びに来て、一正と華子とトランプ。

 

三子は華子が鼓をまだ持っていたことから、父が亡くなり、華子が京歯科医院を継ぐため、鼓の師匠との恋を諦めたことを思い出し、悠子に話していた。三子と悠子は、華子にまたあの鼓の師匠の鼓を習わせてあげようと相談し、孝司の家に行き、それとなく鼓のことを話してほしいと言った。

 

しづから師匠は妻を亡くしたと聞き、バンザイと喜ぶ悠子。孝司はただの習い事なのに、そんな話しないほうが…と難色を示したので、やっぱり自分たちで言うと帰った。

 

茶の間

師匠と向き合い鼓の稽古をしている頃を思い出していた華子。師匠の顔もバッチリ映ったのに名前が出てなかった。鼓指導の藤舎成敏さんなのかな?

 

三子は書道、悠子はアートフラワーを習いたいと言い出し、華子は賛成したが、肝心の話はできなかった。三子は華子の枕元に行き、華子も鼓を習ったらどうか、師匠がまだお弟子を取っている、妻を4〜5年前に亡くしていると話した。悠子も話に加わり、おねえちゃまの鼓が聴きたいと言う。

 

パジャマ姿だし…と言う華子にすぐ和服を用意する三子と悠子。

 

歯が痛いという有紀の父・勇治を連れて、川北夫婦が京家を訪れたが、家の中から奇妙な音が聞こえた。

 

和服に着替えた華子の鼓を三子と悠子が正座して聴く。しかし、長い間しまいっぱなしの鼓は音がヘロヘロ。

 

勇治の治療にあたる華子と三子。治療を終えたのは深夜1時過ぎ。

 

翌朝、楽楽の店の前を掃除していた悠子に出勤してきた好子が声をかけた。悠子は昼間、病院が暇すぎたせいで深夜の急患にビールで乾杯をした華子と三子のことを話した。そのうち、村瀬と古谷も出勤してきた。

 

京歯科医院

華子の鼓は皮の張り替えに1年かかるので、鼓を習うのはしばらくお預けだという。今年はいつものように七草粥を作らなかったから変だったという華子に「七草粥ってなんですか?」と聞く古谷。

 

今日はいつも通り患者が来ていた。(つづく)

 

なかなかドラマでは見かけない鼓で1話! 七草粥に餅を入れるのも初めて見た。