1982年11月3日 NHK
【なつかしの番組】「ドラマ ながらえば」(1982年)~隣人に温かな視線 山田太一特集~山田さんは「笠さん中心の作品が作りたいという若い頃からの夢が叶えられた」と嬉しかったといいます。これ以降、『冬構え』、『今朝の秋』と続きます。 https://t.co/igdaO3vryu
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) 2016年2月9日
今夜放送🌙
— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) 2019年12月16日
「ながらえば」
◆12/17(火)よる8時~
山田太一が、松竹の助監督時代からの念願だった
笠智衆を主演に、老夫婦の愛の形を真摯に見つめた名作🎬
名古屋で入院している妻(堀越節子)に逢いたい一心で
富山から列車に飛び乗る隆吉(笠智衆)は、
妻と再会できるのか❓https://t.co/lPfmatWi48 pic.twitter.com/7xZDjDuLnN
日本映画専門チャンネルで放送していた山田太一脚本作品。
笠智衆さん主演。名古屋に入院中の妻を残して、富山に転勤になった息子夫婦と暮らさねばならなくなった隆吉は、富山に着いたとたんに息子に名古屋に行きたいから金を貸してくれと言うが断られる。元々、欄間を作る職人をしていたが、今は引退し、自分が自由に使えるお金がない。
息子の妻が出かけたすきに、金を盗もうとしたが、息子の妻にバレたものの強行突破する。
お金が足りないせいで名古屋までの切符は買えず、途中下車させられ、中途半端に空いた時間を駅から出て観光してるうちに普通列車に乗り損ねてしまう。
名古屋には娘も住んでいるが、DV夫がいるせいでこの家で暮らすのは無理なんだろうな

隆吉の妻の容態が急変したため、DV夫は病院にいる隆吉の娘・悦子(長山藍子さん)のいる病院にまで乗り込んで暴力! 俺を避けとるだろって、些細な事で切れられて殴られて避けたくもなるわ!
息子と娘は、自分で作って一番気に入った欄間が家の建て替えで燃やされたのが無念だったのではと考えるが、隆吉は妻とはろくに話もせず離れ離れになったため、とにかく会いたくなったのだった。
隆吉が泊まった旅館で、その夜、その家の老女が亡くなった。その女性の夫と話をする。
宇野重吉さん演じる旅館の大旦那様にお金を借りて、名古屋に来た隆吉は、娘にどこにいたか責められるが、答えず、妻の病室へ。
妻に会えた隆吉は、名古屋におりたいと本音を漏らす。涙を流す隆吉に妻ももらい泣き。ありゃ泣くよ。
しかし、ラストは息子と一緒に電車に乗り帰っていく。
こういう大人のドラマがもっと見たいんですよ。