徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】抱きしめたい

1978年 アメリ

 

あらすじ

1964年2月、ザ・ビートルズ初のアメリカ公演。彼らが出演するエド・サリバン・ショーに当選したニュージャージーの女の子、仲間と共にNYへ向かう。肝心のチケットを無くしながらも、何とか会場に忍び込もうとするのだが・・・。果たして彼女たちは無事に入場することができるのか?

2022.2.5 ムービープラス録画。

peachredrum.hateblo.jp

またビートルズ。この映画のロバート・ゼメキス監督って聞いたことあるなあと思ったら「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズの監督か!

 

オープニングは当時のビートルズの映像と「抱きしめたい」が流れる。

 

ニュージャージー州メープルウッド

レコードショップはビートルズのレコード目当ての客であふれていた。

 

葬儀屋の息子・ラリーに頼んで霊柩車として使っていたリムジンに乗ってニューヨークに向かう。女の子4人は熱狂的ビートルズファンもいれば、流行りものは嫌いというタイプもいる。箱乗りでナンパして来たトニーも乗り込み、ラリーの運転でニューヨークへ。

 

リムジンでホテルに乗り付けたラリーは帽子をかぶって運転手のふりをしてホテル前へ。ホテルはファンの女の子たちであふれている。トニーがカツラをかぶり窓を開け顔を出し、歌を歌うとビートルズと見間違え、女の子たちが殺到した。

 

その混乱に乗じて、ジャニス以外3人の女の子たちは車を降りてホテル内へ。ファンに囲まれながらラリーは車を出す。ジャニスが車を降り、ジャニス目当てのトニーも車を降りた。

 

ホテルに入った3人もそれぞれバラバラに行動することになってしまった。ジャニスはビートルズ撲滅の垂れ幕を持ってテレビに写ろうとする。

 

ホテル内の女の子たち、パム、ロージー、グレースはどの人がどの人か!?!? 警備員に捕まりながらも逃げ続けた。

 

街頭インタビュー。英国の男なんかどこがいいんだと反発する男たちの中にトニーやジャニスもいた。そういうアンチみたいな人たちもいたんだねえ。

 

ロージービートルズマニアの男の部屋へ。グレースはラリーの車でビートルズのリハスタジオへ。パムはビートルズの泊まっている部屋に潜入。

 

トニーはビートルズカットの男の子の髪を無理やり切ろうとし(こら!)少年は「エド・サリバン・ジョー」のチケットをあげると言うが、トニーは聞き入れない。そこでジャニスが止めた。ジャニスは少年からチケットをもらおうとするが、チケットは少年の父親が持っていて、髪を切るのと交換だと言われて、少年は断固拒否した。

 

ひとりハンバーガーショップに行って女の子2人組をナンパするトニー。しかし、ポール・マッカートニーに似てると言われると露骨に嫌な顔をして、アンチ・ビートルズとバレ、女の子たちは怒って店を出て行った。

 

ホテルの部屋に潜入し、好き勝手していたパム。しかし、メンバーが戻ってきてベッドの下に隠れた。メンバーは顔は映らず、足だけ。

 

ビートルズマニアのリチャード(自称・リンゴ)と外で話をしていたロージーとラリーの車に乗ったグレースが再会。ロージーはグレースにリチャードを彼氏と紹介した。しかし、ポールを心から愛してると言っていたロージーに裏切り者だと言ってリチャードは去って行った。オタク特有の早口なところが万国共通なんだな〜と面白い。

 

ジャニスは少年と行動を共にしていた。父親からチケットを奪い返そうという。

 

グレースはリチャードからもらった?ビートルズグッズを売ってお金を作っていた。しかし、武闘派ビートルズファンの女性ファンに見つかり、お金は返した。

 

ホテルのレストランで若い女性を部屋に呼ぼうとしていたおじさんを偶然見かけたグレースは部屋に行こうとするが、ラリーが止めた。

 

パムはついに警察に見つかった。

 

グレースは大人っぽい格好でおじさんの部屋を訪れた。おじさんはドアの鍵を閉めず、大声で歌いながら入浴中。グレースはおじさんに見つからずに部屋に潜入。

 

ロージーは入場券クイズに正解! ロビーへ向かうが、エレベーターが止まった。エレベーターボーイはリチャード!?

 

パムは部屋に潜入した熱狂的ファンとしてマスコミの前でインタビューされた。おおらかな時代だね。インタビューを終えると、ビートルズファンからサインを求められた。恋人のエディ登場。最初の方で駆け落ちがどうとか言ってたっけ。

 

理髪店の前で待ち合わせた少年と父親。チケットと引き換えに髪を切られそうになるが、トニーが倒れ込み、ジャニスがバスに轢かれたから救急車を呼んでほしいと店に入ってきて、父親は慌てて外に出た。チケットを3枚手に入れて、トニー、ジャニス、少年は逃げ出した。

 

リチャードはエレベーターから脱出し、ロージーも続いた。

 

パムは結婚をやめると言ってビートルズを見に戻った。会場で再会したパム、ロージー、ジャニス。リチャード。トニーもチケットは売ると言っていたのにちゃっかり会場入り。

 

グレースはおじさんの写真を撮って50ドルを脅迫。ラリーも助けに来て部屋を出た。警備員に50ドル払って、中に…入らなかった。ラリーが警官に捕まったのが見えたからだった。グレースはラリーを彼氏だと言って50ドルを警官に払って見逃してもらった。

 

トニーは会場を出て鉄塔に登り、ビートルズ騒動を終わらせようとしていた。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたい! ジャニスが止め、雷が鳴って、トニーが結構な高さから落ちた。

 

いざ、ビートルズの演奏が始まり、パムは感動の涙を流し、曲の間、ロージーは失神。リチャードは、はしゃいでいた。

 

ラリーはグレースがビートルズの写真を撮るという夢を叶えられなくて落ち込むが、生放送を終えたビートルズがラリーの車に間違って乗り込んできて、車は走り出した。(終)

 

あー! この映画も面白かった。ハチャメチャだったな〜。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の監督と思うと、ラリーがマーティーの父のジョージにキャラ的に似てるな〜と思った。ロージーは見たことあると思ったらマーティーの姉かあ! グレース役のテレサ・サルダナもロージー役のウェンディ・ジョー・スパーバーも若くして亡くなっていてビックリ。

 

ビートルズは今や音楽的に評価されてるけど、リアルタイムだと熱狂的な女性ファンとアンチ的な男性がいたというのは面白いなと思った。なんとなく男性ファンが多いと思ってました。


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これがまさしく映画で描かれた1964年2月9日の「エド・サリバン・ショー」