TBS 1970年7月16日
あらすじ
比奈子(長山藍子)の結婚式を明日にひかえて、「豆せん」も「九保育園」もその準備に大わらわ。それなのに当人の比奈子はボゥーッとしてお煎餅など焼いているのだ。かと思うと新婚旅行の買物の中に枕まで入れてあって、何かと世話をやく妹の香子(和泉雅子)を呆れさせていた。光(水前寺清子)は、空巣の犯人を追ってほとんど家に帰って来ない進矢(石坂浩二)の事が心配でたまらなかった。
2024.8.15 BS12録画。
作:平岩弓枝
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四方光(よもひかる):水前寺清子
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四方勝(よもかつ):山岡久乃
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田中史代:長内美那子
正司良二:岡本信人
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主任:下川辰平
酒屋:円谷文彦
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堀江比奈子(ほりえひなこ):長山藍子
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洞外次代(どうがいつぎよ):沢田雅美
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杉本公一:児玉清
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松平雪乃:佐良直美
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大竹政和
桜井昌江
劇団いろは
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九玉造(いちぢくたまぞう):伊志井寛
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九静香(いちぢくしづか):乙羽信子
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堀江香子(ほりえきょうこ):和泉雅子
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
園長の部屋
あしたは結婚式。着ていく着物の準備をしている静香。
進矢は空き巣の捜査。光は早くもパトロールにマンネリを感じていると話し、園長にたしなめられた。
豆せん
あしたが結婚式でこれから貸衣装を見にいくのにのんびりせんべいを焼いている比奈子。打掛でなくてもいい、訪問着でもいいとのらりくらり。香子は今日とあしたは休みをとって掃除をしていた。青森の伯父さんたちは来れないと返事があった。
上野署
松平と顔を合わせた光と次代。事件ももう大詰め。
九保育園
進矢は園長にあらためて、豆せんに入った空き巣のことを聞いた。6月25日の夜、良二は月給日なので日付を覚えていた。園長はクリーニング配達用の自転車を押していた若い男とすれ違ったことを思い出した。
豆せん
公一が来たが、香子は貸衣装屋と美容院に行っていて不在。せんべいを焼いていた香子は公一に代わってもらい、カルピスを出した。香子は姉のことをよろしくお願いしますと頭を下げた。公一も頼りない男かもしれないけど…と頭を下げた。
炊事場
勝が史代に出産準備のことを聞いた。おしめは30枚作っている。勝も着られない浴衣をおしめにすると言う。
良二が友達と会っていてお昼を食べ損ねたと来た。また1万円を貸してほしいと言われ、余裕のない良二は悩んでいた。勝はお金の貸し借りは慎重になるようにいうが、今回だけはスリにスられたと思って貸すことにした。セイコウシャというクリーニング屋で働いているから安心させるために電話すると出て行った。
静香が帰ってきて、貸衣装一式2万円を15000円にまけさせたという話をし、杉本家が参列者15人に対し、堀江家は3人なので、勝にも参列するように言う。
良二がクリーニング屋に電話をしたが、瀬田は3月に店を辞めていたと言われた。
上野署
進矢と松平がクリーニング屋の配達用の自転車について話していた。松平さんはハスキーでカッコいい声だね。
少年課の主任が若いカップルの話を聞いていた。結婚したって、子供じゃないの?
豆せん
比奈子が新婚旅行の支度をし、香子は貸衣装を壁にかけた。光と次代が結婚祝持参で訪れた。夏に打掛、暑そう〜っという感覚が分からない。でも確かに「あしたからの恋」も常子は暑いから和服を着るのも嫌がったし、「おやじ太鼓」でもいつも和服の愛子さんも夏はワンピースが多かった。新婚旅行は伊豆に三泊。
勝たちの部屋
勝はアイロン掛け、静香は繕い物。勝たちは戦後のドサクサ期に結婚した。
園長が入ってきて、あしたは何時に出たらいいのか聞きにきた。静香は比奈子の準備があるから8時、園長は10時にでも出ればいいでしょ〜と適当。お宮さんで式を挙げて、上野のチャイナタウンで食事。カタカナが苦手な園長はチャイナタウンをキャバレーと勘違い。
九保育園
良二の友達・瀬田と光と次代が話を聞いた不忍池にいた女の子と空き巣とつながり始めた進矢。良二に話を聞き、再び上野署に戻った。さっきの補導カップルも瀬田たちもビニールサンダル屋で働いていた。人手不足で家出人の未成年でも雇う雇い主。
豆せん
荷物をまとめる比奈子。下駄、せんべいなどでトランクはパンパンで香子が荷物整理をした。比奈子は結婚の挨拶をし、泣き出す。香子もお姉ちゃんは公一さんのもので私のお姉ちゃんじゃなくなると寂しそう。しかし、お風呂を沸かし忘れた比奈子にうすらバカと言い、香子もまたバスタオルを取り込み忘れ、うすらトンカチと比奈子が言う。
園長の部屋
瀬田を空き巣と疑う光と次代たち。良二は空き巣と借金は偶然だとかばう。進矢からの電話で瀬田のことを聞いた良二はふらついて立っていられなくなる。電話を代わった園長が「何ぃ!?」でつづく。
来週も休み〜!?
せっかく話が面白いのに間が空くから話を忘れちゃう。