徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】日曜劇場 #18 わかれ(脚本/安岡章太郎・長谷部慶次)

1967年11月19日 TBS

 

あらすじ

売れない作家の男(日下武史)は、都会のわずらわしさを逃れて北海道の秘境とよばれる地域を訪れた。鰊(にしん)御殿と言われた漁師の番屋に宿泊して過ごしていたが、そこである老人(佐分利信)と、彼と一緒に暮らしているらしい少女(林寛子)に出会う。作家の安岡章太郎初のテレビ書き下ろし脚本作品。芸術祭奨励賞受賞作品。

www.nihon-eiga.com

 わかれ - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇

↑こちらによれば積丹半島が舞台だそうです。

 

これまた古い作品で、昭和42年。もちろん白黒。

 

東京から来た男・岡部がある宿に泊まる。女性が切り盛りしている宿で終戦の少し前に夫を亡くしてずっと独身でいるという。子供がふたり、冬になると息子のところに行くという。

 

岡部は記事が書けずにいた。戦後、墨で教科書を塗りつぶした回想や妻からの「あなたは昔から嘘つき」などと回想が入る。

 

現地で知り合った女の子・アイリン(アイコと呼んでくれとも言ってる)と遊ぶ。おじさんと幼女の組み合わせ苦手だー! やましい気持ちがなくても女の子をちょっとちょっとと呼び出してるのもやだ。

 

妻とは小説に書いた女性が実在するとか浮気してるとかぐちゃぐちゃ言われていた回想が入る。

 

宿のおかみさんは岡部が出し損ねた妻宛ての手紙を保存して岡部に見せた。おかみさんは妻にも「迎えに来てください」と手紙を出していた。

 

妻からは「この機会だから別れましょう」と手紙が来る。

 

アイリンに誘われるまま、岡部は山に分け入った。先を歩いていたアイリンは足を滑らせ怪我をしてしまう。

 

アイリンの親代わりのクラモトという老人が助けに来てくれたが、一言も口をきいてくれなかった。

 

クラモトの家には沢山の絵が飾られており、その中に戦争犯罪で死刑という紙も貼られていた。クラモトは、死刑から無期になり、結局12年で刑期を終えて出てきた。家族とは樺太で離れ離れになったまま。

 

アイリンは出稼ぎに行っている母親から預かっていた。宿のおかみさんは、アイリンの母親を千歳のパンパンだって! アイリンにどこか冷たいのはそのせいか。

 

アイリンの母親は2年もクラモトさんに預けっぱなしだったけど引き取りに来た。奉天からの引き揚げ者で両親を殺された女性だった。

 

アイリンが去り、岡部の妻が迎えに来た。二人は帰って行った。

 

んん〜、わけわからん!

 

岡部が、「アイリン遊ぼう、岡部のこと嫌いになった?」と何度も聞くのが気持ち悪かった。クラモトさんもアイリンとの暮らしを楽しんでいたので、岡部をすごく警戒してたし、どっちもロリコンかよ!と思ってしまう私は心が腐ってる。

 

しかし、岡部の妻が浮気相手と疑っていた小説の登場人物・ミドリカワケイコを発育不全の女!と罵っていたのもなんか気になるえー?

 

岡部が何度も何度も自分を嘘付きだと言ってるのもどういうことなのかよく分からなかったし、画像の状態も良くないんだから、せめて字幕をつけて欲しい!!