徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】岸辺のアルバム 第9話

1977/08/26 TBS

 

あらすじ

東京郊外の多摩川沿いに住む中流家庭。一見すると幸せそうに見える家族4人。しかし、実はそれぞれが問題を抱えていた。母・則子(八千草薫)は良妻賢母型の専業主婦。だが、見知らぬ男から電話がかかってくるようになる。はじめは知らん顔をするも、やがてその男と会うようになり…。父・謙作(杉浦直樹)は有名大学出の商社マン。しかし、実のところ会社は倒産寸前の状態だった…。娘・律子(中田喜子)は大学生。なかなかの秀才で大学も簡単に合格したはずだったが、ここ一年は家族に対して心を閉ざしている。やがて、アメリカ人男性と交際するようになるのだが…。息子・繁(国広富之)は大学受験を控えた高校生。決して勉強のできる方ではないが、心の優しい性格の青年だ。だが、両親や姉の異変に気付き、思い悩むことに…。

 

第9話

律子(中田喜子)は恋人のチャーリーに捨てられ、さらにチャーリーの友人から乱暴されてしまっていた。一方、則子は町で妻子を連れた北川(竹脇無我)を見かけ…。

2022.8.31 日本映画専門チャンネル録画。

Will You Dance?

Will You Dance?

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前回の続きから

デェイヴ(それにしても読みづらい名前)「律子さん?」

律子「Yes. 律子。田島律子」

デェイヴ「そう…」

律子「なんかおかしい?」

デェイヴ「ううん」

 

律子「チャーリーが私のことで何かおかしいこと言ったかしら?」

デェイヴ「チャーリーはあなたのことを褒めている」

律子「アハッ、どうかしら?」

デェイヴ「ただ、彼は恐れている」

律子「恐れて…Scared?」

デェイヴ「Yes. He's scared.結婚を恐れている」

律子「結婚を?」

デェイヴ「『別れたい』と言っている」

律子「What?」

デェイヴ「私は引き継ぎ」

律子「引き継ぎ?」

デェイヴはいきなり律子の腕を強く引っ張る。

律子「チャーリーがそんなこと言うはずないわ! チャーリーに聞くわ!」

律子は必死に抵抗するが、デェイヴは律子を押し倒し、律子の絶叫。

 

雨の降る中、外で繁に話している律子。デェイヴは目の前でチャーリーに電話をし、律子を電話口に出した。チャーリーは「これからはデェイヴと仲良くやれ、デェイヴも家庭の味に飢えてる」と言ってきたという。「はり倒して、ぶん殴ってぐしゃぐしゃにしてやる!」と怒りをあらわにする繁。

 

律子はデェイヴよりチャーリーに怒りが湧いていた。今からでも殴り込みにいくという繁を止め、もう済んだこと、大騒ぎしないでと則子には黙っているように言う。

 

いつも通り帰る繁。則子はミシンの前。繁が則子と話している間、則子に顔を合わせないよう2階に行く律子。

 

繁は着替えてこれから行くという。スリップ姿でベッドに仰向けになっていた律子は明日でいいという。現在8時半。9時半についても10時半の電車に乗れるという繁。ちらっと見た腕時計はやっぱりかわいい。

↑こういう秒針が腕になってるタイプ。

 

チャーリーは軍隊でボクシングをやっていたと脅かす律子。繁は家を飛び出し、電車に乗って出かけた。律子から「軽蔑する」という英語を教えてもらう繁。「I despise you.」心の中で繰り返し唱える。

 

チャーリーの部屋

タイプライターを打っていたチャーリー。

チャールズ「Who is it? What do you want?」

繁「Do you remember me?」

チャールズ「Sure. You're Ritsuko's brother aren't you?」

繁「Yes. Can you understand why I get here? Can you understand why I get here!?」

チャールズ「I don't understand what you're trying to say.」

繁「Do you know why I'm here?」

チャールズ「Look. Slow down. "Do you know why I'm here?"」

繁「よしてくれよ! 英語の勉強に来たんじゃないんだ、お前に文句があって来たんだ!」

チャールズ「What? What did you say?」

繁「分からないフリするなよ、分かるはずだ。お前、このぐらいの日本語は分かるはずだぞ」

チャールズ「Come on. Speak English.」

繁「No. ここは日本だ。This is Japan. 俺は、私は日本語でしゃべる!」

チャールズ「I can't understand what you're trying to say.」

繁「よく聞け! Here what I say. 俺が、私がなぜここへ来たか分かるか?」

チャールズ「なぜ?」

繁「Yes. なぜだ?」

チャールズ「Come on. Speak English.」

繁「No. お前こそ日本語しゃべれよ。Speak Japanese. Speak!」

チャールズ「I can't speak Japanese you know that.」

繁「おとぼけもいいとこじゃねえか。お前はこのぐらいの日本語分かるはずだぞ。汚いぞ、お前は! You're dirtyだ! Dirty. You dirty.」

チャールズ「Look. I know you come here chew me out. But there's…Shut up!」

繁「Shut up!」

チャールズ「Shut up! 」

繁「You are fool. Shut up!」

チャールズ「Get out of here. You…Get out here right now.」

繁「冗談じゃないよ。お前のそんな早口の英語が分かるぐらいなら東大かなんか受けてるよ!」

チャールズ「Look I know you're here about your sister but it has nothing to do with me.」

繁「分からないって言ってるんだ。英語が分かるのが当然みたいな顔してもらいたくないね。日本に何か月いるんだ? どうしてもっと日本語を覚えようとしないんだ? それが大体日本人をバカにしてる証拠なんだ。お前らが心の中で日本人をどう思ってるかぐらい百も承知なんだ!」

笑い出すチャールズ。

繁「お前らは心の底から人種差別主義者なんだ」

笑っているチャールズ。

繁「何がおかしい?」

チャールズ「Look I don't understand you. And you don't understand me. So there's no use…」

繁「何言ってるか分かんねえ。何言ってるか分かんないってんだ」

チャールズ「Come on. Calm down. Don't get so excited.」

繁「よく笑えるなあ。こんなときによくもてめえは! そういうヤツは…」

繁の先制攻撃。「口で言って分かんないヤツはこうだ!」

 

しかし、チャールズから反撃され、部屋から追い出され、階段から突き落とされた。

チャールズ「二度と来るな!」←日本語で言ってる!

 

英語でしゃべっても日本語訳が出るでもなく、よくこんなシーン撮ったな~。ニュアンスで分かれ!みたいな感じかな。チャーリーと呼びながら、必死で階段を上がる繁だが、また階段から落ちた。部屋から出てきたチャーリーに律子に習った「I despise you.」をぶつける繁だったが、チャールズは繁が脱いだ靴を投げてきた。

 

別の部屋の女性から「静かにしてくれない?」と注意され、繁は階段の下からチャールズのいる部屋をにらみつけた。I despise you.を繰り返す。ここまでが1月4日。

 

1月5日。謙作が繁の部屋に入ってきて、カーテンを開けた。繁が夕べ11時過ぎに帰ってきたことを怒りに来た。

謙作「んー、1月になって何をしてる? あっという間に受験じゃないか。もうデカいんだから少し自分で考えなくちゃダメだ。お母さんにギャーギャー言われるようなことをするなよ」

 

ま、則子に言われてきたから来ただけで、ケンカをするぐらいの気力があるのはいいんじゃないかとさえ思うと本音を漏らす。いろいろ説教するけど、繁は布団をかぶったまま。

 

台所

お餅を焼いてる則子。則子は謙作にケンカの相手を聞き出してほしかったんだね。

 

繁の部屋

律子が入ってきて、黙っているか聞いてきた。繁は律子の人をバカにしたような態度が嫌いだと言い、少しは優しくなれよという。優しくなれよともう一度言われると、律子もさすがに真顔になってうなずいて、部屋から出ていった。しかし、繁の怒りは収まらない。

 

多摩川で釣りをする人たち。時折出てくる多摩川の風景が和む。

 

謙作の部下の宮部、中田が訪ねてきた。謙作も則子も着物に着替えている。まだ休みなのかね。お年始ではなく急ぎの打ち合わせ。

 

客間

謙作「昨日、夕方、緒方専務から急に呼び出しがかかったんだ」

宮部「はあ」

謙作「情けない話でね…なんとかならんかと思ったんだが、どうにもならないらしいんだ」

宮部「どういうことでしょう?」

謙作「繊維機械部でも私と君たちだけのことにしたいんだ」

宮部「はい」

謙作「本来、繊維機械とはなんの関係もない仕事なんだが、やれと言われれば断るわけにはいかないんだ」

中田「どんな仕事でしょう?」

謙作「うん? 手っとり早く言えば、会社がある人物に弱みをつかまれた」

宮部「どんな弱みでしょう?」

そこに則子がお茶を持って入ってきたので話は中断。則子は年始の挨拶をするが、謙作は早く出ていくように言う。

 

リビング

律子は出かけると言い、繁も出かけたいというが、則子は一日中勉強するように言う。勉強しない繁を注意する則子と言い争いになる繁。大きな声になり、謙作から注意される。繁は2階へ。

 

客間

謙作ばかりか全員がタバコを吸い始める。狭い和室で煙モクモク。

謙作「イヤな話だ。安っぽくてケチくさくて不愉快な仕事だ。汚い仕事だと言ってもいい。中田君の兵器の輸出を怒った私が君たちにこんな仕事を頼むのは、なんとも格好がつかない」

宮部「いえ、会社のためですから」

謙作「いや、いくら会社のためでも筋が通らないが…」

中田「いいじゃないですか。割り切ってやりましょう。やるしかないんじゃありませんか?」

謙作「そうだ」

宮部「しかし…」

謙作「うん?」

宮部「女房子には話せませんね」

謙作「うん。話せんね」

 

台所

熱燗を作っている則子。

 

リビング

おせち料理を出されている宮部と中田。どちらも渋い表情。謙作もスーツに着替えている。仕事先にできるだけ早く顔を出した方がいいということになったらしい。慌ただしく家を出ていく謙作たち。

 

則子が後片づけをしていると、家族に言われた言葉が思い出される。

謙作「いいから早く外してくれ」

謙作「うるさいね、仕事のことは聞くなって言ってるだろう」

律子「夕飯には帰るわ」ドアが閉まる音

繁「2階行くよ」走る足音

 

ふと外を見て、北川の声がよみがえる。「ハハッ、しかし、初めてとは思えないな」

則子「ホントに初めて」

北川「また来ましょう」

則子「ええ」

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二人でゴルフのうちっぱなしに行った時。

 

先ほどまで謙作たちが打ち合わせをしていた客間のテーブルをきれいに拭いている則子。灰皿のタバコの吸い殻を見て、思い出す。

 

バンドの演奏

則子はぎこちない足取りで北川とダンスを踊る。チークダンスを踊る則子は北川の足を踏んでしまう。

北川「あっ」

則子「ごめんなさい。おかげさまで思いがけない経験したわ」

北川「いいえ」

則子「赤坂のクラブなんてホントに初めてなんですもの」

北川「ご主人、ストイックなんですね」

則子「そうじゃないの。実質本位で雰囲気なんかどうでもいいんです。フフ…」

北川「たくましいんだな」

則子「豚の足がおいしい店とか汚いけどおいしいお寿司だとか」

2人で笑う。これも4話ね。

 

玄関に一升瓶を出す時、初めてホテルに行った日を思い出す。

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回想

則子「よしましょう。ねっ、やっぱりよしましょう」

則子の近くを車が通り、北川がかばうように則子をホテルに引き入れた。

回想ここまで

 

家に入ってきて、姿見で自分の顔を見て、また思い出す。

 

回想

部屋から従業員が出ていき、2人きり。ベッドの上の浴衣とタオル。北川は部屋のドアを施錠した。

北川「ひどい。ひどい趣味だな」

則子「ええ」

北川「ハァ…」

回想ここまで

 

とっくりが割れた。割れたとっくりを片づける則子。

 

回想

カーテンが開いた。則子を抱きしめる北川。

回想ここまで

 

台所に繁が顔を出した。則子はびっくり。繁はトイレへ、則子は出かけてくると繁に告げる。

 

則子「どうかしてるもの」とつぶやく。

 

淡い水色のスーツに着替えて、口紅をつけて、内職の服を卸しているブティックへ。今、ぜいたくしたら子供が落ちるような気がするからといって服は買わない。その足でスーパーへ。

 

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回想

北川「会わない?」

則子、うなずく。

北川「誰かに知られましたか? そういう…約束ですからね。『よそう』と一方が言ったときは、よす」

回想ここまで

 

スーパーのレジに並んでいる則子の目に北川の姿が!

 

北川「おっ。よいしょ…フッ」

北川の娘「ママ。パパは買ってくれるって言ったわよ」

北川の妻「あとで。ズルいわよ、パパが甘いと思って」妻は会計中。

 

何となくやり取りを見てしまう則子。

 

妻「買うときばっかりワーワー言って、買ってあげるとちっとも大事にしないんじゃない」

娘「大事にするわよ」

妻「いつもそう言うじゃない。トランプだってジーンズのバッグだって万年筆だって、みんなそこらほっぽりっぱなしでママが片づけるんじゃない。ラジカセなんてぜいたくよ。中学でいいわよ。パパはなんだっていいかげんに『うん』って言っちゃうんだから困るわ」

娘「全部出してって言ってるんじゃないじゃない。お年玉で足りないところ出してって言ってるんじゃない」

 

娘は小学4年生くらい? 北川は会計が終わった品物を紙袋に入れている。そして、ふと振り向く。

 

妻「いくら足りないの? 足りないほうが多いんでしょ? お誕生日まで待つとかそういうことしなきゃダメよ」

 

北川と目が合う則子。北川は視線をそらした。

 

娘「パパ、行こ」

 

そこから振り向くこともなく妻子と共に去って行った。則子は北川を視線で追う。休日のパパスタイルだけど、ダサくはなかった。

 

家に帰ってきた則子は、リビングから外を見た。エプロンで手を拭いて、受話器を手に取る。「何をしているのかしら? 私、何をしているのかしら…急に変だわ。どうして急に思い出したのかしら? 思い出したと思ったら、会ったりして…イヤだわ。割り切ってるはずじゃない。さよなら。こちら息子の受験でそれどころじゃないんです」と笑顔で受話器を置く。「やだわ、気が狂ったみたい」

 

雪の降った日。絢子と中田が一緒に会社に出社。

絢子「部長と宮部さんと3人で何をしてるの?」

中田「何を?」

絢子「隠してるじゃない、なんか」

中田「なんのことかな?」

絢子「いけなきゃ聞かないけど」

中田「他にそんなこと言ってるヤツいるか?」

絢子「まだいないわ。私は一日ここにいるんだもの、気がついちゃうわ」

中田「そうか」

絢子「何をしてるんだろうってずっと思ってたの」

中田「思ってるだけにしてくれ。他の連中に吹き込まないでくれよ」

絢子「何? 何をしてるの?」

中田「あんまりいい質問じゃ…」

 

しかし、謙作が出社してきた。謙作はルビアンにコーヒー飲みに行こうと中田を誘う。絢子はコーヒーを入れるというが、謙作は断る。

中田「そういうこと言うから嫌われるんだよ」

前のやり取りを知らない謙作は中田の発言にびっくり。何が悪いんだよ?と中田を責める。出社じゃなくて、昼休み明けに戻ってきた感じかな?

 

則子は謙作の会社に電話した。繁の合格発表の日だが発表が3時だというのに連絡がない。謙作は中田と絢子に大学は3つのうち2つは落ちて、今日がダメなら浪人だと明るく話す。

 

田島家を信彦が訪ねた。繁がいないと知って帰ろうとする信彦。信彦は3日前、大学に受かったという。則子は繁からは何も聞いてなかった。

 

経済学部の合格発表の名前を見ている繁。

 

何の連絡もないことを則子と律子で話している。

律子「せっかく人が心配して帰ってきたのに間が抜けてるんだから。そういうのってホントに嫌いだわ。きっと映画館か何かで自己憐憫でビチャビチャになってんのよ」

則子「そんな言い方しないの」

 

一本電話よこしてそれから遊べばいいのにという律子に繁を心配しているのが意外だと則子は言うが、ちょっと嬉しそう。

 

モスバーガーの雅江に会いに行った繁はコーヒーを頼む。雅江はいつもと違って冷たい。勉強のために君の行為を断ったりして恥ずかしいと思ってる。受験のために気持ちが素直じゃなかった、全部落ちた、浪人だと言って帰っていった。

 

謙作も帰宅している。繁がようやく電話をかけ、ダメだったと報告する。

 

家に帰った繁は謙作からビンタされる。

則子「お父さん」

律子「何も殴ることないじゃない」

謙作「東大や京都ならともかく三流大学をバラバラ落ちたヤツに慰めるようなことが言えるか! 電話もかけてこないで家族をなんだと思ってるんだ!」

則子「もういいわ、お父さん」

謙作「悔しかったら明日から勉強しろ! 恥を知れ!」

受験に落ちた子供を殴るなんて、昭和だな~。なんとなく。則子は何も落ちた日にあんなふうに怒らなくたって…とは言ってるけどね。

 

部屋に戻った繁。残った則子と律子も気まずい。

 

繁のナレーション「父が怒るのも無理はなかった。僕が父でも怒るだろう。あんな大学を3つも落ちるなんて最低だ。その上、すぐ電話をしないで街をほっつき歩いていた。歩きながら人のせいにしていたのだ。母や姉のせいにしていた。確かに勉強中に母の浮気を見たり、姉が強姦されたのを知ったりした。しかし、落ちたのをそのせいにするのは男らしくない。落ちたのは僕の頭の悪さと勉強不足だ。来年はせめて早稲田の政経ぐらいに挑戦しよう。明日から勉強だ。いや、僕みたいな甘ったれは今日から勉強すべきかもしれない。スピーカーもアンプもデッキもチューナーもぶっ壊すべきかもしれなかった」

 

電車の中で本を読んでいた繁に声をかけきたのは堀先生。繁は予備校に通っている。

堀「浪人なんてのはしておくもんだ」

繁「はあ」

堀「俺も1年やったよ」

繁「あっ、そうですか」

堀「でも、よかったと思ってる。学生時代なんてのは祭りみたいなもんだからな。だから、その間にポツンと孤独な1年があるってのはいいもんだよ」

繁「はあ」

 

繁のナレーション「春であった。しばらくは、わが家も平穏であった。ほんのしばらくの間だったけれど」

 

仕事をしている謙作。踏切で近くにいた赤ちゃんをじっと見つめる律子。内職をする則子。

 

繁のナレーション「しばらくは、わが家も平穏であった。ほんのしばらくの間だったけれど」

 

ここで終わったー。7話までが繁の高3の夏の話。8話が夏休み明けから正月へ。今回の9話で正月から春へ。繁は浪人生。急にすごいスピードになったな。そんなに何年にもわたる話と思ってなかった。実際の多摩川水害は1974年の9月1日だそうなので、そこに向かって進むのか、もっと何年も進むのか?

 

北川さんとはあれで終わりなのか、また会ってしまうのか…? 女房子に言えない仕事内容とは…?