TBS 1973年9月6日
あらすじ
酔って歩けなくなった愛を元気(石坂浩二)がおぶって帰った。歌は何事かと驚いたが、愛は歌の顔も見たくないと寝てしまった。翌日、二日酔いの愛は、歌が仕入れに出かけた後、元気に歌の事で自分の気持ちを訴え、松永のラブレターを見せようとした。しかし元気は、例え親子でも愛情面にまで立ち入る事はよした方がいいと忠告し、人の幸せをわかろうとしない愛の様な奴はバカだと言った。愛は返す言葉もなかった。
2025.8.14 BS12録画
酔っぱらった愛を背負って三三九から帰る元気。愛はお歌のバカヤロー!と叫ぶ。
作:平岩弓枝
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音楽:平井哲三郎
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主題歌(クラウンレコード)
ありがとう
作詞:大矢弘子
作曲:叶弦大
編曲:小杉仁三
唄:水前寺清子
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協力:東京魚商業協同組合
築地東京青果物商業協同組合
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志村愛(あい):水前寺清子
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志村歌(うた):山岡久乃
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熊取唯一(ただいち):岡本信人
山口中(あたる):時本和也
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寺川元気(もとき):石坂浩二
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寺川明子(あきじ):井上順
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寺川百子(ももこ):葦原邦子
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熊取乙美(おとみ):園佳也子
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滝本新太郎:長谷川哲夫
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柴田保:森本健介
熊取七之輔:松下達夫
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中央(なかお)玉之輔:佐野浅夫
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中央方子(まさこ):奈良岡朋子
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中央玉子:波乃久里子
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中央素子(もとこ):沢田雅美
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木下三三九(さんさく):児玉清
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木下行司(ぎょうじ):新克利
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木下桔梗(ききょう):佐良直美
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演出:川俣公明
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プロデューサー:石井ふく子
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制作:テレパック
TBS
魚平
元気が愛を背負って帰ってきた。歌はびっくりし、元気は愛の靴を脱がせてほしいと頼み、愛を背負ったまま2階へ。
志村家に来ていた玉之輔は愛が脚をケガしたのだろうといい、乙美はなぜ元気が背負ってきたのか不思議に思う。1階へ降りてきた元気は一種の精神的なケガだと説明して帰った。
布団に寝かされた愛はお母さんの顔なんか見たくない、あっちへ行けと布団をかぶった。それにしても口が悪い。
寺川家
玉之輔が結婚式のことを百子に相談した。百子は支度はその気になれば1日で出来ると乗り気。結婚式を挙げるホテルは由緒のある料理のおいしいホテルだと元気が説明した。元気の職場の近くだっけ。会社の行きがけに申し込みをするので、明日の9時に一緒に行きましょうと玉之輔を誘った。
玉之輔は機嫌よく帰って行ったが、明子は今更、不安になる。新婚旅行のことを考えていなかった明子に旅行社に行くようにアドバイスする元気。
中央家
絽の訪問着を買った方子。玉子の衣装は貸衣装。ウェディングドレスにしたら?という素子だったが、玉子は内掛けが着たいという。仲人の名前を濁す玉之輔だったが、熊取さんと聞き、ギョッとする方子。
熊取家
仲人に指名され張り切る乙美だが、七之輔は及び腰。
翌朝、台風一過でいい天気になった。歌は、ひとりで焼き鳥を食べ、ビールを飲みに行った愛を責めた。二日酔いで寝込んだため、歌が仕入れに行く。
八百一
今日は百子が仕入れに行く。前掛けにスカートで帽子だけ八百屋スタイル。歌と二人で仕入れに行った。
明子から三都のことを突っ込まれ、すっかり忘れていた元気。愛が顔を出すと、元気は愛と一緒に魚平に入っていった。やっぱりあの二人…と横目でにらむ明子を素子が呼びに来た。
中央家
方子は乙美に仲人を頼んだことを怒っていた。一度、離婚した夫婦だというが、玉之輔も玉子も気にしない。組合の理事長は後妻、友達の井上夫婦は子供がいないから子供がいないことをあやかれない…今なら炎上しそうだな。銀座のイズミさんは浮気者。
明子は仲人が熊取と聞き、びっくり。
熊取家
仲人の本を買って勉強する乙美。結納は吉日の午前中。
志村家
愛は松永の手紙を元気に見せた。元気は信書の秘密といって勝手に読んじゃいけないと注意するが、愛は隠し事をしない親子だという。元気は自分のつきあっている男のことをいちいち言うのか?と突っ込み、ゆうべ荒れていたのはそのせいだと合点がいった。
本当に好きな奴から手紙をもらったら、歌に手紙を見せられないだろうという元気。歌のこともそっとしといてあげること、愛情のことは第三者が口を出すべきではない、愛情をもってあたたかく見守ってあげようとアドバイス。反対だという愛に君はまだ本気で人を愛したことがない、大人になった方がいいと怒り出した。
信書の秘密というけど、昭和ドラマって割と手紙をみんなで読むよね~。もらった本人が人に見せる分にはいいのか!?
中央家
素子が唯一にカルピスを出しながら、方子が仲人に反対しているというと、唯一はそうだろうなと納得。しかし、内心はうれしかった。欠陥人間ほど人並みに扱ってもらえることがうれしい…母のことそんなふうに思ってたのか!? 唯一の話を聞いた素子も玉之輔の味方をすることを約束した。
唯一がちょいちょい乙美をバカにしすぎなのが気になる。
三三九前を通りかかった元気、明子、玉之輔、玉子。これから式の打ち合わせだと店の前を掃除していた桔梗と話した。
桔梗は玉子たちのことを仕込みをしていた三三九、行司に話した。玉子25歳、明子24歳。桔梗も玉子と同い年。三三九が36歳、行司が30歳。三三九も行司も桔梗が二十歳そこそこだと思っていたので、桔梗の結婚のことを考えてやらねばいかんと相手の男の条件をいろいろ出す。
明子、素子、唯一、未絵が同い年だっけ。愛も? 玉子、桔梗も含め、団塊の世代よね。数が多い。ただ、演じてる人の年はバラバラ。
仕入れから帰ってきた歌と百子。
愛は茶の間でぼんやり。父さんの位牌の前で松永さんが好きか言ってよ!と責めた。
中央肉店
保が休みなので、素子は市場を休んで店の手伝いをする。素子が新郎新婦の並びを説明した。
元気 百子 七之輔 明子 玉子 乙美 玉之輔 方子
新郎新婦の両脇に仲人と更に両親が並ぶ。明子は父がいないので、百子と元気が並ぶ。素子は百子と乙美と方子が並ぶと、いちばん方子が美人だとおだてた。仲人にあんまり美人を頼まない方がいい。熊取夫人ならお母さんの引き立て役になる。すっかり機嫌がよくなる方子。素子はワンピース1枚買ってとねだった。
志村家
歌は松永の手紙を隠してたわけではないと説明。松永さんのことは嫌いではないけど、今更お嫁に行く気はない。気楽な友達になれたら…。しかし、お断りする。酒を飲んで酔っ払うなんてみっともないと愛を注意した。
愛が元気に相談したことを話し、自身をバカヤローの意気地なしと涙を浮かべる。歌もまたウルウル。
中央家
玉之輔が帰ってきて、今は便利だと感心する。歌がお祝いを言いに来た。歌に新婚旅行は?と聞かれ、玉子は慌てて外へ出た。方子は乙美が仲人する事にも納得した。
寺川家
紋付を修繕してた明子。玉子は裁縫はできない。沖縄、九州、北海道と候補を挙げる玉子。紀州への船旅を勝手に決めて出ていった。
三三九
カウンターは男性客でいっぱい。今日も来店した滝本。行司は滝本が桔梗のことが好きなんじゃないかとあやしむ。
魚平
松永から歌に電話。お気持ちはうれしいんですが、お手紙は頂かなかったことにしてと断る歌。店番をしながら歌を気にする愛。
中央家
素子は新堀家に行き、未絵のことを聞きながら、和泉はレディメイドの店で働いているから、服の相談をするといって出ていった。
玉子が新婚旅行でお伊勢さんに行くというと、今年は伊勢のお遷宮だと玉之輔が言う。20年に一度、建て直す。玉子はしみじみお父さんは私の倍、生きてるのねと感心する。49歳。玉之輔は戦争も経験したし、親の死に水も取った。一番うれしかったことは玉子が生まれたことだと話し、玉子は感動した。
三三九
滝本は明日も来る、焼き鳥が好きだからと桔梗に話す。
♬清水港の名物は~と歌っている桔梗。行司や三三九は、こいつは危険だなと滝本を警戒する。
志村家
元気のない歌は結婚式に来ていく服を気にする。愛は歌にもらったワンピースを着ていく。断ったという歌だったが、愛は、ごめんねと謝り、歌い出す。(つづく)
あんなに元気が親身になって言ってくれたのに歌が断ったことでご機嫌になり歌い出すって、なかなかひどい。
今回が結婚式回だと思ったら、やらなかったな。来週は休み!
