TBS 1973年11月1日
あらすじ
育の積極的な働きかけで、歌と松永が結婚することになった。一方、八百屋の長男の元気は、「魚平」に魚を買いに行ったついでに、愛をお嫁さんにくださいといったため、愛の怒りをかってしまった。(前週のあらすじ)。愛と歌の間にあったわだかまりは、愛が歌と松永の結婚を許したことで解決した。一方、元気は、自分の気持ちが愛に伝わらないのが、もどかしくてならなかった。
2025.10.9 BS12録画
娘は娘同士、かばい合って、いたわり合って東京で暮らしていくよ、と歌に言う愛に歌は泣き出す。愛は「花嫁人形」を歌う。
作:平岩弓枝
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音楽:平井哲三郎
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主題歌(クラウンレコード)
ありがとう
作詞:大矢弘子
作曲:叶弦大
編曲:小杉仁三
唄:水前寺清子
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協力:東京魚商業協同組合
築地東京青果物商業協同組合
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志村愛(あい):水前寺清子
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志村歌(うた):山岡久乃
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熊取唯一(ただいち):岡本信人
熊取七之輔:松下達夫
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医者:中島元
酒屋の客:松浪志保
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寺川元気(もとき):石坂浩二
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寺川百子(ももこ):葦原邦子
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熊取乙美(おとみ):園佳也子
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新堀名津(なつ):長山藍子
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新堀未絵(みえ):音無美紀子
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山口中(あたる):時本和也
柴田保:森本健介
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中央明子(なかおあきじ):井上順
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中央玉子:波乃久里子
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中央玉之輔:佐野浅夫
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中央方子(まさこ):奈良岡朋子
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中央素子(もとこ):沢田雅美
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山口くら子:大鹿次代
君野善吉:坂上忍
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木下三三九(さんさく):児玉清
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木下行司(ぎょうじ):新克利
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木下桔梗(ききょう):佐良直美
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君野右子(ゆうこ):草笛光子
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演出:川俣公明
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プロデューサー:石井ふく子
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制作:テレパック
TBS
魚平
愛が買い出しに出かける。
八百一
買い出しに行こうとした百子に私が買い出しに行く、ここで雇ってくれなきゃ失業しちゃうと素子が言うので、百子も元気もびっくり。
中央家
方子は怒ってふて寝。玉之輔は出征の時に赤ん坊を背負っていたのは兄貴のカミさんだったと思い出して話すが、方子は証拠の写真を出せという。しかし、写真は北海道の兄貴の所。
玉之輔さん、北海道出身なんだ!
八百一
給料のことなどは買い出しから戻ってから相談するという素子。運転免許のない素子は唯一をアシスタントに出かけて行った。悪い予感がするという百子。
熊取商店
乙美が唯一を捜していた。
ん~、これはもめそう。
中央家
掃除機をかけている明子に「アキ、そこはいいからスープを取ってきて」という玉子。明子は「旦那さんに対して、『すいませんけどあなた、下へ行ってスープ持ってきてくださらない』と言うもんだ」と指導。
やだね~、おめえのほうが年下だろうが!?
玉子は気にせず、明子に言われた通りにする。
三三九
開店準備をする桔梗だが、兄たちは起きない。桔梗は家事も下ごしらえも1人でこなしていたが、三三九たちは無視。桔梗は怒って出て行ってしまった。
兄さんたちがかわいそうだから、婚約を延ばすと話しに行ったんじゃないかと行司が話すと、三三九は喜び、朝からビールの小瓶1本開けて、行司と乾杯。
熊取家
寒気がする、布団を敷いてくれと七之輔に頼む乙美。2階にはトイレもテレビもないので、1階に布団を敷いてほしいと頼んだ。中に風邪薬を買ってくるように頼んでいると、歌が買い物に来た。
中央家
方子が起きて朝食を作ってくれないので、玉子と明子の朝食を分けてもらいに来た玉之輔。しかし、朝食がないと分かると、1階の保に声をかけた。食欲旺盛な玉子。
君野化粧品店
右子と善吉がショーウインドウを掃除していたところに愛が通りかかり、お土産に風船を渡した。そこに桔梗が来て、右子に兄貴の目玉をひん剥いてくださいと頼んだ。
名津が氷枕などを買って、歌に届けようとしていた。元気は愛が風邪をひいたのかと一緒に魚平に行くと、歌が乙美に届けると分かり、さっさと仕事に行った。
歌と名津が熊取酒店へ行こうとすると、玉之輔に会った。玉之輔は写真のことで困ってるというと、歌の夫も見送りに行ったので、その時の写真があるという。玉之輔は大喜び。
愛が買い出しから帰ってくると、店先に玉之輔がいて、歌がアルバムを見つけて、玉之輔に見せていた。
わざわざ写真も作ったんだね。
中央にタスキをかけた玉之輔。脇に赤ちゃんを背負った女性と反対側に国民服を来た男性。これが、愛の父。背広を着てたら非国民だと言われたと歌が教えた。国民服も非国民も分からない愛。玉之輔はアルバムを借りて帰っていった。
三三九
朝ごはんの片づけをする三三九と行司。しかし、すっかり機嫌は直っていた。
得意の「旅姿三人男」を三三九と行司で歌っていると、桔梗が右子を連れて帰ってきて、右子は三三九を非難した。
中央家
玉之輔は証拠写真を見せた。方子は「うちにもあったわ」と平然としていた。玉之輔の兄が北海道に行く前に写真を渡して行った。じゃ、北海道出身者ってわけじゃないか。
機嫌が直って朝食を作っていた方子は、食欲旺盛な玉子をおめでたじゃないかと予想した。
島先生のほうが詳しいよ! 佐野浅夫さんが前シリーズでは産婦人科医であることを急に思い出した。
八百一
素子と唯一が店を手伝っていた。中が唯一を呼びに来たので帰り、素子には帳簿でも見ててくださいと頼まれても、心(しん)が疲れる百子だった。
魚平
刺身を作っていた歌も寒気がしてきた。
三三九
右子が三三九、行司を説教。右子は相手を調べるくらいの努力をしろといい、妹さんのお相手とデートしろと勧める。
児玉清さんと長谷川哲夫さんがデート…いいかも!
中央肉店
玉子と明子が開店作業。玉子は、さっき親子丼を食べたばかりなのに、またコロッケが食べたいと明子に言う。玉之輔は明子に方子に口止めされてんだけど…と話し出すが、素子から八百一で働くことにしたと報告され、うやむやになる。
志村家
歌は38度9分の高熱で、愛は歌を2階へ上げた。
熊取家
乙美を医師が診察していた。乙美、36度2分かい! 店番しているのが名津。医師は新堀家のかかりつけ医。素子が先生に魚平に来るよう頼んだ。
三三九
今度の日曜日、午後1時、渋谷ハチ公前で待ち合わせ。右子が約束を取り付け、あとは2人で適当に。そんなことってあるぅ!?
三三九は納得していない様子。のれんを出していなかったので、慌ててのれんを出すと、すぐお客さん、来た。
志村家
名津が医師を連れてきて歌が診察を受けた。熱は今日かぎりで下がるだろうという。歌は注射されて泣いた。愛は薬をもらいに行き、名津がそばについていた。店は?
玉之輔が魚平の店番してるぅ~。
八百一は素子が店番。百子は歌の見舞いに行った。
熊取酒店
くら子が買い物に来て、唯一に元気と素子が結婚するんじゃないかしらと無責任なことを言う。乙美もムカつくけど、くら子もひでぇわ。
三三九
しばらく店を手伝っていた右子が帰ろうとしたので、三三九がお土産を持たせた。あんなお姉さんが欲しいという桔梗。ああいう人と結婚しなよと勧めた。
志村家
枕の上に氷枕でめちゃめちゃ頭が高い歌。番茶を欲しがるが、食欲はない。
寺川家
玉之輔、素子、百子、元気で話し合い。玉之輔は素子が嫁に行くまで使ってほしいと頼み、先に帰った。
中央肉店
素子を心配した唯一が様子を見に来たが、唯一を帰し、玉子は結婚して2か月で…もったいぶって話し、またサツマイモを食べようとする。
志村家
愛は松永と電話で歌のことを話していた。歌は、ただの風邪じゃないとなぜか怒っている。このドラマの怒りの沸点がよく分らないところがある。結婚して病気になったら帰っておいで、と愛が優しく語りかけた。(つづく)
ラストは魚屋PV。
突然の風邪の伝染、何だよ!?
