徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】愛と哀しみの果て

1985年 アメリ

 

あらすじ

20世紀初め、デンマーク人のカレンは、スウェーデン人貴族と結婚、夫の経営するコーヒー農園のあるケニアにやってくる。不実な夫に代わって事業に懸命に取り組むカレンは、教養ある冒険家で、孤独に、自由に生きるイギリス人・デニスに出会い、ひかれていく…。原作はデンマークを代表する女性作家ディネーセンの自伝的小説。アフリカの雄大で美しい映像と2大スターの名演技で、アカデミー作品賞など7部門を受賞した名作。

2021.10.5 NHK BSシネマ録画。

 

デンマーク人のカレンは国を出たがっていて、友人のブロル・ブリクセン男爵と結婚し、アフリカに移住する。冒頭、鴨?を銃で撃つシーンあり。

 

東アフリカ、ケニア

1913年

カレンは列車に乗っている途中、象牙を運ぶデニスに出会う。

 

現地に到着し、ブリクセン男爵と結婚式を挙げ、住人たちを紹介された。結婚式のパーティーの時のファッションが「ダウントン・アビー」を思い出すなと思ったら、パート1は1912年から始まっていたから、同時代だね。

カレンがいつも連れているのはボルゾイ? 大きくて細長い犬。グレーは珍しいような。

 

森に出かけたカレンは雌ライオンが近づいて襲われそうになり、デニスに助けてもらう。カレンはデニスと友人のコールを夕食に招待した。即興で作った物語を話して聞かせるカレン。デニスもコールも楽しんだ。

 

国を出るための結婚だったとは言え、ブロルの子供が欲しい、好きになったと言っても、ブロルは恋じゃないよねと言い残し出かけた。

 

この時代だから仕方がないけど、牛に大量の荷物を運ばせて、バシバシ鞭の音が響き、急な坂道に差し掛かると、また鞭の音が響き…この映画のチョイス失敗した。何日もかけて夫の元へ移動している途中、夜中、牛たちがライオンに襲われた。

 

カレンはライオンに鞭打って、追い払おうとしたが、カレン自身も背中に傷を負ってしまう。牛は逃げ出したり、襲われたりしたが、カレンたち一行はブロルの元に荷物を届けた。

 

カレンは自宅に戻ったが、突然倒れた。ブロルに梅毒をうつされていた。帰国すれば特効薬があると医者に言われるが、治る見込みは五分五分。カレンはブロルに話し、付き添うと言ってくれたブロルに農場を頼むと言い、帰国した。

 

実家で療養し、再びケニアへ。ブロルは犬を連れて駅まで迎えに来ており、自動車に荷物を詰め込んだ。

 

第一次世界大戦(1914年~1918年)が終わり、町はパレードや花火で盛り上がっていた。カレンはデニスと再会。

 

カレンは地元の子供たちが通う学校を作る。新年のパーティーに行った時、コールと再会。象牙は禁止されたため、農園に専念している。黒人に学問は無理だと言ってくる者にビンタで応酬するカレン。デニスも同じようなこと言ってたけど。それがイギリス人なのか!? 1919年の年明け。

 

ある日、デニスが蓄音機を持ってカレンの家へ。別居しているから受け取れないというカレンだが、それは夫婦の問題だとデニスはサファリに誘った。車で移動していたが、水牛の群れの近くで車が止まってしまったが、デニスが直した。

 

デニスはサファリで雇われて狩りをしている。金持ち相手にこういうことばっかりやってたから、動物たちが減ってしまったんだろうな。今でもライオン狩りとかあるもんな。

 

旅の中でカレンはデニスに梅毒にかかったせいで子供が産めなくなったことや、だから学校を作ろうと思ったことなどを告白した。

 

翌日は肉を調達するため、カレンも銃を持ってデニスと出かけた。ライオンが水牛を食べていた。雌ライオン、雄ライオンが猛スピードでカレンたちを襲ってきたが、カレンとデニスが撃った。

 

カレンはコールを食事に誘い、デニスとと付き合っていることを話す。デニスは気まぐれなサンタクロースだとコールは言う。

 

カレンの家を訪れたデニスはコールが体調が悪そうだと聞き、コールの家に行く。コールは顔色が悪く、尿が黒くなったと言いつつ、ここが故郷だと帰国は拒んだ。間もなく黒水熱で亡くなった。

 

デニスは家を空けることが多いのでカレンの家に荷物を運びたいと言った。デニスの滞在中は日常の話はせず、カレンの作った物語を聞かせた。

 

ある時は飛行機に乗って登場し、カレンも乗せて飛んだ。

 

カレンとデニスが外で食事をしていると、ブロルが訪ねて来た。不景気だと言ってたから、お金を借りに来たのかな? カレンは書類にサインして渡した。飛行機で帰って行くデニス。

 

カレンが家に帰ると、デニスが庭先でグラスを持ったまま寝ていた。

 

乗馬の競技会。ブロルがカレンに話しかけて来た。結婚したい人がいるので離婚しよう…え、まだやってなかったの? どっちかが訴えなければ離婚できなかったのかな。ブロルが君が訴えていいよと笑った。友人に戻った2人。

 

夜、焚き火を囲んで、カレンはデニスに結婚について話す。デニスは自分の流儀で生きたいと結婚にはとらわれたくない様子。

 

デニスの滞在時、デニスのシャツにボタンをつけようとするが断られた。カレンはデニスが他の女性を飛行機に乗せると言われ、怒り、出て行くようにいう。

 

ある日、農場が火事になり、収穫したコーヒーが燃えた。農場で働いていたキクユ族の移住先を探すカレン。カレン自身は帰国することになった。デニスは援助すると言うが、カレンは断り、家財道具売り払う。

 

夜、デニスが訪ねて来た。モンバサまで飛行機で送るというデニス。カレンとデニスはダンスを踊った。

 

カレンを送ると言った日、飛行機で飛び立ったデニスはツアボで墜落し、飛行機が炎上し、亡くなった。ブロルがそれを伝えに来て車で送ってくれた。あれ? カレンが葬式に参列してる。カレンが別れの挨拶をし、地元の部族たちも見に来ていた。

 

いよいよ帰国の時、カレンがケニアに来たばかりの頃、女人禁制だと入店を断られたクラブから一杯おごらせてくださいと声をかけられた。

 

帰国後、デニスの墓の周りに雄ライオンと雌ライオンがうろついていると友人から手紙をもらったカレン。あの時、撃ったライオンは弾に当たったわけじゃなく逃げたの!? 目をそらしてしまって…^^;

 

1934年 帰国したカレンは2度とアフリカに戻ることはなかった。(終)

 

第58回アカデミー賞作品賞につられて録画したけど、この時代でも町の話なら動物がいっぱい出てこないのに。雄大な自然は美しいけど、人間ドラマが見たいんであって、動物を殺戮するのは見たくないのよ。

 


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