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ドラマの感想など

【ネタバレ】麗しのサブリナ

1954年 アメリ

 

あらすじ

オードリー・ヘプバーン主演の傑作ロマンチック・コメディー。大富豪ララビー家のプレーボーイ、デビッドに失恋した運転手の娘サブリナは、パリへ留学する。2年後、美しい令嬢となって戻ってきたサブリナに、デビッドも堅物の兄ライナスもひかれるが…。共演はハンフリー・ボガートウィリアム・ホールデンビリー・ワイルダー監督の軽妙な演出、「サブリナパンツ」というファッションを生んだ華麗な衣装も話題となった。

2021.8.18 BSプレミアム録画。

 

むかしむかしNYから50キロ離れたロングアイランドの豪邸にある少女が住んでいました。その広い屋敷では大勢の人が働いていました。庭師はもちろんのこと樹木のお医者様も従事。

 

ボート専門の人は春にはボートを水に浮かせ、冬には底の修理を。ほかにもさまざまな専門家が屋外のテニスコートと室内のテニスコートや屋外プールと室内プールも池にある小さな池の管理をする係の仕事はジョージという名の金魚の世話でした。

 

フェアチャイルドという名の運転手は新型の車と一緒にイギリスから来ました。フェアチャイルドは腕のよい運転手で8台の車を任されていました。彼にはサブリナという娘がいました。

 

ヨットレースの前日のパーティーロングアイランドのの30年にわたる伝統どおりララビー家が主催しました。ララビー家がパーティーを催す夜は雨は降りませんでした。ララビー家は4人家族。父親と母親、それに2人の息子。モードとオリバーは1906年に結婚。結婚祝の贈り物にはNY市内の別邸とこの邸宅がありました。別邸は高級デパートに改装されました。

 

長男のライナスはエール大学出身。母校に5000万ドル寄付しそうな卒業生に同窓生から選ばれました。次男のデビッドは東部の名門大学を短い間転々としました。その後、更に短い期間の結婚をいくつか経験。現在は有名なポロ・プレーヤーですがライナスの扶養家族として税務署に申告されています。

 

ここの生活は優雅で楽しく島で最も天国に近い所と言われていました。

 

長い長〜いナレーション。サブリナはララビー家のパーティーを木から覗き見していたが、父から荷造りするように言われた。サブリナはデビッドが気になる。しかし、デビッドは頭取の娘に夢中。父からは「月に手を伸ばすな」と釘を刺された。

 

パリの料理学校に行くことが決まっているサブリナ。デビッドは頭取の娘と室内テニスコートで歌を歌いながらダンス。

 

「お父様へ

パリには行きたくありません。私は死んでしまいたい。先立つ娘をお許しください。

さようなら。

追伸 デビッドは私のお葬式に呼ばないでください。たぶん涙ひとつ見せないでしょうから」

 

という遺書を書き、父の部屋のドア下から滑り込ませた。駐車場の8台の車に次々エンジンをかけ、排ガス自殺を試みるもライナスがエンジン音に気づいて止めた。とっさに隠れたサブリナだが、ライナスにバレた。気を失ったサブリナを外階段から部屋まで運んでくれた。

 

パリでお湯の沸かし方、生卵の割り方を教わる。パリから父に送った手紙にはまだデビッドへの未練がある様子。

 

冬のパリ。スフレを焼く授業でオーブンに火を入れ忘れた。料理学校で一緒になった74歳の男爵と仲良くなったと手紙に書かれていた。

 

重要な会議をしているライナスのところにデビッドが乗り込んできた。新聞の社交欄にデビッドがエリザベス・タイソン嬢と再婚すると書かれていたせいだった。3回も結婚したデビッドは結婚したくないが、タイソン家が巨大なサトウキビ農場を持っていると知ったライナスがデビッドの結婚を決めた。

 

兄貴がすればいいとデビッドが言う。しかし、ライナスは仕事人間で妻を裏切ってしまうと分かっていて独身を貫いていた。

 

サブリナはパリの料理学校を卒業する。洗練された女性となってプードルと一緒に駅で父を待つ。しかし、車で通りかかったデビッドはサブリナと気付かず、車に乗せた。デビッドに正体を明かさないサブリナ。

 

家まで着いてララビー家の使用人たちがサブリナに気づいた。デビッドはようやくサブリナと気づいてディナーに誘った。

 

サブリナの父はデビッドが婚約中であることを伝えたが、サブリナはそのことを知っていた。月が私に手を伸ばしているのと語った。えー!

 

パーティーでモテモテのサブリナに声をかけたデビッド。身分違いの恋を受け入れられない父。

 

ピッタリくっついて踊っているデビッドとサブリナに声をかけたデビッドの母は戸惑う。ライナスはエリザベスと踊る。サブリナと室内テニスコートで落ち合う約束をしたデビッド。ライナスはデビッドを父の元へ連れて行った。父は怒っていて、今までの結婚相手は玉の輿狙いの相手ばかりだった。今すぐサブリナと別れて、婚約者に謝れと言う父。サブリナの所に行こうとしたデビッドがシャンペングラスを尻ポケットに入れたまま座って破片が刺さった。

 

テニスコートに現れたのはライナスだった。家族だから同じだと踊る。家族だから同じだとキスするライナス。えーっ!?

 

23針も縫ったデビッドのために穴あきハンモックを作ったライナス。サブリナを気にかけてやってと言われたライナスはセーリングに誘ったと言って出かけて行き、デビッドにはエリザベスを呼んでいた。ライナス、デビッドの父はフェアチャイルドをやめさせようと言うが、ライナスはサブリナは愛が欲しいだけと反対。

 

ライナスとセーリングに出かけてライナスのイメージが変わったサブリナ。

 

サブリナの父がライナスを送り届けている時、サブリナを借りたいと言われサブリナの父から話しかけた。何を考えているのか?と聞くとフランス行きを了承してほしいと頼んだ。ライナスはサブリナをデビッドから引き離すために動いていた。

 

ライナスとサブリナはデートに行き、顔ピッタリくっつけてダンス、帰りの車でサブリナが歌う。車で帰るとデビッドがガウン姿で待っていた。木曜日に抜糸をしたら一軍に交代だとデビッドが言うと、ライナスは自宅に戻って行き、サブリナはキスやハグをデビッドにせがんだ。

 

デビッドとエリザベスの結婚式が決まり、ライナスはサブリナとライナスの2人の名前でパリ行きの船を予約し、サブリナ一人をパリに行かせるつもりでいた。サブリナはライナスにひかれ始めたせいか会うのを拒むようになった。

 

ライナスはサブリナにデビッドと別れさせるためだと全てを話した。サブリナは乗船券を受け取って帰って行った。

 

翌朝、デビッドをパリに行かせ、エリザベスと婚約破棄し、会社の合併もなしにしようと考えたライナスだが、デビッドにサブリナが好きなことを見抜かれた。

 

サブリナの父の運転で港に向かうサブリナ。

 

ライナスはエリザベスやエリザベスの父を呼んで、デビッドとの婚約破棄を発表しようとしたが、デビッドが現れ、すでに出発した船を追いかけるように言った。デビッドはステッキと帽子をライナスに渡した。小型船で追いかけたライナスがサブリナの前に現れた。(終)

 

オードリー・ヘプバーンは美しい。でも何で相手役があんなにオジサンなのさ! デビッドは遊び人だし、このままくっつくのもやだなと思ったけどライナスはないわ。

 


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