徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】カサブランカ

2014年WOWOWで録りためた映画もこれでラストになりました。

 

 

1942年 アメリ

 

あらすじ

1940年、モロッコカサブランカ。リックが経営する酒場には政治亡命者や反ナチスの闘士、ゲシュタポ、スパイなど、さまざまな人々が出入りしていた。ある日、反ナチス運動のリーダーであるラズロが現われ、ひそかに米国へ脱出するための協力を依頼。ラズロが伴ってきた妻はなんと、かつてリックとパリで深く愛し合った元恋人イルザだった。いったんは依頼を断わったリックだが、イルザとの昔の思い出が脳裏をよぎるように…。

 

↑こっちの予告の方がなんとなく好き。

 

フランス領モロッコカサブランカアメリカ人男性のリックは「カフェ・アメリカン」という酒場をやっている。その店には様々な客が訪れるが、地下運動の大物のラズロという男と妻のイルザが訪れる。

 

イルザはかつてパリで出会い、リックと深く愛し合っていた。リックは苦み走った中年に見えるし、イルザは輝くばかりの若い女性に見えるけど…と思ったら、リック役のハンフリー・ボガードは当時42歳。イルザ役のイングリット・バーグマンは27歳。以前見た「喝采」もそうだけど、おじさんと若い女性の組み合わせって定番だったのかな。2本しか知らないけど。

 

時代的背景がよく分かってないと分からない部分も多かった。ドイツの侵攻によるヨーロッパの戦災を逃れた人々はアメリカへの亡命を図ろうとしていた。しかし通行証はなかなか入手できない。裏で高額で取引されていて死人も出るほどだった。

 

リックはクールそうに見えて、通行証を求めて大金が必要なブルガリアの若い夫婦のためにルーレットに多少細工をして大金を作ってあげたり、ドイツの軍人が店の中で大声でドイツ国家?と歌っているのを見て、店のバンドでフランス国家を演奏させて黙らせたり、割と人情家。従業員たちからの信頼も厚い。

 

ラズロとイルザも通行証が欲しいが入手できない。イルザは閉店後の店に入り込み、リックにお願いするが冷たくあしらわれる。イルザは銃を持ち出してリックを撃とうとするができなかった。熱く抱擁をする二人…なんじゃそら。

 

ラズロとイルザはリックに出会う前から結婚していて、ラズロが死んだと聞かされていたイルザはリックと愛し合うようになったが、ラズロが生きていること、ケガをしてることを知り、リックのもとを去った。

 

閉店後の店でケガの手当てをしていたラズロの元にフランス植民地警察のルノー署長が踏み込んで逮捕された。警察に行き、罰金くらいで釈放してやれと頼み、リックは預かっていた通行証を自分とイルザのために使うという。

 

店の従業員や店を同業者のフェラーリに頼み、釈放されたラズロには通行証を売りつけるふりをして店に呼び出し、売買が成立したところで再びルノー署長が踏み込んだ。飛行場に飛行機を用意させ、飛行機に乗ったのはラズロ夫婦だった。すべてはリックが計画したラザロ夫婦を救う作戦だった。

 

リックからイルザに「君の瞳に乾杯」3回は言ったな。

 

飛行機が飛び去って、シュトラッサー少佐が慌てて電話をかけようとしたときリックが銃を放った。ダンディに決めてっけど、人ひとり撃ってる…(ドン引き)。

 

ルノー署長はリックを見逃すばかりか、通行証を発行すると約束し、二人は闇の中を去って行った。(終)

 

イルザは美しい女性だけど、ラズロが死んだからとすぐにリックに熱を上げ、ラズロが生きてると分かったので元に戻り、リックに再会してからも「やっぱりあなたを愛してる」「ラズロも好き」って何なんだ。リックのカッコよさを引き立たせるための都合のいい存在みたい。「喝采」も二人の男で惑う若い美しい女性だったな。

 

雰囲気はいいけどストーリーはそれほど好きになれなかった。

 

けど、映画って面白い。WOWOWで録画していた映画はこれで終わりだけど、BSプレミアムチャップリンの映画とか時々地上波の映画とか録画してまだ見てないのがいくつかあるので見ようと思います。