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【ネタバレ】英国王のスピーチ

2010年 イギリス/オーストラリア

 

あらすじ

アカデミー作品賞はじめ4部門受賞。実話をもとに、きつ音の悩みを克服し国民の心を一つにする名スピーチを行った英国王をコリン・ファースが演じる感動作。1936年、英国王となったジョージ6世は、幼い頃からきつ音に悩まされ、人前に出ることが苦手だった。妻のエリザベスは、ジョージを心配し、新聞広告で見つけた言語聴覚士ローグを訪れる。ローグは、遠慮のない態度と独自の治療法で王の気持ちを解きほぐしていくが…。

2022.9.19 BSプレミアム録画。

 

1925年 世界人口の1/4を統治するジョージ5世は大英帝国博覧会閉会のスピーチを次男であるヨーク公に依頼した。

 

しかし、言葉がつっかえつっかえになってしまい、スピーチは失敗。 

 

1934年 ロンドン 

ピカデリー145番地

 

ヨーク公アルバートは、妻のエリザベスも伴い、吃音の訓練をするが、ビー玉を口の中に詰め込む古いやり方に怒って部屋を飛び出した。

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コリン・ファースは堅物弁護士のマーク・ダーシーね。

 

エリザベスは言語聴覚士協会の会長から紹介されたハーレー街の医師、ライオネル・ローグに直接会いに行く。このエリザベスは昨年、崩御されたエリザベス女王のお母さんなのね。ということはアルバートエリザベス女王の父。

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ジェフリー・ラッシュ「シャイン」のピアニスト!? え〜!?

 

アルバートとエリザベスは他の患者と同じようにローグ医師の病院を訪れた。ソファに座ったアルバートに向き合って座るローグはアルバートのことは家族しか呼ばないバーティと呼ぶ。

 

ローグはアルバートと対話をする。独り言はどもらないと言うアルバートに何か原因があるはずだ、とローグはアルバートに本を読ませる。シェークスピアの「ハムレット」の一節、「生きるべきか死ぬべきか…」と読みかけるがやめる。ローグは大音量の流れるヘッドホンをアルバートにかぶせ、もう一度本を読ませた。アルバートは途中でやめて帰ろうとしたのでアルバートの声を録音したレコードを渡した。

 

国王ジョージ5世

クリスマスの放送

1934年 サンドリガム・ハウス

 

ジョージ5世のスピーチ。いい声だな〜。スピーチが終わり、王位継承者のアルバートの兄・デイヴィッドが女性問題でゴタゴタしていて、アルバートがスピーチする機会が増えるだろうと言われ、父の前でスピーチを読ませられるが、つっかえると激しく叱責された。

 

家に帰り、録音したレコードを聴くと、きちんと本が読めていた。

 

再びエリザベスとローグを訪ねたアルバート。ローグとマンツーマンで訓練する。

 

サンドリガム・ハウス

1936年

 

飛行機でやってきたデイヴィッド。父のジョージ5世の体調が悪く、混乱もしていた。そんな中でも恋人に電話するデイヴィッド。

 

ジョージ5世が崩御した。在位25年余り。その夜、アルバートはローグを訪ねて、父親の思い出話を始めた。子供の頃、左利きやX脚を矯正させられたこと、最初の乳母に手をつねられる、食事を与えないなどの虐待を受けたこと、てんかんで亡くなった弟のことなども話した。

 

バルモラル城 スコットランド

 

陛下となったデイヴィッドとシンプソン夫人の元を訪れたアルバートとエリザベス。賑やかなパーティー。ワインを取りに廊下に出たデイヴィッドに公務を怠るなとアルバートは言うが、デイヴィッドはアルバートの口調を真似て真面目に聞かない。

 

再びローグを訪れたアルバート。デイヴィッドが離婚歴のあるウォリス・シンプソンと結婚しようとしていることに怒っていた。アルバートが王になるべきだとローグが言うと、反逆罪だとアルバートは去っていった。

 

首相官邸 裏口

ダウニング街10番地

 

ボールドウィン首相の元を訪れたアルバート。王となる人が離婚歴2回のアメリカ人女性と結婚することが問題だと言われた。

 

デイヴィッドはエドワード8世として即位したものの、弟のアルバートに王位継承権を譲って退位した。

 

王位継承評議会

セント・ジェームズ宮殿

1936年12月12日

 

ジョージ6世となったアルバートのスピーチは、また失敗。エリザベスの前で涙を流す。

 

ローグの自宅を訪れたアルバートとエリザベス。弱音を吐くアルバートを励ますローグ。外出していたローグ夫人が帰ってきてエリザベスたちが家にいることに驚く。

 

戴冠式の準備。アルバート大主教にローグを出席させること、家族席にいてもらうことなどを話した。アルバートはローグが医師ではないことを調べていたが戦争神経症で苦しんだ者たちをたくさん救った実績は本物。大主教に経歴のしっかりした専門家を紹介すると言われても、自分のことは自分で決めると断った。

 

戴冠式のニュース映像を家族で見た後、ヒトラーの映像も映り、演説が上手いなとアルバートは感心する。

 

1939年9月3日

 

英国はドイツに宣戦布告し、第二次世界大戦に突入する。

 

ローグは息子を連れて、ジョージ6世の元へ。罵倒語を織り混ぜ、歌いながらスピーチを練習する。

 

マイクの前に立つジョージ6世。ローグに私に向かって、友に向かって話すんだと言われ、目の前にローグが立ったままスピーチを始める。スピーチはうまくいき、拍手が起こった。ジョージ6世はローグにお礼を言った。

 

窓から国民に手を振るジョージ6世と妻子たち。

 

1944年 ジョージ6世はローグにロイヤル・ヴィクトリア勲章を授与。これは騎士団の勲章の中で君主個人への奉仕によって授与される唯一のものである。戦争スピーチには毎回ローグが立ち会いジョージ6世は抵抗運動のシンボルとなった。ライオネルとバーティは生涯にわたり、よき友であった。(終)

 

うむうむ、やっぱりこれくらいの時代、イギリス…好きだわ〜。「ダウントン・アビー」はもう少し古い時代だよね。シーズン2が第一次世界大戦(1914〜1918年)だった。

 


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